2018/10/07(日) 飯森高原駅~御嶽山(剣ヶ峰、摩利支天山)


p-tingさん、お疲れ様です。

 

木曽路の道の駅「日義木曽駒高原」で車中泊して、朝起きると曇り空の微妙な天気。

台風一過にはならず・・・でした。

景色は期待薄でも、予定通りに慰霊登山しに行くことにします。

 

今日も朝からびっこを引いていますが、前日に痛くても山に登れることを確認しているのでノープロブレムです。

でも、ケガの悪化が心配なので、珍しくロープウェイを利用することにしました。

 

7時前に御岳ロープウェイのセンターハウス前にある第1駐車場に停めて、往復のチケットを購入します。

トイレに行ってから並ぶと物凄い行列です。

前に進まないなぁ・・・と思っていたら、7時20分にロープウェイの運行開始のアナウンスが。

鹿ノ瀬駅(山麓駅)にあった気象情報によると、飯森高原駅(山頂駅)は天候曇り、気温11℃、視界×のようです。

 

御嶽山立入規制

鹿ノ瀬駅(山麓駅)にあった気象情報

 

 

【飯森高原駅~剣ヶ峰】

7時45分に標高2,150mの飯森高原駅に到着します。

長い行列の割には早かったですね。

ロープウェイに乗っているときはガスの中でしたが、飯森高原駅の外に出ると御嶽山が顔を出します。

山頂に着く頃にガスが晴れることを期待します。

 

飯森高原駅から御嶽山

 

御嶽社で安全祈願をしてからスタートです。

ウッドチップが敷かれている「しらびその小径」を4分程歩くと、中の湯からの登山道と合流します。

合流して30秒程で七合目行場山荘がありました。

 

七合目行場山荘

 

七合目から八合目までは整備された階段です。

しかも高尾山以上の大行列です。

先行者がギブアップしないと追い抜くことも出来ません。

徐々に脱落者は出ますが、常に前に登山者がいるので紅葉を楽しみながらノンビリ歩きました。

 

七合目行場山荘の少し先にあった沢

大行列の登山道と紅葉

紅葉

 

八合目からは若干登山者が減りましたが、行列は続きます。

序盤はノンビリも徐々にペースが上がり、傾斜がきつくなってくると先行者が減っていきます。

 

八合目女人堂

八合目から登山道

紅葉

 

八合目から10分くらい歩くと森林限界に出ます。

休憩する人が続出で、行列の先頭になりました。

ようやく自分のペースで歩くことが出来るようになりましたね。

急坂様々ですね。

 

森林限界になったところの登山道

 

九合目石室山荘の手前はかなりの急傾斜、足元には4年前の噴火の火山灰も見えます。

火山灰を見ると心が痛みますね。

後ろを振り向くと雲海・・・だけでした。

 

九合目手前で後ろを振り向く

 

九合目の手前から大きな岩がゴロゴロしています。

左足首に不安がある自分は、下山時は要注意かもしれませんね。

 

九合目石室山荘

九合目にあった鳥居と石仏

 

九合目を通りすぎて少し歩くと傾斜が緩くなってきます。

替わりに二ノ池の分岐手前辺りから、西側から吹いてくる強風に煽られます。

強風でも吹き飛ばされる感じではなかったので剣ヶ峰を目指すことにしました。

 

二ノ池分岐から二ノ池

 

二ノ池を右に見ながら歩いていくと剣ヶ峰の山頂が見えてきます。

剣ヶ峰山頂手前には新設された避難シェルターもありました。

剣ヶ峰山荘は無残な姿に。

剣ヶ峰山頂手前の階段を登ると、御嶽神社奥社のある剣ヶ峰の山頂です。

 

剣ヶ峰山頂手前の登山道

剣ヶ峰山頂手前に新設された避難シェルター

剣ヶ峰山頂1

剣ヶ峰山頂2

剣ヶ峰山頂3

剣ヶ峰山頂4

 

登頂してすぐに、お亡くなりなられた方のご冥福をお祈りしました。

剣ヶ峰の山頂は石仏の頭が無くなっていたりして、痛々しい感じです。

よく写真で見る山頂標識はありませんでした。

山頂からの景色は雲海だけで他の山は何も見えません。

明日の方が良かったのかもしれませんね。

 

【剣ヶ峰~摩利支天山】

剣ヶ峰の山頂は狭くて長居出来ないので、二ノ池に移動することにします。

二ノ池の周りを散策します。

火山灰で覆われていて二ノ池は小さくなっていましたね。

 

二ノ池

 

二ノ池本館の脇から賽ノ河原に向かいます。

するとガスの中に入って真っ白な世界になりました。

たまにガスが晴れると目の前には外輪山の摩利支天山が見えます。

シャッターチャンスは逃さずにパシャリと。

西側からガスがたくさん流れてきますね。

 

賽ノ河原に向かう登山道(真っ白)

賽ノ河原に向かう登山道(外輪山の摩利支天山)

 

賽ノ河原まで下りて、賽ノ河原避難小屋まで登り返します。

ガスが晴れた時に後ろを振り向くと剣ヶ峰が見えます。

ここでもシャッターチャンスは逃さずにパシャリと。

 

賽ノ河原と剣ヶ峰

賽ノ河原避難小屋

 

賽ノ河原避難小屋からは尾根沿いに登っていきます。

なかなかの急傾斜で、登りきったところに摩利支天乗越という分岐がありました。

 

摩利支天乗越

 

摩利支天乗越は五ノ池小屋と摩利支天山の分岐になっています。

摩利支天山方面に向かいます。

 

摩利支天への登山道

 

摩利支天山への登山道は外輪山の尾根の南側を歩いていきます。

若干アップダウンはあるものの楽しい山歩きという感じです。

ガスが無ければいい景色を眺めながら歩けそうですね。

外輪山の終点まで行くと摩利支天山の山頂がありました。

 

摩利支天山

 

摩利支天山の山頂は外輪山の端っこで、広場もなく、両側が切り立った崖の上でした。

ガスで景色が何も見えませんが、ここもガスが無ければいい景色を眺めることが出来るのでしょう。

先客の男女2人組の登山者と写真を撮りあったり、山談義したりして楽しい時間を過ごしました。

 

【摩利支天山~三ノ池】

摩利支天山から摩利支天乗越まで戻ります。

摩利支天乗越からは五ノ池小屋へ向かいます。

登山道はガスで先が見えませんが、これでもかってくらいに下っていきます。

帰りは登り返すのかと思うとぞっとしますね。

摩利支天山までで引き返す登山者が多いのも頷けます。

 

五ノ池小屋への登山道(真っ白)

 

途中ですれ違った方から、ハイマツがある場所に雷鳥がいたと教えていただきましたが、ガッスガスで雷鳥さんを見つけることが出来ませんでした。

登山道が平坦になってくると小屋らしき建物がうっすらと見えてきます。

近付いてみると五ノ池小屋がありました。

 

五ノ池小屋

 

五ノ池小屋の右上に頂上らしきピークがあるので行ってみることにしました。

ピークは飛騨頂上と書かれていて、岐阜県側にある濁川温泉からの頂上でした。

五ノ池小屋の入口まで行って五ノ池を眺めてみましたが、ガスでよく見えませんでした。

 

五ノ池

 

五ノ池小屋の入口にあった道標を見ると、この先は左が濁川温泉、右が継子岳と書いてあります。

ここが登山道の分岐とは知らず、継子岳と書かれているのは飛騨頂上側と思ってしまい、飛騨頂上に戻ってしまいました。

(ガスで先が見えなかったのと地図を持っていなかったのが継子岳に辿り着けなかった原因ですね。)

 

飛騨頂上

 

飛騨頂上に戻って少し手前にあった道標の矢印に向かって歩きます。

登山道は外輪山を歩いていきます。

この時はこの先に継子岳の山頂があると信じていましたが、三ノ池の外輪山を歩いていたようです。

 

三ノ池の外輪山

 

少し歩くと右下にはコバルトブルーの三ノ池がありました。

晴れていればもっとキレイに見えるのでしょうね。

左下には四ノ池がある火口が見えます。(ガスが無ければ継子岳が見えていたのでしょう。)

 

三ノ池

 

 

少し歩くと足元に道標があります。

左に下りていくと四ノ池、戻ると五ノ池、三ノ池、この先は何も書いていませんが、疑いも無く継子岳だろうと思い直進しました。

するとピークらしき場所に雷鳥さんが見えます。

吸い寄せられるように雷鳥さんに会いに行ってしまいました。

 

雷鳥さん

 

逆光であまりキレイに写せませんでしたが、雷鳥さんに出会えてラッキーでした。

登山道は緩やかに下っていきます。

遠くに小さな小屋が見えてきます。

三ノ池避難小屋の前まで行くと道標には「ここは三ノ池」、左は「八合目」、右は「頂上方面」と書いてあります。

継子岳の頂上はこの上かと疑う余地はありませんでした。

 

三ノ池避難小屋

三ノ池にあった道標

 

 

【三ノ池~摩利支天乗越】

ガスで先は見えませんが、道標「頂上方面」を信じて継子岳を目指します。

外輪山まではかなり登り返します。

 

ガスが晴れた時に見えた外輪山

 

ガスが晴れた時に左奥に見えたピークが継子岳と思い、ガツガツ登っていきます。

中腹あたりに分岐があります。

分岐を見ると左「二ノ池、剣ヶ峰」、右「五ノ池小屋」と書かれています。

継子岳は???

 

中腹にあった分岐

 

この時点でやらかした感が満載でしたが、左に向かい尾根まで登ることにしました。

急坂を登りきって少し下ったところに分岐があり、先ほどまでの静けさと違って人口密度が一気に上がりました。

道が良くわからないので分岐にいた登山者に「継子岳方面はどっちですか?」と聞いてみると「右側です」と教えていただいたので右上にあるピークに向かって登っていきます。

ガスで真っ白だったので先程歩いたことにも気付かずに登っていきました。

やっとピークに着いた~と思ったら見覚えのある摩利支天乗越でした。。。

三ノ池の周りを1周してきただけのようですね。

 

ピークの先にあった分岐

摩利支天乗越

 

 

【摩利支天乗越~飯森高原駅】

最終のロープウェイが16時30分なので、まだ継子岳に行くことは可能かもしれませんが、また御嶽山に来ればいいかと気持ちを切り替えて帰ることにしました。

継子岳の替わりにもう一度剣ヶ峰に登頂すると目標を変更しました。

賽ノ河原避難小屋まで下る途中で左下のガスが晴れてきます。

覗いてみると三ノ池が見えました。

先程は三ノ池の外輪山を歩いてきたのかと現実を知りました。

テンションだだ下がりのまま二ノ池まで戻りました。

 

賽ノ河原避難小屋の少し手前から三ノ池

 

二ノ池から剣ヶ峰方面の登山道を見ると、人、人、人。

もう昼過ぎなのにこんな登山者がいるのかとウンザリしたので、本日二度目の剣ヶ峰はパスすることにしました。

 

二ノ池本館手前から剣ヶ峰方面

 

剣ヶ峰からの登山道に合流すると下山も行列になります。

追い抜くことが出来ないのでノンビリ歩くことにします。

そんな中、上りの登山者待ちで避けている時に登山マナーを無視して無理やり下山していくソロの方が数名いました。

行列を我慢出来ない人は混雑する山には来ないで欲しいですね。

時折り遅い先行者が避けてくれましたが、行列は七合目行場山荘の先にある分岐まで続きました。

最後のウッドチップが敷かれているしらびその小径は登山者が疎らになったのでノンビリと歩いて飯森高原駅に戻りました。

 

行列の登山道1

行列の登山道2

行列の登山道3

行列の登山道4

ガスの中の飯森高原駅

 

 

【下山後】

飯森高原駅からのロープウェイは1組1台で乗せてくれます。

貸し切りで乗せていただいたので15分の空中遊泳を楽しみます。

最初はガスで何も見えませんでしたが、途中からいい眺めが。

パシャパシャと写真をとりました。

 

ロープウェイからの眺め1

ロープウェイからの眺め3

ロープウェイからの眺め2

 

駐車場で着替えてお土産を買った後は、長野県富士見町にある道の駅「信州蔦木宿」まで戻って車中泊することにします。

道の駅に着いてからは「つたの湯+天丼のセット(1,200円)」を購入し、温泉でサッパリ。

その後、天丼を食べてお腹を満たしました。

隣に座った方がたまたま愛知県から来ていたソロの登山者で山談義で盛り上がりました。

 

 

コースタイム

登山道入口(7:50)~七合目行場山荘(7:54)~(8:31)八合目女人堂(8:33)~九合目石室山荘(9:11)~(9:38)剣ヶ峰(9:44)~(10:02)二ノ池(10:06)~賽ノ河原(10:15)~(10:23)賽ノ河原避難小屋(10:24)~摩利支天乗越(10:33)~(10:47)摩利支天山(10:54)~摩利支天乗越(11:05)~(11:20)五ノ池小屋(11:27)~四ノ池分岐(11:38)~三ノ池避難小屋(11:49)~五ノ池小屋分岐(12:00)~(12:12)賽ノ河原避難小屋(12:14)~(12:24)摩利支天乗越(12:26)~賽ノ河原避難小屋(12:35)~(12:39)賽ノ河原(12:44)~二ノ池(12:57)~九合目石室山荘(13:19)~八合目女人堂(13:53)~七合目行場山荘(14:23)~(14:29)登山道入口

 

本日のルート

 

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