2020/02/02(日) 大倉から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳(ピストン) その2


その1からの続きです。

 

【丹沢山~蛭ヶ岳】

お腹を満たしたので蛭ヶ岳に向かうかとベンチから立ち上がりザックを背負います。

ザックが何かに引っ掛かって途中までしか持ち上がりません。

もう一度引っ張ると「ビリッ」と嫌な音が聞こえます。

何に引っ掛かってるんだろうと下を見ると、ベンチの隙間にザックが引っ掛かっていました。

そして嫌な音はザックが破れた音でした(泣)

テンションだだ下がりです。

ザックを確認すると穴はあいてないので最悪の事態は逃れたようですね。

足は痛いし、ザックは壊れるし、何しに来たんだって感じですね。

 

気を取り直して蛭ヶ岳に向かうことにします。

丹沢山山頂からちょっと下った後、下った分だけ登り返すと先程丹沢山に向かう途中で追い抜いたソロの方が戻ってきます。

ソロの方は丹沢山山頂で休憩せずに蛭ヶ岳に向いましたが、積雪量の多さで引き返してきたようですね。

「かなりの積雪量なので気を付けて下さい」とおっしゃってくれました。

しかも何度も繰り返して(汗)。

雪山素人に見えたのでしょうか?

服装と装備は素人さ満点なのかもしれませんね(笑)。

 

丹沢山まで0.1Km地点にある小ピークから富士山と蛭ヶ岳を眺めます。

ここからの眺めは意外と好きなんですよね。

右側にどっしりとした不動ノ峰と左側に富士山、右奥に近そうに見える蛭ヶ岳。

丹沢が雪化粧していると雰囲気がいいですね。

 

丹沢山まで0.1Km地点から富士山と蛭ヶ岳

丹沢山まで0.1Km地点から鞍部へ下る途中の階段が埋もれた登山道

 

丹沢山まで0.1Km地点からの下りは階段が埋もれて何も見えない程の積雪量です。

トレースを信じて歩くのみですが、だいぶ適当に歩かれてる場所もありました。

 

鞍部にある痩せ尾根

 

鞍部まで下ってやせ尾根の小ピークを越えた後は、不動ノ峰への上り坂が始まります。

標高差約150メートルの上り坂で、丹沢山から蛭ヶ岳までの登山道でいちばんキツイ場所です。

登山道が南側にあるところは日当たりがいいので積雪が少ない箇所もありましたが、基本的に登山道は雪で埋もれています。

不動ノ峰休憩所付近は油断するとズブズブと踏み抜く場所もありました。

汗を拭いながら不動ノ峰の山頂まで登りました。

 

不動ノ峰に向かう途中の登山道1

不動ノ峰に向かう途中の登山道2

不動ノ峰山頂から富士山

 

不動ノ峰山頂からはいつものアングルで富士山をパチリと。

屈まないと富士山がフレームに入りません。

腰が・・・。

危ない危ない。

腰も痛めてしまうとこでした。

 

不動ノ峰山頂を通過すると視界が開けて正面に富士山と南アルプス、右奥に蛭ヶ岳が望めます。

蛭ヶ岳は近くに感じますが、途中にピークが2つあるのでまだ遠いんですよね。

 

不動ノ峰山頂の少し先から富士山と南アルプスと蛭ヶ岳

不動ノ峰山頂の少し先から棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭、蛭ヶ岳

 

最初は広い尾根を下っていきますが、登山道がトラバースしている箇所があります。

滑り落ちたりしたら大変なことになるので、慎重に歩きました。

 

不動ノ峰から鞍部へ下る途中にあるトラバースしている登山道

 

鞍部まで下ると痩せ尾根になります。

痩せ尾根は吹き溜まりになりやすい場所なのか、股下辺りまでの積雪があります。

トレースも左右に移動したりしていて少し歩きにくくなっていました。

膝まで踏み抜いた場所もあったので、雪が解け始めているんでしょうね。

ちょろっと登り返すと棚沢ノ頭山頂です。

 

棚沢ノ頭へ続く登山道

 

棚沢ノ頭山頂を通り過ぎると再び富士山と南アルプスがドーンです。

いい眺めですね。

眺めがいいと前に進みません。

 

棚沢ノ頭山頂の少し先から富士山

 

棚沢ノ頭山頂付近は登山道の雪質が良くなります。

ふかふかで歩きやすい。

でも、鞍部まで下って登り返すとベチャベチャになっている箇所もあります。

登山道が南側にある場所は溶け出すのが早いですね。

 

鬼ヶ岩ノ頭に向かう途中の登山道

 

鬼ヶ岩ノ頭山頂を通過して鬼ヶ岩まで少し下ります。

不思議と北側にあるはずなのにズボズボと踏み抜きます(汗)。

歩き方が雑なんでしょうか。

無駄に体力を失って鬼ヶ岩に到着します。

 

鬼ヶ岩ノ頭から蛭ヶ岳

鬼ヶ岩と富士山と蛭ヶ岳

鬼ヶ岩から富士山と蛭ヶ岳

 

鬼ヶ岩からはいつものアングルで写真をパチリと。

ようやく目の前に蛭ヶ岳が見えますが、鬼ヶ岩からは一気に急降下します。

クサリ場が2ヶ所あって、慣れてない方だと緊張感があるかもしれませんね。

 

鬼ヶ岩からの下り坂

 

自分は去年も同じような状況で歩いたことがあるので痩せ尾根まで一気に下りました。

クサリ場よりも痩せ尾根を慎重に通過しました。

 

あとは蛭ヶ岳山頂まで登るだけです。

とはいえ雪質がいまいちなのか歩きにくくて前に進みません。

汗も滴り落ちます。

前に進まないのは暑さも影響していますね。

山頂手前は踏み抜きやすい場所もあったりして、予想以上に苦戦して蛭ヶ岳山頂に到着しました。

 

蛭ヶ岳山頂から富士山と南アルプス

 

蛭ヶ岳山頂はまさかの貸切状態です。

ちょっとだけ到着が遅すぎたようで富士山に雲がかかり始めています。

でも、11時過ぎにこれだけの富士山が見えるのなら喜ばなきゃいけませんね。

誰もいないならと、ザックからp-tingさんのビールを取り出して飲んでる体の写真をタイマーでパチリとします。

カメラを適当に置いてダッシュでビールを飲んでみますが、富士山を隠したり、フレームから体がはみ出ていたりとなかなか上手くいきませんでした。

何回かチャレンジしましたが、最終的にはいい写真は諦めました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲む

 

ベンチにザックを置いて檜洞丸方面に30メートルくらい先まで歩いていきます。

今度はビールを雪の上に置いて写真をパチリとします。

この時にカメラのレンズが出たまま雪の上に置いてしまいます。

その後にパチリパチリとビールと富士山の写真を撮しましたが、レンズに水滴がたくさん付いていてビールと富士山のコラボ写真は全滅でした(泣)

すぐに気付けばよかったのですが、気付いたのは5分後で蛭ヶ岳山頂からの写真は悲しい結果になってしまいました。

 

p-tingさんのビールと富士山(レンズに水滴が)

 

富士山の手前にもだいぶ雲が増えてきたので、撮り直しは諦めてビールを雪の中で冷やすことにしました。

ビールが冷えるまではお昼ご飯にします。

富士山や南アルプスをボーっと眺めながらおにぎりを頬張ります。2月とは思えない陽射しで日焼けしそう(汗)。

ただ手は冷たくなるので気温は低いようですね。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビール冷やす

 

おにぎりを食べたら冷えきるのを待てずに雪の中からビールを取り出します。

再びビールを飲みながら富士山と南アルプスをボーっと眺めました。

姫次側からポツポツと登山者が登ってきてお邪魔になってきたので、ビールを飲んだら下山することにしました。

 

蛭ヶ岳山頂でp-tingさんのビールを飲みきりました

 

その3へ続きます。

 

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