その1からの続きです。
【畦ヶ丸~バン木ノ頭】
畦ヶ丸の山頂で適当に写真を写した後は、畦ヶ丸避難小屋まで戻ります。
ベンチにザックを置いて、畦ヶ丸避難小屋の中を覗きに行きます。
加入道避難小屋を見た後なので少し古く感じましたが、趣があっていい雰囲気の避難小屋でした。
外に出てベンチでお昼ご飯にします。
陽射しがあってポカポカです。
冬用のズボンなので暑くて汗が出てきます。
誰もこないだろうと見込んで、ズボンを膝までめくって涼みました。
しばらくするとハァーハァーと声が聞こえてきます。
登山者が登ってくるようです。
だらしない格好を見せる訳にもいかず、急いでズボンを元に戻しました。
上ってきたのはソロの男性です。
少しお話しした後、この場所が山頂ではないことに気付いて畦ヶ丸の山頂に向かわれました。
山頂に着いたと勘違いしていたようですね。
自分も帰ることにします。
畦ヶ丸避難小屋からモロクボ沢ノ頭に向かいます。
クサリが設置されている場所はクサリを持ちながら慎重に下りました。
クサリを使用しなくても歩けないこともなさそうですが、使用した方が安心しますね。
次の小ピークを越えて次のピークがモロクボ沢ノ頭の山頂です。
モロクボ沢ノ頭からはアップダウンを繰り返します。
今日は暑さにやられてペースがあがりません。
最初はシャカグチ丸で休憩しとうと思っていましたが、予定よりも少し早めにベンチが設置されているバン木ノ頭の山頂で休憩することにしました。
バン木ノ頭の山頂から遥か先に大室山が見えます。
心の中で「遠いなぁ・・・」と呟きますが、大室山を越えないと車があるところまで戻れませんからね。
【バン木ノ頭~加入道山】
バン木ノ頭から下ったところにある崩壊地を通り過ぎて登り返すと、クルクルとねじれた木があります。
いろんな木がありますね。
1,191ピークの道標で人影が見えます。
破風口の鞍部で追い越したソロの方が、登山道の脇で地図を眺めながら休憩されていました。
指先は大山を指していました。
間逆に向かっていますが、大丈夫でしょうか?
少し下って上り返すとシャカグチ丸の山頂です。
シャカグチ丸の山頂からの下りはやせ尾根です。
かなり歩きにくく、根っこを掴みながらでないと歩けない場所もあります。
下から見上げた写真を写してみましたが、写真ではあまり伝わらないかな。
やせ尾根を下りきると、少し広めの尾根道になります。
登山道の脇に新緑を感じる木が目に入ります。
近付いてパシャリと。
よく見ると花のようにも見えますね。
いくつかのピークを越えて倒木が目立つようになります。
倒木ゾーンを通り過ぎると水晶沢ノ頭の山頂です。
水晶沢ノ頭の山頂の次の1,307ピークを越えると白石峠です。
白石峠で休憩しようと思っていましたが、予定を変更して加入道山の山頂で休憩することにします。
白石峠から少し歩いたところで早くも休憩すればよかったと後悔します。
今日は調子いまいちですね。
とはいえ疲れている訳ではないので足は動きます。
気分がいまいちなんですよね。
少し熱中症気味なのかも。
少し牛歩気味ですが、白石峠から加入道山までの標高差120メートルを歩ききって加入道山の山頂に着きました。
加入道山の山頂にあるベンチで休憩します。
誰もいないだろうと見込んでズボンを膝までめくり、登山靴も靴下も脱いで涼みます。
しばらくするとガサガサと物音がします。
何だろうとキョロキョロすると避難小屋の中に人影が見えます。
本日の宿泊者でしょうか?
感じ悪い人で自分の存在を知っているのにも関わらず、避難小屋から出てきませんでした。
【加入道山~大室山】
加入道山から階段を下っていきます。
階段の途中に熊避けの音を鳴らす物がぶら下がっています。
でも、叩くものが小さすぎます。
音が鳴るのでしょうか?
前大室を越えて、鞍部の破風口まで下ります。
破風口からは急傾斜を上っていきます。
少し上るといったん緩やかな尾根道になり、少し上った後に階段地獄が始まります。
上る途中に振り返ると景色を眺める場所が数箇所あるので、景色を眺めながらゆっくり上っていきました。
大室山手前の小ピークを越え、大室山・犬越路分岐を通り過ぎると本日2回目の大室山の山頂です。
行きと同じ登山道で下山するなら大室山の山頂に寄る必要はありませんが、下りは別ルートから神ノ川ヒュッテに下山してみよう思っています。
大室山の山頂でザックを降ろして休憩しようとするとザックに異変を感じます。
なぜか濡れています。
自分の汗ではこんなにビショビショにならないはず。
ザックの中にある2リットルのペットボトルから漏れているようですね。
アイゼンの歯で擦れて穴があいたのでしょうか。
大室山の山頂で行きとは違う白いお花を見つけます。
これも可愛らしい。
行きに見たお花はツンデレなのか花が閉じていました。
【大室山~神ノ川ヒュッテ】
大室山の山頂からは3方向に分岐が分かれています。
左から「大室指」「大渡・久保吊橋」「神ノ川ヒュッテ」。
いちばん怪しい「神ノ川ヒュッテ」方面に向かいます。
怪しいといっても破線ルートなので大丈夫でしょう。(大丈夫と言う根拠はありませんが・・・)
大室山の山頂付近はバイケイソウが生えている中を歩いていきます。
踏まないように気をつけました。
バイケイソウゾーンを通り過ぎると急傾斜を下るようになってきます。
登山道は明瞭ですが、細いし、脆いしで気軽に誰かを連れてくるような道ではありませんね。
細いロープが設置されている場所がいちばん危険で、片足分しか幅がないのに少しだけ崩壊し始めていました。
雨が降った後は危険ですね。
大室山の山頂から15分ほど下ると崩壊地に出ます。
視界が開けていて蛭ヶ岳と檜洞丸の眺めがいいです。
檜洞丸は熊笹ノ峰に隠れていて山頂はちょこっとしか見えません。
青空の下で眺めてみたいですね。
崩壊地からは急坂を下っていきます。
倒木で通れない場所もあったりで楽しいですね。
崩壊地から10分程歩くと赤テープがこれでもかっていうくらいに巻きつけてある場所があります。
もしかしたらここが分岐なのかもしれませんね。
自然林から植林の中を下って行きます。
ここからは急傾斜の斜面をジグザグに下っていきます。
最初は普通に歩ける傾斜ですが、「チュウイ!!」と書かれている場所からは傾斜がキツくなり滑りやすくなります。
下から上を見上げる写真を写してみました。
急傾斜が伝わりますかね。
赤テープがあった場所から40分程歩いたところで複数の重機が視界に入ります。
下界はもうすぐと思いつつも、重機を見てから10分程歩いたところでようやく砂利道に出ました。
登山道の入口には赤テープがぶら下がっているだけで道標は何もありません。
逆方向から着たら砂利道をそのまま上ってしまいそうですね。
砂利道を下って日陰沢を渡ると行きに歩いた林道に出て、神ノ川ヒュッテまで歩いていきました。
コースタイム
神ノ川ヒュッテ(7:08)~(8:06)犬越路(8:13)~(9:19)大室山・犬越路分岐(9:19)~(9:24)大室山(9:30)~(9:34)大室山・犬越路分岐(9:43)~(10:28)加入道山(10:31)~(10:42)白石峠(10:42)~(10:54)水晶沢ノ頭(10:55)~(11:20)シャカグチ丸(11:20)~(11:30)バン木ノ頭(11:31)~(11:49)モロクボ沢ノ頭(11:50)~(12:07)畦ヶ丸(12:09)~(12:11)畦ヶ丸避難小屋(12:30)~(12:42)モロクボ沢ノ頭(12:42)~(13:00)バン木ノ頭(13:06)~(13:17)シャカグチ丸(13:17)~(13:48)水晶沢ノ頭(13:48)~(14:01)白石峠(14:02)~(14:16)加入道山(14:29)~(15:26)大室山(15:35)~(16:59)神ノ川ヒュッテ
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