月別アーカイブ: 2020年2月

2020/02/09(日) 大倉から三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山(反時計回りに周回) その2

その1からの続きです。

 

【塔ノ岳~鍋割山】

Hさんが「疲れてはいないから大丈夫」と言うので、塔ノ岳山頂で長居はせずにもう1つの目的である鍋焼うどんを食べに鍋割山に向かいます。

営業時間は13時までですが、早めに営業終了になることもあるので12時過ぎの到着だと少し心配なんですよね。

金冷しの分岐まで下ります。

相変わらず登ってくる方が多くてすれ違いで何度か避けて待つことになりました。

 

塔ノ岳山頂からバカ尾根方面

 

金冷しを通り過ぎると登山者が激減します。

すれ違いも疎らになりますが、すれ違う登山者は数人のパーティーが多めでしたね。

金冷しから少し下った後、大丸への登り返しです。

Hさんが失速したのは言うまでもないですね。

 

大丸山頂への上り坂

 

大丸山頂を越えて、小丸分岐を通り過ぎ、小丸山頂を越えます。

小丸山頂から少し下ったところに富士山の展望地があります。

展望地からの富士山は相変わらずキレイです。

もしかしたら鍋割山山頂でもキレイに見えるかもと欲が出てきました。

 

小丸山頂から少し下ったところの展望地から富士山

鍋割山山頂の少し手前にある展望地から鍋割山と富士山

鍋割山山頂手前から蛭ヶ岳と丹沢山

 

ドロドロになった登山道を歩いて蛭ヶ岳の展望地、鍋割山と富士山の展望地を通り過ぎると無名ピークを越えた次のピークが鍋割山山頂です。

鍋割山山頂に着くと山頂からの眺めよりも鍋割山荘に直行し、本日いちばんの目的である鍋焼うどんを注文しに行きます。

鍋割山荘でのルールは厳しくて、1つ目は「ザックは山荘の中に入れない」です。

山荘の入口の横にベンチがあるのでザックはそこに置きます。

2つ目は「オヤジさんの許可を得てから注文する」です。

この2つ目が厄介で、このタイミングでオヤジさんのご機嫌を損ねると大声で怒鳴られて鍋焼うどんは営業終了となるそうです。

このような噂をよく聞くのでドキドキしますね。

 

山荘の入口横にあるベンチにザックを置いて中に入ります。

初めてなのでどうしていいのか解りません。

アルバイトと思われる方に「注文するにはどうすればよいですか?」と訪ねると「記入用紙に名前と注文数を書いて小屋の中で呼ばれるのを待ってください」と指示されました。

記入した後はHさんと小屋の中でおしゃべりしながら鍋焼うどんが出来上がるのをゆっくり待ちます。

心の中では富士山に雲がかかっていないか心配になります。

抜け駆けして写真を撮ることも頭に過りましたが、グッと我慢しました。

 

長い間待たされると思っていましたが、待ち時間は10分待ちくらいで意外と早く鍋焼うどんが出来上がりました。

分業制で作ってるようなので、提供時間は早いみたいですね。

富士山が見える広場で鍋焼うどんを食べることにします。

残念ながら富士山丸見えのベンチは空いていなかったので、木の枝越しに富士山を見ながら鍋焼うどんを食べました。

お互いビールを持参しましたが、Hさんが自分のザックが軽くなるのは許せないと、Hさんが持参したビールをご馳走になりました。

富士山を眺めながら鍋焼うどんとビールなんて贅沢極まりないですね。

 

鍋割山荘の鍋焼うどん

鍋割山山頂から富士山

鍋割山山頂

 

 

【鍋割山~大倉】

鍋焼うどんを食べ終えたので下山することにします。

金冷しまで引き返してもいいのですが、Hさんが上り坂で失速するのと、Hさんが林道経由の登山道を歩いたことがないと言うので、後沢乗越、西山林道経由で大倉まで戻ります。

鍋割山山頂から最初は木道ですが、すぐに木道が無くなります。

すると登山道は泥沼地獄になります。

いちばん酷い場所ではどこを歩いても登山靴が泥んこ状態になるような泥沼になっていました。

Hさんに「金冷し経由にしましょう」と言われましたが、「ドロドロ登山道は最初だけなので」と伝えて先に進みました。

 

鍋割山山頂近くの悲惨な登山道

 

ドロドロの登山道が終わると、その後はずっと夏道です。

急傾斜の下り坂を下っていくと痩せ尾根になったところに後沢乗越の分岐があります。

後沢乗越の分岐を折り返すように左に曲がると尾根から離れてミズヒ沢沿い下りてきます。

ミズヒ沢と本沢を渡ると鍋割山荘の歩荷用の水置き場があります。

いつもはペットボトルがたくさんありますが、今日は1つもありませんでした。

砂利道を歩いていき、小丸分岐からの登山道と合流し、沢を渡ると鍋割山への登山道のスタート地点の二俣です。

 

沢に下りる手前で渋滞発生中

鍋割山荘の歩荷用の水置き場(空っぽでした)

 

二俣からは長ーい長ーい林道歩きです。

今日は2人なのでおしゃべりしながらゆっくり歩いていきました。

右下に病院が見えてくると西山林道のゲートが出てきます。

ゲートから里山の道を数分歩くと民家のある車道に出ます。

車道を数分歩くと大倉バス停です。

タイミングよく渋沢駅行きのバスが到着します。

すぐにバスには乗らずトイレに寄って登山靴を洗います。

自分が先に登山靴を荒い終えたのでバスの出発時間を確認しに行きます。

するとバスの出発時間は3分後。

次のバスを待って温かいコーヒーを飲む案もありましたが、バスに乗って帰ることにしました。

 

今回はソコソコの距離と標高差でしたので少し物足りなく感じましたが、目的は果たせたので充分満足しました。

来週末は青梅マラソンに参加するので山はお休みです。

青梅マラソンはいい結果を報告出来るといいのですが、どうなることやら・・・。

 

コースタイム

大倉(7:13)~(8:093)牛首(8:10)~(9:11)三ノ塔(9:18)~(9:39)烏尾山(9:40)~(9:56)行者岳(10:00)~(10:11)政次郎ノ頭(10:11)~(10:28)新大日(10:32)~(10:41)木ノ又大日(10:41)~(11:01)塔ノ岳(11:10)~(11:20)金冷し(11:20)~(11:29)大丸(11:29)~(11:44)小丸(11:44)~(12:02)鍋割山(12:54)~(14:01)二俣(14:01)~(15:01)大倉

 

本日のルート

 

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2020/02/09(日) 大倉から三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山(反時計回りに周回) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週の靴擦れによる両足のケガは完治していませんが、絆創膏を貼っていれば痛みを感じなくなったので、山に行くことにしました。

来週末は青梅マラソンに参加するので山に行けない為、今週末行っておかないと間隔が空いてしまいますしね。

 

前日の朝にHさんから山のお誘いがきます。

奥多摩、中央本線沿線、丹沢のどれでもいいと言われたので丹沢をチョイスしました。

問題は北側から攻めるか南側から攻めるか、以下の2択です。

・北側の場合、焼山登山口から蛭ヶ岳

・南側の場合、大倉から三ノ塔~塔ノ岳~鍋割山

当日の朝まで悩みました。

Hさんに北側はガッツリ、南側はソコソコと伝えたところ、来週末の青梅マラソンに影響しないようにと南側を選択してくれました。

ソコソコじゃ物足りないのでガッツリで全然OKだったんですけどね。

 

今回の目的は

・Hさんのリハビリ

・鍋割山で鍋焼うどんを食べる

・丹沢から富士山を楽しむ

です。

 

【大倉~三ノ塔】

始発の各駅停車に乗って渋沢駅まで向かい、Hさんと渋沢駅で待ち合わせします。

先に到着して渋沢駅前にあるコンビニで食料を調達して1本後の急行で来るHさんを待ちます。

大倉行きの臨時バスを見送って通常の1番手のバスに乗りました。

どちらのバスもあまり混雑していませんでしたね。

終点の大倉バス停で下車して支度をしてから出発します。

同じバスに乗車していた登山者は塔ノ岳か鍋割山に向かっていました。

自分達はみなさんと違う方向にある風の吊り橋を渡ります。

想定通り誰も来ませんでした。

 

風の吊り橋

 

風の吊り橋を渡った後は林道歩きから始まります。

低山あるあるで林道の脇にある登山口が分かりにくいのですが、3年振りでも通り過ぎずに登山道に入ることが出来ました。

登山道になっても何回も林道と交差します。

林道を横切るだけのところもあれば、少しずれているところもあるので林道を横切る時は注意が必要です。

 

三ノ塔尾根の登山道は山頂手前までビューポイントが無いので人気がないのも納得です。

バカ尾根で塔ノ岳の方がビューポイントがたくさんありますからね。

Hさんに「三ノ塔山頂まで富士山が見えない」と言ってたら、大倉から30分くらい歩いたところが伐採されていて視界が良くなってます。

西側を眺めてみるとちょこんと白い物があります。

冬だから富士山とすぐに解りますね。

まさかのビューポイントに二人で大喜びしました。

塔ノ岳山頂から富士山が見えない確率80%以上のHさんがいるので、いまのうちに富士山を楽しんでおかないと(笑)。

 

大倉から30分くらい歩いたところから富士山

 

すぐに樹林の中に入ります。

序盤は基本的に緩やかな傾斜の上り坂で、たまに無名ピークから少し下るを繰り返します。

牛首を通過し、牛首から10分くらい歩いた場所にもビューポイントがありました。

先ほどに比べれば富士山もだいぶ見えますね。

この感じだと三ノ塔山頂までは富士山は見えそうです。

 

大倉から1時間10分くらい歩いたところから富士山

 

三ノ塔山頂が近付いてくると傾斜が急になってきます。

急傾斜の坂を登り終えれば三ノ塔山頂はすぐと思っていたら、急傾斜の坂はもう1箇所ありました。

少し記憶が曖昧でしたね。

三ノ塔山頂手前にちょっとしたビューポイントがあります。

以前はもう少しいい眺めだったような気がするんですが。

周りの木が成長したんでしょうね。

 

三ノ塔山頂手前にあるビューポイントから富士山

 

ビューポイントから先は少し左右にクネクネしたところを通ると表尾根の登山道の分岐に出ます。

分岐を左に曲がると20秒で三ノ塔山頂です。

 

三ノ塔山頂

三ノ塔山頂から富士山と塔ノ岳

三ノ塔山頂から富士山をアップで

 

三ノ塔山頂からは素晴らしい富士山を望めます。

Hさんが丹沢に来たのにこの眺めは奇跡ですね(笑)。

自分は先週も見ているので東側の景色を眺めに行きます。

南東側は江ノ島や三浦半島や房総半島、北東側はスカイツリーや筑波山も望めました。

 

三ノ塔山頂からスカイツリーをアップで

三ノ塔山頂から表尾根の山々

 

 

【三ノ塔~塔ノ岳】

三ノ塔山頂に出来た新しい避難小屋を覗いてみます。

中はテーブルとイスが窓側と真ん中に設置されていて、30人くらいは休憩出来そうです。

窓ガラスが透明で避難小屋の中から絶景を楽しめそうなのは、早朝の寒い時間などは便利かもしれませんね。

 

北側にあるお地蔵さんのある場所まで平坦な道を歩いていきます。

お地蔵さんのある場所からは本日核心部と言っても過言ではない三ノ塔から鞍部までの下り坂です。

木段がある場所は問題ありませんが、木段がない場所はカッチンカッチンに凍っています。

軽アイゼンを装置すればいいのですが、めんどくさい。

へっぴり腰でゆっくり下っていきました。

1回だけツルンッと滑りましたが、何事もなく済みました。

下る途中でトレランのお姉さんに追い抜かれてしまいました(汗)。

 

鞍部からの登り返しはちょろっとですが、冬場は頭をゴツンとする場所があるので要注意です。

積雪や凍結があると足下ばかり見てしまい正面にある木に気付かないんですよね。

今回は足下を気にする必要が無かったので前を見ながら歩けました。

いつもヘッドロックされる木は伐採されていました。

登山者の為に伐採するなんて申し訳なさすぎます。

 

丹沢ブルーに映える烏尾山荘を通り過ぎると、烏尾山山頂です。

烏尾山山頂からも富士山がよく見えます。

Hさんに休憩するか問いかけますが、まだまだ大丈夫と力強い返事が返ってきました。

烏尾山山頂で休憩しないことにしました。

 

烏尾山荘

烏尾山から富士山

 

烏尾山山頂から木段を下るとドロドロの登山道になります。

丹沢名物が始まりましたね。

表尾根のドロドロの登山道は、標高の低い東側斜面だけで済んだのが救いです。

不要なクサリ場を通り過ぎ、ひと登りすると山頂が狭い行者岳です。

お腹がグーグー鳴っていたのでパンを食べる為に少し休憩させていただきました。

いつもは誰かが休憩していて通過するだけですが、誰もいなかったので行者岳からの景色を眺めてみました。

行者岳からも富士山がよく見えるんですね。

 

行者岳山頂

行者岳山頂から富士山

 

行者岳から塔ノ岳方面は小規模な岩場にクサリが設置されています。

最初のクサリ場で「こんなに小規模だっけ?」と2人で呆気に取られていたら、少し先に記憶に残っているクサリ場がもう1箇所ありました。

登山者が多いと渋滞する場所なんですよね。

岩場が凍結していたので珍しくクサリを使用しながら三点支持で下りました。

 

クサリ場が終わると崩壊地の上り坂です。

整備されているのでいつも安心して歩けますが、台風19号の影響で崩れたようで緊張感のある場所が1箇所ありました。

 

ガレ場

 

崩壊地を登りきると政次郎ノ頭です。

展望のいいピークでテーブルとベンチが設置されていて、休憩には最適です。

後ろからソロのおじさんがピタリと着いてきたので追い抜いてもらおうと休憩します。

するとソロのおじさんも休憩するではないですか。

おいおい(汗)。

仕方なく休憩せずに出発することにしました。

 

政次郎ノ頭山頂から少し下った後、すぐに登り返しが始まります。

この辺りから登山道に残雪が目立つようになります。

整備された木段を登りきると新大日山頂です。

今度はHさんのお食事タイムで少し休憩しました。

 

新大日山頂から少し下った後、少し登り返すと木ノ又小屋があります。

木ノ又小屋近辺がいちばん積雪量が多かったですね。

木ノ又小屋の先にある木ノ又大日を越えるとようやく塔ノ岳山頂が目の前に現れます。

見た目は大したことない標高差に見えますが、そこそこの標高差です。

 

木ノ又大日から富士山

 

ここでHさんから「先に山頂に行っててください」と言われてしまいます。

Hさんは久しぶりの山登りで上り坂の限界がきたようですね。

それならばと1人でサクサク歩き始めます。

 

塔ノ岳山頂手前から富士山

 

塔ノ岳山頂手前で先行者のソロの方に追い付きます。

ソロの方は追い抜かれたくないようで道を譲ってくれませんでした。

仕方なくソロの方の後ろを歩いて塔ノ岳山頂に。

11時と遅めの到着でしたが、目の前にはキレイな富士山があります。

Hさんがいるのに奇跡としか言いようがありませんね。

 

塔ノ岳山頂

 

先週も同じ景色を眺めているので感動はいまいちですが、いい景色を眺めることが出来て良かったです。

景色を満足したところでHさんのお出迎えをしに表尾根方面に移動します。

タイミングよくHさんが登ってきました。

疲労困憊のような足取りでしたが、本人曰く疲れていないそうです。

Hさんと合流してから再び塔ノ岳山頂からの富士山を眺めます。

「景色を楽しむ」という目的は果たせたかな?

あっ、鍋割山からの富士山もありましたね。

鍋割山山頂まで富士山が見えるといいのですが、到着予定が12時過ぎなので期待は出来ませんね。

 

塔ノ岳山頂から富士山と南アルプス

塔ノ岳山頂から富士山と箱根の山々

塔ノ岳山頂から蛭ヶ岳、檜洞丸などの丹沢の山々

塔ノ岳山頂から富士山をアップで

塔ノ岳山頂から表尾根の山々

 

その2へ続きます。

 

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2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その3

その2からの続きです。

 

【蛭ヶ岳~丹沢山】

蛭ヶ岳山頂から丹沢山、塔ノ岳と続く稜線を眺めながら下山します。

行きと違って登山道にある雪が解け始めてます。

アイゼンの効果がなく滑ったり、踏み抜いたりと歩きにくい。

登山道のことを考えると蛭ヶ岳山頂でノンビリしない方がよかったのかも。

それかビール効果で歩き方が雑になってるのかな?

きっと原因は後者でしょう!

 

蛭ヶ岳山頂から丹沢山方面へ

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところから丹沢山へ続く稜線

 

鞍部まで下ってやせ尾根でソロのおじさんとすれ違います。

先に痩せ尾根を歩き出しているのに、向かい側から来たおじさんは痩せ尾根の手前で待たずに痩せ尾根に突入してきます。

しかも避ける気配もないので、やせ尾根の幅広い場所で避けて待ちました。

後から来たソロのおじさんがやせ尾根に突っ込んで来ないで待つべきでしょ!

もう(怒)。

丹沢に来る登山者のマナーは相変わらずですね。

だから丹沢を敬遠したくなるんです。

 

痩せ尾根を通り過ぎると鬼ヶ岩への急傾斜の上り坂です。

雪が緩み始めているので慎重に登りました。

鬼ヶ岩まで登った後は鬼ヶ岩からの眺めを楽しみますが、富士山が見えなくなってきましたね。

今日はこのまま見えなくなりそう。

 

鬼ヶ岩への急傾斜の上り坂

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩の頭への緩やかな上り坂も踏み抜きます。

ズブズブと沈みながらでなかなか前に進みませんでした。

鬼ヶ岩の頭を越えると足下が安定しました。

棚沢の頭を越えて不動ノ峰の山頂に。

 

鬼ヶ岩の頭から丹沢山へ続く登山道

棚沢の頭から不動ノ峰

 

不動ノ峰山頂を通り過ぎるとしばらく富士山とお別れです。

今日はもう雲に隠れているので名残惜しさは無いですが。

 

不動ノ峰山頂の少し先から丹沢山から塔ノ岳の稜線

 

不動ノ峰休憩所を通り過ぎ、鞍部まで下ります。

あとは丹沢山への登り返しです。

北側斜面にある為、積雪量がいちばん多い場所です。

雪解けはまだのようで足下が安定していて楽に登ることが出来ました。

丹沢山まで0.1Kmのピークを越えてちょろっと登れば丹沢山の山頂です。

丹沢山山頂で休憩しようと思ったらベンチが埋まってます。

仕方なく休憩せずに先に進むことにしました。

 

丹沢山山頂

 

 

【丹沢山~塔ノ岳】

丹沢山からは積雪量が激減します。

南側にあって日当たりがいいのと登山者の差ですかね。

南側斜面は解け始めています。

ドロドロになっている場所もあります。

アイゼン装着しているので泥んこにならないのが救いですかね。

でも、泥跳ねは酷い。

北側斜面は積雪がありますが、シャーベット状になっています。

アイゼン無しでも歩けますが、今日はアイゼン装着した状態での運動が目的なのでアイゼンは外しませんでした。

 

竜ヶ馬場から大山

竜ヶ馬場の少し先のドロドロの登山道

日高から塔ノ岳

日高の少し先から塔ノ岳

 

竜ヶ馬場、日高を越えて塔ノ岳山頂への上り坂です。

シャリバテで足が前に進まなくなりました。

竜ヶ馬場のベンチで何か食べておくべきでしたね。

牛歩で塔ノ岳山頂まで登りきりました。

 

塔ノ岳山頂

塔ノ岳山頂から表尾根

 

塔ノ岳山頂は朝に比べればそこそこの賑わいです。

富士山は相変わらず雲隠れしたまま。

眺めはいまいちですね。

西側から吹いてくる冷たい風で寒い。

でも、何かを食べておかないと。

おにぎりを1つ食べることにしました。

 

塔ノ岳から大倉まではアイゼン不要なのでアイゼンを外しました。

重りが無くなると足が軽くなりますね。

 

【塔ノ岳~大倉】

足が軽くなりましたが、金冷しまでは登山道がシャーベット状になっている箇所もあるのでスピードが出ないようにセーブしながら歩きます。

金冷しからは鍋割山に行こうか悩みましたが、登山道の状況も解らないのでやめました。

 

塔ノ岳山頂からの登山道

 

金冷しの先にある小ピークを越えると登山道に積雪はなくなります。

ペースアップしてもいいのですが、今日はノンビリ歩くことにしました。

花立山荘まで下って帰りもトイレに寄ります。

アイゼンを装着しているとトイレに入れないので、花立山荘のトイレが最適ですね。

 

花立山荘とお世話になったトイレ

 

花立山荘からはひたすら下るだけ。

思ったよりも登山者が少なくて軽快に歩けました。

登山道が終わって大倉までの車道歩きの途中にロウバイが咲いている場所があります。

いつものように写真撮影が始まります。

頑張ってみましたが、少し暗かったので写真映りはいまいちでした。

 

登山者が居ても落ち着いているシカさん

ロウバイ

 

その後は無人の野菜直売所を覗きながら大倉まで戻りました。

大倉バス停の前には菜の花が咲いてます。

キレイだったので吸い寄せられてしまいました。

 

菜の花

 

帰宅後、靴下を脱いで両足の踵の上の傷口を見てみます。

ずっと痛かった左足は皮が剥がれて無くなっていて、親指の爪の大きさの穴ぼこがありました。

右足も皮が剥がれていて、小指の爪の大きさの穴ぼこがありました。

どちらも軽症では無いですね。

2週間後の青梅マラソンまでに完治して欲しいですが、左足の傷の深さだとギリギリかな。

3日後まで痛くて歩けませんでしたが、4日目以降は絆創膏をすれば痛みを感じなくなりました。

 

 

コースタイム

大倉(6:08)~(7:09)駒止茶屋(7:09)~(7:57)花立山荘(8:02)~(8:27)塔ノ岳(8:48)~(9:07)日高(9:07)~(9:19)竜ヶ馬場(9:19)~(9:36)丹沢山(9:46)~(10:25)不動ノ峰(10:25)~(10:35)棚沢ノ頭(10:35)~(10:52)鬼ヶ岩(10:53)~(11:17)蛭ヶ岳(11:57)~(12:21)鬼ヶ岩(12:23)~(12:44)棚沢ノ頭(12:45)~(12:54)不動ノ峰(12:54)~(13:28)丹沢山(13:30)~(13:47)竜ヶ馬場(13:47)~(13:59)日高(13:59)~(14:23)塔ノ岳(14:38)~(14:57)花立山荘(14:59)~(15:36)駒止茶屋(15:37)~(16:28)大倉

 

本日のルート

 

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2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【丹沢山~蛭ヶ岳】

お腹を満たしたので蛭ヶ岳に向かうかとベンチから立ち上がりザックを背負います。

ザックが何かに引っ掛かって途中までしか持ち上がりません。

もう一度引っ張ると「ビリッ」と嫌な音が聞こえます。

何に引っ掛かってるんだろうと下を見ると、ベンチの隙間にザックが引っ掛かっていました。

そして嫌な音はザックが破れた音でした(泣)

テンションだだ下がりです。

ザックを確認すると穴はあいてないので最悪の事態は逃れたようですね。

足は痛いし、ザックは壊れるし、何しに来たんだって感じですね。

 

気を取り直して蛭ヶ岳に向かうことにします。

丹沢山山頂からちょっと下った後、下った分だけ登り返すと先程丹沢山に向かう途中で追い抜いたソロの方が戻ってきます。

ソロの方は丹沢山山頂で休憩せずに蛭ヶ岳に向いましたが、積雪量の多さで引き返してきたようですね。

「かなりの積雪量なので気を付けて下さい」とおっしゃってくれました。

しかも何度も繰り返して(汗)。

雪山素人に見えたのでしょうか?

服装と装備は素人さ満点なのかもしれませんね(笑)。

 

丹沢山まで0.1Km地点にある小ピークから富士山と蛭ヶ岳を眺めます。

ここからの眺めは意外と好きなんですよね。

右側にどっしりとした不動ノ峰と左側に富士山、右奥に近そうに見える蛭ヶ岳。

丹沢が雪化粧していると雰囲気がいいですね。

 

丹沢山まで0.1Km地点から富士山と蛭ヶ岳

丹沢山まで0.1Km地点から鞍部へ下る途中の階段が埋もれた登山道

 

丹沢山まで0.1Km地点からの下りは階段が埋もれて何も見えない程の積雪量です。

トレースを信じて歩くのみですが、だいぶ適当に歩かれてる場所もありました。

 

鞍部にある痩せ尾根

 

鞍部まで下ってやせ尾根の小ピークを越えた後は、不動ノ峰への上り坂が始まります。

標高差約150メートルの上り坂で、丹沢山から蛭ヶ岳までの登山道でいちばんキツイ場所です。

登山道が南側にあるところは日当たりがいいので積雪が少ない箇所もありましたが、基本的に登山道は雪で埋もれています。

不動ノ峰休憩所付近は油断するとズブズブと踏み抜く場所もありました。

汗を拭いながら不動ノ峰の山頂まで登りました。

 

不動ノ峰に向かう途中の登山道1

不動ノ峰に向かう途中の登山道2

不動ノ峰山頂から富士山

 

不動ノ峰山頂からはいつものアングルで富士山をパチリと。

屈まないと富士山がフレームに入りません。

腰が・・・。

危ない危ない。

腰も痛めてしまうとこでした。

 

不動ノ峰山頂を通過すると視界が開けて正面に富士山と南アルプス、右奥に蛭ヶ岳が望めます。

蛭ヶ岳は近くに感じますが、途中にピークが2つあるのでまだ遠いんですよね。

 

不動ノ峰山頂の少し先から富士山と南アルプスと蛭ヶ岳

不動ノ峰山頂の少し先から棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳

 

最初は広い尾根を下っていきますが、登山道がトラバースしている箇所があります。

滑り落ちたりしたら大変なことになるので、慎重に歩きました。

 

不動ノ峰から鞍部へ下る途中にあるトラバースしている登山道

 

鞍部まで下ると痩せ尾根になります。

痩せ尾根は吹き溜まりになりやすい場所なのか、股下辺りまでの積雪があります。

トレースも左右に移動したりしていて少し歩きにくくなっていました。

膝まで踏み抜いた場所もあったので、雪が解け始めているんでしょうね。

ちょろっと登り返すと棚沢ノ頭山頂です。

 

棚沢ノ頭へ続く登山道

 

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎると再び富士山と南アルプスがドーンです。

いい眺めですね。

眺めがいいと前に進みません。

 

棚沢ノ頭山頂の少し先から富士山

 

棚沢ノ頭山頂付近は登山道の雪質が良くなります。

ふかふかで歩きやすい。

でも、鞍部まで下って登り返すとベチャベチャになっている箇所もあります。

登山道が南側にある場所は溶け出すのが早いですね。

 

鬼ヶ岩ノ頭に向かう途中の登山道

 

鬼ヶ岩ノ頭山頂を通過して鬼ヶ岩まで少し下ります。

不思議と北側にあるはずなのにズボズボと踏み抜きます(汗)。

歩き方が雑なんでしょうか。

無駄に体力を失って鬼ヶ岩に到着します。

 

鬼ヶ岩ノ頭から蛭ヶ岳

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

鬼ヶ岩から富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩からはいつものアングルで写真をパチリと。

ようやく目の前に蛭ヶ岳が見えますが、鬼ヶ岩からは一気に急降下します。

クサリ場が2ヶ所あって、慣れてない方だと緊張感があるかもしれませんね。

 

鬼ヶ岩からの下り坂

 

自分は去年も同じような状況で歩いたことがあるので痩せ尾根まで一気に下りました。

クサリ場よりも痩せ尾根を慎重に通過しました。

 

あとは蛭ヶ岳山頂まで登るだけです。

とはいえ雪質がいまいちなのか歩きにくくて前に進みません。

汗も滴り落ちます。

前に進まないのは暑さも影響していますね。

山頂手前は踏み抜きやすい場所もあったりして、予想以上に苦戦して蛭ヶ岳山頂に到着しました。

 

蛭ヶ岳山頂から富士山と南アルプス

 

蛭ヶ岳山頂はまさかの貸切状態です。

ちょっとだけ到着が遅すぎたようで富士山に雲がかかり始めています。

でも、11時過ぎにこれだけの富士山が見えるのなら喜ばなきゃいけませんね。

誰もいないならと、ザックからp-tingさんのビールを取り出して飲んでる体の写真をタイマーでパチリとします。

カメラを適当に置いてダッシュでビールを飲んでみますが、富士山を隠したり、フレームから体がはみ出ていたりとなかなか上手くいきませんでした。

何回かチャレンジしましたが、最終的にはいい写真は諦めました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲む

 

ベンチにザックを置いて檜洞丸方面に30メートルくらい先まで歩いていきます。

今度はビールを雪の上に置いて写真をパチリとします。

この時にカメラのレンズが出たまま雪の上に置いてしまいます。

その後にパチリパチリとビールと富士山の写真を撮しましたが、レンズに水滴がたくさん付いていてビールと富士山のコラボ写真は全滅でした(泣)

すぐに気付けばよかったのですが、気付いたのは5分後で蛭ヶ岳山頂からの写真は悲しい結果になってしまいました。

 

p-tingさんのビールと富士山(レンズに水滴が)

 

富士山の手前にもだいぶ雲が増えてきたので、撮り直しは諦めてビールを雪の中で冷やすことにしました。

ビールが冷えるまではお昼ご飯にします。

富士山や南アルプスをボーっと眺めながらおにぎりを頬張ります。2月とは思えない陽射しで日焼けしそう(汗)。

ただ手は冷たくなるので気温は低いようですね。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビール冷やす

 

おにぎりを食べたら冷えきるのを待てずに雪の中からビールを取り出します。

再びビールを飲みながら富士山と南アルプスをボーっと眺めました。

姫次側からポツポツと登山者が登ってきてお邪魔になってきたので、ビールを飲んだら下山することにしました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲みきりました

 

その3へ続きます。

 

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2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

月曜日から火曜日にかけて雪が降りました。

ようやく雪遊びが出来ると思ったら、火曜日から水曜日にかけて雨になりました。

今週末は雪がどれくらい残っているかがポイントです。

奥多摩と丹沢どちらにするか?

土曜日に行った登山者の情報を見てみると、丹沢の方が丹沢山から蛭ヶ岳までにシッカリと積もってそう。

12月にも行きましたが、大倉から蛭ヶ岳をピストンすることにしました。

例年通り塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼンを装着する予定です。

 

【大倉~塔ノ岳】

電車で行ってもよかったのですが、1年振りのアイゼン装着で時間にゆとりがあった方がいいと思い、車で大倉まで行きます。

6時前に到着しましたが、大倉バス停前にあるコインパーキングはガラガラでした。

ノンビリと準備して空が少しだけ明るくなった頃にヘッデンを手に持ってスタートします。

最初は車道歩きで街灯があるのでヘッデンは未使用のままです。

後ろを振り向くと空が少しずつ焼けてきます。

キレイですね。

 

大倉バス停前にあるレストハウス

大倉から登山道に向かう途中の車道から

 

薄暗いまま登山道に入ります。

スタート時に比べると少し明るくなってきているのでヘッデンの出番はありませんでした。

まだ車で来ている登山者だけなので登山道は登山者が少なくて歩きやすいですね。

尾根に出る少し手前でご来光です。

見晴茶屋から見たかったですね。

登山道も赤色になってキレイでした。

 

見晴茶屋の手前でご来光

 

尾根沿いの広い平坦な登山道を少し歩くと見晴茶屋です。

見晴茶屋からの眺めは雲が多め、沿岸上は雲が湧きやすい気温なんですかね。

見晴茶屋を通り過ぎるとバカ尾根名物の階段と木道を登っていきます。

ペースを抑え気味で歩いていきます。

一本松を通り過ぎて一旦傾斜が緩くなりますが、再び急登になります。

 

ひと登りすると駒止茶屋です。

駒止茶屋の先も傾斜が緩くなります。

ここでペースを落として背後霊のようにピタリと着いてくる方に広い尾根道で追い抜いてもらうことにしました。

今日は塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼン着用する予定なので、塔ノ岳ピストンの方のペースに惑わされたくないですね。

 

少し下った後に少し登り返すと堀山の家です。

堀山の家前からキレイな富士山を望めます。

富士山側は快晴でいい眺めですね。

 

堀山の家から富士山

 

堀山の家を通り過ぎると再び急登になります。

標高差約300メートルの上り坂です。

途中まではいい感じで歩いていましたが、シャリバテ気味になり花立山荘手前で行動食を食べることにしました。

行動食を食べてもすぐにはシャリバテは解消されないのでペースが上がらないまま花立山荘まで歩きました。

 

花立山荘ではキレイ富士山が待っています。

先月も見たばかりですが、富士山を眺めにいきました。

花立山荘からは海側もオレンジ色に光っていてキレイに見えます。

どちらも冬ならではの眺めですね。

 

花立山荘から富士山

花立山荘から相模湾

 

花立山荘の横にあるトイレで一息つきます。

これでお腹のモヤモヤが無くなりました。

ひと安心ですね。(笑)

ペースを上げれない理由はこれもありました。

 

花立山荘から先の登山道の脇には雪がチラホラ出てきますが、気にならない程度で歩くのに支障がありません。

花立のピークの先にあるやせ尾根も表面は凍ってるものの問題なく歩けました。

 

花立山荘を通り過ぎた辺りの登山道

 

鍋割山方面への分岐の金冷しから先は、登山道に積雪がある場所や凍結している場所があります。

自分の靴では凍結している場所はツルッと滑りますが、なるだけ滑りにくい場所を選びながら歩いていきました。

塔ノ岳山頂手前は日当たりのいい場所にある木段歩きなので、何も気にせずに歩けました。

 

花立から塔ノ岳、蛭ヶ岳

金冷しの先の登山道1

金冷しの先の登山道2

 

視界がよくなってきて木段が終わると塔ノ岳山頂です。

塔ノ岳山頂は閑散としていました。

 

塔ノ岳山頂

 

まずは山頂標識のある場所から富士山となりますが、閑散としているのに空気の読めない方が写真に入ってしまう。

空気の読めない方を山頂標識で隠すしかありませんね。

 

塔ノ岳山頂から富士山1

塔ノ岳山頂から富士山2

 

うーん、富士山はいいけど南アルプスが・・・。

空気の読めない方は移動する気配が無いので、山頂標識からの写真は諦めました。

 

塔ノ岳山頂の山頂標識から離れた場所から眺望を楽しみます。

富士山の眺めは最高、南アルプスもバッチリですね。

先月も同じような眺めを楽しんでますが、今日もゆっくりと景色を楽しみました。

 

塔ノ岳山頂から八ヶ岳

塔ノ岳山頂から南アルプス1

塔ノ岳山頂から南アルプス2

塔ノ岳山頂から富士山3

 

ふと、蛭ヶ岳に行くんだと我に返ります。

丹沢山方面の登山道を確認してみると積雪は酷くはなさそう。

アイゼン無しでも行けるかもしれませんが、今日は塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼン装置して体力作りをする目的もあるので、塔ノ岳山頂でアイゼンを装着しました。

 

【塔ノ岳~丹沢山】

尊仏山荘の左側にある登山道から丹沢山方面に向かいます。

登山道は塔ノ岳山頂の北側にある為、朝方は凍結しやすいのでアイゼンを装着していると足下を気にせずに歩けて気楽なんですよね。

鞍部までサクサク下っていきます。

 

尊仏山荘の左側にある登山道

塔ノ岳から少し下ったところから丹沢山、蛭ヶ岳などの山々

 

短い距離のやせ尾根を通り過ぎるとすぐに登り返しが始まります。

整備された木段で南側の斜面にある為、積雪が無くなります。

本来ならアイゼンを外すべきですが、アイゼンを装着したままソロリソロリと忍び足で木段を傷付けないように歩きました。

 

ただの通過点のようなピークの日高を越えると、視界が広がって気持ちよい尾根歩きになります。

視界がよくなると左側に見える富士山が気になってしまい立ち止まってしまいます。

前方で歩いているソロの方も自分と同じ感じで何度も立ち止まって写真撮影をしていました。

 

竜ヶ馬場へ登り返します。

大した傾斜ではありませんが、1年振りのアイゼン装着で足取りが重くなります。

そして左側の踵の上に違和感を感じます。

痛みから察しがつきます。

皮が剥けてるんでしょう(汗)

次第に痛みが増してきます。

頭の中で「丹沢山で引き返すか?」と撤退も考え始めますが、「麻痺して痛みに慣れてくれれば蛭ヶ岳まで歩けるだろう」と悪いことも思いつきます。

どうなることやら・・・。

 

竜ヶ馬場のピークを越えて下り坂になると左足の痛みを感じなくなります。

この時に「上り坂だけ痛みに耐えれば蛭ヶ岳まで行ける」となってしまいました。

この決断がどうなるんだか・・・ですね。

 

そして丹沢山への上り坂が始まります。

痛みに耐えながら歩いていきますが、前方を歩いていたソロの方が道を譲ってくれます。

ゆっくり歩きたい気持ちがありますが、譲っていただいので追い抜かさせていただきました。

なるだけゆっくり歩いていきますが、さらに前方に歩いてくれた方も道を譲ってくれます。

そんなに早く歩いていないのになぁ。

痛みに耐えながら丹沢山山頂まで登りきりました。

 

丹沢山山頂から富士山

丹沢山山頂

 

丹沢山山頂には誰もいませんでした。

丹沢山の山名標識のある場所の眺めを楽しんだ後は、みやま山荘前にある広場で休憩することにしました。

シャリバテ防止の為にパンを食べてお腹を満たしました。

 

丹沢山山頂から富士山と蛭ヶ岳

 

その2へ続きます。

 

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