月別アーカイブ: 2017年11月

2017/11/03(金) 横岳登山口から横岳、硫黄岳、赤岩の頭

p-tingさん、お疲れ様です。

 

2ヶ月前にも行きましたが、横岳登山口から八ヶ岳に行ってきました。

去年、同じ時期に編笠山と権現岳(赤岳は断念)に行った時はかなり寒かったので、

今回は防寒対策を万全にしましたが、予想に反して暖かく違う意味でツライ山行になりました。

 

職場のHさんから

「三連休は金土で八ヶ岳に行きます。真教寺尾根から赤岳に登って赤岳展望荘で1泊し、翌日は横岳、硫黄岳に行って美濃戸に下山する予定です。」

と聞いていましたが、自分は木曜日の夕方時点で週末の予定が未定のまま。

確実に金曜日は山に行けないと思いつつも、

「自分も金曜日に行けそうだったら八ヶ岳に行きますよ!」

とHさんに伝えて帰宅します。

 

自宅で土曜日にどこの山に行こうかなと考えていると、20時頃に

「金土は山に行ってきて。」

とメールが届きます。

もう少し早く予定が決まれば自分も1泊することが出来ましたが、何も支度をしていないのでHさんに

「金曜日は日帰りで八ヶ岳に行きます。」

と連絡し、Hさんの宿泊先である甲府駅で待ち合わせて自分の車で八ヶ岳に行くことになりました。

 

4時30分に待ち合わせして、車で清里に向かいます。

途中でHさんが「真教寺尾根ではなくてもいいですよ」と言います。

選択肢はいろいろありましたが、赤岳展望荘で1泊することを考えれば、

「真教寺尾根」か「県界尾根」か「杣添尾根」のいずれか。

清里駅近くにあるセブンイレブンで買い物をしながらどこから登るか考えます。

Hさんは普段は公共交通機関を利用するので、車でないと行けない登山口の方がいいかなと思い、

「横岳登山口から登り、横岳と硫黄岳に行ってから赤岳展望荘に行く。」

ことにしました。

 

横岳登山口近くにある駐車場に着いてから、出発の準備をします。

11月の八ヶ岳なので、防寒対策として発熱素材のインナーを着て登ることにします。

別荘地の遊歩道を歩いている時は、手袋をしないと肌寒く感じるくらいの冷え込みでちょうどいい感じでしたが、

南八ヶ岳林道に出る頃には熱くなり汗だくになります。

東屋でひと息ついて体を冷やしてから、登山道に入ります。

 

杣添尾根は樹林の中をひたすら登ります。

風通しが悪いので、汗をかきすぎて体力を無駄に消耗します。

途中にある温度計で気温を確認すると「9度」で、8月に来た時よりも気温が高い。。。

汗だくになるはずです。

 

でも、標高を上げていくと足元には霜柱が目立ってきます。

小さな氷柱もあります。

無邪気なHさんは霜柱や氷柱で遊びます。

楽しそう。

 

氷柱を食べるHさん

氷柱を食べるHさん

 

ハイマツ帯まで登ると視界が開けます。

後ろを振り向くと、紅葉している麓がキレイに見えるようになります。

眺めがいいので牛歩になりながら、三叉峰まで登りました。

 

三叉峰に登る自分

三叉峰に登る自分

 

三叉峰は360度の展望で個人的に大好きな場所です。

みなさん奥ノ院でノンビリするので三叉峰にあまり寄り道をしないんですよね。

2ヶ月振りに来ましたが、何度見てもいい眺めですね。

前回は東側が雲海になっていましたが、登ってきた杣添尾根や富士山もキレイに見えました。

 

三叉峰から杣添尾根

三叉峰から杣添尾根

三叉峰から富士山方面

三叉峰から富士山方面

 

三叉峰でゆっくり休憩した後は、横岳の主峰の奥ノ院に移動します。

稜線からの眺めがいいので、なかなか前に進みませんでした。

 

奥ノ院に到着した時は休憩されている登山者は2人だけでしたが、続々と登山者が登ってきて写真撮影ばかり頼まれます。

時間だけが過ぎてあまりゆっくり出来なかったので、硫黄岳に移動することにします。

ただ移動するタイミングが悪く、先行者がクサリ場で苦戦していて出発が出来ません。

急いではいませんが、あまりにも前に進んでくれないので、もう少し早く出発すればよかったと少し後悔しました。

 

カニの横ばい手前の岩場から御嶽山方面

カニの横ばい手前の岩場から御嶽山方面

 

台座ノ頭を巻いて硫黄岳山荘に下るところで、ヘリが旋回しているのを見つけます。

ヘリと山のコラボ写真を撮らなきゃと思い、デジカメのシャッターを押し続けました。

Hさんはそれを見てちょっと呆れ気味でした。。。

 

ヘリと硫黄岳

ヘリと硫黄岳

ヘリと乗鞍岳

ヘリと乗鞍岳

ヘリと御嶽山

ヘリと御嶽山

ヘリと槍ヶ岳方面

ヘリと槍ヶ岳方面

 

硫黄岳山荘から登り返して硫黄岳まで登ります。

硫黄岳の爆裂火口をチラ見してから、硫黄岳山頂に行きます。

広い硫黄岳山頂も今日は珍しく閑散としていました。

 

硫黄岳の爆裂火口

硫黄岳の爆裂火口

硫黄岳山頂

硫黄岳山頂

硫黄岳から北八ヶ岳

硫黄岳から北八ヶ岳

硫黄岳から赤岩の頭方面

硫黄岳から赤岩の頭方面

先日行ってきた北アルプスの山々

先日行ってきた北アルプスの山々

 

硫黄岳でお昼ご飯にする予定でしたが、赤岩の頭から八ヶ岳の眺めがお奨めなので、ご飯よりも先に赤岩の頭まで下ります。

赤岳鉱泉への分岐を通り過ぎた先にある小ピークが赤岩の頭です。

赤岩の頭山頂はただの通り道って感じですが、眺めは最高です。

赤岳から横岳までは夏と違って日陰が多くなり写真映えはいまいちでしたが、硫黄岳は日当たりがよくてキレイに見えました。

 

赤岩の頭山頂から硫黄岳

赤岩の頭山頂から硫黄岳

 

赤岩の頭からの眺めを楽しんだ後は硫黄岳まで戻り、少し遅くなったお昼ご飯にします。

風があるのでハイマツで囲われた場所で休憩することにしました。

お湯を沸かしてもらい、赤岳と横岳を眺めながらおにぎりとスープパスタを食べました。

食事後、Hさんは硫黄岳の火口壁のお散歩に行き、自分は食後のコーヒーを飲んでマッタリします。

 

硫黄岳から金峰山方面

硫黄岳から金峰山方面

本日のお昼ご飯と横岳、赤岳

本日のお昼ご飯と横岳、赤岳

硫黄岳の爆裂火口 (2)

硫黄岳の爆裂火口 (2)

 

Hさんが散歩から戻ってくると、予約していた赤岳展望荘での宿泊をやめて日帰りにしようか悩み始めます。

翌日に予定していた横岳と硫黄岳を満喫し過ぎたのと、八ヶ岳の稜線から紅葉を眺めるという、今回の目的を全て達成して、泊まる理由が無くなってしまったのが原因です。

三叉峰に戻るまでまだ時間があるので、ゆっくり考えてもらうことにしました。

 

ふと時計を見ると13時30分過ぎです。

「14時頃に三叉峰から下山すれば、明るいうちに駐車場に戻れる。」

と計画していましたが、硫黄岳でノンビリし過ぎて、三叉峰から14時に下山するのは不可能になっていました。

「最悪、1人なら15時に下山すればなんとかなるかな」

と、再計画します。

これ以上ノンビリしていると真っ暗になる可能性が高くなってしまう為、三叉峰まで戻ることにします。

 

滑りやすい台座ノ頭への上り坂に苦戦しながら稜線まで登ると、赤岳付近でヘリが旋回しているのが見えます。

様子がおかしいので何かがあったと感じました。

(某サイトを見ると、ケガ人の救助活動をしていたようですね。)

奥ノ院を通過して、三叉峰のピークで休憩することにします。

 

富士山アップ

富士山アップ

三叉峰から赤岳

三叉峰から赤岳

三叉峰から富士山

三叉峰から富士山

 

三叉峰で今年最後の八ヶ岳からの景色をゆっくり眺めます。

Hさんは翌日の天気予報を調べて、赤岳展望荘に行くか、自分と一緒に下山するかファイナルアンサーを出すことにします。

悩んだ結果

「今回の目的は全て果たしたし、翌日は今日よりも天気がいまいちでかなり寒い」

という理由で、1泊する意味は無いと判断して一緒に下山することにしました。

天気がいいので17時までに駐車場に戻れればヘッデンは不要と思いますが、念のためにヘッデンの準備をしてから出発します。

 

杣添尾根は足元がよくないので、最初は焦らずにゆっくり歩きます。

霜柱ゾーンまで下山すると、帰りもHさんが霜柱で遊びます。

霜柱を持ち上げてみたり、突いてみたり。。。

またまた楽しそう。

 

霜柱で遊ぶHさん

霜柱で遊ぶHさん

 

三叉峰から30分くらい歩いたところで、いまのペースでは明るいうちに駐車場まで戻れないと感じたので、歩くペースを上げることにします。

歩き方が雑になり、自分は膝をぶつけます。

Hさんは足を滑らせて、脛を木にぶつけます。

痛みに耐えながら下山し、明るいうちに東屋に到着しました。

ここからは別荘地の間にある遊歩道を歩くだけなので、ひと安心です。

駐車場近くにある登山口に着く頃には足元が見えにくくなるくらい暗くなりましたが、無事に下山することが出来ました。

 

コースタイム

横岳登山口(6:38)~(6:57)東屋(7:02)~(9:38)三叉峰(9:51)~(10:06)横岳(10:32)~(11:27)硫黄岳(11:35)~(11:58)赤岩の頭(12:04)~(12:36)硫黄岳(13:41)~(14:30)横岳(14:30)~(14:41)三叉峰(15:03)~(16:45)東屋(16:45)~(17:08)横岳登山口

 

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2017/10/21(土) 酸ヶ湯から八甲田大岳(反時計回りに周回)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

北アルプスに行く2日前に、草野球チームの友人Kさんから

「青森(十和田湖・奥入瀬)へ旅行に行きたい!」

と言われ、青森に旅行することになりました。

 

近くに簡単に登れる山が無いか探すと、近くに八甲田山があるじゃないですか。

酸ヶ湯から八甲田大岳に登るだけなら3~4時間で周回出来そうなので、旅行ついで・・・いや、観光で八甲田山に登ることにさせてもらいます。

自分は登山、友人はロープウェイを利用してお散歩と別行動する計画になりました。

北アルプスよりも八甲田山が気になってしまいます。。。

 

10日前くらいから八甲田山の天気をチェックします。

最初の頃は晴れでしたが、次第に傘マークが付くようになってきます。

台風21号の進路のせいで秋雨前線が活発になり、雨が降る可能性が高くなってしまいました。

 

友人に、

「雨になったら旅行は中止にする?」

と相談すると、

「雨でも青森に行きましょう!」

と返事がきたので、全天候型の自分は

「雨でも雪でも八甲田山に登ろう!」

と誓いました。

 

十和田湖1(滝ノ沢展望台から)

十和田湖1(滝ノ沢展望台から)

十和田湖2(十和田湖ビジターセンター近辺)

十和田湖2(十和田湖ビジターセンター近辺)

十和田湖3(十和田湖ビジターセンター近辺)

十和田湖3(十和田湖ビジターセンター近辺)

乙女の像

乙女の像

 

前日に十和田湖と奥入瀬を散策し、酸ヶ湯にある八甲田山の登山口を確認してから青森市にある宿泊先「アートホテルカラー青森」に泊まります。

15時過ぎから雨になり、登山口近くにある地獄沼では傘をさすことが出来ないくらいの強風になっていました。

翌日の天気が心配になります。

 

奥入瀬1(石ヶ戸近辺)

奥入瀬1(石ヶ戸近辺)

奥入瀬2(阿修羅の流れ)

奥入瀬2(阿修羅の流れ)

奥入瀬3(銚子大滝)

奥入瀬3(銚子大滝)

奥入瀬4(三乱の流れ)

奥入瀬4(三乱の流れ)

 

翌朝は6:30~9:00の朝食バイキングにします。

前日の雨もあり、急ぐ必要はありませんので6:30起床にしますが、Kさんは起きてくれません。

7:30にようやく食事をすることなりました。

食欲旺盛なKさんは9:00ギリギリまで食べ続けて、出発時間が遅くなります。

青森市内で宿泊したので、八甲田丸と青森駅を見てから酸ヶ湯に向かうことになり、酸ヶ湯公共駐車場に11:40頃に到着します。

 

駐車場で支度をしてからKさんと登山口まで行きます。

登山口には「日本山脈縦走起点」とあります。

なんだか壮大な登山道のスタート地点ですね。

歩き始めの記念撮影をしてから出発します。(やらせのような写真になってしまいました。。。)

 

八甲田神社登山口

八甲田神社登山口

 

登山道はいきなり水溜りと泥濘になっていました。

その時、スパッツを着けるのを忘れていたことに気付きます。

ザックの中を探しますが、見当たりません。

その時にニット帽を落としてしまい、ドロドロになりへこみます。

ザックに入っていなかったので、駐車場に戻ってスパッツを装着してから再スタートすることにします。

いきなり10分以上のロスをしてしまいます。

Kさんに遅くても16:00頃までに戻ってくると伝えると、その時間じゃ蔦沼に行けなくなるから遅すぎると言われ、15:30頃までに戻るようしますと伝えて、駐車場でKさんに見送られます。

2回目は1人で登山口から出発します。

 

水溜りになっている登山道

水溜りになっている登山道

 

本日は酸ヶ湯から仙人岱を経由して八甲田大岳に登り、毛無岱を経由して酸ヶ湯温泉に戻ってくる周回コースです。

登山道は木の階段から始まります。

傾斜は緩やかですが、登山道はずっと水溜りと泥濘なので滑らないようにゆっくり歩きます。

歩くペースが上がりません。

 

火山性ガスに注意と書かれた場所を通り過ぎ、岩がゴロゴロした登山道になります。

前日からの雨の影響で、岩がゴロゴロした登山道は沢になっています。(おいおい)

クマザサは低くなって視界が開けてくると登山道はなだらかになります。

霧雨になってきたので、ザックカバーを装着します。

レインコートは汗だくになるだけなので、着ないことにしました。

すぐに南八甲田展望所に到着しましたが、ガスで何も見えませんでした。

 

登山口から45分程で地獄湯ノ沢に到着します。

落石注意の看板を通り過ぎると、地獄湯ノ沢沿いにある登山道を上って行きます。

落石注意の看板で追いついた若者が自分に追い越されたくないのか、歩くペースを上げて頑張ります。

仕方なく?写真を撮りながらゆっくり歩きますが、傾斜が急になってくるとすぐに追いついてしまい、地獄湯ノ沢の上部でようやく追い越しをさせていただきました。

想定よりも登山口から時間を要していた為、これを期に歩くペースを上げることにします。

 

地獄湯ノ沢1

地獄湯ノ沢1

地獄湯ノ沢2

地獄湯ノ沢2

地獄湯ノ沢3

地獄湯ノ沢3

地獄湯ノ沢4

地獄湯ノ沢4

地獄湯ノ沢5

地獄湯ノ沢5

 

地獄湯ノ沢から少し離れるとアオモリトドマツ、クマザサに挟まれた登山道になります。

仙人岱の近くになってくると沢を渡りますが、登山道も沢になっています。

木道が現れると仙人岱に着きます。

ここに湧き水の八甲田清水もあります。

 

沢になっている登山道(登山道は手前から右上に)

沢になっている登山道(登山道は手前から右上に)

仙人岱

仙人岱

八甲田清水

八甲田清水

八甲田大岳への登山道1

八甲田大岳への登山道1

八甲田大岳への登山道2

八甲田大岳への登山道2

 

しばらく湿原の中を歩きますが、次第に急登になりアオモリトドマツの間を登っていきます。

森林限界になると土砂流失防止策がある急坂になりますが、土砂流失防止策が無くなると傾斜が緩くなり爆裂火口に水が溜まった鏡沼があります。

 

鏡沼

鏡沼

 

鏡沼を通り過ぎると登山道は木の階段になります

木の階段を登り終えると、八甲田大岳の山頂に着きました。

 

八甲田大岳山頂1

八甲田大岳山頂1

八甲田大岳山頂2

八甲田大岳山頂2

 

2人の登山者が休憩されていました。

八甲田大岳の山頂は広い平坦地になっています。

八甲田山の最高峰なので展望は良さそうですが、本日はガスってて眺望はなしです。(涙)

適当に写真を撮ってすぐに下山します。

 

帰路は登ってきた方向と反対側です。

山頂で休憩しなかったので「下山時刻が15:00頃になりそう」と歩きながらKさんにメールします。

15分程で大岳避難小屋前分岐がある大岳鞍部避難小屋に着きます。

目の前に井戸岳が現れます。

振り返って八甲田大岳を見ると、山頂はまだガスってます。

 

大岳避難小屋前分岐

大岳避難小屋前分岐

大岳鞍部避難小屋

大岳鞍部避難小屋

 

小屋からは西側に向かっていきます。

雲が多めですが、下界の景色が見えてきます。

本日初の景色なので、しばし足を止めて写真撮影します。

よく見ると山頂は雲に覆われている岩木山も見えます。

 

大岳鞍部避難小屋からの景色

大岳鞍部避難小屋からの景色

 

クマザサと樹林の中を下っていきます。

小屋から20分程歩いて、木道が現れたところでKさんから、

「もっとゆっくりでいいですよ。まだヒョウタン(八甲田ゴードライン)に行ってません。」

とメールが着ます。

大岳鞍部避難小屋の手前にいる時にメールしてくれれば井戸岳に登って時間潰しをすることが出来ましたが、時すでに遅しです。

 

パラダイスラインの毛無岱分岐を通り過ぎると、上毛無岱の湿原の中になります。

後ろを振り返ると八甲田大岳はガスの中です。

少し歩くと展望デッキがあり、10人くらいの登山者が休憩されていました。

休憩するベンチも空いていないので通過します。

後ろを振り返ると、八甲田大岳は相変わらずガスの中です。

 

上毛無岱1(振り返ると八甲田大岳はガスの中)

上毛無岱1(振り返ると八甲田大岳はガスの中)

上毛無岱2

上毛無岱2

上毛無岱3(展望デッキ)

上毛無岱3(展望デッキ)

上毛無岱と下毛無岱を結ぶ階段の途中からの眺め

上毛無岱と下毛無岱を結ぶ階段の途中からの眺め

 

湿原が終わり、クマザサが出てくると木造の階段(281段)が現れます。

眼下には下毛無岱の湿原が見えます。

いい眺めですね。

景色に見とれてしまいます。

木造の階段の段差が低すぎて歩きにくく難儀しました。

 

下毛無岱の雰囲気は上毛無岱とほぼ同じです。

木道は川になっている場所もあります。

途中で後ろを振り返ると、いままでガスの中にいた八甲田大岳が見えます。

「あと1時間後に登れば」とか「自分が鈍足だったら」などのタラレバを考えます。

山頂からの景色を眺めることは出来ませんでしたが、下から眺められただけでも良かったと思わないといけませんよね。

下毛無岱の木道では後ろを振り返ってばかりで前に進まなかったのは言うまでもないです。。。

 

下毛無岱1(木道が川に)

下毛無岱1(木道が川に)

下毛無岱2(振り返ると八甲田大岳が見える1)

下毛無岱2(振り返ると八甲田大岳が見える1)

下毛無岱3(振り返ると八甲田大岳が見える2)

下毛無岱3(振り返ると八甲田大岳が見える2)

下毛無岱4(八甲田大岳アップ)

下毛無岱4(八甲田大岳アップ)

 

湿原が終わりアオモリトドマツやブナの樹林の中を歩き、城ヶ倉温泉の分岐を通り過ぎて急坂を下っていくと、眼下に酸ヶ湯温泉が見えてきます。

滑らないように慎重に歩いていくと酸ヶ湯温泉の脇にある登山口に出ました。

登山口の脇に臨時足洗い場があり、ここでスパッツと靴の泥汚れを落としました。

Kさんはまだロープウェイに乗っているようなので、酸ヶ湯公共駐車場の少し先にある地獄沼を散策しながらノンビリ待つことにしました。

 

酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉

地獄沼

地獄沼

 

Kさんと合流してから聞きましたが、ロープウェイに乗る前に駐車場で1時間くらい眠ってしまったそうです。

その影響で八甲田ゴードラインの散歩が遅くなったとのことです。

目覚めた時に連絡してくれればどこかに寄り道することが出来たんですけどね。。。

 

コースタイム

八甲田神社登山口(11:55)~(13:00)仙人岱(八甲田清水)(13:01)~(13:29)八甲田大岳(13:32)~(13:46)大岳鞍部避難小屋(13:47)~(14:12)毛無岱分岐(14:12)~(14:34)下毛無岱休憩所(14:34)~(15:12)酸ヶ湯温泉

 

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2017/10/15(日) 白銀平(しろがねだいら)、富士山(ふじやま)

先日の鷹ノ巣山の翌日は、1日雨予報なので山は中止します。

友達と元プロ野球選手がやっている「條辺うどん」にランチをしに行きます。

 

うどんを食べた後、食いしん坊の友達が

「日高市にあるサイボクハムに行こう」

と言うので、地図でサイボクハムの場所を探します。

 

すると「富士山」という文字を見つけてしまいます。

ん、行かないといけないのでは?と思い、冗談で友達に

「富士山」も行かなきゃ!

と言って見ます。

そんな流れでサイボクハムで食事した後に富士山に向かうことになりました。

 

富士山は調べてみると「ふじさん」ではなく「ふじやま」と読むそうです。

展望はないようで、近くにある「白銀平(しろがねだいら)」の方が展望がいいそうです。

車で駐車場まで行くと、白銀平も富士山もすぐそばです。

 

駐車場から整備された階段を登っていくと白銀平展望台があり、関東平野を一望することが出来ます。

今日はあいにくの雨でしたが、まずまずの展望を楽しむことが出来ました。

晴れていれば赤城山も見えるそうです。

 

白銀平

白銀平

 

次は富士山に向かいます。

登山道はなかなかの急傾斜。

自分はクロックスで歩いているので滑らないように慎重に歩きます。

上りはいいけど、下りはちょっと心配です。(そんな状態で登るなよ!)

30mほどの標高差を登ると、浅間神社の祠がある富士山山頂に着きました。

標高は221.2mですが、三角点もある立派な山でした。

 

富士山山頂

富士山山頂

 

帰り道に「富士山食堂」というお店を見掛けます。

これは富士山繋がりで行かないと。

マウンテンカツカレー(並)を注文するも、物凄いボリューム。。。

完食したけど、辛かった(>_<)

 

富士山食堂

富士山食堂

マウンテンカツカレー

マウンテンカツカレー

 

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2017/10/14(土) 水根から水根山、鷹ノ巣山、鷹ノ巣山避難小屋

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週は北アルプスに行って、来週は八甲田山に遠征の予定の谷間の週末ですが、

「土日は山で楽しんできて」

と言われていたので、週末を楽しみにしていました。

 

でも、天気予報を見ると、金曜日から秋雨前線が南下してきて雨模様。。。

新潟か青森まで行けば晴れそう。

来週の遠征があるので遠くまでは行きたくないなぁ…が先行します。

雨が降ってもいいので予定通りに鷹ノ巣山に登って紅葉を楽しみ、鷹ノ巣山避難小屋でランチしてくることにしました。

 

朝4時過ぎに起きてみると、雨音が聞こえるくらい雨が降ってます。

雨が降っていない場所を調べると北関東よりも北に行かないとダメそう。。。

仕方なく小雨になるまで自宅待機することにします。

6時を過ぎた頃に雨音が静かになります。

このタイミングを逃してはいけないと急いで奥多摩に向けて出発します。

 

いつ雨が降り出すかわからない状態ですが、水根バス停前にある駐車場に着いた時は曇り空になっていました。

六ッ石山経由で鷹ノ巣山に行くか、水根林道から鷹ノ巣山に行くか悩みます。

天気が微妙なので最短ルートの水根沢林道から鷹ノ巣山にします。

 

前日からの雨で足元は濡れていて滑りやすいので、慎重に歩きます。

水根沢林道は登山道が狭くて沢まで谷になっているので落ちたら大変なことになってしまいます。

無理は出来ません。

 

地図上に「木橋を渡る」と書かれている場所まではいつも通りに1時間を目安に歩きます。

その木橋を渡ると急登になります。

でも、今日はザックが軽いので楽チンです。

 

いったん水根山に出てから石尾根を歩いて鷹ノ巣山に向かいます。

紅葉が始まっていて、水根山から鷹ノ巣山避難小屋までは立ち止まってばかりで前に進みません。

晴れていればもっとキレイなんだろうなぁ…

 

鷹ノ巣山東側の紅葉1

鷹ノ巣山東側の紅葉1

鷹ノ巣山東側の紅葉2

鷹ノ巣山東側の紅葉2

 

水根山からは牛歩になってしまいましたが、鷹ノ巣山の山頂に到着しました。

ガスってて何も見えませんし、誰もいません。

これは想定通りなので、鷹ノ巣山避難小屋に移動します。

 

鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山山頂

 

鷹ノ巣山避難小屋への登山道も紅葉しています。

ここも牛歩になります。

改めて鷹ノ巣山っていい山ですね。

 

鷹ノ巣山西側の紅葉1

鷹ノ巣山西側の紅葉1

鷹ノ巣山西側の紅葉2

鷹ノ巣山西側の紅葉2

 

鷹ノ巣山避難小屋に着くと、中に入ってくつろぎます。

今日は誰もいませんのでノンビリ出来そうです。

小屋の中は気温9度と少し肌寒く感じますが、ラーメンを食べて体を温めました。

食後にコーヒーも飲んだので、体がポカポカになりました。

 

鷹ノ巣山避難小屋

鷹ノ巣山避難小屋

鷹ノ巣山避難小屋の中

鷹ノ巣山避難小屋の中

本日のランチ

本日のランチ

 

この後は七ッ石山まで行こうか悩みましたが、いつ雨が降ってくるかもわからないので、素直に下山することにします。

鷹ノ巣山を巻いていくことも可能ですが、鷹ノ巣山を愛する人は帰りも鷹ノ巣山に登ります。

鷹ノ巣山の山頂に着いても相変わらず眺望なしです。

待っても回復する見込みもないので、そのまま下山しました。

 

鷹ノ巣山東側の紅葉3

鷹ノ巣山東側の紅葉3

 

登山道は全般的に泥濘なので下りは滑りやすくて危険です。

油断するとツーっと滑ってしまいます。

滑らないようにバランスよく歩いて無事に下山しました。

水根バス停に着くとタイミングよくバスが…

車で来ているので乗りませんけどね。。。

 

水根バス停

水根バス停

 

 

コースタイム

水根バス停前にある駐車場(7:58)~(8:57)木橋を渡る(8:59)~(10:23)水根山(10:24)~(10:45)鷹ノ巣山(10:48)~(11:02)鷹ノ巣山避難小屋(11:57)~(12:15)鷹ノ巣山(12:15)~(13:24)木橋を渡る(13:24)~(14:07)水根バス停前にある駐車場

 

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2017/10/07(土)~09(月) 中房温泉~燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳~上高地 その3

その2からの続きです。

 

【3日目】

蝶ヶ岳ヒュッテの朝食は5時40分からの先着順、日の出は5時40分過ぎです。

前日もご来光を見ているので、食事を優先してご来光を諦めることにしましたが、

5時20分頃に、1回目の食事の準備が出来ましたのアナウンスが流れます。

20分で食べればご来光も見れるので、予定よりも早い時間ですが、先に食事をすることにします。

食事をしていると正面に座った女性2人が「大天荘に居ましたか?」と声を掛けてくれます。

自分は気付きませんでしたが、大天荘でも同じテーブルで食事をしていたようですね。

 

食事後、瞑想の丘に向かい2日連続のご来光を見ます。

昨日とほぼ同じなので、感動はいまいちですね。

今日も遠くに小さく富士山が見えますが、北アルプスではあまり人気が無いものですね。

あっ、常念岳に登り始めた時に下山してきたおじさんが、

「富士山が見えたよ!」

って感動していたから、まったく人気が無い訳ではないですね。

 

瞑想の丘から穂高と槍

瞑想の丘から穂高と槍

瞑想の丘でご来光を待つ登山者達

瞑想の丘でご来光を待つ登山者達

瞑想の丘から蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳でご来光を待つ登山者達

瞑想の丘から蝶ヶ岳ヒュッテと蝶ヶ岳でご来光を待つ登山者達

瞑想の丘からご来光

瞑想の丘からご来光

瞑想の丘から富士山

瞑想の丘から富士山

 

景色を楽しんだ後は蝶ヶ岳ヒュッテに戻り、帰り支度をします。

Hさんがトイレに先に行って、自分はHさんが戻ってきてからトイレに行こうと決めていましたが、なかなか戻ってきません。

窓から外にあるトイレを見ると、大行列です。

これはヤバイと自分もトイレに並びに行きました。

大半の人が男性なのに、トイレ2つしかありません。

足りないですよね。

 

今日もノンビリスタートとなりました。

まずは蝶ヶ岳の山頂に登ります。

出遅れたので山頂は貸切ですね。

 

蝶ヶ岳から富士山と南アルプス

蝶ヶ岳から富士山と南アルプス

蝶ヶ岳から御嶽山と乗鞍岳

蝶ヶ岳から御嶽山と乗鞍岳

蝶ヶ岳から穂高と槍

蝶ヶ岳から穂高と槍

蝶ヶ岳から御嶽山アップ

蝶ヶ岳から御嶽山アップ

 

名残惜しさもありますが、長塀尾根から下山します。

ハイマツ帯を通り抜けるとすぐに樹林の中に入り、展望がなくなります。

最初は緩やかな下りです。

歩きやすい場所と、泥濘で歩きにくい場所が交互にあります。

印象的には泥濘で歩きにくい場所が多めでしたね。

 

妖精ノ池

妖精ノ池

 

途中に妖精ノ池らしき池がありました。

その先にちょっとした小ピークがありましたが、長塀山ではありませんでした。

されに進むとちょっとした山らしきピークがあり、こっちが長塀山の山頂でした。

山頂からは展望はなく、ただの通過点にある小ピークのような山でした。

 

長塀山山頂

長塀山山頂

 

ここからは地図上では急な下りになると記載されていましたが、言うほどの急な下りではなく、

どこにでもあるような下りが続いていました。

序盤は泥濘が多くで歩きにくくて、中盤は石がゴロゴロしていて、終盤は時折小さなハシゴがあったりです。

眺望なしの登山道なので紅葉している場所があると、緊急停止して紅葉狩りをします。

 

登山道からの紅葉1

登山道からの紅葉1

登山道からの紅葉2

登山道からの紅葉2

 

長い下りに飽きてきた頃にようやく徳沢登山口に着きました。

徳沢にあるみちくさ食堂で、ソフトクリームを買って休憩しながら食べることにします。

冷たくて美味しいですね。

暑さに負けかけていたので、生き返りました。

 

徳沢1

徳沢1

徳沢2

徳沢2

 

ここからは長~い林道歩きです。

基本的に樹林の中で退屈ですが、たまに明神岳が見えたりします。

自分は初めてなので新鮮ですが、何度も着ているHさんは飽き飽きしています。

 

林道から明神岳

林道から明神岳

林道を歩く登山者達

林道を歩く登山者達

 

徳本峠への分岐を通り過ぎると、明神館のある明神分岐に出ます。

明神分岐でも休憩します。

急いでも仕方ないのと、長い林道に対して気を紛らわす為に休憩は必要ですね。

明神分岐から上高地は途中にキャンプ場があったり、河童橋があったりするので徳沢から明神分岐までに比べると近く感じます。

河童橋で観光してから戻ってもいいのですが、バスの整理券を手に入れる為にいったん上高地のバスターミナルに行きます。

12時40分発の整理券を手に入れてから、着替えを済まして河童橋に観光しに行きます。

河童橋から眺める梓川と明神岳はキレイですね。

 

河童橋手前から梓川

河童橋手前から梓川

河童橋と焼岳

河童橋と焼岳

河童橋から梓川と明神岳

河童橋から梓川と明神岳

上高地

上高地

 

観光した後は上高地のバスターミナルまで戻り、バスで新島々駅まで移動します。

新島々駅まで1時間くらい掛かりましたが、車窓からの景色を楽しんでいたらあっという間でした。

新島々駅からは松本電鉄の上高地線で松本駅まで行きます。

しばらく待たされた後、電車が到着するとホームに通されます。

到着した電車を見ると、京王井の頭線の車両ではないですか。

懐かしい。

この気持ちはHさんには心響かずでした。

 

新島々駅で松本電鉄

新島々駅で松本電鉄

 

松本駅に着くと、特急「あずさ」の自由席の列に並びに行きます。

1本前の電車もまだ停車していたので、誰も並んでいませんでした。

交互にお弁当を買いに行きます。

suicaを使用する為にいったん改札を出るので、ついでに外から駅舎を眺めに行きます。

松本駅が近代的な駅舎だったのは残念でした。

左上に気温が出ていましたが、10月の三連休なのに「30℃」とは。

下界は暑いはずですね。

松本駅発15時19分のあずさ24号に乗って家路につきました。

 

松本駅(気温は30℃)

松本駅(気温は30℃)

松本駅であずさ24号

松本駅であずさ24号

 

コースタイム

3日目

蝶ヶ岳ヒュッテ(6:58)~(7:02)蝶ヶ岳(7:11)~(7:45)長塀山(7:48)~(9:20)徳沢(9:37)~(10:17)明神分岐(10:27)~(11:07)上高地

 

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2017/10/07(土)~09(月) 中房温泉~燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳~上高地 その2

その1からの続きです。

 

【2日目】

朝食は4時45分からと早め。

でも、日の出の5時40分を考えると、食事後に大天井岳の山頂に行ける時間です。

朝食を済ませてから大天井岳の山頂に向かいます。

 

大天荘

大天荘

 

昨日見れなかった景色がよく見えます。

前に進まない病を発症して、昨日の倍の時間を掛けて大天井岳の山頂に到着しました。

大天井岳の山頂にはご来光を待つ登山者がたくさんいました。

 

大天井岳でご来光を待つ登山者

大天井岳でご来光を待つ登山者

 

日の出まで時間があったので、大天井岳からの360度の展望をみなさん思い思いに写真を撮ってます。

東側は雲が多めの為、日の出の時間が少し遅れます。

日の出を迎えると歓声があがり、みなさん写真を撮りまくります。

太陽って一瞬で出てきちゃうんですよね。

ご来光が終わるとみなさんすぐに移動してしまいますが、自分達は大天井岳からの展望をゆっくり楽しみます。

昨日何も見えなかったから、嬉しさ倍増ですよね。

 

大天井岳からのご来光

大天井岳からのご来光

大天井岳から燕岳方面

大天井岳から燕岳方面

大天井岳から槍ヶ岳方面

大天井岳から槍ヶ岳方面

大天井岳から槍と小槍

大天井岳から槍と小槍

 

大天井岳からの展望を楽しんだ後は、大天荘に戻って出発の準備をします。

玄関に戻ると前日にワインをご馳走していただいた方達を見送って、自分達は部屋に戻り支度します。

気付いたらいちばん最後になっていました。。。

 

Hさんから「2日目は槍に行ってもいいですよ」と言われていましたが、

混んでる山には行きたくないので予定通りの工程とします。

ほとんどの方は初めて来たら槍を選択するんでしょうね。

槍にはp-tingさんと行くと決めてますしね。(笑)

 

振り返って大天井岳と大天荘

振り返って大天井岳と大天荘

 

大天荘からは常念岳方面に向かいます。

弧を描くように右に曲がりながら中天井岳、東天井岳を巻いていきます。

ピークハンターとしてはもどかしいですね。

右側と後ろが気になっていつも通りすぐに立ち止まってしまいます。

 

東天井岳の西側の登山道

東天井岳の西側の登山道

東天井岳の西側からの景色

東天井岳の西側からの景色

 

東天井岳の先で左に折れて、緩やかに下っていきます。

ようやく常念岳までの稜線が見えますが、意外と遠いですね。。。

東天井岳の南側を巻いて、その後は進行方向が南側になります。

 

東天井岳の南側からの景色

東天井岳の南側からの景色

東天井岳の南側の登山道1

東天井岳の南側の登山道1

東天井岳の南側の登山道2

東天井岳の南側の登山道2

東天井岳の南側の登山道3

東天井岳の南側の登山道3

 

横通岳は西側を巻きます。

横通岳の南側に出ると、手前に常念小屋、正面に常念岳が現れます。

覚悟はしていましたが、大きく下った後にかなり登り返しますね。

 

横通岳の南側から常念岳を望む

横通岳の南側から常念岳を望む

 

常念乗越までハイマツの中を一気に下ります。

ハイマツ帯を通り過ぎると開けた場所に出て、常念岳が目の前にドーンと出てきました。

常念小屋のある常念乗越まで下り、ここで少し休憩します。

Hさんが食料を探しに常念小屋に向かいます。

それにしても凄い登山者です。

常念岳は人気があるんですね。

Hさん曰く槍に比べれば全然少ないそうです。

 

常念岳の山頂でカップ麺を食べることにして、常念岳に向かいます。

しかし空身の方が多いですね。

八ヶ岳の阿弥陀岳を思い出します。

空身の方もごぼう抜きします。

登ってみると想像していたよりも楽ですね。

あっという間に常念小屋が小さくなります。

 

常念岳への登山道1

常念岳への登山道1

常念岳への登山道2

常念岳への登山道2

常念岳への登山道から槍ポーズで槍を囲む

常念岳への登山道から槍ポーズで槍を囲む

 

早く行き過ぎても仕方ないので、途中でゆっくり景色を眺めることにします。

山頂まで行かなくてもいい眺めですねぇ。

大きい岩がゴロゴロしている場所まで来ると常念岳山頂ですが、写真撮影渋滞をしていて前に進まなくなります。

常念岳山頂って狭いんですね。

順番が回ってくると常念岳の標識を持って記念撮影しますが、標識を持つと意外と重く感じます。

見た目は軽そうなんですけどね。

 

常念岳山頂

常念岳山頂

常念岳山頂からの景色(槍ヶ岳方面)

常念岳山頂からの景色(槍ヶ岳方面)

 

頂上は休憩する場所が無いので、蝶ヶ岳寄りの適当な場所を見つけて食事にします。

お湯が沸くまでは常念岳からの絶景を楽しみます。

いい眺めですね。

 

常念岳山頂からの景色(大天井岳方面)

常念岳山頂からの景色(大天井岳方面)

常念岳山頂からの景色(蝶ヶ岳方面)

常念岳山頂からの景色(蝶ヶ岳方面)

 

常念岳の山頂は意外と狭くて、お湯を沸かしている場所の側にどんどん登山者が来ます。

おいおいって感じですけど仕方ないですね。

お腹を満たした後は蝶ヶ岳方面に向かいます。

Hさんが「少し禿げている山は登り返したくないなぁ…。巻いてて欲しいな。」とぼやきます。

それ以外は特に気になりませんでしたが、蝶ヶ岳は遠いですね。

 

振り返って常念岳

振り返って常念岳

 

常念岳からは岩場下っていきます。

歩いてみるとかなり下ります。

こっち側から登るのはしんどそう。

そんな中で続々と登山者が登ってきます。

先行している登山者2人を追う抜けずゆっくり歩いていると、常念岳に登って来た登山者とすれ違い待ちになります。

女性の方が岩場で苦戦していたので、ちょっとした休憩時間になりました。

岩場を下りきると、少し登り返してからまた下っていき、八ヶ岳のような樹林帯の中に入ります。

暑さに負けそうになっていたので、ここはオアシスですね。

 

岩場で苦戦する女性を待つ登山者達

岩場で苦戦する女性を待つ登山者達

 

しばらく樹林帯を歩いていくと、少し禿げている山が目の前に現れます。

Hさんの思いは届かずここは直登するようです。

標高が低いのと風通しが悪いので、自分は暑さに負けてきます。

足は軽快ですが、体はオーバーヒートです。

緊急停止して汗をぬぐう回数が増えてきます。

 

樹林帯の手前から2592峰(真ん中が蝶ヶ岳、左が大滝山)

樹林帯の手前から2592峰(真ん中が蝶ヶ岳、左が大滝山)

 

傾斜が緩くなって明るくなってくるとピークらしき場所がありました。

休憩されている方がたくさんいました。

ここは蝶槍ではなく2592峰でした。

そして蝶槍が目の前に現れます。

よく見るといったん大きく下るんですね。

蝶ヶ岳の手前はなだらかなアップダウンを想像していた2人はテンションダウンします。

 

2592峰

2592峰

2592峰から蝶槍

2592峰から蝶槍

 

2462mの標識がある場所まで一気に下り、蝶槍まで登り返します。

心が折れているので常念岳よりも辛く感じます。

でも、歩いてみるとあっという間に、蝶槍の山頂に到着しました。

標高差は100mですから当然ですよね。

 

蝶槍の手前

蝶槍の手前

蝶槍からの景色(蝶ヶ岳方面)

蝶槍からの景色(蝶ヶ岳方面)

 

蝶槍から蝶ヶ岳までは想像していた緩やかなアップダウンです。

あと少しなのにお腹がグーグーと鳴り始めます。

三角点だけがある旧蝶ヶ岳山頂でコーヒータイムにしようとしましたが、足元が微妙だったのでコーヒータイムは中止して休憩だけにします。

 

旧蝶ヶ岳山頂で手乗り槍

旧蝶ヶ岳山頂で手乗り槍

 

槍をバックに記念撮影で遊んだ後は蝶ヶ岳ヒュッテに向かいます。

蝶ヶ岳ヒュッテの少し手前に展望台がある高台がありました。

最初はここが蝶ヶ岳なのかなと思いましたが、ここは「瞑想の丘」と呼ばれているそうですね。

 

景色を楽しむ前に蝶ヶ岳ヒュッテに受付しに行きます。

蝶ヶ岳ヒュッテの中は大混雑です。

「ふとん大丈夫かな」と心配になりましたが、3人分の場所で2人となり、ひと安心でした。

蝶ヶ岳ヒュッテで生ビールを飲んでマッタリすることも考えましたが、

夕食が17時30分からと遅めだったので、気になっていた大滝山に延長戦しに行きます。

 

大滝山までの登山道はいったん一気に下ります。

蝶ヶ岳ヒュッテまで500mの標識を通り過ぎた辺りでアクシデントが…

ずっと気になっていた右足の踵の上に痛みを感じます。

靴を脱いで見ると血が出ています。

先週に続いて応急処置をします。。。

先週は左手、週中は右手中指をサックリ、今日は右足、無傷は左足だけですね。(おいおい)

 

応急処置後、大滝山に向かいます。

登山道を見るとまだ下るなぁ…。

よくよく考えると蝶ヶ岳ヒュッテで何も食べずに出発したのに、食料は何も持ってきていない。

ヘッデンも持ってきていない。

あるのは薄味のアクエリアスだけ。

確実にシャリバテしそうなので、勇気ある撤退をして蝶ヶ岳ヒュッテに戻ることにしました。

 

大滝山に向かう途中から大滝山

大滝山に向かう途中から大滝山

 

蝶ヶ岳ヒュッテに戻ると瞑想の丘に向かいます。

Hさんがいなかったので、もうひとつのピークに探しに行きます。

途中でHさんと合流してピークまで向かいます。

ピークには蝶ヶ岳の標識がありました。

ここが蝶ヶ岳の山頂だったんですね。

 

蝶ヶ岳山頂からの景色

蝶ヶ岳山頂からの景色

 

景色を楽しんだ後は蝶ヶ岳ヒュッテに戻り、夕食まで時間があったのでビール&コーヒータイムにします。

槍を見ながらのビールは美味しかったですね。

夕食後は星空を見たり、談話室でノンビリしたりして楽しいひと時を過ごしました。

 

コースタイム(2日目)

大天荘(5:21)~(5:30)大天井岳(6:13)~(6:21)大天荘(6:47)~(8:57)常念乗越(9:10)~(10:07)常念岳(10:58)~(12:22)2592ピーク(12:22)~(13:16)蝶槍(13:19)~(14:05)蝶ヶ岳ヒュッテ(14:28)~(14:46)蝶ヶ岳ヒュッテから500m地点(大滝山方面)(14:46)~(15:02)蝶ヶ岳ヒュッテ(15:02)~(15:11)蝶ヶ岳(15:18)~(15:22)蝶ヶ岳ヒュッテ

 

その3へ続く

 

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