2020/01/13(月) 大倉から塔ノ岳、鍋割山(周回)


p-tingさん、お疲れ様です。

 

三連休の最終日は天気が良さそうなので2日連続で山に行くことにしました。

問題はどこに行くか。

候補は丹沢の大山から塔ノ岳、鍋割山でしたが、30キロ歩いた翌日なので少し軽めに塔ノ岳と鍋割山にしました。

三連休の最終日で車だと帰りに渋滞に巻き込まれそうなので、今回は電車とバスで登山口の大倉まで行きました。

増便のバスに乗ればいいと小田急線の渋沢駅でトイレに寄ってからバス停に行くと、バスは1台しかいません。

しかも乗降口で立っている方が2人もいるほどの満員状態。

詰めてくれる気配もありません。

急いではいないので2番目のバスに乗ることにしました。

いきなり時間のロスをしましたが、今日はノンビリ歩いていくつもりなので気にしないことに。

 

【大倉~塔ノ岳】

終点の大倉バス停で下車すると、大倉レストハウス前には出発前の登山者で賑わっています。

1番手のバスで到着された方ですかね。

すでに出遅れているのでゆっくりせずに出発しました。

登山道になるまでは登山者をごぼう抜きしましたが、登山道に入ってからは歩くペースを落とします。

上着を着たまま出発したのですぐに汗だくになります。

丹沢ベースにあるベンチで上着を脱ぎました。

 

ここから極力ゆっくり歩くことにします。

ゆっくり歩くのは昨日30キロ超えを歩いたばかりで、塔ノ岳山頂まで歩ききる自信がないだけなんです。

なぜかゆっくり歩いても先行者に追い付いてしまいます。

みなさんゆっくり歩きすぎでは?

 

尾根まで登り、最初の展望地の観音茶屋まできます。

いつもなら相模湾が輝いてキレイに見えますが、朝靄で相模湾すら見えません。

横目でチラ見して通過しました。

観音茶屋から一本松までの急坂は牛歩で歩きます。

それなのに汗が滴り落ちます。

「体調が悪いのか?」と考えてしまいましたが、きっと気温が高いのでしょう。

 

駒立茶屋手前の急坂も牛歩で歩きます。

昨日の疲れがあるので騙し騙し歩いていますが、こんな状態で登って意味があるのか?

まあ、正月太りが解消されればいいですかね。

 

駒立茶屋を通過すると西側から冷たい風が吹いてきます。

最初はヒンヤリして気持ちいい。

汗を乾かすのにちょうどいいと思っていましたが、次第に寒く感じてきます。

風が吹くだけで体感温度がかなり変わりますね。

 

尾根が左に曲がりながら少し登ると堀山の家です。

堀山の家の前から富士山が望めます。

今日はキレイに見えましたね。

塔ノ岳山頂までキレイに見えて欲しいですね。

 

堀山の家からの富士山

 

堀山の家からの急坂も牛歩で歩きます。

戸沢からの分岐を通り過ぎ、花立山荘手前の階段になったところで腰に違和感を感じます。

いい天気で山頂からの眺望が期待出来ますが、腰痛が酷くなって1ヶ月後にある青梅マラソンに出場出来なくなったらお話しになりません。

勇気ある撤退も頭に過ります。

あと少しだったので歩くペースを落として花立山荘まで登りました。

 

花立山荘からの富士山

 

花立山荘前の広場から富士山を眺めます。

腰の痛みを忘れてしまう程の素晴らしい富士山が目の前にあります。

先ほど頭に過った勇気ある撤退のことを忘れて塔ノ岳山頂に向かいました。

しかし、気分は変わっても腰の違和感は変わりません。

花立山荘からは腰に手を当てながら歩きました。

 

やせ尾根の登山道、正面は塔ノ岳

崩落地の木道

 

花立山を越え、金冷し分岐を通過します。

小ピークを越え、歩荷した方を追い抜きます。

歩荷した方はチャンプでは無かったので、みやま山荘の方ですかね。

汗がポタポタ落ちながら階段を登っていき、ようやく塔ノ岳山頂です。

 

塔ノ岳山頂

 

三連休なのに塔ノ岳山頂は閑散としています。

そして左側を見るとキレイな富士山がドーンと。

腰の違和感がありましたが、山頂まて来て良かったかも。

南アルプスは雲が少しあって微妙ですが、今日は富士山が見えればOKですね。

 

塔ノ岳山頂から富士山

塔ノ岳山頂から富士山をアップで

塔ノ岳山頂から箱根、伊豆方面の眺め

塔ノ岳山頂から檜洞丸、蛭ヶ岳

 

ちょろっと表尾根側を覗きに行きましたが、午前中は逆光で暗くていまいちですね。

すぐに富士山側に戻りました。

素晴らしい富士山をゆっくり眺めていたい気分ですが、塔ノ岳山頂は冷たい西風が吹いて寒い。

手袋なしは耐えられない程の寒さ。

あと、登山道が解け出して泥濘が酷くならないうちに鍋割山に移動したい。

後ろ髪に引かれながらも本日の目的である「鍋割山山頂からの富士山を眺める」の為に鍋割山に向かうことにしました。

 

【塔ノ岳~鍋割山】

鍋割山に向かおうとしたら塔ノ岳山頂が賑やかになってました。

人気のある山ですね。

塔ノ岳山頂から大倉方面にある金冷し分岐まで戻ります。

上ってくる登山者とのすれ違いが多くて金冷し分岐まで時間が掛かりましたが、金冷し分岐を鍋割山方面に歩き出せば静かになります。

 

塔ノ岳山頂からの階段

金冷し手前の登山道

 

大丸山頂手前の鞍部まで下ります。

そこでお腹がグーグーと鳴り始めます。

ヤバい、シャリバテ警報が鳴り出しました。

力ない足取りで大丸に登り返します。

階段の微妙な段差に苦しみます。

なんとか登りきって大丸山頂です。

大丸山頂はただの通過点のようなピークです。

眺望なしです。

 

大丸手前の登山道

大丸山頂

 

大丸山頂を通り過ぎたところでザックからカロリーメイトを取り出します。

今日は午前中だけの予定なのでお昼ご飯は持ってきていません。

行動食でお腹を満たすことにしました。

大丸山頂から先の登山道は南側にあって日当たり良好、登山道は解け出してドロドロになってます。

遅かったかって感じですね。

 

伊豆と箱根のビューポイントで朝靄の景色を望みます。

伊豆大島が浮かんでるように見えてなかなかいい感じ。

でも、デジカメでは伊豆大島は写っていないという悲しい結果でした。

 

登山道は基本的に樹林の中ですが、富士山がチラチラと見えます。

富士山に雲がかかり始めてきます。

また鍋割山山頂からキレイな富士山が見えないのか?

気温が高いので雲が発生するのが早いですね。

先に鍋割山に登るべきだったのかもしれません。

 

小丸分岐、小丸山頂を通り過ぎるとベンチが設置されている富士山ビューポイントがあります。

うーん、まだ富士山の手前に雲がありますね。

再び樹林の中を歩いていきます。

キレイな富士山を見るという目的が無くなると何のために鍋割山に行くのか・・・となってしまいますね。

 

小丸山頂から少し下ったところの展望地から富士山

 

鍋割山山頂手前にも鍋割山と富士山を重ねて見える場所があります。

先程に比べれば富士山手前の雲が少し無くなったかな。

ちょっとだけ期待をしてみます。

 

鍋割山山頂の少し手前にある展望地から富士山、富士山の手前は鍋割山

 

鍋割山の少し手前で後ろから鍋焼うどん目当ての登山者が走ってきます。

鍋焼うどんの予約の為とはいえなんだかなぁ…って感じですね。

鍋割山山頂で景色を眺めながらノンビリと鍋焼うどんを待つべきではないでしょうか。

早く鍋焼うどんを食べたいならもっと早く出発すればいいだけです。

小学生の頃に先生が廊下を走るなって注意しますが、登山者にも「走るな」って注意したい気分ですね。

(小心者なので注意出来ませんけどね。)

 

鍋割山の手前にあるピークを越えて、少しだけ登り返すと鍋割山山頂です。

最初に鍋割山荘の前に行ってみます。

噂通り鍋焼うどんは1500円に値上げされてました。

鍋割山荘前の広場が工事中で入れないので西側にある富士山が眺められる方に移動します。

先程に比べると富士山はよく見えるようになりましたね。

でも、富士山に雲があるので残念な結果になりました。

やはり最初に鍋割山に登るべきだったのかもしれません。

 

鍋割山荘

鍋割山山頂からの富士山

 

富士山を眺めながら少し休憩をしようとしますが、霜が解けて濡れていて休憩する場所がありません。

また続々と登山者がやってきます。

富士山も今以上によく見えるようになると思えないので下山することにしました。

 

【鍋割山~大倉】

鍋割山山頂から2分くらいの場所でダウンして動けなくなってる登山者が登山道を塞いでいます。

鍋割山荘まで水を歩荷してきたのでしょうけど、歩荷し過ぎたんでしょうね。

その後はすぐに渋滞発生します。

団体さんなのでおしゃべりしながら歩いてて追い付かれたことに気付いてくれません。

しばらく最後尾で我慢します。

 

渋滞中の登山道

 

数分後に上ってくる登山者とのすれ違いで最後尾の方が気付いてくれます。

最後尾の方がみなさんに避けるように声をかけていただいたので渋滞から解放されました。

その後も続々と登山者が登ってきます。

何度も避けて待たないといけないのでなかなか前に進みませんね。

 

No.6の標識の場所を通り過ぎるとようやく登山者が減少しました。

急坂を下ると後沢乗越の分岐に出ます。

後沢乗越からは尾根を外れて沢沿いまで下りていきます。

途中で両手に4リットルの大五郎を持って登る登山者とすれ違いました。

鍋割山に登る登山者はパワフルな方が多いのかも。

自分は非力ですね。

 

沢沿いになって橋を渡ると林道の終点にある二俣です。

二俣には鍋割山荘まで歩荷する為の水が置いてあります。

逆ルートの登山者はここから鍋割山荘まで歩荷しているんですよね。

 

歩荷用の水

歩荷用の水の説明

 

二俣からは砂利道の長ーい林道歩きです。

二俣から数分歩いたところに唯一開けた場所があります。

後ろを振り向くと鍋割山稜が望めます。

どれが鍋割山かは解りません。

もしかしたら見えてないのかも。

 

林道の開けた場所から鍋割山稜

 

中途半端な大きさの砂利の上を歩くので足の裏が痛くなります。

辛いですね。

二俣から約1時間で林道歩きが終了します。

林道のゲート前には鍋割山荘の営業時間の説明がありました。

 

鍋割山荘の営業時間の説明

 

林道のゲート前から左に曲がって数分だけ登山道歩き、シカ避けの柵を抜けると民家のある車道に出ます。

道端にある無人の野菜直売所を眺めながら歩いていきます。

キャベツやネギが100円なんて安い。

でも、今日は電車なので荷物は増やしたくないので何も買いませんでした。

 

無人の野菜直売所

 

ノンビリ歩いて大倉バス停に到着です。

大倉バス停には10人ほど並んでいたので最後尾にザックを置いて時刻表を確認します。

渋沢駅行きのバスは12分後だったので、靴を洗ったりして時間を潰しました。

 

コースタイム

大倉(7:18)~(8:22)駒止茶屋(8:22)~(9:12)花立山荘(9:12)~(9:38)塔ノ岳(9:51)~(10:10)大丸(10:10)~(10:25)小丸(10:25)~(10:42)鍋割山(10:51)~(11:25)後沢乗越(11:25)~(12:00)二俣(12:00)~(12:58)大倉

 

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