月別アーカイブ: 2017年8月

2017/08/27(日) 横岳登山口から赤岳、横岳、硫黄岳 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

八ヶ岳にするか、甲斐駒にするか悩みましたが、高気圧に覆われて天気がよさそうなので、早く稜線に登ることが可能な八ヶ岳を選択しました。

稜線に出ると狙い通り眺めが最高で、お昼頃まで北・中央・南アルプスを望めて、楽しい稜線歩きをすることが出来ました。

 

いつも通りに出発前に家で少し仮眠しますが、起きた時に左足の膝に痛みが走ります。

山で痛くなることはないのに、なぜ?って感じです。

エアコンをつけたまま眠った影響でしょうか。

この時点で甲斐駒は無理かなと感じます。

膝の痛みはあるものの、なんとかなるだろうと出発することにします。

 

運転中はエアコンは控え気味にします。

2時間くらい運転していたら、膝の痛みが無くなったので冷えによる痛みだったようです。

痛みがなくなると甲斐駒にしようかなと悩み始めますが、早く稜線に出ていい景色を眺めたかったので八ヶ岳に登ることにしました。

 

5時前に海ノ口自然郷にある登山者用の駐車場に到着します。

既に4台の車が停まっています。

みなさん早いですね。

隣の車の方は既に準備をしていて、先に出発されました。

 

ヘッデンを出すのも面倒なので、少し明るくなり始める5時頃に出発します。

駐車場の近くにある横岳登山口から登山道に入りますが、別荘地の中なので何回も車道を横切ったりします。

しばらく歩くと砂利道の林道に出ます。

緩やかに下ると、最初の横岳ビューポイントがあります。

横岳がよく見えるので、今日は期待できそうです。

 

林道から横岳

林道から横岳

 

林道を少し歩くと東屋がある広場と登山道の入口があり、ここからが本格的な登山道になります。

15分程歩いた頃に、先に出発されていた隣の車の方を追い抜きます。

ここから稜線までは一人旅になります。

 

樹林帯の中を黙々と登っていきます。

この登山道の悪いところは、目印がなくどの辺まで歩いているのかがまったくわかりません。

1時間程歩いたところに温度計があり、見てみると8℃です。

8月とは思えない涼しさですね。

 

しばらく歩くと、ようやくハイマツ帯になります。

ここまで来ると三叉峰まであと少しです。

 

杣添尾根のハイマツ帯から赤岳と富士山

杣添尾根のハイマツ帯から赤岳と富士山

杣添尾根のハイマツ帯から三叉峰

杣添尾根のハイマツ帯から三叉峰

 

ほぼ予定通りに三叉峰に到着しました。

三叉峰から景色を眺めます。

北・中央・南アルプスが見えます。

東側は雲が多めですが、富士山、金峰山も見えます。

北アルプスの山々に見とれてしまいますね。

 

三叉峰から赤岳、阿弥陀岳

三叉峰から赤岳、阿弥陀岳

三叉峰から北アルプス

三叉峰から北アルプス

三叉峰から横岳

三叉峰から横岳

 

ふと携帯を見ると1通のメールが着ています。

Hさんからで念願の奥穂高岳に行っていると。

写真も添付されていました。

遠くからとは雰囲気が違いますね。

 

槍をアップ?(奥穂に行っているHさんから送付されてきた写真)

槍をアップ?(奥穂に行っているHさんから送付されてきた写真)

 

赤岳をパスして天狗岳に行こうか悩みましたが、この景色を赤岳から眺めることもなかなか無いので赤岳に向かうことにします。

ただ、すぐに後悔することに・・・

横岳から赤岳までは登山者が多くてクサリ場ですぐに渋滞します。

 

赤岳までの登山道1

赤岳までの登山道1

赤岳までの登山道2

赤岳までの登山道2

 

赤岳展望荘まで下ると、赤岳まではちょっとした急登になります。

実は赤岳展望荘から赤岳までの登りは初めてなのでちょっと楽しみです。

最初はクサリ場がある急登ですが、足場がシッカリしているのでクサリは使用しなくても歩けます。

その先にあるハイマツと岩場の狭い登山道の方が歩きにくくてやっかいですね。

その後はひと登りで赤岳山頂ですが、30人くらいの団体さんが下山してきてスレ違いが大変でした。

 

赤岳までの登山道3

赤岳までの登山道3

赤岳までの登山道4

赤岳までの登山道4

赤岳頂上手前で振り返る

赤岳頂上手前で振り返る

 

赤岳山頂は混雑していますが、まずは標識がある南峰に行ってみます。

望める山々は三叉峰と変わりませんが、いい眺めですね。

 

赤岳から権現岳と南アルプス

赤岳から権現岳と南アルプス

赤岳から阿弥陀岳と中央アルプス

赤岳から阿弥陀岳と中央アルプス

赤岳山頂

赤岳山頂

赤岳から奥穂と槍

赤岳から奥穂と槍

赤岳から御嶽山

赤岳から御嶽山

赤岳から乗鞍岳

赤岳から乗鞍岳

 

景色を堪能した後は、北峰に移動して軽く食事タイムにします。

北峰の方が人が少なくて落ち着きますね。

 

赤岳山頂で1時間程ノンビリしたら、横岳に向かいます。

 

 

その2へ続く

 

2017/08/20(日) 留浦~七ッ石山、雲取山

p-tingさん、お疲れ様です。

 

土曜日の東京は夕方からカミナリと雨が酷くて大変でした。

夜まで雨が降っていたので、日曜日に予定していた御殿場口からの富士山は中止にしました。

日曜日も天気がスッキリしそうにないので、雨が降っても危険箇所が少ない雲取山にしました。

 

前日の大雨で小袖乗越にある丹波山村営駐車場も空きはあると思っていましたが、いつも通りに留浦駐車場からスタートします。

鴨沢バス停の裏に「平将門 迷走ルート」の説明が記されている看板がありました。

1/10となっていたので、10箇所あるようです。

本日は10箇所全て探してみることにします。

 

平将門の迷走ルートの説明

平将門の迷走ルートの説明

 

鴨沢バス停の裏から15分程で丹波山村営駐車場に到着します。

丹波山村営駐車場にはキレイなトイレが新設されていました。

駐車場はガラガラで10台程度しか停まっていません。

予想通り空いてますね。

 

丹波山村営駐車場の少し先にある登山口には、「雲取山YEAR」なる看板がありました。

ちょっと来ないと変わるもんですね。

 

登山口に出来ていた看板

登山口に出来ていた看板

 

登山道は前日の雨でユルユルの泥濘、ところどころガスってて視界もいまいち、唯一の救いは8月とは思えない気温と人の少なさです。

今日はガスってて展望が望めないので七ッ石山を巻こうと思っていたら、「平将門 迷走ルート」の説明が七ッ石神社にあるようなので、仕方なく七ッ石山に登ることにします。

七ッ石山の山頂からは予想通り何も見えませんでした。

 

七ッ石山の山頂

七ッ石山の山頂

 

ブナ坂分岐から奥多摩小屋までの登山道の脇にマルバダケブキが咲いているので、写真を撮りながらゆっくり歩きました。

頭痛と腹痛が酷くてダラダラ歩いたので時間が掛かりましたが、雲取山の山頂に到着しました。

山頂の気温は16℃で、8月にしては涼しいですね。

雲取山の山頂もガスっていて展望なしでノンビリしてもいいことは無いので、お昼ご飯を食べ終えたらすぐ下山します。

 

マルバダケブキ

マルバダケブキ

雲取山の山頂手前

雲取山の山頂手前

雲取山から石尾根

雲取山の山頂

雲取山から石尾根

雲取山から石尾根

 

帰りは七ッ石山を巻いていきます。

巻き道の橋を渡ったところにくると、前日の大雨の影響で七ッ石山からの沢が増水して登山道に滝が出来ています。

水しぶきで確実に濡れますが、濡れるのを覚悟してダッシュで通り抜けました。

七ッ石山に登ればよかったと少し後悔しました。

 

七ッ石山の巻き道に出来ていた滝?

七ッ石山の巻き道に出来ていた滝?

 

七ッ石山の巻き道の足元にいたガマガエルに3回ほどビックリさせられ、堂所の少し先にある水場付近では登山道に子シカが仁王立ちしてたりで驚かされましたが、無事に留浦駐車場に戻ることが出来ました。

本日はいろんな意味で不完全燃焼の1日でした。

 

コースタイム

留浦駐車場(6:24)~(6:59)鴨沢登山口(7:01)~(8:07)堂所(8:07)~(9:14)七ッ石山(9:15)~(9:50)奥多摩小屋(9:56)~(10:40)雲取山(11:09)~(12:42)堂所(12:42)~(13:31)鴨沢登山口(13:32)~(13:59)留浦駐車場

 

2017/08/05(土)~06(日) 広河原から北岳、間ノ岳 その3

その2からの続きです。

 

初の山小屋泊で眠れるか心配していましたが、前日の睡眠時間が少なかったこともあり、意外と早く眠れることが出来ました。

ただ、熟睡は出来ずに何回も目が覚めてしまいます。

朝食のお弁当の受け取り時間の4時ギリギリまで眠ろうと思っていましたが、Hさんが、

「星空がキレイに見えるので起きた方がいいですよ」

というので渋々起きて外に出てみます。

(嫌がっていた訳ではなく、コンタクトレンズを装着したりするのが面倒だっただけです。)

空を見上げると、キレイな星空が広がっていました。

 

Hさんが間ノ岳には興味が無かったので、2日目は北岳を登って帰るだけの予定でしたが、お弁当は間ノ岳で食べましょうと言ってくれたので、2日連続で間ノ岳に行くことになりました。

ん、昨日は雨予報の中で間ノ岳に行く必要はあったのか?

ずぶ濡れになったのに・・・

 

乾ききっていない短パンを履いて、左手にお弁当、右手にエビアンとヘッデンを持って夜明け前に北岳山荘を出発します。

北岳と富士山のシルエットがキレイで、写真を撮りすぎになってしまいます。

いつもながら前に進みません。

 

北岳山荘から夜明け前の富士山

北岳山荘から夜明け前の富士山

北岳山荘から夜明け前の北岳

北岳山荘から夜明け前の北岳

 

中白根山の手前辺りからヘッデンが不要になり、中白根山を通り過ぎて5時前頃に日の出を迎えます。

山でご来光を見るのは初めてです。

感動しつつもあっという間に太陽が出てきてしまいます。

 

中白根山の少し先からご来光と北岳

中白根山の少し先からご来光と北岳

日の出

日の出

 

Hさんが、

「写真を撮りながらゆっくり来てください。」

というので、いつも通りに写真を撮っていたら、Hさんは遥か先まで歩いています。

両手が塞がっている状態では走ることは出来ないので、早歩きで追いかけます。

途中で4人組みの若者を追い抜く時には、

「お弁当と飲み物を両手で持って歩く兵がいる!」

と驚かれていました。

 

山頂に日が差してくる頃に間ノ岳の山頂に到着しました。

間ノ岳からは360度の展望です。

南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、富士山と、北アルプスも少し見えました。

尖っている山は槍ヶ岳でしょうか。

Hさんが「奥穂に行きたかったなぁ・・・」と呟きます。

 

間ノ岳から北岳方面

間ノ岳から北岳方面

間ノ岳の三角点

間ノ岳の三角点

間ノ岳から中央アルプス

間ノ岳から中央アルプス

間ノ岳から南アルプスの南側

間ノ岳から南アルプスの南側

間ノ岳から槍ヶ岳

間ノ岳から槍ヶ岳

 

間ノ岳の山頂から農鳥岳方面に少し歩いたところにある開けた場所で、北岳山荘のお弁当を食べることにします。

北岳山荘のお弁当はちらし寿司でした。(1ヶ月前と同じだったようです。)

富士山と南アルプスの南側の景色を眺めながらの朝食になります。

贅沢な景色ですね。

風が吹くと少し肌寒く感じますが、日差しが心地よくてノンビリすることが出来ました。

 

間ノ岳山頂

間ノ岳山頂

間ノ岳から農鳥岳

間ノ岳から農鳥岳

間ノ岳から富士山

間ノ岳から富士山

間ノ岳から北岳と甲斐駒

間ノ岳から北岳と甲斐駒

間ノ岳から仙丈ケ岳

間ノ岳から仙丈ケ岳

 

時間を忘れてゆっくりしていたい気持ちもありますが、10時過ぎになると北岳がガスってしまいそうなので、北岳山荘に戻ることにします。

中白根山に向かう途中でHさんのコンタクトレンズがズレてしまいます。

歩くのに支障は無いそうなので安心しました。

 

中白根山の手前から中白根山と北岳

中白根山の手前から中白根山と北岳

中白根山の山頂

中白根山の山頂

 

中白根山の山頂まで戻った時にHさんが、

「早くコンタクトレンズを直したいから、北岳山荘に先に戻ってます。」

と言うので先に戻ってもらい、自分は中白根山からの景色を眺めてから戻りました。

 

ほぼ予定通りに間ノ岳から北岳山荘まで約1時間で戻ることが出来ました。

北岳山荘で帰り支度を済ましてから北岳に向かうことにします。

 

北岳山荘手前から北岳

北岳山荘手前から北岳

 

9時前までに北岳の山頂に到着すれはいい景色が眺められると思っていたら、北岳山荘を出発する頃には稜線から東側はガスに覆われていました。

台風5号の接近もあり、予想よりも早くガスが沸いてきてしまったようです。

でも、ガスってた方が涼しいし、北岳の山頂に着いた頃にガスが無ければいいと前向きに捉えて北岳を目指すことにします。

 

ザックを背負うと、昨日よりも重く感じます。

なんで重いのか考えてみると、昨日ズブ濡れになった服などをびしょ濡れのまま入れたからと気づきます。。。

 

北岳

北岳

 

北岳山荘から北岳の山頂までは標高差が300メートル程度ですが、足が攣る心配があるので少し歩いたら小休憩を繰り返してゆっくり登ります。

途中に何回か丸太の階段攻撃があります。

恐る恐る階段を歩きました。

 

ノンビリ登っていましたが、ほぼ予定通りに北岳の山頂に到着しました。

中途半端な時間に到着したので、山頂には数人程度したいなかったのはラッキーでした。

山頂だけは視界がいいのですが、周りは残念ながら真っ白で何も見えません。

北岳に来ただけになってしまいました。。。

 

北岳の山頂1

北岳の山頂1

北岳の山頂2

北岳の山頂2

北岳の山頂3

北岳の山頂3

 

景色は次回に取っておきましょう。

軽く食事をしてコーヒーを飲みながらノンビリしました。

 

帰りは北岳肩の小屋経由で下山します。

小太郎尾根分岐まではガスがなければ気持ちいい稜線歩きとなるはずでしたが、ガスが多めで景色は楽しめないまま終わってしまいました。

 

北岳肩の小屋

北岳肩の小屋

 

小太郎尾根分岐からは草すべりコースで白根御池小屋に向かいます。

つづら折りの急な下り坂で、一気に標高を下げます。

途中で山岳救助隊と保護された登山者がおられました。

ケガでもしたのでしょうか?

 

白根御池小屋

白根御池小屋

 

白根御池小屋で名物のソフトクリームを食べようか迷いましたが、キンキンに冷えた南アルプスの天然水が美味しかったので、ソフトクリームは食べませんでした。

白根御池小屋からは奥多摩のような樹林の中の登山道になります。

最初は緩やかでしたが、途中からは急な下り坂でした。

途中に2ヶ所ベンチがありましたね。

長い下りでしたが、広河原山荘まで無事に下山することが出来ました。

広河原山荘からはたらたらと歩いて、広河原に到着しました。

 

コースタイム

北岳山荘(4:16)~(4:42)中白根山(4:42)~(5:36)間ノ岳(6:26)~(7:03)中白根山(7:10)~(7:29)北岳山荘(7:47)~(8:48)北岳(9:26)~(10:05)小太郎山分岐(10:10)~(11:03)白根御池小屋(11:15)~(12:38)広河原

 

2017/08/05(土)~06(日) 広河原から北岳、間ノ岳 その2

その1からの続きです。

 

北岳山荘から出て稜線に出るとパラパラと雨が降っています。

やっぱりやめようかなと一旦北岳山荘に戻りかけますが、「いつも雨の中でも行ってるのに?」と言われてしまうと戻る訳にも行かないので、中白根山に向かいます。

 

北岳山荘から中白根山方面

北岳山荘から中白根山方面

 

ガスが酷くて30~50メートル先が見えるか見えないかくらいの視界です。

地図もザックの中に置いたままで、中白根山までどんな登山道かも解りません。

 

2つの偽ピークを超えて、3つ目のピークが中白根山でした。

中白根山の標高は3055メートルで、自分としては富士山以外では初の3000メートル超えの山となります。

ガスってて真っ白で景色が見えないのが残念です。

ここで引き返すか、間ノ岳まで行くのか考えます。

北岳山荘に16時までに戻れば夕食に間に合うことを考えると、もう少し先に進んでも大丈夫そうなので、間ノ岳に向かうことにします。

 

中白根山の山頂からの登山道(まっすぐは道間違い)

中白根山の山頂からの登山道(まっすぐは道間違い)

 

中白根山の山頂からそのまま直進しますが、登山道が怪しく感じます。

ガスってて視界が悪いのでどこが正解か解りません。

携帯で調べようか、諦めて帰ろうか悩んでいると、左の方から微かに声が聞こえます。

登山道を探してみると、岩に黄色いマーカーを発見します。

先が見えませんので不安しかありませんが、こちらが正解っぽいので先に進んでみることにします。

しばらく歩くと何組かの登山者とスレ違ったので、安心しました。

 

中白根山の山頂からの登山道(正解は左に折れる)

中白根山の山頂からの登山道(正解は左に折れる)

 

中白根山から30分程歩いた頃に雨が強くなります。

覚悟はしていましたが、レインコートをザックに入れたままにしていたのを少し後悔します。

遠くの方に棒が見えると「そろそろ間ノ岳かな?」と思いますが、避雷針の棒で騙されます。

何回か騙された後に今までよりも太い棒が見えます。

近付いてくると分岐らしき標識も見えてので、間ノ岳の山頂と確信しました。

手前に見えていたのが山梨百名山の標識で、少し奥に特殊東海製紙社有林と書かれた間ノ岳の山頂標識がありました。

雨も降っているし、ガスってて何も見えないしと何もいいことはありませんが、日本No.3の標高3190メートルの間ノ岳に来れただけでも良し、と自分に言い聞かせました。

 

間ノ岳山頂

間ノ岳山頂

 

何もすることも無いので、適当に写真を撮った後は足早で戻ることにしますが、雨が強くなってきて思うように進みません。

仕方ないので滑らないように慎重に歩くようにしました。

中白根山の少し手前まで戻ってくると、雨があがり視界がよくなってきます。

 

中白根山手前の稜線

中白根山手前の稜線

中白根山手前から北岳

中白根山手前から北岳

 

右奥の方に北岳が見えてきます。

ちょっと感動しました。

中白根山の山頂からも北岳までの稜線が見えるようになりました。

 

中白根山から北岳

中白根山から北岳

 

このままガスは晴れてくれるといいのですが、北岳山荘に戻る途中はガスの中に入ったり出たりの繰り返しでした。

中白根山から北岳山荘までの帰り道は少し遠く感じましたが、予定通り16時前に北岳山荘に戻ることが出来ました。

 

北岳山荘手前から北岳

北岳山荘手前から北岳

 

北岳山荘の夕食は16:30からと少し早めです。

サバ味噌と肉じゃがは美味しくて、山小屋の食事もいいものですね。

 

北岳山荘の夕食

北岳山荘の夕食

 

夕食後は稜線に出て、ビールを飲みながら仙丈ケ岳、間ノ岳、富士山、北岳を眺めます。

富士山方面はガスが多くて見えたり、見えなかったりの繰り返しでしたが、北岳はキレイに見えました。

日が暮れるまでノンビリと景色を堪能することが出来ました。

 

北岳山荘から仙丈ケ岳

北岳山荘から仙丈ケ岳

北岳山荘から間ノ岳

北岳山荘から間ノ岳

北岳山荘から富士山

北岳山荘から富士山

北岳山荘から北岳

北岳山荘から北岳

北岳山荘から北岳 (2)

北岳山荘から北岳 (2)

 

コースタイム

広河原(6:12)~(7:58)大樺沢二俣(8:05)~(10:43)八本歯のコル(10:55)~(12:10)北岳山荘(13:32)~(13:58)中白根山(13:59)~(14:46)間ノ岳(14:50)~(15:30)中白根山(15:30)~(15:50)北岳山荘

 

その3へ続く

 

2017/08/05(土)~06(日) 広河原から北岳、間ノ岳 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

久しぶりに土日がフリーになったので、職場のHさんと一緒に行けるなら北岳山荘に一泊して北岳に、1人なら谷川岳に登って主脈縦走か馬蹄形縦走に行く予定でした。

Hさんは木曜日の夜まで奥穂高岳に行くかずっと悩んでいましたが、なかなか行く機会のない自分との山行を選択してくれたので、北岳山荘で初の山小屋泊をすることになりました。

 

Hさんは仕事が終わったら甲府駅で一泊し、自分は何も支度をしていないので一旦家に戻って支度をして、家で1時間30分ほど眠ってから待ち合わせ場所の甲府駅に車で移動します。

甲府駅で合流して芦安の駐車場に4時30分頃に到着しましたが、バス・タクシー乗り場からかなり下にある第4駐車場に車を停めることになります。

なるだけ早めに広河原に到着したいので、バスではなく乗合タクシーに乗り6時頃に広河原に到着しました。

 

準備をしてから出発します。

野呂川に掛かる吊り橋を渡って、広河原山荘の手前から登山道になります。

しばらくは大樺沢沿いの樹林の中を歩きます。

しばらくすると視界が開けて、目の前に北岳がドーンと現れます。

 

視界が開けた場所から北岳

視界が開けた場所から北岳

 

八本歯のコルの手前には雪渓も見えます。

振り返ると高嶺も見えます。

青空と雲がキレイですね。

 

視界が開けた場所から振り向くと高嶺

視界が開けた場所から振り向くと高嶺

 

緩やかに登っていくと、大樺沢二俣の分岐に出ます。

大樺沢二俣の分岐に大勢の方が休憩されていました。

ここからは左俣コースで八本歯のコルに向かいます。

 

大樺沢二俣から北岳

大樺沢二俣から北岳

 

雪渓の脇をしばらく歩きますが、足元が滑りやすいので慎重に歩きます。

果敢に雪渓を歩いている人も居ます。

雪渓歩きの方が最短距離で登れるし、足に負荷が掛からないので登りやすいかもしれませんが、ツルツルになった登山靴では危険なので今回はガレた道を選択しました。

 

左俣コースから北岳

左俣コースから北岳

左俣コースの雪渓を歩く登山者

左俣コースの雪渓を歩く登山者

 

雪渓が無くなると、丸太の階段地獄が始まります。

丸太が細くて歩きにくく、足がつりそうな予感がしたので、何回も休憩をしながらゆっくり歩くことにしました。

八本歯のコルの分岐の手前でようやく丸太地獄が終わったので、ザックを降ろして休憩しようと腰をおろした時に足がつるアクシデントが・・・

 

足が落ち着くまでしばらく休憩します。

休憩せずに歩き続けた方が良かったのかもしれませんね。

足が落ち着いてから少し歩いて、八本歯のコルで再度休憩します。

 

八本歯のコルから北岳は1時間くらいですが、

「自分の足に不安がある」

「ガスってて山頂からの景色は望めそうに無い」

「午後から雨予報」

「明日もある」

ということで、本日は北岳に行かずに北岳山荘に直行することにします。

 

北岳に向かう途中にある分岐を左に折れて巻き道から向かいます。

巻き道はよく整備したなと関心するような絶壁に登山道があります。

 

 

巻き道の登山道1

巻き道の登山道1

巻き道の登山道2

巻き道の登山道2

 

巻き道を歩いているとすれ違った登山者に「親子ですか?」と声を掛けられます。

親子って…

ちょっとショックでしたが、Hさんとの年齢差を考えれば仕方ないですね。

 

巻き道では花や鳥を撮りながら歩くので全然前に進みません。

足元にいた鳥さんはイワヒバリでしょうか?

 

足元にいたイワヒバリ?

足元にいたイワヒバリ?

 

途中からは稜線沿いから北岳山荘に向かいます。

ガスが出ていて先が見えませんが、北岳山荘まではどんどん下ることだけが解ります。

しばらく下っていくと稜線のガスが晴れてきて、赤い屋根の北岳山荘が見えました。

 

北岳山荘

北岳山荘

 

お腹がペコペコでしたが、早めに受付をした方が1人で1つのフトンになる可能性が高いそうなので、まずは受付を済まします。

1泊2食付で8,500円でしたが、「本日は混雑が予想されるので2人で1つのフトンです。」と言われます。

お盆前なので覚悟はしていましたが、初の山小屋泊なのに・・・ですね。

 

気を取り直して外でお昼ご飯を食べることにします。

お湯を沸かしてもらって、カップ麺とおにぎりを食べました。

ガスってて景色は見えませんでしたが、山での食事はなんでも美味しく感じます。

 

食事の後は部屋に戻ってノンビリします。

同じ部屋に泊まられる方も続々と入ってきます。

「2人で1つのフトン」でみなさん大きなザックなので部屋が狭く感じますね。

 

夕食まで少し昼寝でもしようかなと思っていたら、Hさんとこんな会話をします。

 

Hさん:「1人で間ノ岳に行かなくていいのですか?」

自分:「天気が下り坂だからやめておこうかな。」

Hさん:「いつも雨の中でも行ってるのに?」

自分:「中白根山までなら多少雨が降ってもすぐに戻ってこれるかな?中白根山まで行ってきます。」

 

大きなザックを置いて空身で中白根山まで行ってみることにします。

 

その2へ続く

 

2017/07/23(日) 美し森から赤岳(行き:真教寺尾根、帰り:県界尾根)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

美し森から赤岳を散歩してきました。

天気に恵まれず、消化不良の1日になってしまいました。

 

前日の夕方に豪雨、当日の天気予報も微妙でしたが、赤岳に登ろうという目的だけで登山口に向かいます。

天気が良ければ杣添尾根から横岳、赤岳にしようと思いましたが、午後は雨予報だったので午前中だけで下山出来た方がいいと思い、美し森から赤岳にしました。

4時30分過ぎに美し森の駐車場に到着しますが、ガスガスでいまにも雨が降り出しそうな雰囲気で撤退するか迷います。

雲の上に行けばいい景色を眺めることが出来ると期待して決行することにします。

 

美し森観光案内所の裏から美し森山に登ります。

木の階段が濡れていて歩きにくくて、出だしから意外としんどかったりします。

美し森山から羽衣の池は整備された遊歩道です。

 

途中でお財布を持ってきていないことに気付きます。

車の助手席に置きっぱなしにしてしまったようです。

取りに戻るのもめんどくさいので、そのまま進むことにします。

 

羽衣の池からはようやく登山道になります。

前日の豪雨で熊笹がビショビショになっていると思いきや、登山道の両脇の熊笹が刈られていて助かりました。

しかし、防火帯を通り過ぎた辺りから、熊笹が放置されていて、腰から靴までがビショビショになり戦意喪失します。

リフト乗り場の手前から熊笹が刈られていたので、整備している途中なのかもしれませんね。

 

開けた場所の賽ノ河原を通り過ぎて5分くらい歩くとまた熊笹で登山道が覆われています。

今度は胸から下がビショビショになり戦意喪失します。

ほぼ全身濡れている状態で歩くのは辛いですね。

 

しかも牛首山までは意外と急な坂が続きます。

途中にビューポイントがありますが、今日は真っ白で何も見えませんでした。

戦意喪失していたので予定よりも時間が掛かりましたが、標高差の中間点辺りの牛首山に到着します。

牛首山からは木々の隙間から赤岳がキレイに見えました。

 

牛首山から赤岳

牛首山から赤岳

 

いままでガスの中だったので、突然視界が良くなって、ビックリするのとやる気が出てきます。

今日は来て良かったと始めて思いました。

牛首山で休憩した後は前回の忘れ物の扇山の標識を探しに行きます。

なんとなく次のピークにあるだろうなと思い足元を探すと、扇山の標識を見つけることが出来ました。

 

扇山から20分程歩いたところで本日2人目の登山者とすれ違います。

第一声が「熊避けの鈴は持っていますか?」でした。

「ハイマツ帯のところで3メートル先付近に熊がいた」とのことです。

熊には出会いたくないので、音が鳴らないようにザックのポケットに閉まっていた鈴を出すことにします。

 

傾斜が急になり視界が開けてきたところで後ろを振り向くと、雲海の奥の方に富士山が見えます。

今日は天気も下り坂でこの後は景色を楽しむことは出来そうにないので、雲海に浮かぶ富士山を撮りまくります。

 

牛首山と富士山

牛首山と富士山

 

登山道が岩場になってきたころにパラパラと雨が降り出します。

もう少ししたらクサリが連続するので、ちょっと嫌な感じです。

クサリが出てくる頃にはガスの中に入ります。

クサリが連続する場所で岩場やクサリが濡れているのは嫌ですね。

 

細心の注意を払って、登りやすい場所を探しながら登ります。

1年振りですが、なかなかの傾斜ですね。

クサリが連続した場所を通り過ぎると、ようやく真教寺尾根分岐に出ます。

 

すると阿弥陀岳方面から物凄い強風が吹いてきます。

時折、油断すると吹き飛ばされそうな強風です。

赤岳まであと少しですけど、撤退しようかしばらく考えます。

滑りやすい真教寺尾根のクサリ場から下山するよりも、県界尾根から下った方が安全かなと思い、赤岳まで行くことにします。

 

阿弥陀岳方面からの登山道の合流地点までの稜線はずっと強風です。

風が少し穏やかになる瞬間に少しずつ進みます。

やっとの思いで阿弥陀岳方面からの登山道との分岐に出ると、悪天候なのに団体客がぞろぞろと下山してきます。

分岐手前で様子を見ていても自分のことには気付いてくれないので、分岐まで行って先に登らせてもらうことにします。

 

団体客の下山待ち

団体客の下山待ち

 

分岐からはひと登りで赤岳山頂になります。

赤岳山頂はガスの中で、強風が吹いています。

 

赤岳山頂

赤岳山頂

赤岳南峰から北峰方面

赤岳南峰から北峰方面

 

ノンビリ休憩することも出来ないので、写真を撮って赤岳頂上山荘の方に移動しようと思ったら、2組に写真撮影を頼まれます。

早く移動したかったのですが、他に人はいないので仕方ないですね。

赤岳頂上山荘のある北峰に移動します。

 

赤岳頂上山荘

赤岳頂上山荘

 

強風が吹いていて外でご飯を食べることは出来ないので、赤岳頂上山荘の中で暖かい物でも食べたいなぁ…と思いましたが、お財布を車に忘れてきたことに気付きます。

赤岳山頂でゆっくりすることが出来ないので、県界尾根から下山することにします。

 

県界尾根も頂上直下からクサリとハシゴが連続します。

真教寺尾根に比べると傾斜は緩やかですが、中途半端な傾斜で滑りやすい登山道なので慎重に歩きます。

 

5分くらい歩いたところで、小さな鳥さんが居ます。

鳥さんは逃げたりはしませんが、ちょこちょこ移動します。

5分くらい写真撮影に集中しますが、いい写真が撮れません。

諦めて下山を開始します。

 

県界尾根に居た鳥さん

県界尾根に居た鳥さん

 

しばらくすると先行者がクサリ場で苦戦しながら下っていました。

自分が落石でも起こしたら危険なので、距離を置きながら先行者のペースに合わせて下山します。

 

県界尾根の最後のクサリ場を下山している先行者

県界尾根の最後のクサリ場を下山している先行者

 

クサリ場が終わった先で先行者を追い抜き、あとは駐車場まで一人旅です。

大天狗、小天狗を通って、県界尾根登山口まで下山します。

県界尾根登山口から美し森駐車場までが一番苦手な林道+車道歩きです。

ガスっている中、約50分ほど歩いて無事に美し森駐車場に到着しました。

 

コースタイム

美し森駐車場(5:05)~(5:13)美し森山(5:15)~(5:32)羽衣の池(5:33)~(6:16)賽ノ河原(6:17)~(7:13)牛首山(7:23)~(7:33)扇山(7:34)~(9:45)赤岳(9:55)~(11:00)大天狗(11:01)~(11:34)小天狗(11:35)~(12:00)県界尾根登山口(12:01)~(12:22)ゲート(12:23)~(12:47)美し森駐車場

 

2017/07/17(月) 水根から鷹ノ巣山

p-tingさん、お疲れ様です。

 

風邪が治らないまま三連休を迎えてしまいました。

先週のリベンジと考えていた甲斐駒ヶ岳は見送りにしました。

今週末は風邪を治す為に山は自重しようと思っていましたが、三連休の最終日に山に行きたい病が発症します。

 

朝4時に目覚ましをセットするも、辛くて起きれず5時起きに変更。

5時にも起きれずに6時起きに変更、気付いたら7時30分にようやく起きます。

こんな時間から山に?と思いましたが、こんな時こそ原点に戻って鷹ノ巣山に登ろうと思い立ち支度をして自宅を出発します。

 

10時30分過ぎに水根バス停前の駐車場に到着し、支度をして出発します

時間も時間なのでかなりの暑さを想像していましたが、ほどほどの暑さで助かりました。

でも、歩き始めて20分程で汗が止まらなくなります。

さらに酷い頭痛になります。

風邪が治らないまま登るのはよくないですね。

木橋を渡ったところと作業小屋がある場所で長い休憩をします。

 

石尾根から鷹ノ巣山

石尾根から鷹ノ巣山

 

先週と同じく歩くペースが上がらないまま石尾根に出ます。

石尾根は防火帯になっていて普段は景色を眺めながら楽しい山歩きが出来ますが、今日はここだけ晴れていて景色はいまいちで日差しが強くて暑さに苦戦します。

なかなか足が前に進みませんでしたが、なんとか鷹ノ巣山の山頂に到着することが出来ました。

 

鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山山頂

 

時間が遅いこともあり、鷹ノ巣山の山頂にはおじさん1人しかいませんでした。

おじさんは木陰で休憩していたので、ほぼ山頂は貸切状態になっていました。

どんよりした曇り空の下にある景色を眺めながらノンビリ休憩します。

 

鷹ノ巣山の山頂に来るとp-tingさんと出会った日のことを思い出します。

p-tingさんとの出会いがなければ、今頃は草野球に専念していたかもしれませんね。

 

鷹ノ巣山から奥多摩三山

鷹ノ巣山から奥多摩三山

鷹ノ巣山から大菩薩嶺方面

鷹ノ巣山から大菩薩嶺方面

 

 

木陰で休憩していたおじさんが出発の準備をし始めて近くに来たので少しお話をします。

久しぶりに鷹ノ巣山に来たら標識が立派になっていてビックリしたそうです。

雲取山、七ッ石山、六ッ石山もこの標識になったことをお伝えしました。

 

おじさんが出発したのでホントの貸切状態になりました。

ぼーっとしながら景色を眺めていると、日陰になってきます。

あれっと思い空を見上げると、雲取山方面から怪しげな雲が広がってきます。

もう少しノンビリするつもりでしたが、雨が降ったら嫌なので下山することにします。

 

途中で先に下山したおじさんを追い抜くも急ぐ必要はないので、行きと同じく木橋を渡ったところと作業小屋がある場所で長い休憩をします。

ゆっくり歩いて、ほぼ想定通りの時間で下山することが出来ました。

 

コースタイム

水根(10:42)~(13:58)鷹ノ巣山(14:37)~(16:37)水根

 

2017/07/08(土) 黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳

p-tingさん、お疲れ様です。

 

風邪をひいていたのと梅雨で天気が微妙だったので2週連続で山は自重していましたが、来週に控えている黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳の為にどこかに行っておかないとと思い、風邪が治っていませんでしたが山に行くことにしました。

そこそこ標高差がある山にしようと考えていたところ、八ヶ岳、鳳凰山、甲斐駒ヶ岳が候補になりました。

自宅から行きやすい場所の方がいいと思い、甲斐駒ヶ岳にすることにしました。

来週の予定が1週間前倒しになりました。

 

道の駅はくしゅうから登山口に向かう途中の景色

道の駅はくしゅうから登山口に向かう途中の景色

 

いつものように尾白川渓谷駐車場に車を停めますが、登山口側の駐車場は既に満車でした。

宇竹駒ヶ岳神社で安全祈願をしてから登山を開始します。

吊橋を渡ると登山道になります。

しばらく樹林帯の中を歩きます。

 

笹ノ平分岐手前から甲斐駒ヶ岳

笹ノ平分岐手前から甲斐駒ヶ岳

 

歩き始めて1時間くらいした頃に体に異変を感じます。

喉の痛みと咳が出始めます。

まだ風邪が治っていなかったようです。

早くも撤退を考えますが、行けるところまで行ってみることにします。

 

刃渡り

刃渡り

刃渡りから鳳凰山

刃渡りから鳳凰山

 

刃渡りまではゆっくり歩きながら進むことが出来ましたが、黒戸山の手前辺りから喉の痛みと乾きが酷くなり立ち止まる回数が増加します。

七丈小屋までは梯子やクサリ場が連続しますが、1箇所通り過ぎるたびに一息つきます。

昨年に比べるとかなりの時間を掛けて七丈小屋に到着しました。

無理せずに七丈小屋で撤退も考えましたが、途中で追い抜いたり追い越されたりする登山者達と励ましあいながら登っていたので、自分が撤退するのはよくないかなと思い、13時までに山頂に到着しない場合はその時点で撤退することを前提に甲斐駒ヶ岳山頂まで行くことを決断します。

 

五合目から甲斐駒ヶ岳

五合目から甲斐駒ヶ岳

 

八合目の手前からハイマツ帯になり、森林限界を超えます。

以前、甲斐駒ヶ岳に来た時はガスっていたので気付きませんでしたが、天気がいいと暑すぎることに気付きます。

体調が悪い時は暑すぎるのは体に堪えますね。

 

甲斐駒ヶ岳の山頂が見えるようになってからはガスってきたので、歩きやすくなってきます。

今日はいつもより休憩し過ぎで、体力は100%近く残っているので、ここぞとばかりに歩くペースを上げます。

甲斐駒ヶ岳の山頂にタイムリミットまで到着出来るか不安でいましたが、山頂手前でペースアップしたので、12時前ギリギリに甲斐駒ヶ岳の山頂に到着することが出来ました。

 

山頂手前から甲斐駒ヶ岳

山頂手前から甲斐駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳山頂

甲斐駒ヶ岳山頂

 

いつもなら山頂からの景色を撮るのに時間を掛けますが、本日は山頂は晴れていても周りは雲に覆われていて景色がまったく見えないので、写真撮影は1分程で終了します。

写真を撮った後は途中で休憩した際に何度もお話ししたソロの方のところに行きます。

お昼ご飯を食べながら山談義をすることにしました。

ソロの方は福井県出身で山登りをする為に転職して、松本市に引っ越したそうです。

でも、山が近くにあると逆に行かなくなるという贅沢な悩みもあるそうです。

 

山頂での休憩が終わった後は、ソロの方と一緒に下山することにします。

自分の過去の経験で「急げば早く下山出来るけど足に相当負担が掛かかります。下山時は焦らずにゆっくり歩きましょう」とお伝えして、いつもの自分の下山時のペースで歩きます。

八合目を通り過ぎた辺りで足下に雷鳥がいることに気付きます。

気付かれないように写真を撮っていましたが、気配を感じたようで雷鳥はハイマツの中に隠れてしまいました。

 

下山時に見かけた雷鳥

下山時に見かけた雷鳥

 

七丈小屋、五合目でロング休憩します。

五合目ではあまり知られていないレリーフのある場所に連れて行ってあげました。

 

話しながら歩いていると、日本百名山のバッジを集めていることを知ります。

尾白川渓谷駐車場の売店で売っていることを知っていますが、何時までやっているかは知りません。

17時までに閉まりそうなので、17時前に下山出来るようにペースアップすることにします。

 

鎖場を軽快に降りるトレランの方

鎖場を軽快に降りるトレランの方

 

しばらくするとソロの方が自分のペースについていけなくなってきます。

疲れきっている人にあまり負荷をかけてはいけないので、ちょっとした広場で休憩して17時までに下山する目標はやめて、17時30分までに下山すること目標に切り替えます。

 

長い下り坂をたんたんとゆっくり歩いて、竹宇駒ヶ岳神社に17時18分に到着します。

ここから駐車場までは5分程度なので、お店が17時30分までやっててくれれば大丈夫だろうとひと安心します。

駐車場までゆっくり歩いていると、駐車場までの途中にあるキャンプ場のお店がまだやっていました。

日本百名山のバッジがあるか見てみると、運がいいことに売っていたので二人でバッジを購入しました。

予定よりも時間は掛かりましたが、今回も無事に下山することが出来ました。

 

今回の教訓は「風邪が治らないうちは山に行くな!」ですね。

明日から風邪薬を飲んで、次の週末までにシッカリ風邪を治すことにします。

 

コースタイム

尾白川渓谷駐車場(4:47)~(11:56)甲斐駒ヶ岳(12:23)~(17:31)尾白川渓谷駐車場

 

2017/06/17(土) 鷹ノ巣山、七ツ石山、雲取山、白岩山、芋ノ木ドッケ、長沢山、水松山、タワ尾根の山々 その2

その1からの続きです。

 

シダに覆われている登山道を通り過ぎて、天祖山分岐の少し手前にある標識まで歩きます。

標識には水松山と記載されていませんが、ここを尾根沿いに登っていくと水松山の山頂に行けます。

いまは水松山と記載されている標識が無くなってしまった為、知らない人は水松山に行けないかもしれませんね。

 

天祖山分岐の少し手前にある標識(水松山の入口)

天祖山分岐の少し手前にある標識(水松山の入口)

 

水松山の山頂に着いたところで予定とおりに天祖山から下山するか、タワ尾根から下山するのか考えます。

まだ14時過ぎなのでどちらから下山しても明るいうちに下山は可能です。

水松山からタワ尾根分岐までは今年は未踏なのと、八丁橋からの長い日原林道歩きが嫌だったのでタワ尾根で下山することにします。

 

水松山(あららぎやま)山頂

水松山(あららぎやま)山頂

 

タワ尾根分岐の少し手前に滝谷ノ峰ヘリポートがあります。

ヘリポートからは秩父側の山々を眺められますが、今日は眺望いまいちです。

奥多摩側は天祖山と雲取山を眺めることが出来ます。

長沢背稜では数少ないビュースポットですね。

 

滝谷ノ峰ヘリポートから秩父方面

滝谷ノ峰ヘリポートから秩父方面

滝谷ノ峰ヘリポートから天祖山、雲取山

滝谷ノ峰ヘリポートから天祖山、雲取山

 

タワ尾根分岐に着くと、酉谷山から歩いてきたソロの方がひと足先にタワ尾根から下山を開始していきました。

タワ尾根分岐の写真を撮った後、少し遅れて歩き始めます。

少し先にモノレールの終点がありますが、先行していたソロの方がここでお先にどうぞ道を譲ってくれます。

急いではいませんでしたが、先に行かせていただいたのでペースを上げて歩きます。

かなりのペースで歩いているのに、先ほどの方が必死に後を追っかけてきます。

追っかけられると落ち着いて歩けないので嫌なんですけど・・・

あっという間にウトウノ頭に着きました。

 

タワ尾根分岐からタワ尾根の登山道

タワ尾根分岐からタワ尾根の登山道

 

ウトウノ頭でおにぎりを食べながら休憩することにします。

少し遅れて先ほどのソロの方が到着します。

第一声は、「先行して歩いて戴いてありがとうございます。1人だったら道迷いしていました。」でした。

まっすぐ行くと支尾根に行ってしまう場所や、岩場の南側を巻く場所など知らないと解らない場所があるんですよね。

でも、登山道が不安だったらモノレールで追い抜く時にそういってくれればいいのに。。。

 

ソロの方と少しお話しをします。

登山歴は2年くらいで、東京都と埼玉県の県境を少しずつ歩いているそうです。

なんか懐かしい響きですね。

自分も東京都の尾根を全て歩くという目標を持っていた時があったことを思い出します。

今年は何も目標が無いから毎週行く場所に悩むんですよね。

 

ソロの方に、この先のタワ尾根の登山道のことを説明して、迷ったら無理に進まずに立ち止まって自分が来るのを待っててくださいとお伝えしました。

先にソロの方がウトウノ頭を出発します。

自分はお腹を満たしてから出発します。

 

最後の下りが急で滑りやすいので、体力を回復させる為にゆっくり歩きます。

篶坂ノ丸、金袋山を通り過ぎて、人形山の手前を右に折れてミズナラの巨木に寄らずに一石山方面に向かいます。

ミズナラの巨木からの登山道と合流するまでは踏み後が不明瞭な場所が多いのですが、適当に歩きやすい場所を探しながら下っていきます。

 

ミズナラの巨木からの登山道と合流する場所に着くと、先ほどのソロの方がミズナラの巨木から歩いてきました。

道迷いしていないよなぁ…とずっと心配だったので、ホッとしました。

 

ここから一石山の少し先まではお話ししながら歩きます。

タワ尾根を下山に使うと見つけにくい一石山の標識がある場所を案内します。

タワ尾根の全ての山頂にはお手製の山頂標識があるんですよとお伝えすると、まったく気付きませんでしたと…

 

タワ尾根から右に折れる場所に着いたところで、ここから一本道で迷う場所はありませんが、傾斜が急で滑りやすいので気をつけてくださいと注意を促すと、先に行ってくださいとおっしゃられたのでここからは先行して下山します。

一本道と伝えたものの、ベンチがある場所は左に折れる場所があるので振り向いて、自分が左に折れるのを目視していることを確認してから先に進みます。

後は迷うことはないので、後ろのことを気にせずに下って無事に一石神社まで下山しました。

 

一石神社は日原鍾乳洞の駐車場の正面にあります。

ここからは車道歩きです。

だらだら歩いて無事に駐車場に到着しました。

 

コースタイム

東日原バス停(5:20)~(7:44)鷹ノ巣山(7:49)~(8:04)鷹ノ巣山避難小屋(8:10)~(9:27)七ツ石山(9:29)~(10:36)雲取山(10:53)~(12:03)白岩山(12:08)~(12:21)芋ノ木ドッケ(12:21)~(13:27)長沢山(13:35)~(14:06)水松山(14:08)~(14:38)タワ尾根分岐(14:38)~(15:07)ウトウノ頭(15:18)~(16:44)一石神社(16:45)~(17:09)東日原バス停

 

2017/06/17(土) 鷹ノ巣山、七ツ石山、雲取山、白岩山、芋ノ木ドッケ、長沢山、水松山、タワ尾根の山々 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

「奥多摩を満喫しよう」

「白岩山に行ってみよう」

「芋ノ木ドッケの標識を探そう」

 

の3つの目的で、久しぶりに東日原からの周回コースにしました。

思っていたよりも自分がたいして歩けないと痛感させられる1日でした。。。

 

東日原バス停の近くにある駐車場に車を停めて、東日原バス停で支度をして出発します。

歩いてすぐにザックの横に入れておいた飲み物がないことに気付き東日原バス停に戻りますが、飲み物は落ちていませんでした。

車の中に落ちたかなと思い、仕方なく自販機で飲み物を買い足すことにしました。

 

中日原バス停から稲村岩尾根

中日原バス停から稲村岩尾根

 

当初は天祖山から白岩山、雲取山、鷹ノ巣山の周回コースを予定していましたが、天気がいいので逆コースに変更します。

中日原バス停の少し先から登山道に入り、巳ノ戸橋まで下ります。

巳ノ戸橋から鷹ノ巣山までは1100mの標高差を一気に登ります。

今日は長丁場なので焦らずにゆっくり登る事を心がけて鷹ノ巣山まで歩きましたが、朝早かったのにも関わらず2組3人の方を追い抜きました。

みなさん何時から登ってるんだろう?

 

思っていたより時間は掛かりましたが、ほぼ想定通りに体力を残したまま鷹ノ巣山に着きました。

鷹ノ巣山からは絶景を期待していましたが、既に遠くの方に雲がたくさんあって富士山が見えましたが、南アルプス方面はまったく見えませんでした。

少しガッカリです。

富士山も10分後には雲の中に隠れてしまいました。

 

稲村岩尾根から鷹ノ巣山山頂

稲村岩尾根から鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山からの景色

鷹ノ巣山からの景色

 

鷹ノ巣山から鷹ノ巣山避難小屋まで一旦下って、今日は巻き道で七ツ石山に向かいます。

時間を短縮する為に巻き道を選択しましたが、登山道に咲いていたレンゲツツジがキレイだったので、何度も立ち止まってしまいなかなか前に進みません。

 

石尾根のまき道に咲いていたレンゲツツジ

石尾根のまき道に咲いていたレンゲツツジ

石尾根のまき道に咲いていたかわいいお花

石尾根のまき道に咲いていたかわいいお花

 

ゆっくり歩きすぎたせいか、七ツ石山の手前あたりから上空に雲が出てきました。

いつもなら曇り空になるとテンションが下がりますが、石尾根は陽が当たると暑いので、今日は曇り空の方が助かります。

 

予定より遅く七ツ石山に着きました。

七ツ石山から雲取山方面を見ると雲取山辺りまでが曇り空です。

意外と低い雲なので雲取山に着いた頃にはガスの中になってしまうか少し心配です。

七ツ石山からの景色も今日はいまいちなので、すぐに雲取山に向かいます。

 

七ツ石山から雲取山方面

七ツ石山から雲取山方面

 

ブナ坂まで下り、ブナ坂からは防火帯で開けた登山道を歩きます。

雲取山は2017年の山ということで、石尾根は人が多いですね。

時間が早く人がまばらだったのが救いです。

途中でトレランの方に追い抜かれましたが、トレランの方のペースに惑わされないようにゆっくり歩いて、まずまずの時間で雲取山に到着しました。

 

雲取山山頂

雲取山山頂

 

雲取山では20人程の登山者が休憩されていました。

お腹も空いてきたので、軽く食事タイムにします。

雲取山より南西側は雲で何も見えないので、落ち着いて休憩が出来ました。

いい景色が見えると写真ばかり撮ってしまうので、眺望なしもたまにはいいのかもしれませんね。

 

雲取山荘

雲取山荘

 

雲取山からは久しぶりに三峰側に行きます。

大ダワまで下って、緩やかに登り始めた場所に芋ノ木ドッケへの分岐があります。

今日はここから三峰側に向かいます。

分岐から白岩山までは初めて歩くので、新鮮な気分ですね。

途中に和名倉山が見えそうな場所が2箇所ほどありましたが、和名倉山は雲に隠れていて見えませんでした。

 

登山道にいたシカさん

登山道にいたシカさん

 

芋ノ木ドッケと白岩山の稜線まで登ると分岐があります。

なんとここに芋ノ木ドッケの標識がありました。

どうりで芋ノ木ドッケの山頂で探しても見つからないはずです。

 

芋ノ木ドッケと白岩山の稜線にある分岐

芋ノ木ドッケと白岩山の稜線にある分岐

 

分岐からすぐの場所にある白岩山の山頂っぽいピークに着くと、カップルの方が静かに写真を撮っています。

何を撮っているかと思ったら、お食事に夢中になっているシカさんでした。

便乗して写真を撮ってしまいました。

 

白岩山にいたシカさん

白岩山にいたシカさん

 

カップルの方と少しお話をした後に山頂の標識を探し、登山道より西側の場所にある標識を見付けました。

埼玉県の山頂標識はいい感じですね。

雲取山も復活して欲しいものです。

 

白岩山山頂

白岩山山頂

 

 

白岩山から分岐まで戻り、山と高原の地図で破線になっているルートで芋ノ木ドッケに向かいます。

ここも初めて歩きます。

歩き始めてすぐに登山道が怪しくなってきます。

だいぶ荒れています。

 

薄くなっている踏み後を探しながら、放置された倒木を避けながらピークを目指して歩くと、道が明瞭になった少し先に長沢背稜の分岐に出ました。

ここからは長沢背稜で長沢山、水松山に向かいますが、歩く人が少ないので鈴を鳴らしながら歩きます。

以前歩いた時はかなり放置されている感じがしていましたが、年末に整備したようで標識が新しくなっていて、登山道が明瞭になっていました。

ただ、ヤケトノ頭や桂谷ノ頭などの標識が撤去されていたのは残念でした。

新しい山頂標識を作成してくれればいいのに。。。

 

 

長沢山山頂

長沢山山頂

 

長沢背稜のメインの山?である長沢山で「抹茶どら焼き」を食べながら休憩にします。

落ち着いて食べたいのですが、虫が寄ってきて落ち着いて食べられません。

手で虫を払いながらとなってしまい、ゆっくり出来ないので水松山に向かうことにします。

 

その2へ続く