p-tingさん、お疲れ様です。
先日は久しぶりにお会い出来て楽しかったです。
頂いたクラフトビールは家ではなく山で飲みたいので、しばらくはザックに入れていろんな山に連れて行きます(笑)
ということで今回からはビール瓶分ザックの重量を増やしての山行となります。
木曜日の夜から金曜日の朝にかけて東京は今年2回目の雪になりました。
2週連続で雪山歩きが出来そうと期待が高まります。
2日連続奥多摩の1番手は雪が降った直後の方が楽しそうな「稲村岩尾根から鷹ノ巣山」で、
p-tingさんと一緒に歩いた「東日原から鷹ノ巣山、六ッ石山に登って、奥多摩駅に下山」のコースにすることにしました。
電車で行く時の定番となっている奥多摩駅7時27分発の「東日原行き」バスに乗ります。
珍しくまだ座席が少し空いています。
ほとんどの登山者は川乗橋バス停で下車して、東日原まで乗っていた登山者は自分を含めて5名でした。
【東日原バス停~稲村岩のコル】
簡単に支度を済まして東日原バス停を出発します。
何回も撮っている風景を撮りながらブラブラと歩きながら登山口に向かいます。
真っ白になっている稲村岩を見るとガッツリ雪が積もってそうですね。
登山口から階段を下りて登山道になるところから雪道になります。
登山道を確認すると1人分トレースはあるようです。
日原川への下りは少々危険なので早速アイゼン装着します。
アイゼン装着中に同じバスに乗っていた登山者に追い抜かれます。
後を追いかけるように自分も出発して、下りの危険箇所の手前で道を譲っていただきました。
巳ノ戸橋を渡る時に登山者とすれ違います。
ん、ということは1番手の方は撤退してきた…ということですね。
どこかでトレースが無くなる事を覚悟します。
ジグザグに上った後、堰提の辺りから雪が深くなります。
そして腰も痛くなります。
今年に入ってから軽い腰痛が続いているんですよね。
辛いので雪がない場所にザックを下ろして数分休憩します。
撤退も考えましたが、何回も上っている稲村岩尾根なのでゆっくり歩けばなんとかなるだろうという甘い考えで前に進むことにしました。
沢沿いの登山道は、ところどころで股下まで埋もれたりします。
吹き溜まりになる場所なので、雪深いですよね。
1番手の方のおかげで沢沿いをクリアして、稲村岩のコルへの上りになります。
少し歩くとトレースが無くなります。
どうやら1番手の方はここで断念したようですね。
稲村岩のコルへの上りは雪に埋もれていると登山道が解りにくいから、撤退はいい判断かもしれませんね。
腰は痛いのですが、トレースなしの登山道を楽しみに来たので急坂をガツガツ登っていきます。
滑りやすいので踏み固めながら進んでいきます。
途中で倒木で登山道が塞がれています。
腰が痛い時に倒木を潜るのはキツイ。
案の定、痛みが悪化してペースダウン。
最後は牛歩になって稲村岩のコルに辿り着きました。
腰の痛みが酷くなってきたので、稲村岩のコルで休憩します。
休憩中に自分の後ろを歩いてきた登山者が登ってきたので、少しお話しをしました。
本来なら自分が先に出発するべきなのですが、腰の痛みでゆっくりしか歩けそうにないので、先に出発していただいてトレース作りをしていただきました。(ありがとうございます。)
【稲村岩のコル~鷹ノ巣山】
少し時間をあけてから自分も出発します。
稲村岩のコルから先はひたすら登っていきます。
傾斜は急ではありませんが、とにかく長い上り坂です。
腰の痛みに耐えながら歩くので相当時間が掛かりそう・・・
焦ったところで早く歩けないので無事に山頂まで行けるように騙し騙し歩くことにしました。
数十メートル進んでは一息つく、これの繰り返しですね。
途中で雪の結晶があったりするので、痛みを忘れて写真を撮ります。
足元の結晶もキレイでしたが、屈むことが出来なかったのであまりいい写真になりませんでしたね。
稲村岩尾根はずっと同じような風景なので、どの辺りまで上ってきたのかが解りません。
自分は背後にある長沢背稜や右側にある八丁山と鷹ノ巣尾根の高さでヒルメシクイノタワまであとどれくらいか判断します。
右側にある鷹ノ巣尾根が近付いてくるとヒルメシクイノタワに出ます。
時間を確認すると11時過ぎ、腰の痛みがあるから仕方ありませんが、遅すぎですね。
ヒルメシクイノタワからも急坂です。
何度も小休憩しながら登っていきます。
チェーンアイゼンでは滑りまくる急坂を登りきると墓石っぽい鷹ノ巣山の標識が見えてきます。
このコースいちばんの感動する瞬間ですが、標識の先には奥多摩三山が辛うじて見える程度でした。
すぐに先に到着されていた登山者の方とお話しします。
今日はピストンにするそうです。
自分は奥多摩駅まで行くか、ピストンにするか心が揺れています。
どこまで続いているのか解りませんが、奥多摩駅方面に1人分のトレースがあります。
何度も歩いているのでトレースが無くなっても問題ありませんが、六ッ石山と狩倉山辺りの吹き溜まりがどれくらいなのかだけが気になります。
後から同じバスに乗っていた若者も登ってきました。
登山歴は浅く、鷹ノ巣山も初めて登ってきたそうです。
水根まで行く予定のようですが、歩いたことも無くトレースがあるかないか解らない状態で行くのはかなり危険なので、2人で止めた方がいいと伝えしました。
少し考えた後に「ピストンにします!」と言ってくれたので安心しました。
先に2人が東日原方面に下山します。
自分はもう少し悩んでから下山するということでここでお別れしました。
1人になったのでザックからp-tingさんから貰ったビールを出します。
確信犯で栓抜きを忘れてきたので今日は飲みません。
鷹ノ巣山の山頂標識と記念撮影だけしておきました。
すぐに飲みたい気持ちもありますが、雪がある中でビールはもう少し日差しがないと厳しいですね。
もう少しポカポカした日に頂きます。
奥多摩湖方面はガスがどんどん流れてきて景色が全然見えません。
「ガスの中で奥多摩駅まで歩くのは嫌だな・・・」と、
「明日もあるので今日は体力温存しておくか」
という理由で、今日は自分もピストンにすることを決断します。
【鷹ノ巣山~東日原バス停】
後ろ髪に引かれてなかなか出発しようとしませんでしたが、「明日があるさ」という気持ちで下山を開始します。
「この腰の状態でホントに明日があるのか?」とモヤモヤしながら歩き始めます。
そろそろ自分達の次のバスで登ってくる人がいるはずですが、なかなか出会いません。
ヒルメシクイノタワが近付いてきた頃にようやく登山者と出会います。
少しお話しすると水根まで行く予定とのことです。
サクサク歩いていたので大丈夫だろうなぁ…と思い、「石尾根に1人分のトレースはありましたよ」とお伝えしました。
その後、ヒルメシクイノタワまで何人かすれ違いました。
降雪後なので登山者は少ないですね。
ヒルメシクイノタワから少し下ると、先行して下山していた2人に追いつきます。
ここからは3人で山談義しながらノンビリ歩きました。
稲村岩尾根は雪が解け始めていましたが、稲村岩のコルから沢沿いに下りると相変わらずガッツリ雪が積もっています。
「こんな雪の中よく歩いてきたなぁ・・・」なんて思いながら歩きました。
巳ノ戸橋の手前まで来ると、登山道に雪が無い場所がありました。
若者が「アイゼンを外した方がいいですか?」と質問がありましたが、
「巳ノ戸橋を渡った先も積雪があるので外さない方がいいのでは?」
という理由で、アイゼンを装着したまま歩くことにしました。
巳ノ戸橋を渡ってからの登り返しは積雪がたくさんあったので、アイゼンを装着したままで正解でした。
登山口の下の民家がある場所でアイゼンを外して、東日原バス停までノンビリ歩いていきました。
奥多摩駅で若者とお別れし、もう1人の登山者の方とは立川駅まで山談義をして楽しい時間を過ごしながら帰りました。
立川駅でザックを持ち上げた時と、階段を登るときに腰に激痛が走ります。
家に帰ってからも横になったら起き上がれない程の痛みが。。。
こんな状態で明日行けるのかな?
コースタイム
東日原バス停(7:55)~(9:03)稲村岩のコル(9:11)~(11:06)ヒルメシクイノタワ(11:06)~(11:43)鷹ノ巣山(12:24)~(12:43)ヒルメシクイノタワ(12:43)~(13:53)稲村岩のコル(13:53)~(14:40)東日原バス停
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ふじわらさん
鷹ノ巣山、帰りの電車ご一緒した者です。
ご一緒できてとても楽しかったです。
Gパンで稲村尾根をラッセルするお姿を見ていて、「この人は常人の域を超えた奥多摩の達人なのか」と思っちゃいましたよ。
腰痛お大事に。またどこかの山でお会いしましょう。
えーあいさん
鷹ノ巣山から帰りの電車までご一緒させていただき、こちらこそ楽しい1日を過ごすことが出来ました。
Gパンでラッセルして腰痛で失速・・・お恥ずかしい限りです。(ただの凡人でした。)
えーあいさんが居なければ1番手の方と同様に自分もどこかで撤退していたかもしれません。
稲村岩尾根のラッセルありがとうございました。
またどこかの山で出会えることを楽しみにしています。