月別アーカイブ: 2017年6月

2017/05/04(木) 本吉側登山口~徳仙丈山

p-tingさん、お疲れ様です。

 

宮城県の気仙沼市と旧本吉町の境にある、徳仙丈山(標高710m)に行ってきました。

日本一のツツジの群生地として有名な山のようで、5月中旬から6月上旬にかけて山頂付近が真っ赤に染まるようです。

本日は残念ながら時季が早くてまだ咲いていませんでした。

 

本吉駅近辺から県道65号気仙沼本吉線を北上して、徳仙丈山の登山口の標識を探します。

今回は手軽に登れて景色がいい山をピックアップしていただけで、登山口がどこにあるかをなどを調べていません。

不安になりながら車を走らせると「徳仙丈山入口」の標識を見つけてホッとします。

 

県道65号からの林道入口

県道65号からの林道入口

 

ここからは林道になりますが、途中から道幅が狭くなります。

対向車が来たらすれ違うのが大変そうですが、運良く対向車は来ないまま駐車場に着きました。

駐車場は林道を挟んで登山口側と登山口の反対側の2箇所あり、今回は日陰に停めたいので登山口の反対側に車を停めました。

 

本吉側登山口にはキレイなトイレがありました。

登山口にトイレがあると助かりますね。

 

本吉側登山口

本吉側登山口

 

歩き始めてすぐに徳仙丈山散策マップがあります。

ここで本日の登山道を確認します。

山頂までは「尾根道コース」と「のんびり作業道コース」の2つがあるようです。

行きは「尾根道コース」、帰りは「のんびり作業道コース」にしてみます。

 

徳仙丈山散策マップ

徳仙丈山散策マップ

 

分岐まで登り、尾根道コースの登山道を見上げると、なかなかの急登ではありませんか。

どうやら防火帯を直登するようです。

 

 

尾根道コースの急坂

尾根道コースの急坂

 

なかなかの傾斜で、尾根の手前になるとさらに傾斜がきつくなり、ロープもあります。

ロープがあるところを通り過ぎると、ようやく尾根に出ます。

 

尾根上からの景色(本吉側)

尾根上からの景色(本吉側)

 

尾根に出ると、本吉側の山々と太平洋が見えます。

ここからは気持ちいい稜線歩きになります。

つつじは咲いていませんが、足元には小さなお花を見ながらノンビリ歩きます。

2つ目の小ピークから後ろを振り返ると、気仙沼側の景色も見えるようになります。

眺めがいいと前に進まないですね。

 

尾根上に咲いていたお花

尾根上に咲いていたお花

尾根上からの景色(歩いてきた尾根と気仙沼側)

尾根上からの景色(歩いてきた尾根と気仙沼側)

 

2つ目の小ピークを越えると徳仙丈山の山頂が見えますが、お祭り広場という鞍部まで一旦下ります。

お祭り広場から徳仙丈山の山頂までは直登です。

傾斜は急ですが、最初の防火帯の直登に比べれば楽チンです。

ひと登りで徳仙丈山の山頂に着きました。

 

2つ目の小ピークから徳仙丈山

2つ目の小ピークから徳仙丈山

 

徳仙丈山の山頂には三角点と祠があります。

標識は無いか見渡してみますが、見当たりません。

諦めて徳仙丈山からの景色を眺めることにします。

 

徳仙丈山の三角点

徳仙丈山の三角点

徳仙丈山の祠

徳仙丈山の祠

 

西側には気仙沼市の最高峰の大森山が見えます。

少し北側を見ると、富士山のような山容の室根山が見えます。

今日は少し霞んでいてあまり遠くまで見えませんでしたが、栗駒山や金華山が見えるそうです。

 

徳仙丈山から本吉方面

徳仙丈山から本吉方面

徳仙丈山から大森山(左手前)、室根山(右奥)

徳仙丈山から大森山(左手前)、室根山(右奥)

徳仙丈山から風車のある山と室根山

徳仙丈山から風車のある山と室根山

 

景色を堪能した後にふらっと三角点の裏に行ってみると、木にぶら下がっている徳仙丈山の標識を見つけました。

知る人ぞ知るって感じの場所にあるので、気付かない人が多いのではないでしょうか。

 

徳仙丈山から歩いてきた尾根

徳仙丈山から歩いてきた尾根

 

山頂で景色を眺めながらお昼ご飯を食べた後、お祭り広場まで下ります。

ここからは「のんびり作業道コース」から下山します。

タイヤの後もある作業道はなだらかで歩きやすい道です。

スニーカーでも歩けそう。

 

のんびり作業道コースから本吉側登山口

のんびり作業道コースから本吉側登山口

 

徳仙丈山の山頂から30分程で本吉側登山口に着きました。

帰りは国道45号線にある「南三陸ハマーレ歌津」に寄り道をします。

2017/4/23にオープンしたばかりの伊里前福幸商店街です。

 

南三陸さんさん商店街の影に隠れていて空いていると思っていたのに、駐車場も満車で歌津駅前にある裏手の駐車場に誘導されます。

なんで混んでいるんだろうと疑問に思いながら商店街に向かって歩いていくと、AKBのライブが始まりました。

混んでる理由はAKBだったようですね。。。

 

南三陸ハマーレ歌津「AKBのミニライブの様子」

南三陸ハマーレ歌津「AKBのミニライブの様子」

南三陸ハマーレ歌津「太平洋を旅したポスト」

南三陸ハマーレ歌津「太平洋を旅したポスト」

 

コース

本吉側登山口~徳仙丈山(行きは「尾根道コース」、帰りは「のんびり作業道コース」)

 

2017/04/30(日) 道の駅「たばやま」から熊倉山、飛龍山 その2

その1からの続きです。

 

休憩後、飛龍権現に戻ります。

飛龍権現では雲取山から歩いてきた方々が荷物をデポして飛龍山に向かったようです。

1人のおばちゃんが荷物番をしていました。

おばちゃんと地図を見ながらお話しをすると、2016年版の地図では丹波天平から下山する登山道が破線になっていました。

破線になっている道はどうですかと聞かれたので、「去年歩いた時は普通の登山道でしたよ」とお答えしました。

 

飛龍権現から飛龍山に向かいます。

シャクナゲが咲く頃はキレイな登山道になるのでしょうが、今日は足元に残雪があってシャクナゲが咲くのはまだ先のようです。

飛龍山に向かう途中で、前飛龍でお話しした方とスレ違います。

いまから飛龍山に向かうことに驚かれていました。

「禿岩でノンビリしていました」ということと、「是非とも禿岩からの景色を眺めてきてください」とお伝えしました。

 

飛龍山に着くとおじさんが1人に居ました。

親切なおじさんで写真を撮りましょうかと声を掛けていただきました。

どうしようか迷いましたが、せっかくなので新しい標識と写していただきました。

休憩し過ぎもあり、飛龍山からの眺めも無いのですぐに北天のタルに向かいます。

 

飛龍山山頂

飛龍山山頂

 

飛龍山から歩き始めると何かの気配を感じます。

よく見るとシカさんです。

シカさんどこにでも居ますね。

 

飛龍山にいたシカさん

飛龍山にいたシカさん

 

北天のタルに向かう途中はいくつかの橋を渡ります。

橋が無かったら登山道は尾根上になり歩くのは大変でしょうね。

北天のタルの手前は日当たりが悪くて残雪の多い場所です。

今日はどうかな?と思いながら歩きましたが、そこそこの残雪がありました。

よく踏まれているのでアイゼンの必要はなく、ゆっくり歩けばなんとかなりました。

 

北天のタルに向かう途中の残雪1

北天のタルに向かう途中の残雪1

北天のタルに向かう途中の残雪2

北天のタルに向かう途中の残雪2

 

北天のタルに着くとご夫婦の方が休憩されていました。

北天のタルからの雲取山から石尾根の山々の景色は個人的に大好きで、今日はこの景色を見る為だけに禿岩から足を伸ばしてみました。

景色を眺めているとご夫婦の方がコーヒーはいかがですか?とおっしゃられたの、コーヒーをご馳走になりました。

ご夫婦の方は三条の湯に泊まられていて、雲取山は混雑してそうなので飛龍山に向かってきたそうです。

飛龍山に行ったらまら三条の湯に泊まられるそうです。

北天のタルは初めてだそうで、ここからの景色が気に入ったそうです。

 

北天のタル

北天のタル

北天のタルでご馳走になったコーヒーと奥多摩の山々

北天のタルでご馳走になったコーヒーと奥多摩の山々

 

北天のタルからは三条の湯に下ります。

歩き始めてすぐにサオラ峠の手前の追い抜いたご夫婦と出会います。

少しお話しをして、北天のタルの先の積雪状況をお伝えしました。

ここから三条の湯までは誰にも会わず1人旅になりました。

 

橋が土砂で埋まっている危険箇所

橋が土砂で埋まっている危険箇所

三条の湯

三条の湯

 

三条の湯からはサオラ峠に向かいます。

なだらかな上り坂が続きますが、何回か沢を渡るために下る為、なかなか標高を上げてくれません。

 

三条の湯から40分ほど歩いたところで山ガール2人と会います。

間違ってサオラ峠に向かってしまったようで、引き返してきたようです。

「下りなら30分くらいで三条の湯まで戻れるんじゃない?」と伝えました。

まだ明るい時間なのでいいですが、地図も確認しないで道間違いするのは危ないですね。

 

サオラ峠までは歩けど歩けど着かない感じで、意外と時間が掛かりました。

前回歩いた時は頑張って歩いていたんだなぁ…と思いました。

 

サオラ峠からは天平尾根で丹波天平に向かいます。

ここも緩やかなアップダウンが続いてなかなか標高を下げない感じの登山道です。

 

丹波天平1

丹波天平1

丹波天平2

丹波天平2

 

丹波天平から丹波に下山します。

2016年の地図では破線になっていましたが、去年も歩いているので問題ありません。

久しぶりに歩いてみるとだいぶザレている箇所が多くなっていたのと、倒木などが放置されている箇所がありました。

管理対象外になってしまったなら仕方ないですね。

 

この登山道の登山口は丹波小学校の裏にあります。

下山するといったん丹波小学校に入らないと国道411号線に出ることが出来ません。

知らないとここから登ることは出来ませんね。

 

丹波小学校

丹波小学校

 

道の駅「たばやま」入口に戻ってきました。

奥多摩まで23Kmって丹波山村って遠いなぁと今頃気付きました。

 

道の駅「たばやま」入口

道の駅「たばやま」入口

道の駅「たばやま」で買った限定品の「雲取山」

道の駅「たばやま」で買った限定品の「雲取山」

 

コースタイム

道の駅「たばやま」(6:28)~(8:14)サオラ峠(8:16)~(8:48)熊倉山(8:53)~(9:48)前飛龍(10:06)
~(10:33)飛龍権現(10:33)~(10:35)禿岩(11:08)~(11:10)飛龍権現(11:15)~(11:28)飛龍山(11:29)
~(11:52)北天のタル(12:00)~(13:03)三条の湯(13:05)~(14:52)サオラ峠(14:52)
~(15:20)丹波天平(15:21)~(16:19)道の駅「たばやま」

 

2017/04/30(日) 道の駅「たばやま」から熊倉山、飛龍山 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

リハビリ第2弾は甲武信ヶ岳に行こうと思っていたら、4/23更新の甲武信小屋の情報で積雪1mとなっていたので断念しました。

ゴールデンウィーク2日目でどこに行っても混雑しそうなので、以下の3点を重視して行き先を検討しました。

 

1.静かに歩ける

2.ガッツリ歩ける

3.近くにある

 

思いついたのが、2017年の山の隣の尾根上にある飛龍山です。

 

「飛龍山の山頂は眺望なしで快晴の日なら静かに歩ける」

「標高差は1400mなのでそこそこガッツリ歩ける」

「奥多摩の少し先で意外と近い」

 

と、ピッタリの山です。

飛龍山の山頂は眺望なしと言っても、前飛龍と禿岩からは景色がいいので穴場の山だったりします。

 

朝4時起きで道の駅「たばやま」に向かいます。

夜明けが早くなったのとゴールデンウィークなので、遅い車がたくさんいて道の駅に着くのが遅くなります。

もっと早く起きればよかったですね。

 

道の駅「たばやま」から国道411号線を甲府方面に向かい、丹波バス停の先にあるENEOSを右に曲がります。

しばらく車道を歩くと右側に畑を横切るフェンスがあり、そこから登山道に入ります。

 

丹波バス停の先にあるENEOS

丹波バス停の先にあるENEOS

登山口入口のフェンス

登山口入口のフェンス

 

体が温まる頃に山道との分岐の山王沢に出ます。

標識にある「山道」とはどこに行くのでしょうか。

少し気になります。

 

山王沢からはつづら折りの急登がずっと続きます。

オーバーペースにならないようにゆっくり歩きます。

途中にツツジが咲いていたりして、写真を撮りながら適度に休憩をします。

 

登山道に咲いていたツツジ

登山道に咲いていたツツジ

 

つづら折りが終わって登山道が西向きになると、傾斜が緩くなります。

ただ、ざれている場所も多くて、慎重に歩かないと滑落してどこまでも落ちてしまいます。

歩きにくい道で先行者3名に追いつき追い越します。

軽快に歩いてサオラ峠に出ます。

 

サオラ峠手前の登山道

サオラ峠手前の登山道

サオラ峠

サオラ峠

 

サオラ峠では1人休憩している方が居ました。

少しお話しをすると、追い抜いてきた人達を待っているそうで、今日は飛龍山のピストンの予定だそうです。

自分は飛龍山から雲取山に行って戻ってくる予定ですとお伝えしました。

この時点では雲取山も行くつもりでいました。

 

サオラ峠から熊倉山は標高差200mくらいですが、途中にアップダウンがあるのと距離もそこそこあるので意外と時間が掛かります。

熊倉山の手前だけちょっとした急登なので、ゆっくり登りました。

熊倉山で小休憩します。

 

熊倉山(奥に見えるのは雲取山)

熊倉山(奥に見えるのは雲取山)

 

熊倉山からは少し下ってから緩やかに登ります。

登り始めて少し歩いていたところで休憩をしていたら、サオラ峠で休憩していた方に抜かれてしまいました。

前飛龍手前は岩場でかなりの急登りなのと、雲取山までは先が長いので今日はノンビリ登ります。

 

前飛龍が見えてきて、ヤセ尾根を通り過ぎると最初の岩場が出てきます。

振り向くと奥多摩三山と歩いてきたミサカ尾根が見えます。

岩場の急登はしばらく続きます。

登り終えるとようやく前飛龍です。

 

前飛龍から歩いてきたミサカ尾根

前飛龍から歩いてきたミサカ尾根

 

前飛龍ではサオラ峠で軽くお話しした方が休憩されていました。

前飛龍からは雲取山と石尾根の山々、奥多摩三山、大菩薩の山々、富士山、南アルプスなどを眺めることが出来ます。

富士山と南アルプスはガスっていて今日はいまいちですね。

 

休憩されていた方と景色を眺めながらお話しをします。

意外と近所に住んでいることに驚きました。

また、丹沢よりも奥多摩が好きということも一致して盛り上がりました。

後から登ってくる人を待っているとのことなので、先に出発することにします。

 

前飛龍からの北斜面は足元に雪が出てきました。

凍っているので滑らないように気をつけます。

登り返すと日当たりがよくなり暑くなります。

喉の渇きが早くなります。

今日は4.5リットルの飲み物を持ってきたのでガブガブ飲みます。

暑いので前に進まなくなりますが、頑張って飛龍権現まで歩きます。

 

飛龍権現

飛龍権現

 

飛龍権現では雲取山から歩いてきた方々でざわついていたので、軽く挨拶を済まして禿岩に景色を眺めに行きます。

禿岩に向かう途中にソロの方と出会います。

「禿岩からの景色は最高でしたよ」と笑顔でお話しされていました。

すぐに禿岩に着きます。

 

禿岩から和名倉山方面

禿岩から和名倉山方面

禿岩から南アルプス方面

禿岩から南アルプス方面

禿岩から大菩薩の山々と富士山

禿岩から大菩薩の山々と富士山

禿岩から前飛龍と奥多摩三山

禿岩から前飛龍と奥多摩三山

 

禿岩からは奥秩父の山々、南アルプス、大菩薩の山々、富士山、奥多摩山々を眺めることが出来ます。

今日は天気がいいので絶景ですね。

先ほどの方が笑顔だったのがわかります。

 

南アルプスと富士山はガスってて、写真映えしないのが残念ですね。

絶景を独り占め出来るので、ここで早いお昼ご飯にすることにします。

 

日当たりもいいのでポカポカでノンビリします。

もう雲取山に行くのはやめることにしました。

飛龍山もどうでもよくなってしまいそうな気持ちになりましたが、歩き足りなくなりそうなので飛龍山には行くことにしました。

 

その2へ続く