カテゴリー別アーカイブ: 藤原さんからの山行頼り

2020/02/09(日) 大倉から三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山(反時計回りに周回) その2

その1からの続きです。

 

【塔ノ岳~鍋割山】

Hさんが「疲れてはいないから大丈夫」と言うので、塔ノ岳山頂で長居はせずにもう1つの目的である鍋焼うどんを食べに鍋割山に向かいます。

営業時間は13時までですが、早めに営業終了になることもあるので12時過ぎの到着だと少し心配なんですよね。

金冷しの分岐まで下ります。

相変わらず登ってくる方が多くてすれ違いで何度か避けて待つことになりました。

 

塔ノ岳山頂からバカ尾根方面

 

金冷しを通り過ぎると登山者が激減します。

すれ違いも疎らになりますが、すれ違う登山者は数人のパーティーが多めでしたね。

金冷しから少し下った後、大丸への登り返しです。

Hさんが失速したのは言うまでもないですね。

 

大丸山頂への上り坂

 

大丸山頂を越えて、小丸分岐を通り過ぎ、小丸山頂を越えます。

小丸山頂から少し下ったところに富士山の展望地があります。

展望地からの富士山は相変わらずキレイです。

もしかしたら鍋割山山頂でもキレイに見えるかもと欲が出てきました。

 

小丸山頂から少し下ったところの展望地から富士山

鍋割山山頂の少し手前にある展望地から鍋割山と富士山

鍋割山山頂手前から蛭ヶ岳と丹沢山

 

ドロドロになった登山道を歩いて蛭ヶ岳の展望地、鍋割山と富士山の展望地を通り過ぎると無名ピークを越えた次のピークが鍋割山山頂です。

鍋割山山頂に着くと山頂からの眺めよりも鍋割山荘に直行し、本日いちばんの目的である鍋焼うどんを注文しに行きます。

鍋割山荘でのルールは厳しくて、1つ目は「ザックは山荘の中に入れない」です。

山荘の入口の横にベンチがあるのでザックはそこに置きます。

2つ目は「オヤジさんの許可を得てから注文する」です。

この2つ目が厄介で、このタイミングでオヤジさんのご機嫌を損ねると大声で怒鳴られて鍋焼うどんは営業終了となるそうです。

このような噂をよく聞くのでドキドキしますね。

 

山荘の入口横にあるベンチにザックを置いて中に入ります。

初めてなのでどうしていいのか解りません。

アルバイトと思われる方に「注文するにはどうすればよいですか?」と訪ねると「記入用紙に名前と注文数を書いて小屋の中で呼ばれるのを待ってください」と指示されました。

記入した後はHさんと小屋の中でおしゃべりしながら鍋焼うどんが出来上がるのをゆっくり待ちます。

心の中では富士山に雲がかかっていないか心配になります。

抜け駆けして写真を撮ることも頭に過りましたが、グッと我慢しました。

 

長い間待たされると思っていましたが、待ち時間は10分待ちくらいで意外と早く鍋焼うどんが出来上がりました。

分業制で作ってるようなので、提供時間は早いみたいですね。

富士山が見える広場で鍋焼うどんを食べることにします。

残念ながら富士山丸見えのベンチは空いていなかったので、木の枝越しに富士山を見ながら鍋焼うどんを食べました。

お互いビールを持参しましたが、Hさんが自分のザックが軽くなるのは許せないと、Hさんが持参したビールをご馳走になりました。

富士山を眺めながら鍋焼うどんとビールなんて贅沢極まりないですね。

 

鍋割山荘の鍋焼うどん

鍋割山山頂から富士山

鍋割山山頂

 

 

【鍋割山~大倉】

鍋焼うどんを食べ終えたので下山することにします。

金冷しまで引き返してもいいのですが、Hさんが上り坂で失速するのと、Hさんが林道経由の登山道を歩いたことがないと言うので、後沢乗越、西山林道経由で大倉まで戻ります。

鍋割山山頂から最初は木道ですが、すぐに木道が無くなります。

すると登山道は泥沼地獄になります。

いちばん酷い場所ではどこを歩いても登山靴が泥んこ状態になるような泥沼になっていました。

Hさんに「金冷し経由にしましょう」と言われましたが、「ドロドロ登山道は最初だけなので」と伝えて先に進みました。

 

鍋割山山頂近くの悲惨な登山道

 

ドロドロの登山道が終わると、その後はずっと夏道です。

急傾斜の下り坂を下っていくと痩せ尾根になったところに後沢乗越の分岐があります。

後沢乗越の分岐を折り返すように左に曲がると尾根から離れてミズヒ沢沿い下りてきます。

ミズヒ沢と本沢を渡ると鍋割山荘の歩荷用の水置き場があります。

いつもはペットボトルがたくさんありますが、今日は1つもありませんでした。

砂利道を歩いていき、小丸分岐からの登山道と合流し、沢を渡ると鍋割山への登山道のスタート地点の二俣です。

 

沢に下りる手前で渋滞発生中

鍋割山荘の歩荷用の水置き場(空っぽでした)

 

二俣からは長ーい長ーい林道歩きです。

今日は2人なのでおしゃべりしながらゆっくり歩いていきました。

右下に病院が見えてくると西山林道のゲートが出てきます。

ゲートから里山の道を数分歩くと民家のある車道に出ます。

車道を数分歩くと大倉バス停です。

タイミングよく渋沢駅行きのバスが到着します。

すぐにバスには乗らずトイレに寄って登山靴を洗います。

自分が先に登山靴を荒い終えたのでバスの出発時間を確認しに行きます。

するとバスの出発時間は3分後。

次のバスを待って温かいコーヒーを飲む案もありましたが、バスに乗って帰ることにしました。

 

今回はソコソコの距離と標高差でしたので少し物足りなく感じましたが、目的は果たせたので充分満足しました。

来週末は青梅マラソンに参加するので山はお休みです。

青梅マラソンはいい結果を報告出来るといいのですが、どうなることやら・・・。

 

コースタイム

大倉(7:13)~(8:093)牛首(8:10)~(9:11)三ノ塔(9:18)~(9:39)烏尾山(9:40)~(9:56)行者岳(10:00)~(10:11)政次郎ノ頭(10:11)~(10:28)新大日(10:32)~(10:41)木ノ又大日(10:41)~(11:01)塔ノ岳(11:10)~(11:20)金冷し(11:20)~(11:29)大丸(11:29)~(11:44)小丸(11:44)~(12:02)鍋割山(12:54)~(14:01)二俣(14:01)~(15:01)大倉

 

本日のルート

 

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2020/02/09(日) 大倉から三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山(反時計回りに周回) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週の靴擦れによる両足のケガは完治していませんが、絆創膏を貼っていれば痛みを感じなくなったので、山に行くことにしました。

来週末は青梅マラソンに参加するので山に行けない為、今週末行っておかないと間隔が空いてしまいますしね。

 

前日の朝にHさんから山のお誘いがきます。

奥多摩、中央本線沿線、丹沢のどれでもいいと言われたので丹沢をチョイスしました。

問題は北側から攻めるか南側から攻めるか、以下の2択です。

・北側の場合、焼山登山口から蛭ヶ岳

・南側の場合、大倉から三ノ塔~塔ノ岳~鍋割山

当日の朝まで悩みました。

Hさんに北側はガッツリ、南側はソコソコと伝えたところ、来週末の青梅マラソンに影響しないようにと南側を選択してくれました。

ソコソコじゃ物足りないのでガッツリで全然OKだったんですけどね。

 

今回の目的は

・Hさんのリハビリ

・鍋割山で鍋焼うどんを食べる

・丹沢から富士山を楽しむ

です。

 

【大倉~三ノ塔】

始発の各駅停車に乗って渋沢駅まで向かい、Hさんと渋沢駅で待ち合わせします。

先に到着して渋沢駅前にあるコンビニで食料を調達して1本後の急行で来るHさんを待ちます。

大倉行きの臨時バスを見送って通常の1番手のバスに乗りました。

どちらのバスもあまり混雑していませんでしたね。

終点の大倉バス停で下車して支度をしてから出発します。

同じバスに乗車していた登山者は塔ノ岳か鍋割山に向かっていました。

自分達はみなさんと違う方向にある風の吊り橋を渡ります。

想定通り誰も来ませんでした。

 

風の吊り橋

 

風の吊り橋を渡った後は林道歩きから始まります。

低山あるあるで林道の脇にある登山口が分かりにくいのですが、3年振りでも通り過ぎずに登山道に入ることが出来ました。

登山道になっても何回も林道と交差します。

林道を横切るだけのところもあれば、少しずれているところもあるので林道を横切る時は注意が必要です。

 

三ノ塔尾根の登山道は山頂手前までビューポイントが無いので人気がないのも納得です。

バカ尾根で塔ノ岳の方がビューポイントがたくさんありますからね。

Hさんに「三ノ塔山頂まで富士山が見えない」と言ってたら、大倉から30分くらい歩いたところが伐採されていて視界が良くなってます。

西側を眺めてみるとちょこんと白い物があります。

冬だから富士山とすぐに解りますね。

まさかのビューポイントに二人で大喜びしました。

塔ノ岳山頂から富士山が見えない確率80%以上のHさんがいるので、いまのうちに富士山を楽しんでおかないと(笑)。

 

大倉から30分くらい歩いたところから富士山

 

すぐに樹林の中に入ります。

序盤は基本的に緩やかな傾斜の上り坂で、たまに無名ピークから少し下るを繰り返します。

牛首を通過し、牛首から10分くらい歩いた場所にもビューポイントがありました。

先ほどに比べれば富士山もだいぶ見えますね。

この感じだと三ノ塔山頂までは富士山は見えそうです。

 

大倉から1時間10分くらい歩いたところから富士山

 

三ノ塔山頂が近付いてくると傾斜が急になってきます。

急傾斜の坂を登り終えれば三ノ塔山頂はすぐと思っていたら、急傾斜の坂はもう1箇所ありました。

少し記憶が曖昧でしたね。

三ノ塔山頂手前にちょっとしたビューポイントがあります。

以前はもう少しいい眺めだったような気がするんですが。

周りの木が成長したんでしょうね。

 

三ノ塔山頂手前にあるビューポイントから富士山

 

ビューポイントから先は少し左右にクネクネしたところを通ると表尾根の登山道の分岐に出ます。

分岐を左に曲がると20秒で三ノ塔山頂です。

 

三ノ塔山頂

三ノ塔山頂から富士山と塔ノ岳

三ノ塔山頂から富士山をアップで

 

三ノ塔山頂からは素晴らしい富士山を望めます。

Hさんが丹沢に来たのにこの眺めは奇跡ですね(笑)。

自分は先週も見ているので東側の景色を眺めに行きます。

南東側は江ノ島や三浦半島や房総半島、北東側はスカイツリーや筑波山も望めました。

 

三ノ塔山頂からスカイツリーをアップで

三ノ塔山頂から表尾根の山々

 

 

【三ノ塔~塔ノ岳】

三ノ塔山頂に出来た新しい避難小屋を覗いてみます。

中はテーブルとイスが窓側と真ん中に設置されていて、30人くらいは休憩出来そうです。

窓ガラスが透明で避難小屋の中から絶景を楽しめそうなのは、早朝の寒い時間などは便利かもしれませんね。

 

北側にあるお地蔵さんのある場所まで平坦な道を歩いていきます。

お地蔵さんのある場所からは本日核心部と言っても過言ではない三ノ塔から鞍部までの下り坂です。

木段がある場所は問題ありませんが、木段がない場所はカッチンカッチンに凍っています。

軽アイゼンを装置すればいいのですが、めんどくさい。

へっぴり腰でゆっくり下っていきました。

1回だけツルンッと滑りましたが、何事もなく済みました。

下る途中でトレランのお姉さんに追い抜かれてしまいました(汗)。

 

鞍部からの登り返しはちょろっとですが、冬場は頭をゴツンとする場所があるので要注意です。

積雪や凍結があると足下ばかり見てしまい正面にある木に気付かないんですよね。

今回は足下を気にする必要が無かったので前を見ながら歩けました。

いつもヘッドロックされる木は伐採されていました。

登山者の為に伐採するなんて申し訳なさすぎます。

 

丹沢ブルーに映える烏尾山荘を通り過ぎると、烏尾山山頂です。

烏尾山山頂からも富士山がよく見えます。

Hさんに休憩するか問いかけますが、まだまだ大丈夫と力強い返事が返ってきました。

烏尾山山頂で休憩しないことにしました。

 

烏尾山荘

烏尾山から富士山

 

烏尾山山頂から木段を下るとドロドロの登山道になります。

丹沢名物が始まりましたね。

表尾根のドロドロの登山道は、標高の低い東側斜面だけで済んだのが救いです。

不要なクサリ場を通り過ぎ、ひと登りすると山頂が狭い行者岳です。

お腹がグーグー鳴っていたのでパンを食べる為に少し休憩させていただきました。

いつもは誰かが休憩していて通過するだけですが、誰もいなかったので行者岳からの景色を眺めてみました。

行者岳からも富士山がよく見えるんですね。

 

行者岳山頂

行者岳山頂から富士山

 

行者岳から塔ノ岳方面は小規模な岩場にクサリが設置されています。

最初のクサリ場で「こんなに小規模だっけ?」と2人で呆気に取られていたら、少し先に記憶に残っているクサリ場がもう1箇所ありました。

登山者が多いと渋滞する場所なんですよね。

岩場が凍結していたので珍しくクサリを使用しながら三点支持で下りました。

 

クサリ場が終わると崩壊地の上り坂です。

整備されているのでいつも安心して歩けますが、台風19号の影響で崩れたようで緊張感のある場所が1箇所ありました。

 

ガレ場

 

崩壊地を登りきると政次郎ノ頭です。

展望のいいピークでテーブルとベンチが設置されていて、休憩には最適です。

後ろからソロのおじさんがピタリと着いてきたので追い抜いてもらおうと休憩します。

するとソロのおじさんも休憩するではないですか。

おいおい(汗)。

仕方なく休憩せずに出発することにしました。

 

政次郎ノ頭山頂から少し下った後、すぐに登り返しが始まります。

この辺りから登山道に残雪が目立つようになります。

整備された木段を登りきると新大日山頂です。

今度はHさんのお食事タイムで少し休憩しました。

 

新大日山頂から少し下った後、少し登り返すと木ノ又小屋があります。

木ノ又小屋近辺がいちばん積雪量が多かったですね。

木ノ又小屋の先にある木ノ又大日を越えるとようやく塔ノ岳山頂が目の前に現れます。

見た目は大したことない標高差に見えますが、そこそこの標高差です。

 

木ノ又大日から富士山

 

ここでHさんから「先に山頂に行っててください」と言われてしまいます。

Hさんは久しぶりの山登りで上り坂の限界がきたようですね。

それならばと1人でサクサク歩き始めます。

 

塔ノ岳山頂手前から富士山

 

塔ノ岳山頂手前で先行者のソロの方に追い付きます。

ソロの方は追い抜かれたくないようで道を譲ってくれませんでした。

仕方なくソロの方の後ろを歩いて塔ノ岳山頂に。

11時と遅めの到着でしたが、目の前にはキレイな富士山があります。

Hさんがいるのに奇跡としか言いようがありませんね。

 

塔ノ岳山頂

 

先週も同じ景色を眺めているので感動はいまいちですが、いい景色を眺めることが出来て良かったです。

景色を満足したところでHさんのお出迎えをしに表尾根方面に移動します。

タイミングよくHさんが登ってきました。

疲労困憊のような足取りでしたが、本人曰く疲れていないそうです。

Hさんと合流してから再び塔ノ岳山頂からの富士山を眺めます。

「景色を楽しむ」という目的は果たせたかな?

あっ、鍋割山からの富士山もありましたね。

鍋割山山頂まで富士山が見えるといいのですが、到着予定が12時過ぎなので期待は出来ませんね。

 

塔ノ岳山頂から富士山と南アルプス

塔ノ岳山頂から富士山と箱根の山々

塔ノ岳山頂から蛭ヶ岳、檜洞丸などの丹沢の山々

塔ノ岳山頂から富士山をアップで

塔ノ岳山頂から表尾根の山々

 

その2へ続きます。

 

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2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その3

その2からの続きです。

 

【蛭ヶ岳~丹沢山】

蛭ヶ岳山頂から丹沢山、塔ノ岳と続く稜線を眺めながら下山します。

行きと違って登山道にある雪が解け始めてます。

アイゼンの効果がなく滑ったり、踏み抜いたりと歩きにくい。

登山道のことを考えると蛭ヶ岳山頂でノンビリしない方がよかったのかも。

それかビール効果で歩き方が雑になってるのかな?

きっと原因は後者でしょう!

 

蛭ヶ岳山頂から丹沢山方面へ

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところから丹沢山へ続く稜線

 

鞍部まで下ってやせ尾根でソロのおじさんとすれ違います。

先に痩せ尾根を歩き出しているのに、向かい側から来たおじさんは痩せ尾根の手前で待たずに痩せ尾根に突入してきます。

しかも避ける気配もないので、やせ尾根の幅広い場所で避けて待ちました。

後から来たソロのおじさんがやせ尾根に突っ込んで来ないで待つべきでしょ!

もう(怒)。

丹沢に来る登山者のマナーは相変わらずですね。

だから丹沢を敬遠したくなるんです。

 

痩せ尾根を通り過ぎると鬼ヶ岩への急傾斜の上り坂です。

雪が緩み始めているので慎重に登りました。

鬼ヶ岩まで登った後は鬼ヶ岩からの眺めを楽しみますが、富士山が見えなくなってきましたね。

今日はこのまま見えなくなりそう。

 

鬼ヶ岩への急傾斜の上り坂

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩の頭への緩やかな上り坂も踏み抜きます。

ズブズブと沈みながらでなかなか前に進みませんでした。

鬼ヶ岩の頭を越えると足下が安定しました。

棚沢の頭を越えて不動ノ峰の山頂に。

 

鬼ヶ岩の頭から丹沢山へ続く登山道

棚沢の頭から不動ノ峰

 

不動ノ峰山頂を通り過ぎるとしばらく富士山とお別れです。

今日はもう雲に隠れているので名残惜しさは無いですが。

 

不動ノ峰山頂の少し先から丹沢山から塔ノ岳の稜線

 

不動ノ峰休憩所を通り過ぎ、鞍部まで下ります。

あとは丹沢山への登り返しです。

北側斜面にある為、積雪量がいちばん多い場所です。

雪解けはまだのようで足下が安定していて楽に登ることが出来ました。

丹沢山まで0.1Kmのピークを越えてちょろっと登れば丹沢山の山頂です。

丹沢山山頂で休憩しようと思ったらベンチが埋まってます。

仕方なく休憩せずに先に進むことにしました。

 

丹沢山山頂

 

 

【丹沢山~塔ノ岳】

丹沢山からは積雪量が激減します。

南側にあって日当たりがいいのと登山者の差ですかね。

南側斜面は解け始めています。

ドロドロになっている場所もあります。

アイゼン装着しているので泥んこにならないのが救いですかね。

でも、泥跳ねは酷い。

北側斜面は積雪がありますが、シャーベット状になっています。

アイゼン無しでも歩けますが、今日はアイゼン装着した状態での運動が目的なのでアイゼンは外しませんでした。

 

竜ヶ馬場から大山

竜ヶ馬場の少し先のドロドロの登山道

日高から塔ノ岳

日高の少し先から塔ノ岳

 

竜ヶ馬場、日高を越えて塔ノ岳山頂への上り坂です。

シャリバテで足が前に進まなくなりました。

竜ヶ馬場のベンチで何か食べておくべきでしたね。

牛歩で塔ノ岳山頂まで登りきりました。

 

塔ノ岳山頂

塔ノ岳山頂から表尾根

 

塔ノ岳山頂は朝に比べればそこそこの賑わいです。

富士山は相変わらず雲隠れしたまま。

眺めはいまいちですね。

西側から吹いてくる冷たい風で寒い。

でも、何かを食べておかないと。

おにぎりを1つ食べることにしました。

 

塔ノ岳から大倉まではアイゼン不要なのでアイゼンを外しました。

重りが無くなると足が軽くなりますね。

 

【塔ノ岳~大倉】

足が軽くなりましたが、金冷しまでは登山道がシャーベット状になっている箇所もあるのでスピードが出ないようにセーブしながら歩きます。

金冷しからは鍋割山に行こうか悩みましたが、登山道の状況も解らないのでやめました。

 

塔ノ岳山頂からの登山道

 

金冷しの先にある小ピークを越えると登山道に積雪はなくなります。

ペースアップしてもいいのですが、今日はノンビリ歩くことにしました。

花立山荘まで下って帰りもトイレに寄ります。

アイゼンを装着しているとトイレに入れないので、花立山荘のトイレが最適ですね。

 

花立山荘とお世話になったトイレ

 

花立山荘からはひたすら下るだけ。

思ったよりも登山者が少なくて軽快に歩けました。

登山道が終わって大倉までの車道歩きの途中にロウバイが咲いている場所があります。

いつものように写真撮影が始まります。

頑張ってみましたが、少し暗かったので写真映りはいまいちでした。

 

登山者が居ても落ち着いているシカさん

ロウバイ

 

その後は無人の野菜直売所を覗きながら大倉まで戻りました。

大倉バス停の前には菜の花が咲いてます。

キレイだったので吸い寄せられてしまいました。

 

菜の花

 

帰宅後、靴下を脱いで両足の踵の上の傷口を見てみます。

ずっと痛かった左足は皮が剥がれて無くなっていて、親指の爪の大きさの穴ぼこがありました。

右足も皮が剥がれていて、小指の爪の大きさの穴ぼこがありました。

どちらも軽症では無いですね。

2週間後の青梅マラソンまでに完治して欲しいですが、左足の傷の深さだとギリギリかな。

3日後まで痛くて歩けませんでしたが、4日目以降は絆創膏をすれば痛みを感じなくなりました。

 

 

コースタイム

大倉(6:08)~(7:09)駒止茶屋(7:09)~(7:57)花立山荘(8:02)~(8:27)塔ノ岳(8:48)~(9:07)日高(9:07)~(9:19)竜ヶ馬場(9:19)~(9:36)丹沢山(9:46)~(10:25)不動ノ峰(10:25)~(10:35)棚沢ノ頭(10:35)~(10:52)鬼ヶ岩(10:53)~(11:17)蛭ヶ岳(11:57)~(12:21)鬼ヶ岩(12:23)~(12:44)棚沢ノ頭(12:45)~(12:54)不動ノ峰(12:54)~(13:28)丹沢山(13:30)~(13:47)竜ヶ馬場(13:47)~(13:59)日高(13:59)~(14:23)塔ノ岳(14:38)~(14:57)花立山荘(14:59)~(15:36)駒止茶屋(15:37)~(16:28)大倉

 

本日のルート

 

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2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【丹沢山~蛭ヶ岳】

お腹を満たしたので蛭ヶ岳に向かうかとベンチから立ち上がりザックを背負います。

ザックが何かに引っ掛かって途中までしか持ち上がりません。

もう一度引っ張ると「ビリッ」と嫌な音が聞こえます。

何に引っ掛かってるんだろうと下を見ると、ベンチの隙間にザックが引っ掛かっていました。

そして嫌な音はザックが破れた音でした(泣)

テンションだだ下がりです。

ザックを確認すると穴はあいてないので最悪の事態は逃れたようですね。

足は痛いし、ザックは壊れるし、何しに来たんだって感じですね。

 

気を取り直して蛭ヶ岳に向かうことにします。

丹沢山山頂からちょっと下った後、下った分だけ登り返すと先程丹沢山に向かう途中で追い抜いたソロの方が戻ってきます。

ソロの方は丹沢山山頂で休憩せずに蛭ヶ岳に向いましたが、積雪量の多さで引き返してきたようですね。

「かなりの積雪量なので気を付けて下さい」とおっしゃってくれました。

しかも何度も繰り返して(汗)。

雪山素人に見えたのでしょうか?

服装と装備は素人さ満点なのかもしれませんね(笑)。

 

丹沢山まで0.1Km地点にある小ピークから富士山と蛭ヶ岳を眺めます。

ここからの眺めは意外と好きなんですよね。

右側にどっしりとした不動ノ峰と左側に富士山、右奥に近そうに見える蛭ヶ岳。

丹沢が雪化粧していると雰囲気がいいですね。

 

丹沢山まで0.1Km地点から富士山と蛭ヶ岳

丹沢山まで0.1Km地点から鞍部へ下る途中の階段が埋もれた登山道

 

丹沢山まで0.1Km地点からの下りは階段が埋もれて何も見えない程の積雪量です。

トレースを信じて歩くのみですが、だいぶ適当に歩かれてる場所もありました。

 

鞍部にある痩せ尾根

 

鞍部まで下ってやせ尾根の小ピークを越えた後は、不動ノ峰への上り坂が始まります。

標高差約150メートルの上り坂で、丹沢山から蛭ヶ岳までの登山道でいちばんキツイ場所です。

登山道が南側にあるところは日当たりがいいので積雪が少ない箇所もありましたが、基本的に登山道は雪で埋もれています。

不動ノ峰休憩所付近は油断するとズブズブと踏み抜く場所もありました。

汗を拭いながら不動ノ峰の山頂まで登りました。

 

不動ノ峰に向かう途中の登山道1

不動ノ峰に向かう途中の登山道2

不動ノ峰山頂から富士山

 

不動ノ峰山頂からはいつものアングルで富士山をパチリと。

屈まないと富士山がフレームに入りません。

腰が・・・。

危ない危ない。

腰も痛めてしまうとこでした。

 

不動ノ峰山頂を通過すると視界が開けて正面に富士山と南アルプス、右奥に蛭ヶ岳が望めます。

蛭ヶ岳は近くに感じますが、途中にピークが2つあるのでまだ遠いんですよね。

 

不動ノ峰山頂の少し先から富士山と南アルプスと蛭ヶ岳

不動ノ峰山頂の少し先から棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳

 

最初は広い尾根を下っていきますが、登山道がトラバースしている箇所があります。

滑り落ちたりしたら大変なことになるので、慎重に歩きました。

 

不動ノ峰から鞍部へ下る途中にあるトラバースしている登山道

 

鞍部まで下ると痩せ尾根になります。

痩せ尾根は吹き溜まりになりやすい場所なのか、股下辺りまでの積雪があります。

トレースも左右に移動したりしていて少し歩きにくくなっていました。

膝まで踏み抜いた場所もあったので、雪が解け始めているんでしょうね。

ちょろっと登り返すと棚沢ノ頭山頂です。

 

棚沢ノ頭へ続く登山道

 

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎると再び富士山と南アルプスがドーンです。

いい眺めですね。

眺めがいいと前に進みません。

 

棚沢ノ頭山頂の少し先から富士山

 

棚沢ノ頭山頂付近は登山道の雪質が良くなります。

ふかふかで歩きやすい。

でも、鞍部まで下って登り返すとベチャベチャになっている箇所もあります。

登山道が南側にある場所は溶け出すのが早いですね。

 

鬼ヶ岩ノ頭に向かう途中の登山道

 

鬼ヶ岩ノ頭山頂を通過して鬼ヶ岩まで少し下ります。

不思議と北側にあるはずなのにズボズボと踏み抜きます(汗)。

歩き方が雑なんでしょうか。

無駄に体力を失って鬼ヶ岩に到着します。

 

鬼ヶ岩ノ頭から蛭ヶ岳

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

鬼ヶ岩から富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩からはいつものアングルで写真をパチリと。

ようやく目の前に蛭ヶ岳が見えますが、鬼ヶ岩からは一気に急降下します。

クサリ場が2ヶ所あって、慣れてない方だと緊張感があるかもしれませんね。

 

鬼ヶ岩からの下り坂

 

自分は去年も同じような状況で歩いたことがあるので痩せ尾根まで一気に下りました。

クサリ場よりも痩せ尾根を慎重に通過しました。

 

あとは蛭ヶ岳山頂まで登るだけです。

とはいえ雪質がいまいちなのか歩きにくくて前に進みません。

汗も滴り落ちます。

前に進まないのは暑さも影響していますね。

山頂手前は踏み抜きやすい場所もあったりして、予想以上に苦戦して蛭ヶ岳山頂に到着しました。

 

蛭ヶ岳山頂から富士山と南アルプス

 

蛭ヶ岳山頂はまさかの貸切状態です。

ちょっとだけ到着が遅すぎたようで富士山に雲がかかり始めています。

でも、11時過ぎにこれだけの富士山が見えるのなら喜ばなきゃいけませんね。

誰もいないならと、ザックからp-tingさんのビールを取り出して飲んでる体の写真をタイマーでパチリとします。

カメラを適当に置いてダッシュでビールを飲んでみますが、富士山を隠したり、フレームから体がはみ出ていたりとなかなか上手くいきませんでした。

何回かチャレンジしましたが、最終的にはいい写真は諦めました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲む

 

ベンチにザックを置いて檜洞丸方面に30メートルくらい先まで歩いていきます。

今度はビールを雪の上に置いて写真をパチリとします。

この時にカメラのレンズが出たまま雪の上に置いてしまいます。

その後にパチリパチリとビールと富士山の写真を撮しましたが、レンズに水滴がたくさん付いていてビールと富士山のコラボ写真は全滅でした(泣)

すぐに気付けばよかったのですが、気付いたのは5分後で蛭ヶ岳山頂からの写真は悲しい結果になってしまいました。

 

p-tingさんのビールと富士山(レンズに水滴が)

 

富士山の手前にもだいぶ雲が増えてきたので、撮り直しは諦めてビールを雪の中で冷やすことにしました。

ビールが冷えるまではお昼ご飯にします。

富士山や南アルプスをボーっと眺めながらおにぎりを頬張ります。2月とは思えない陽射しで日焼けしそう(汗)。

ただ手は冷たくなるので気温は低いようですね。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビール冷やす

 

おにぎりを食べたら冷えきるのを待てずに雪の中からビールを取り出します。

再びビールを飲みながら富士山と南アルプスをボーっと眺めました。

姫次側からポツポツと登山者が登ってきてお邪魔になってきたので、ビールを飲んだら下山することにしました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲みきりました

 

その3へ続きます。

 

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山行INDEX

 

2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

月曜日から火曜日にかけて雪が降りました。

ようやく雪遊びが出来ると思ったら、火曜日から水曜日にかけて雨になりました。

今週末は雪がどれくらい残っているかがポイントです。

奥多摩と丹沢どちらにするか?

土曜日に行った登山者の情報を見てみると、丹沢の方が丹沢山から蛭ヶ岳までにシッカリと積もってそう。

12月にも行きましたが、大倉から蛭ヶ岳をピストンすることにしました。

例年通り塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼンを装着する予定です。

 

【大倉~塔ノ岳】

電車で行ってもよかったのですが、1年振りのアイゼン装着で時間にゆとりがあった方がいいと思い、車で大倉まで行きます。

6時前に到着しましたが、大倉バス停前にあるコインパーキングはガラガラでした。

ノンビリと準備して空が少しだけ明るくなった頃にヘッデンを手に持ってスタートします。

最初は車道歩きで街灯があるのでヘッデンは未使用のままです。

後ろを振り向くと空が少しずつ焼けてきます。

キレイですね。

 

大倉バス停前にあるレストハウス

大倉から登山道に向かう途中の車道から

 

薄暗いまま登山道に入ります。

スタート時に比べると少し明るくなってきているのでヘッデンの出番はありませんでした。

まだ車で来ている登山者だけなので登山道は登山者が少なくて歩きやすいですね。

尾根に出る少し手前でご来光です。

見晴茶屋から見たかったですね。

登山道も赤色になってキレイでした。

 

見晴茶屋の手前でご来光

 

尾根沿いの広い平坦な登山道を少し歩くと見晴茶屋です。

見晴茶屋からの眺めは雲が多め、沿岸上は雲が湧きやすい気温なんですかね。

見晴茶屋を通り過ぎるとバカ尾根名物の階段と木道を登っていきます。

ペースを抑え気味で歩いていきます。

一本松を通り過ぎて一旦傾斜が緩くなりますが、再び急登になります。

 

ひと登りすると駒止茶屋です。

駒止茶屋の先も傾斜が緩くなります。

ここでペースを落として背後霊のようにピタリと着いてくる方に広い尾根道で追い抜いてもらうことにしました。

今日は塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼン着用する予定なので、塔ノ岳ピストンの方のペースに惑わされたくないですね。

 

少し下った後に少し登り返すと堀山の家です。

堀山の家前からキレイな富士山を望めます。

富士山側は快晴でいい眺めですね。

 

堀山の家から富士山

 

堀山の家を通り過ぎると再び急登になります。

標高差約300メートルの上り坂です。

途中まではいい感じで歩いていましたが、シャリバテ気味になり花立山荘手前で行動食を食べることにしました。

行動食を食べてもすぐにはシャリバテは解消されないのでペースが上がらないまま花立山荘まで歩きました。

 

花立山荘ではキレイ富士山が待っています。

先月も見たばかりですが、富士山を眺めにいきました。

花立山荘からは海側もオレンジ色に光っていてキレイに見えます。

どちらも冬ならではの眺めですね。

 

花立山荘から富士山

花立山荘から相模湾

 

花立山荘の横にあるトイレで一息つきます。

これでお腹のモヤモヤが無くなりました。

ひと安心ですね。(笑)

ペースを上げれない理由はこれもありました。

 

花立山荘から先の登山道の脇には雪がチラホラ出てきますが、気にならない程度で歩くのに支障がありません。

花立のピークの先にあるやせ尾根も表面は凍ってるものの問題なく歩けました。

 

花立山荘を通り過ぎた辺りの登山道

 

鍋割山方面への分岐の金冷しから先は、登山道に積雪がある場所や凍結している場所があります。

自分の靴では凍結している場所はツルッと滑りますが、なるだけ滑りにくい場所を選びながら歩いていきました。

塔ノ岳山頂手前は日当たりのいい場所にある木段歩きなので、何も気にせずに歩けました。

 

花立から塔ノ岳、蛭ヶ岳

金冷しの先の登山道1

金冷しの先の登山道2

 

視界がよくなってきて木段が終わると塔ノ岳山頂です。

塔ノ岳山頂は閑散としていました。

 

塔ノ岳山頂

 

まずは山頂標識のある場所から富士山となりますが、閑散としているのに空気の読めない方が写真に入ってしまう。

空気の読めない方を山頂標識で隠すしかありませんね。

 

塔ノ岳山頂から富士山1

塔ノ岳山頂から富士山2

 

うーん、富士山はいいけど南アルプスが・・・。

空気の読めない方は移動する気配が無いので、山頂標識からの写真は諦めました。

 

塔ノ岳山頂の山頂標識から離れた場所から眺望を楽しみます。

富士山の眺めは最高、南アルプスもバッチリですね。

先月も同じような眺めを楽しんでますが、今日もゆっくりと景色を楽しみました。

 

塔ノ岳山頂から八ヶ岳

塔ノ岳山頂から南アルプス1

塔ノ岳山頂から南アルプス2

塔ノ岳山頂から富士山3

 

ふと、蛭ヶ岳に行くんだと我に返ります。

丹沢山方面の登山道を確認してみると積雪は酷くはなさそう。

アイゼン無しでも行けるかもしれませんが、今日は塔ノ岳から蛭ヶ岳まではアイゼン装置して体力作りをする目的もあるので、塔ノ岳山頂でアイゼンを装着しました。

 

【塔ノ岳~丹沢山】

尊仏山荘の左側にある登山道から丹沢山方面に向かいます。

登山道は塔ノ岳山頂の北側にある為、朝方は凍結しやすいのでアイゼンを装着していると足下を気にせずに歩けて気楽なんですよね。

鞍部までサクサク下っていきます。

 

尊仏山荘の左側にある登山道

塔ノ岳から少し下ったところから丹沢山、蛭ヶ岳などの山々

 

短い距離のやせ尾根を通り過ぎるとすぐに登り返しが始まります。

整備された木段で南側の斜面にある為、積雪が無くなります。

本来ならアイゼンを外すべきですが、アイゼンを装着したままソロリソロリと忍び足で木段を傷付けないように歩きました。

 

ただの通過点のようなピークの日高を越えると、視界が広がって気持ちよい尾根歩きになります。

視界がよくなると左側に見える富士山が気になってしまい立ち止まってしまいます。

前方で歩いているソロの方も自分と同じ感じで何度も立ち止まって写真撮影をしていました。

 

竜ヶ馬場へ登り返します。

大した傾斜ではありませんが、1年振りのアイゼン装着で足取りが重くなります。

そして左側の踵の上に違和感を感じます。

痛みから察しがつきます。

皮が剥けてるんでしょう(汗)

次第に痛みが増してきます。

頭の中で「丹沢山で引き返すか?」と撤退も考え始めますが、「麻痺して痛みに慣れてくれれば蛭ヶ岳まで歩けるだろう」と悪いことも思いつきます。

どうなることやら・・・。

 

竜ヶ馬場のピークを越えて下り坂になると左足の痛みを感じなくなります。

この時に「上り坂だけ痛みに耐えれば蛭ヶ岳まで行ける」となってしまいました。

この決断がどうなるんだか・・・ですね。

 

そして丹沢山への上り坂が始まります。

痛みに耐えながら歩いていきますが、前方を歩いていたソロの方が道を譲ってくれます。

ゆっくり歩きたい気持ちがありますが、譲っていただいので追い抜かさせていただきました。

なるだけゆっくり歩いていきますが、さらに前方に歩いてくれた方も道を譲ってくれます。

そんなに早く歩いていないのになぁ。

痛みに耐えながら丹沢山山頂まで登りきりました。

 

丹沢山山頂から富士山

丹沢山山頂

 

丹沢山山頂には誰もいませんでした。

丹沢山の山名標識のある場所の眺めを楽しんだ後は、みやま山荘前にある広場で休憩することにしました。

シャリバテ防止の為にパンを食べてお腹を満たしました。

 

丹沢山山頂から富士山と蛭ヶ岳

 

その2へ続きます。

 

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2020/01/13(月) 大倉から塔ノ岳、鍋割山(周回)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

三連休の最終日は天気が良さそうなので2日連続で山に行くことにしました。

問題はどこに行くか。

候補は丹沢の大山から塔ノ岳、鍋割山でしたが、30キロ歩いた翌日なので少し軽めに塔ノ岳と鍋割山にしました。

三連休の最終日で車だと帰りに渋滞に巻き込まれそうなので、今回は電車とバスで登山口の大倉まで行きました。

増便のバスに乗ればいいと小田急線の渋沢駅でトイレに寄ってからバス停に行くと、バスは1台しかいません。

しかも乗降口で立っている方が2人もいるほどの満員状態。

詰めてくれる気配もありません。

急いではいないので2番目のバスに乗ることにしました。

いきなり時間のロスをしましたが、今日はノンビリ歩いていくつもりなので気にしないことに。

 

【大倉~塔ノ岳】

終点の大倉バス停で下車すると、大倉レストハウス前には出発前の登山者で賑わっています。

1番手のバスで到着された方ですかね。

すでに出遅れているのでゆっくりせずに出発しました。

登山道になるまでは登山者をごぼう抜きしましたが、登山道に入ってからは歩くペースを落とします。

上着を着たまま出発したのですぐに汗だくになります。

丹沢ベースにあるベンチで上着を脱ぎました。

 

ここから極力ゆっくり歩くことにします。

ゆっくり歩くのは昨日30キロ超えを歩いたばかりで、塔ノ岳山頂まで歩ききる自信がないだけなんです。

なぜかゆっくり歩いても先行者に追い付いてしまいます。

みなさんゆっくり歩きすぎでは?

 

尾根まで登り、最初の展望地の観音茶屋まできます。

いつもなら相模湾が輝いてキレイに見えますが、朝靄で相模湾すら見えません。

横目でチラ見して通過しました。

観音茶屋から一本松までの急坂は牛歩で歩きます。

それなのに汗が滴り落ちます。

「体調が悪いのか?」と考えてしまいましたが、きっと気温が高いのでしょう。

 

駒立茶屋手前の急坂も牛歩で歩きます。

昨日の疲れがあるので騙し騙し歩いていますが、こんな状態で登って意味があるのか?

まあ、正月太りが解消されればいいですかね。

 

駒立茶屋を通過すると西側から冷たい風が吹いてきます。

最初はヒンヤリして気持ちいい。

汗を乾かすのにちょうどいいと思っていましたが、次第に寒く感じてきます。

風が吹くだけで体感温度がかなり変わりますね。

 

尾根が左に曲がりながら少し登ると堀山の家です。

堀山の家の前から富士山が望めます。

今日はキレイに見えましたね。

塔ノ岳山頂までキレイに見えて欲しいですね。

 

堀山の家からの富士山

 

堀山の家からの急坂も牛歩で歩きます。

戸沢からの分岐を通り過ぎ、花立山荘手前の階段になったところで腰に違和感を感じます。

いい天気で山頂からの眺望が期待出来ますが、腰痛が酷くなって1ヶ月後にある青梅マラソンに出場出来なくなったらお話しになりません。

勇気ある撤退も頭に過ります。

あと少しだったので歩くペースを落として花立山荘まで登りました。

 

花立山荘からの富士山

 

花立山荘前の広場から富士山を眺めます。

腰の痛みを忘れてしまう程の素晴らしい富士山が目の前にあります。

先ほど頭に過った勇気ある撤退のことを忘れて塔ノ岳山頂に向かいました。

しかし、気分は変わっても腰の違和感は変わりません。

花立山荘からは腰に手を当てながら歩きました。

 

やせ尾根の登山道、正面は塔ノ岳

崩落地の木道

 

花立山を越え、金冷し分岐を通過します。

小ピークを越え、歩荷した方を追い抜きます。

歩荷した方はチャンプでは無かったので、みやま山荘の方ですかね。

汗がポタポタ落ちながら階段を登っていき、ようやく塔ノ岳山頂です。

 

塔ノ岳山頂

 

三連休なのに塔ノ岳山頂は閑散としています。

そして左側を見るとキレイな富士山がドーンと。

腰の違和感がありましたが、山頂まて来て良かったかも。

南アルプスは雲が少しあって微妙ですが、今日は富士山が見えればOKですね。

 

塔ノ岳山頂から富士山

塔ノ岳山頂から富士山をアップで

塔ノ岳山頂から箱根、伊豆方面の眺め

塔ノ岳山頂から檜洞丸、蛭ヶ岳

 

ちょろっと表尾根側を覗きに行きましたが、午前中は逆光で暗くていまいちですね。

すぐに富士山側に戻りました。

素晴らしい富士山をゆっくり眺めていたい気分ですが、塔ノ岳山頂は冷たい西風が吹いて寒い。

手袋なしは耐えられない程の寒さ。

あと、登山道が解け出して泥濘が酷くならないうちに鍋割山に移動したい。

後ろ髪に引かれながらも本日の目的である「鍋割山山頂からの富士山を眺める」の為に鍋割山に向かうことにしました。

 

【塔ノ岳~鍋割山】

鍋割山に向かおうとしたら塔ノ岳山頂が賑やかになってました。

人気のある山ですね。

塔ノ岳山頂から大倉方面にある金冷し分岐まで戻ります。

上ってくる登山者とのすれ違いが多くて金冷し分岐まで時間が掛かりましたが、金冷し分岐を鍋割山方面に歩き出せば静かになります。

 

塔ノ岳山頂からの階段

金冷し手前の登山道

 

大丸山頂手前の鞍部まで下ります。

そこでお腹がグーグーと鳴り始めます。

ヤバい、シャリバテ警報が鳴り出しました。

力ない足取りで大丸に登り返します。

階段の微妙な段差に苦しみます。

なんとか登りきって大丸山頂です。

大丸山頂はただの通過点のようなピークです。

眺望なしです。

 

大丸手前の登山道

大丸山頂

 

大丸山頂を通り過ぎたところでザックからカロリーメイトを取り出します。

今日は午前中だけの予定なのでお昼ご飯は持ってきていません。

行動食でお腹を満たすことにしました。

大丸山頂から先の登山道は南側にあって日当たり良好、登山道は解け出してドロドロになってます。

遅かったかって感じですね。

 

伊豆と箱根のビューポイントで朝靄の景色を望みます。

伊豆大島が浮かんでるように見えてなかなかいい感じ。

でも、デジカメでは伊豆大島は写っていないという悲しい結果でした。

 

登山道は基本的に樹林の中ですが、富士山がチラチラと見えます。

富士山に雲がかかり始めてきます。

また鍋割山山頂からキレイな富士山が見えないのか?

気温が高いので雲が発生するのが早いですね。

先に鍋割山に登るべきだったのかもしれません。

 

小丸分岐、小丸山頂を通り過ぎるとベンチが設置されている富士山ビューポイントがあります。

うーん、まだ富士山の手前に雲がありますね。

再び樹林の中を歩いていきます。

キレイな富士山を見るという目的が無くなると何のために鍋割山に行くのか・・・となってしまいますね。

 

小丸山頂から少し下ったところの展望地から富士山

 

鍋割山山頂手前にも鍋割山と富士山を重ねて見える場所があります。

先程に比べれば富士山手前の雲が少し無くなったかな。

ちょっとだけ期待をしてみます。

 

鍋割山山頂の少し手前にある展望地から富士山、富士山の手前は鍋割山

 

鍋割山の少し手前で後ろから鍋焼うどん目当ての登山者が走ってきます。

鍋焼うどんの予約の為とはいえなんだかなぁ…って感じですね。

鍋割山山頂で景色を眺めながらノンビリと鍋焼うどんを待つべきではないでしょうか。

早く鍋焼うどんを食べたいならもっと早く出発すればいいだけです。

小学生の頃に先生が廊下を走るなって注意しますが、登山者にも「走るな」って注意したい気分ですね。

(小心者なので注意出来ませんけどね。)

 

鍋割山の手前にあるピークを越えて、少しだけ登り返すと鍋割山山頂です。

最初に鍋割山荘の前に行ってみます。

噂通り鍋焼うどんは1500円に値上げされてました。

鍋割山荘前の広場が工事中で入れないので西側にある富士山が眺められる方に移動します。

先程に比べると富士山はよく見えるようになりましたね。

でも、富士山に雲があるので残念な結果になりました。

やはり最初に鍋割山に登るべきだったのかもしれません。

 

鍋割山荘

鍋割山山頂からの富士山

 

富士山を眺めながら少し休憩をしようとしますが、霜が解けて濡れていて休憩する場所がありません。

また続々と登山者がやってきます。

富士山も今以上によく見えるようになると思えないので下山することにしました。

 

【鍋割山~大倉】

鍋割山山頂から2分くらいの場所でダウンして動けなくなってる登山者が登山道を塞いでいます。

鍋割山荘まで水を歩荷してきたのでしょうけど、歩荷し過ぎたんでしょうね。

その後はすぐに渋滞発生します。

団体さんなのでおしゃべりしながら歩いてて追い付かれたことに気付いてくれません。

しばらく最後尾で我慢します。

 

渋滞中の登山道

 

数分後に上ってくる登山者とのすれ違いで最後尾の方が気付いてくれます。

最後尾の方がみなさんに避けるように声をかけていただいたので渋滞から解放されました。

その後も続々と登山者が登ってきます。

何度も避けて待たないといけないのでなかなか前に進みませんね。

 

No.6の標識の場所を通り過ぎるとようやく登山者が減少しました。

急坂を下ると後沢乗越の分岐に出ます。

後沢乗越からは尾根を外れて沢沿いまで下りていきます。

途中で両手に4リットルの大五郎を持って登る登山者とすれ違いました。

鍋割山に登る登山者はパワフルな方が多いのかも。

自分は非力ですね。

 

沢沿いになって橋を渡ると林道の終点にある二俣です。

二俣には鍋割山荘まで歩荷する為の水が置いてあります。

逆ルートの登山者はここから鍋割山荘まで歩荷しているんですよね。

 

歩荷用の水

歩荷用の水の説明

 

二俣からは砂利道の長ーい林道歩きです。

二俣から数分歩いたところに唯一開けた場所があります。

後ろを振り向くと鍋割山稜が望めます。

どれが鍋割山かは解りません。

もしかしたら見えてないのかも。

 

林道の開けた場所から鍋割山稜

 

中途半端な大きさの砂利の上を歩くので足の裏が痛くなります。

辛いですね。

二俣から約1時間で林道歩きが終了します。

林道のゲート前には鍋割山荘の営業時間の説明がありました。

 

鍋割山荘の営業時間の説明

 

林道のゲート前から左に曲がって数分だけ登山道歩き、シカ避けの柵を抜けると民家のある車道に出ます。

道端にある無人の野菜直売所を眺めながら歩いていきます。

キャベツやネギが100円なんて安い。

でも、今日は電車なので荷物は増やしたくないので何も買いませんでした。

 

無人の野菜直売所

 

ノンビリ歩いて大倉バス停に到着です。

大倉バス停には10人ほど並んでいたので最後尾にザックを置いて時刻表を確認します。

渋沢駅行きのバスは12分後だったので、靴を洗ったりして時間を潰しました。

 

コースタイム

大倉(7:18)~(8:22)駒止茶屋(8:22)~(9:12)花立山荘(9:12)~(9:38)塔ノ岳(9:51)~(10:10)大丸(10:10)~(10:25)小丸(10:25)~(10:42)鍋割山(10:51)~(11:25)後沢乗越(11:25)~(12:00)二俣(12:00)~(12:58)大倉

 

本日のルート

 

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山行INDEX

 

2020/01/12(日) 鴨沢から雲取山、雲取山から奥多摩駅(石尾根の山々) その2

その1からの続きです。

 

【雲取山~七ッ石山】

ガスで景色もいまいちなのでお腹を満たしたら出発します。

雲取山山頂からの下り坂はカッチカチなので、凍っていない場所を選びながら慎重に歩いていきました。

何事もなく無事に下れました。

 

小雲取山から石尾根方面

 

帰りは小雲取山山頂には立ち寄りませんでしたが、ヨモギの頭の山頂に立ち寄りました。

ヨモギの頭山頂に着くと上空から雪がパラパラと落ちてきます。

悪い方の天気予報が当たってしまいましたね。

すぐには積もらなそうな小雪なので気にしないことにしました。

 

ヨモギの頭山頂から石尾根方面

 

ヨモギの頭山頂に着いたタイミングでソロの女性の方が登ってきます。

ソロの女性から「雲取山まであとどれくらいですか?」か聞かれ、「30~40分です」と返事をしてしまいましたが、「40~50分」と返事をするべきでしたね。

「小雲取山手前の急坂はここの3倍くらいあるので、そこを登りきればあとは大したことないですよ」とお伝えしてお別れしました。

 

奥多摩小屋を通り過ぎた辺りから登山道がドロドロになります。

泥跳ねも酷い。

テンションが下がりますね。

雪がすぐにやんだのが救いかな。

ダンシングツリーを通り過ぎる辺りまで泥濘の連続でした。

 

ブナ坂を直進して七ッ石山に向かいます。

すぐに先行者に道を譲られます。

ゆっくり登りたいのになぁ・・・と思いながらも追い抜かさせていただきました。

仕方なく七ッ石山山頂まで一気に登りきりました。(足取りが重いといいつつ歩けるんじゃないか!)

 

七ッ石山山頂

七ッ石山山頂から雲取山

 

七ッ石山山頂で後ろを振り向くと雲取山が見えます。

あれっ、晴れてる(汗)

雲取山山頂に着いたタイミングが悪かっただけみたいですね。

七ッ石山山頂から南側を眺めると大菩薩・丹沢方面は明るくなっています。

丹沢が正解だったのかな?

 

【七ッ石山~鷹ノ巣山】

七ッ石山の山頂で休憩せずに千本ツツジに向かいます。

最初の七ッ石小屋への分岐を通り過ぎると登山道がツルツルで何回かツルッとなりましたが、コケずに済みました。

2つ目の分岐を通り過ぎ、千本ツツジ手前の展望地に出ます。

相変わらずどんよりとした曇り空でいまいちですね。

千本ツツジの手前からは登山道が霜柱で盛り上がってます。

足を置くとズブズブと沈んでいきます。

前に進まないし、体力が消耗されますね。

 

千本ツツジ手前の展望地からの眺め

千本ツツジ手前の登山道

 

千本ツツジを越えて鞍部に下る途中で登山道にシカさんがいます。

カメラを向けようとしたらシカさんは北側にある樹林の中に逃げてしまいました。

でも、樹林の中で自分のことを警戒して見ています。

子ジカがいちばん近くにいたので写真を1枚パチリとして先に進みました。

 

千本ツツジから高丸山と日陰名栗峰

千本ツツジから少し下ったところにいたシカさん

 

千本ツツジから鞍部まで下り巻き道の通行止めを確認してから高丸山に向かいます。

少し歩くとソロの男性(七ッ石山から奥多摩駅までですれ違った唯一の登山者)とすれ違います。

こんな天気でも石尾根を縦走してくる人がいるんですね。

 

高丸山山頂手前から雪が強くなります。

後ろを振り向くと大菩薩方面が真っ白で見えなくなってます。

雪が風で流れてきているんでしょうね。

 

高丸山山頂手前の幹が白くなっていた木(シカさんの仕業?)

高丸山山頂手前からの眺め

 

霜が解け出して滑りやすく苦戦しながら高丸山山頂まで登りました。

高丸山山頂で一息つきたかったのですが、雪が吹き付けてくるので休憩どころではありません。

高丸山は休憩せずに通過しました。

 

高丸山からの下りはどこを歩いても滑るので危険です。

冬場はいつも左側からくだりますが、例年以上に滑りやすそう。

左側の樹林の中から下ることにしました。

 

高丸山山頂から東側の登山道

 

中腹辺りまで順調にきていましたが、油断したのか1回ズルッと滑ってしまいました。

落ち葉の下の状態がわからないので対処しようがないですね。

忍び足で右側に移動して、右側から下ることにしました。

 

鞍部まで下り、日蔭名栗峰に向かいます。

最初の緩やかな傾斜の登山道を歩いているとまたシカさんがいます。

今回はシカさんが先に気付いたので、シャッターチャンスはありませんでした。

牛歩で歩いて日蔭名栗峰の山頂手前まできます。

後ろを振り向くと先程は白くなっていた大菩薩方面は視界が良くなっていました。

山の天気は変わりやすいといいますが、今日はホントによく変わりますね。

 

日蔭名栗峰の山頂を通り過ぎ、視界がいい場所から奥多摩三山を眺めます。

奥多摩三山の上空はどんよりした曇り空で眺めはいまいちした。

正面に鷹ノ巣山を見ながら下る登山道はドロドロです。

滑りながら下っていきます。

巻き道と合流する分岐で左側を見ると木に食い込んでる看板が目に入ります。

近付いて見てみると、完全に看板が木に食い込んでますね。

恐ろしい生命力です((((;゜Д゜)))

 

木に食い込んでる看板

 

平坦になった登山道を歩いて鷹ノ巣山避難小屋です。

トイレ休憩だけにするつもりでしたが、鷹ノ巣山山頂も雪で休憩どころではないと思い、鷹ノ巣山避難小屋で休憩することにしました。

鷹ノ巣山避難小屋の外は2℃、寒いので中に入ることにします。

でも、中はもっとヒンヤリ((+_+))。

温度計を見ると-2℃でした。

寒いはずです。

避難小屋の中で温かいコーヒーを飲みなが体を温めました。

 

1ヶ月前に比べると20分遅れぐらいで鷹ノ巣山避難小屋を出ます。

時間のことは気にせずにノンビリ歩いていきます。

鷹ノ巣山山頂までの中間点付近の展望地からの眺めはいまいちのまま、鷹ノ巣山山頂手前の展望地からは雲取山、芋ノ木ドッケなどが望めました。

うーん、雲取山がガスってたのは自分がいた時だけですか。

 

鷹ノ巣山山頂手前から雲取山

 

程なく鷹ノ巣山山頂に到着します。

鷹ノ巣山山頂からも眺めはいまいちですね。

貸切状態だったのでp-tingさんのビールで記念撮影して遊びました。

 

鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山山頂からの眺めとp-tingさんのビール

 

 

【鷹ノ巣山~奥多摩駅】

鷹ノ巣山避難小屋で休憩したばかりなので、ノンビリせずに先に進みます。

鷹ノ巣山山頂からはユルユルの登山道、油断するとズルッとなります。

下り坂は慎重に歩いて何事もなく済みましたが、平坦になったらツーっと滑りました。

転倒せずに済んだのが救いかな。

緩やかに登り返すと水根山の山頂です。

山頂には十数匹のシカさんがいましたが、自分のことに気付いたようでシカさんが一斉に逃げていきました。

 

水根山山頂からの下り坂も滑ります。

滑りにく場所を探しながら下っていくと、またまたシカさんがいます。

カメラを向けたら逃げられてしまいましたが、樹林の中から自分のことを警戒して見ていたので、パチリとさせていただきました。

七ッ石山から奥多摩駅までに出会った登山者は1人でしたが、出会ったシカさんは20~30匹ですかね。

どれだけいるんでしょうか。

 

水根山付近にいたシカさん

 

城山山頂、カラ沢の頭山頂に立ち寄りましたが、将門馬場には立ち寄らず一般ルートで歩いていきました。

そして六ッ石山手前の鞍部まで下ります。

いよいよ本日の核心部の六ッ石山北側の登山道に突入です。

思い描いていた通りに登山道がアイスバーンになってます。

軽アイゼンを装置すれば核心部ではありませんが、めんどくさがり屋さんは軽アイゼンを装置しません。(威張るなよ!)

3回ほど左足が日原側にツルンとなってヒヤリとしました。

 

六ッ石山の北側の登山道

 

ガスも出てきて視界が悪くなります。

六ッ石山は巻いてもいいレベルの視界の悪さでしたが、ピークに行かないと山に来たと言えないので、分岐を折り返すように右に曲がって六ッ石山山頂に向かいます。

本日最後の上り坂をちょろっと登ると六ッ石山の山頂です。

六ッ石山山頂は当然のように真っ白です。

すぐに退散しました。

 

六ッ石山山頂

 

狩倉山を巻いて御前山と大岳山の眺望がいい下り坂を下っていきます。

今日はガスと雪で真っ白で何も見えません。

 

狩倉山から下ったところの登山道

 

三ノ木戸林道への分岐の手前までくるとガスが無くなり、視界がよくなりました。

三ノ木戸林道には行かず分岐を直進します。

三ノ木戸山を巻いて樹林の中のヌルヌルゾーンに突入です。

確実に滑りまくるのは解っているので、今回は登山道の上を歩いて回避しました。

 

抉られているヌルヌルゾーンを上から覗く

 

その後は淡々と歩いて1ヶ月前と比べて30分遅れで六ッ石山登山口に、車道とショートカットの道を歩いて明るいうちに奥多摩駅に到着しました。

ホリデー快速の出発時間の4分前でしたが、ホリデー快速は鳩ノ巣駅に停車しないので乗れません。

靴を洗い待合室でヌクヌクしてから30分後の各駅停車に乗りました。

 

奥多摩駅

 

コースタイム

鴨沢バス停(6:42)~(7:07)小袖緑道あがり(7:07)~(8:09)堂所(8:09)~(8:46)七ッ石小屋(8:46)~(9:08)七ッ石山(9:10)~(10:26)雲取山(10:41)~(11:42)七ッ石山(11:43)~(12:06)千本ツツジ(12:06)~(12:30)高丸山(12:30)~(12:55)日陰名栗峰(12:55)~(13:15)鷹ノ巣山避難小屋(13:25)~(13:46)鷹ノ巣山(13:51)~(15:05)六ッ石山(15:06)~(16:20)石尾根縦走路・六ツ石山登山口(16:20)~(16:48)奥多摩駅

 

本日のルート

 

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山行INDEX

 

2020/01/12(日) 鴨沢から雲取山、雲取山から奥多摩駅(石尾根の山々) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

今回は2020年の初の山登り、例年通りに奥多摩からスタートすることにしました。

三連休の中日はもともと雨予報の日。

でも、金曜日に雨が降らない可能性があるという天気予報もあります。

南岸低気圧の通過する場所次第で、雨が降ったり降らなかったりになると天気予報は自信のなさげ。

そんな時は天気予報なんて気にしないで山に行くべし。

景色を度外視すれば静かな山歩きが出来ますからね。

 

1ヶ月前に歩いたばかりですが、鴨沢→雲取山→奥多摩駅にしました。

前日にジムで体重を計ったら、過去5年以内の最高体重と驚きの数字。

今回は正月太りの解消がいちばんの目的ですね。

 

【鴨沢~七ッ石山】

先月と同じで奥多摩駅から鴨沢西行きの始発に乗ります。

バスに乗車したのは4人で途中下車が1人(奥多摩湖で1人下車)、鴨沢バス停で下車したのは3人でした。

バス停の向かい側にある待合所で支度をしてから、いちばん最初に出発しました。

 

鴨沢集落から丹波山村営駐車場まではいつも通りのペースで。

丹波山村営駐車場の少し先にあるタバスキーが見守る登山口から登山道に入ります。

少し歩くと木漏れ日がさしてきます。

足元に見える自分の影は背が高くなってます。

おっ、足も長い。(ホントは短い?)

今日は正月太り解消が目的で景色は度外視だったので、まさかの快晴で楽しみになりましたね。

 

自分の影

 

体が重いのでノンビリ歩いていきます。

天気予報が悪かったので登山者が少ないですね。

堂所までにすれ違った登山者は1人で、追い抜いた登山者はいませんでした。

堂所を通り過ぎると樹林の隙間から富士山が見えるのですが、富士山の周りに雲がたくさんありますね。

奥多摩は快晴でも富士山の方は天気がいまいちのようです。

 

富士山ビューポイントで再び富士山を探します。

ちょろっとだけ富士山が見えました。

今日の富士山はこれが最後でしょうね。

 

堂所の先にある富士山ビューポイントからちょっとだけ見えた富士山

 

富士山ビューポイントの少し先で本日初の登山者を追い抜きます。

なんと今日は雲取山までで追い抜いた登山者は最初で最後でした。

いつものようにマムシ岩からは破線ルートでショートカットします。

 

マムシ岩の先にある破線ルート(右側)の分岐

 

破線ルートは急傾斜なので牛歩になりました。

景色が期待できないので七ッ石小屋は通過します。

七ッ石小屋から水場に向かう途中で水を引くパイプが登山道にあります。

明るいから気付きますが、夜だと足を引っ掛けそうですね。

 

七ッ石小屋の先の登山道(パイプが登山道の上にある)

 

いつものように七ッ石小屋の先にある水場に寄りました。

あれっ、いつも豊富な水が流れてるのに水量が少ない。

七ッ石小屋に水を引いてるせいですかね。

ポカリを1リットル作るのに2分くらい掛かってしまいました。

帰りに作ればよかったかな?

 

ザックを背負うと飲み物が4リットルから5リットルになっただけなのにズシッと重く感じます。

情けないですね。

石尾根縦走路までの急坂で足取りが重くなって苦しみました。

石尾根縦走路に出ると傾斜が緩くなりますが、水場での1キロ増量が堪えて前に進みませんでした。

 

七ッ石神社手前にあるちょっとだけ開けた場所から富士山を探します。

おっ、まだちょっとだけ富士山が見えますね。

もう見えないに近いので、七ッ石山山頂に着く頃には見えなくなるかもしれませんね。

 

七ッ石山神社前からちょっとだけ見えた富士山

 

だらしない歩きっぷりで七ッ石山の山頂に到着しました。

七ッ石山山頂は貸切状態です。

北側の雲取山方面は晴れていますが、南側の大菩薩・丹沢方面は曇り空。

富士山もほとんど見えなくなりましたね。

でも、海だけは輝いてます。

今日は山よりも海がキレイですね。

江の島、三浦半島などが望めました。

 

七ッ石山山頂から雲取山

七ッ石山山頂から丹沢と相模湾

七ッ石山山頂から相模湾をアップで

 

 

【七ッ石山~雲取山】

七ッ石山山頂で休憩せずに雲取山に向かいます。

少し歩いたところから左側を見ると飛龍山が見えます。

南アルプスは残念ながら雲の中ですした。

 

七ッ石山山頂から少しブナ坂方面に歩いたところから飛龍山

 

ブナ坂までの下り坂は北側斜面なのでガチガチに凍結しています。

滑りにくい場所を選びながら歩いていきました。

ブナ坂からは青空の下の気持ちいい尾根歩きです。

まだ登山道が解け出していなかったので問題なく歩けましたが、帰りは霜柱が解けてドロドロになってるんでしょうね。

 

奥多摩小屋を通り過ぎヨモギの頭まで登ります。

まだ先は長いので無理しない程度のペースで登りきりました。

ヨモギの頭からの眺めもいまいちですね。

ヨモギの頭から巻き道との分岐までの下り坂が凍結していてツルツルです。

何回かツルッとなってヒヤリとしました。

 

ヨモギの頭の北側の登山道

 

次は小雲取山までの急坂です。

もちろん足が上がらず苦戦します。

水場での1キロ増量は大失敗でしたね。

なんとか登りきっていつものように小雲取山の山頂に立ち寄りました。

 

小雲取山山頂からは例年通りに登山道がツルツルです。

軽アイゼン装置した方が無難ですが、たまに夏道の場所もあるので軽アイゼンは装置しませんでした。

左側の飛龍山方面を見るとガスで見えなくなってきています。

飛龍山にガスが出てくると雲取山もガスの中に入るのは早いので、山頂に着くまでガスが流れてこないことを願いながら歩いていきます。

 

雲取山の山頂手前まで来たところでは上空は青空のまま。

間に合ったと思いながら避難小屋を見ながら最後の急坂を登りきります。

そして後ろを振り向くと・・・ガスが流れてきて真っ白になりました。

水場でのポカリの時間が無ければ。

後悔先に立たずですね。

 

雲取山山頂手前の登山道

雲取山山頂手前

雲取山山頂から石尾根方面

雲取山山頂

 

東京都と埼玉県の雲取山山頂に行ってみますがガスで真っ白でした。

避難小屋の裏から東京都と埼玉県の雲取山山頂までは軽アイゼンがあった方がよさげで、三峰側に向かう登山者はみなさんアイゼン履いてましたね。

雲取山避難小屋外のベンチでひと休みします。

温度計を見ると-2℃。

手袋をしていないと寒さで手が痛くなります。

山頂でビールを飲むつもりで瓶ビールを2本持ってきたのに、この寒さではビールの出番はないですね。

 

その2へ続きます。

 

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2019/12/15(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その3

その2からの続きです。

 

【蛭ヶ岳~丹沢山】

あまりにも眺めが良かったので、蛭ヶ岳山頂で約50分もノンビリしてしまいました。

まだ山頂に居たい気持ちがありましたが、日没が早いので帰ることにします。

最初は整備された階段から下っていきます。

山頂から少し下ったところからの眺めがいいんですよね。

鬼ヶ岩ノ頭、棚沢ノ頭、不動ノ峰、丹沢山、塔ノ岳がよく見えます。

 

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところから鬼ヶ岩ノ頭、棚沢ノ頭、不動ノ峰、丹沢山、塔ノ岳

 

階段が終わると泥々の登山道になります。

油断すると滑るし、靴が泥まみれになるしで歩きにくい。

ゆっくり歩いて泥跳ねを最小限に抑えることしか出来ませんね。

 

階段が終わった後の泥々の登山道

 

トレランの方が続々と蛭ヶ岳に向かっていきましたが、トレランシューズで走るの大変そう。

鬼ヶ岩への登り返しもサクッと登って富士山と蛭ヶ岳の眺めを楽しみます。

12時を過ぎましたが、今日はよく見えますね。

 

鬼ヶ岩手前のクサリ場

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩ノ頭、棚沢ノ頭を越えて不動ノ峰の山頂手前まできます。

不動ノ峰の山頂を通り過ぎると、しばらく富士山は見えなくなるので名残惜しむように振り替えって富士山を眺めました。

 

鬼ヶ岩ノ頭から富士山と南アルプスと蛭ヶ岳

棚沢ノ頭の山頂手前

棚沢ノ頭山頂から不動ノ峰

不動ノ峰山頂手前から富士山

 

不動ノ峰の山頂を通り過ぎると丹沢山から塔ノ岳まで続く稜線がよく見えます。

ここも毎回立ち止まってしまうポイントですね。

 

不動ノ峰山頂を通り過ぎたところから丹沢山から塔ノ岳まで続く稜線

 

少し下ると不動ノ峰休憩所があります。

久しぶりに不動ノ峰休憩所に立ち寄ってみますが、休憩所からの眺望はいまいちでした。

 

不動ノ峰休憩所と丹沢山

 

不動ノ峰休憩所を通り過ぎた後は泥まみれ地獄です。

登山道に関しては蛭ヶ岳まで行かずに丹沢山で引き返した方が幸せなんじゃないかなと感じてしまいます。

転倒しないようにゆっくり歩いて下っていきました。

 

鞍部からは整備された階段を登るだけ。

右側には富士山も見えます。

さすがに富士山が見えにくくなってきましたね。

丹沢山まで0.1Kmのピークを越えて少し上り返すと丹沢山の山頂です。

 

丹沢山山頂と富士山

 

山頂に着いたらまずは眺望をチラ見します。

まだ富士山が見えました。

今日はサービス旺盛です。

景色を眺めた後はベンチで休憩しました。

休憩されていた登山者達はすぐに塔ノ岳方面に歩いていったので、静かに休憩することが出来ました。

 

【丹沢山~塔ノ岳】

塔ノ岳に向かう時に山頂からの眺望をチラ見すると、富士山が雲隠れしているじゃないですか。

先程眺めた時からそんなに時間が経っていないのに。

塔ノ岳の山頂に着く頃に再び富士山が見えることを期待して歩き始めます。

 

丹沢山から富士山

 

竜ヶ馬場のピークを越えて休憩所を通り過ぎます。

鞍部からの日高への登り返しもサクッと登りましたが、先行者に追い付きません。

ゆっくり歩いているとはいえ、誰にも追い付かないとは。

みなさん健脚の方々だったんですね。

 

竜ヶ馬場の休憩所

日高手前の泥んこ道

 

日高から鞍部まで下った後は塔ノ岳への登り返しです。

大倉からのピストンでいちばんツラい場所です。

いつも足が止まりますが、今日は止まらずに山頂まで登りきることが出来ました。

 

塔ノ岳山頂

 

行きと違って塔ノ岳山頂は賑やかです。

通過しようと思ったら団体さんが出発してしまいます。

しばらく追い抜けないことを考えると山頂でノンビリした方がいいかなとなり、塔ノ岳山頂からの眺めを楽しむことにしました。

 

塔ノ岳山頂から富士山

塔ノ岳山頂から表尾根

 

期待通りに富士山も顔を出してくれました。

反対側の三ノ塔へ続く表尾根もよく見えました。

 

【塔ノ岳~大倉】

時間潰しも飽きたので渋滞覚悟で下山します。

最初は階段で正面に相模湾や伊豆、右側に富士山と眺望抜群。

 

塔ノ岳山頂から少し下ったところから富士山

 

数分歩くと背の低い樹林の中に入って眺望がなくなります。

団体さんが多くなり前に追い付くとしばらく進まなくなることが増えてきます。

金冷し分岐から鍋割山経由にするか、バカ尾根で下るか悩みましたが、鍋割山経由だと真っ暗になる可能性もあるのでバカ尾根で下ることにしました。

 

金冷し分岐を左に曲がると尾根が細くなります。

小さなアップダウンもあるのですぐに渋滞します。

ここは我慢するしか無い場所ですね。

幸い登山道が広くなったところで追い抜かさせていただけたので助かりました。

団体さんの場合、最後尾にいる方が気のきく方かどうかで違いがでますね。

 

順調に歩き始めますが、花立山荘の手前で若者カップルが前を塞ぎます。

広い登山道ですが、左右に蛇行して歩くので追い抜けません。

本人達にしてみれば最速で歩いているのかもしれませんが、何度も一時停止しないといけないくらい遅い。

丹沢はこのような登山者が多くて道を譲ってくれないので、強引に追い抜いていく方が多いんですよね。

どちらも危ないのでやめて欲しいですね。

マイペースで歩くのがいちばんで、譲り合いは大切です。

花立山荘で本日最後の富士山を眺めていきます。

キレイに見えなくても見えるだけで満足するんですよね。

 

花立山荘と富士山

 

花立山荘からはひたすら下るだけ。

時折り渋滞に嵌まります。

堀山の家までは登山道が狭い場所もあるので仕方ないですね。

 

登山道終盤の大渋滞

 

堀山の家、駒止茶屋を通過すると見晴茶屋までは登山道が広くなります。

他の登山者に迷惑をかけずに追い抜けるので助かります。

見晴茶屋を通り過ぎ、登山道が尾根から外れると再び登山道が狭くなります。

登山者も大勢いるので捌くのが大変でした。

丹沢クリステルがいた場所の少し手前に紅葉がキレイな場所があります。

みなさん立ち止まって写真撮影に夢中になっていました。

もちろん自分も写真撮影しました。

 

キレイな紅葉

 

車道に出て無人の野菜直売所を眺めながら大倉まで歩いていきました。

野菜直売所は100円で販売していてお買い得です。

登山者のみなさん野菜を買っていましたね。

 

大倉に到着した時はバスが到着したばかりのようで大勢の登山者がバスに乗り込んでいました。

バス停を通過して風の吊り橋に向かい、表尾根にある二ノ塔、三ノ塔を眺めにいきます。

風の吊り橋の手前でイルミネーションがあったので、イルミネーションと二ノ塔、三ノ塔の写真にしてみました。

うーん、明るすぎてイルミネーションがいまいち。

もっと遅く下山するべきでしたね。

 

大倉にある秦野ビジターセンター前にあるイルミネーション

大倉バス停

 

コースタイム

大倉(6:23)~(7:26)駒止茶屋(7:26)~(8:14)花立山荘(8:15)~(8:38)塔ノ岳(8:48)~(9:06)日高(9:06)~(9:17)竜ヶ馬場(9:17)~(9:35)丹沢山(9:46)~(10:20)不動ノ峰(10:20)~(10:28)棚沢ノ頭(10:28)~(10:44)鬼ヶ岩(10:47)~(11:05)蛭ヶ岳(11:52)~(12:10)鬼ヶ岩(12:12)~(12:29)棚沢ノ頭(12:29)~(12:37)不動ノ峰(12:37)~(13:07)丹沢山(13:23)~(13:36)竜ヶ馬場(13:36)~(13:46)日高(13:46)~(14:05)塔ノ岳(14:10)~(14:27)花立山荘(14:27)~(15:01)駒止茶屋(15:01)~(15:48)大倉

 

本日のルート

 

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2019/12/15(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【塔ノ岳~丹沢山】

塔ノ岳の山頂にある尊仏山荘の左側から丹沢山に向かいます。

最初はしばらく下り坂。

崩落地の鞍部まで下っていきます。

鞍部はヤセ尾根で以前は高所恐怖症にはビビリポイントですが、かなり整備されて普通に歩けるようになりましたね。

 

塔ノ岳と日高の間にあるヤセ尾根の鞍部

塔ノ岳と日高の間にあるヤセ尾根の鞍部から富士山

 

ヤセ尾根を通り過ぎると、日高への登り返しが始まります。

標高差は大してありませんが、他の登山者は苦戦していますね。

登山道の脇には資材が置かれた場所があります。

木道の整備が行われるんでしょうか。

シャリシャリと音がなる登山道は霜柱で白くなってます。

小ピークを越えて次のピークが日高です。

日高は道標があるだけの通過点という感じです。

 

日高手前の小ピークの霜柱だらけの登山道

 

日高からは視界のいい登山道になります。

まだ登山道は凍結しているので歩きやすいですが、帰りは泥沼化の心配があります。

寒気のパワーで登山道が凍結したままであって欲しいですね。

視界がよくなると富士山が丸見えとなり、立ち止まる回数が増えます。

大して眺めは変わらないのですが、つい写真タイムになってしまいます。

 

日高を通り過ぎた後の登山道(正面は竜ヶ馬場のピーク、左は不動ノ峰)

竜ヶ馬場手前から富士山

 

少し下った後は竜ヶ馬場への登り返しです。

竜ヶ馬場の休憩所の手前から樹林で視界が遮られるので前に進み出します。

竜ヶ馬場のピークを越えると少しずつ上り坂が続きます。

傾斜が緩やかなので歩きやすいですね。

 

丹沢山山頂手前から富士山(右端は蛭ヶ岳)

 

樹林の隙間から富士山がチラチラ見えます。

このままなら丹沢山山頂までは大丈夫そうですね。

ソーラーパネルが設置されている場所を通過すると丹沢山山頂です。

 

丹沢山山頂

 

丹沢山山頂からは富士山方面だけ眺望がありますが、それ以外はありません。

富士山方面の景色を眺めた後はベンチで少し休憩します。

疲れた訳ではありませんが、シャリバテ防止でパンを食べることにしました。

蛭ヶ岳に向かう前にもう一度丹沢山山頂から富士山方面を眺めにいきます。

山頂に着いた時は富士山が日陰で暗くて写真映りがいまいちだったんですよね。

 

丹沢山山頂と富士山

 

 

【丹沢山~蛭ヶ岳】

丹沢山から西側にある登山道を歩いていきます。

少し下ってすぐに下った分だけ登り返します。

丹沢山まで0.1Kmの道標があります。

ここからの眺めは最高なんですよね。

丹沢山で引き返す登山者が多いのですが、毎回ここまで景色を眺めにこればいいのにと思ってしまいます。

東側以外は全て見渡せますからね。

 

丹沢山の隣の小ピークから少し下ったところから不動ノ峰と蛭ヶ岳

丹沢山の隣の小ピークから少し下ったところから富士山をアップで

丹沢山の隣の小ピークからの眺め

 

丹沢山まで0.1Kmの道標からは鞍部まで標高差100m程下っていきます。

鞍部まで下ると登山道が泥々になります。

日当たりがいいので霜柱が解けるのが早いですね。

滑らないように気をつけないと。

 

鞍部まで下り不動ノ峰までの登り返しが始まります。

この登り返しがいちばんツラく感じるんですよね。

日当たりもいいので暑さとの戦いもあります。

汗を垂らしながら歩いていきました。

 

不動ノ峰山頂手前

 

不動ノ峰の休憩所と水場への分岐を通過します。

そういえば水場に寄ったことありませんね。

この時期は凍結していて水は出ていないでしょうね。

 

傾斜が緩くなってくると登山道が泥濘になります。

もう膝下がドロドロ。

ハァー、ため息しか出ませんね。

樹林に囲われて登山道の泥濘が終わると不動ノ峰の山頂です。

不動ノ峰の山頂は眺望なしです。

いつも屈んで不動ノ峰山頂から富士山が見えるように写真撮影をしますが、腰が・・・。

 

不動ノ峰山頂と富士山

 

不動ノ峰の山頂を通り過ぎると目の前に富士山がドーンとなります。

右奥には蛭ヶ岳も見えます。

いい眺めですね。

 

不動ノ峰山頂を通り過ぎたところから富士山方面

不動ノ峰山頂を通り過ぎたところから蛭ヶ岳方面

不動ノ峰山頂から少し下ったところから富士山方面

不動ノ峰山頂から少し下ったところから富士山をアップで

 

不動ノ峰の山頂から下って少し登り返すと棚沢ノ頭の山頂です。

棚沢ノ頭の山頂は分岐になっていて、弁当沢の頭方面に向かうことが出来ます。

まだ歩いたことのない登山道ですね。

 

棚沢ノ頭山頂

 

棚沢ノ頭の山頂も眺望なしですが、山頂を通り過ぎると目の前に富士山がドーンとなります。

富士山を眺めながら鞍部まで下っていきます。

 

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎたところから蛭ヶ岳方面

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎたところから富士山と南アルプス

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎたところから富士山をアップで

 

鞍部からの登り返しも大したことありません。

鬼ヶ岩ノ頭の山頂手前は泥々になった登山道に滑らないように気をつけるだけ。

鬼ヶ岩ノ頭を越えて少し下っていくと鬼ヶ岩があります。

鬼ヶ岩にくるといつもの鬼の角に挟まれた富士山と蛭ヶ岳を写してしまいます。

鬼ヶ岩を入れないほうがいい眺めなんですけどね。

 

鬼ヶ岩と富士山

鬼ヶ岩と蛭ヶ岳

鬼ヶ岩からの眺め

 

鬼ヶ岩からは急傾斜の岩場を下っていきます。

クサリ場が2ヶ所ありますが、凍結していなければ使用せずに歩けます。

岩場を下る途中でトレランの方に追い抜かれました。

鞍部まで下ると後は蛭ヶ岳まで登っていくだけ。

左側に富士山、右側に奥秩父の山々を眺めながら歩いていくと蛭ヶ岳山荘の前に出ます。

 

蛭ヶ岳山荘

 

蛭ヶ岳山荘にはヒルカレーの幟が。

美味しいと聞きますが、まだ食べたことありません。

今日もお昼ご飯を買ってきてしまったので次回ですね。

蛭ヶ岳山頂に移動すると目の前に富士山がドーン。

山頂は閑散としていて、3人登山者が休憩されていました。

 

蛭ヶ岳山頂

 

ザックをベンチに置き、檜洞丸側に少し下って富士山と南アルプスの景色を眺めに行きます。

素晴らしい眺めですね。

お昼ご飯を食べるのを忘れてデジカメのシャッターをいっぱい押しました。

 

蛭ヶ岳山頂から檜洞丸方面に少し下った場所から富士山と南アルプス

蛭ヶ岳山頂から檜洞丸方面に少し下った場所から富士山をアップで

蛭ヶ岳山頂から富士山

蛭ヶ岳山頂にある注意書き

 

富士山と南アルプスの眺めを堪能した後はベンチに戻ってお昼ご飯にします。

ベンチからも富士山と南アルプスは見えます。

蛭ヶ岳は丹沢最高峰で360度の展望がありますが、今日は富士山と南アルプス方面しか興味を示さないほど素晴らしい眺めでした。

天気予報で寒波が南下して寒くなると行ってましたが、蛭ヶ岳山頂は風もなく日当たり抜群です。

日焼けしそうでした。

 

その3へ続きます。

 

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