p-tingさん、お疲れ様です。
2ヶ月前にも行きましたが、横岳登山口から八ヶ岳に行ってきました。
去年、同じ時期に編笠山と権現岳(赤岳は断念)に行った時はかなり寒かったので、
今回は防寒対策を万全にしましたが、予想に反して暖かく違う意味でツライ山行になりました。
職場のHさんから
「三連休は金土で八ヶ岳に行きます。真教寺尾根から赤岳に登って赤岳展望荘で1泊し、翌日は横岳、硫黄岳に行って美濃戸に下山する予定です。」
と聞いていましたが、自分は木曜日の夕方時点で週末の予定が未定のまま。
確実に金曜日は山に行けないと思いつつも、
「自分も金曜日に行けそうだったら八ヶ岳に行きますよ!」
とHさんに伝えて帰宅します。
自宅で土曜日にどこの山に行こうかなと考えていると、20時頃に
「金土は山に行ってきて。」
とメールが届きます。
もう少し早く予定が決まれば自分も1泊することが出来ましたが、何も支度をしていないのでHさんに
「金曜日は日帰りで八ヶ岳に行きます。」
と連絡し、Hさんの宿泊先である甲府駅で待ち合わせて自分の車で八ヶ岳に行くことになりました。
4時30分に待ち合わせして、車で清里に向かいます。
途中でHさんが「真教寺尾根ではなくてもいいですよ」と言います。
選択肢はいろいろありましたが、赤岳展望荘で1泊することを考えれば、
「真教寺尾根」か「県界尾根」か「杣添尾根」のいずれか。
清里駅近くにあるセブンイレブンで買い物をしながらどこから登るか考えます。
Hさんは普段は公共交通機関を利用するので、車でないと行けない登山口の方がいいかなと思い、
「横岳登山口から登り、横岳と硫黄岳に行ってから赤岳展望荘に行く。」
ことにしました。
横岳登山口近くにある駐車場に着いてから、出発の準備をします。
11月の八ヶ岳なので、防寒対策として発熱素材のインナーを着て登ることにします。
別荘地の遊歩道を歩いている時は、手袋をしないと肌寒く感じるくらいの冷え込みでちょうどいい感じでしたが、
南八ヶ岳林道に出る頃には熱くなり汗だくになります。
東屋でひと息ついて体を冷やしてから、登山道に入ります。
杣添尾根は樹林の中をひたすら登ります。
風通しが悪いので、汗をかきすぎて体力を無駄に消耗します。
途中にある温度計で気温を確認すると「9度」で、8月に来た時よりも気温が高い。。。
汗だくになるはずです。
でも、標高を上げていくと足元には霜柱が目立ってきます。
小さな氷柱もあります。
無邪気なHさんは霜柱や氷柱で遊びます。
楽しそう。
ハイマツ帯まで登ると視界が開けます。
後ろを振り向くと、紅葉している麓がキレイに見えるようになります。
眺めがいいので牛歩になりながら、三叉峰まで登りました。
三叉峰は360度の展望で個人的に大好きな場所です。
みなさん奥ノ院でノンビリするので三叉峰にあまり寄り道をしないんですよね。
2ヶ月振りに来ましたが、何度見てもいい眺めですね。
前回は東側が雲海になっていましたが、登ってきた杣添尾根や富士山もキレイに見えました。
三叉峰でゆっくり休憩した後は、横岳の主峰の奥ノ院に移動します。
稜線からの眺めがいいので、なかなか前に進みませんでした。
奥ノ院に到着した時は休憩されている登山者は2人だけでしたが、続々と登山者が登ってきて写真撮影ばかり頼まれます。
時間だけが過ぎてあまりゆっくり出来なかったので、硫黄岳に移動することにします。
ただ移動するタイミングが悪く、先行者がクサリ場で苦戦していて出発が出来ません。
急いではいませんが、あまりにも前に進んでくれないので、もう少し早く出発すればよかったと少し後悔しました。
台座ノ頭を巻いて硫黄岳山荘に下るところで、ヘリが旋回しているのを見つけます。
ヘリと山のコラボ写真を撮らなきゃと思い、デジカメのシャッターを押し続けました。
Hさんはそれを見てちょっと呆れ気味でした。。。
硫黄岳山荘から登り返して硫黄岳まで登ります。
硫黄岳の爆裂火口をチラ見してから、硫黄岳山頂に行きます。
広い硫黄岳山頂も今日は珍しく閑散としていました。
硫黄岳でお昼ご飯にする予定でしたが、赤岩の頭から八ヶ岳の眺めがお奨めなので、ご飯よりも先に赤岩の頭まで下ります。
赤岳鉱泉への分岐を通り過ぎた先にある小ピークが赤岩の頭です。
赤岩の頭山頂はただの通り道って感じですが、眺めは最高です。
赤岳から横岳までは夏と違って日陰が多くなり写真映えはいまいちでしたが、硫黄岳は日当たりがよくてキレイに見えました。
赤岩の頭からの眺めを楽しんだ後は硫黄岳まで戻り、少し遅くなったお昼ご飯にします。
風があるのでハイマツで囲われた場所で休憩することにしました。
お湯を沸かしてもらい、赤岳と横岳を眺めながらおにぎりとスープパスタを食べました。
食事後、Hさんは硫黄岳の火口壁のお散歩に行き、自分は食後のコーヒーを飲んでマッタリします。
Hさんが散歩から戻ってくると、予約していた赤岳展望荘での宿泊をやめて日帰りにしようか悩み始めます。
翌日に予定していた横岳と硫黄岳を満喫し過ぎたのと、八ヶ岳の稜線から紅葉を眺めるという、今回の目的を全て達成して、泊まる理由が無くなってしまったのが原因です。
三叉峰に戻るまでまだ時間があるので、ゆっくり考えてもらうことにしました。
ふと時計を見ると13時30分過ぎです。
「14時頃に三叉峰から下山すれば、明るいうちに駐車場に戻れる。」
と計画していましたが、硫黄岳でノンビリし過ぎて、三叉峰から14時に下山するのは不可能になっていました。
「最悪、1人なら15時に下山すればなんとかなるかな」
と、再計画します。
これ以上ノンビリしていると真っ暗になる可能性が高くなってしまう為、三叉峰まで戻ることにします。
滑りやすい台座ノ頭への上り坂に苦戦しながら稜線まで登ると、赤岳付近でヘリが旋回しているのが見えます。
様子がおかしいので何かがあったと感じました。
(某サイトを見ると、ケガ人の救助活動をしていたようですね。)
奥ノ院を通過して、三叉峰のピークで休憩することにします。
三叉峰で今年最後の八ヶ岳からの景色をゆっくり眺めます。
Hさんは翌日の天気予報を調べて、赤岳展望荘に行くか、自分と一緒に下山するかファイナルアンサーを出すことにします。
悩んだ結果
「今回の目的は全て果たしたし、翌日は今日よりも天気がいまいちでかなり寒い」
という理由で、1泊する意味は無いと判断して一緒に下山することにしました。
天気がいいので17時までに駐車場に戻れればヘッデンは不要と思いますが、念のためにヘッデンの準備をしてから出発します。
杣添尾根は足元がよくないので、最初は焦らずにゆっくり歩きます。
霜柱ゾーンまで下山すると、帰りもHさんが霜柱で遊びます。
霜柱を持ち上げてみたり、突いてみたり。。。
またまた楽しそう。
三叉峰から30分くらい歩いたところで、いまのペースでは明るいうちに駐車場まで戻れないと感じたので、歩くペースを上げることにします。
歩き方が雑になり、自分は膝をぶつけます。
Hさんは足を滑らせて、脛を木にぶつけます。
痛みに耐えながら下山し、明るいうちに東屋に到着しました。
ここからは別荘地の間にある遊歩道を歩くだけなので、ひと安心です。
駐車場近くにある登山口に着く頃には足元が見えにくくなるくらい暗くなりましたが、無事に下山することが出来ました。
コースタイム
横岳登山口(6:38)~(6:57)東屋(7:02)~(9:38)三叉峰(9:51)~(10:06)横岳(10:32)~(11:27)硫黄岳(11:35)~(11:58)赤岩の頭(12:04)~(12:36)硫黄岳(13:41)~(14:30)横岳(14:30)~(14:41)三叉峰(15:03)~(16:45)東屋(16:45)~(17:08)横岳登山口
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