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2019/04/13(土) 足柄駅から箱根湯本駅(丸鉢山(猪鼻砦跡)、金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔ノ峰) その3

その2からの続きです。

 

【明神ヶ岳~明星ヶ岳】

明神ヶ岳山頂から30秒ほど歩いたところの左側に丹沢が見えそうな予感がしたので行ってみます。

奥の方に歩いていくと、丹沢ではなく真っ青な相模湾が一望できました。

予想外で感動しました。

 

明神ヶ岳から少し歩いたところから相模湾を眺める

 

登山道に戻ろうとすると足元に古い空き缶が落ちてます。

見たことのないデザインで明らかに自分が産まれる前と思われますね。

 

明神ヶ岳から少し歩いたところに落ちていた古い空き缶

 

明星ヶ岳に向かいます。

少し歩くと正面に真っ青な相模湾が見えます。

あれっ、さっき見に行く必要はなかったのでは?

 

明神ヶ岳から少し下ったところから相模湾を眺める

明神ヶ岳から少し下ったところから明星ヶ岳方面へ続く稜線を眺める

 

登山道を下っていくと、鞍部という分岐に出ます。

鞍部というところなのですぐに登り返すと思ったら、鞍部の分岐を通り過ぎても緩やかに下ります。

その後はアップダウンを繰り返します。

 

鞍部から少し上ったところから富士山

鞍部から少し上ったところから富士山をアップ

 

なかなか標高を上げていきません。

奥和留沢への分岐のピークを越えて次のピークに登りますが、山頂らしい場所はなく平坦な道が続きます。

1本桜の先に分岐が見えたので、分岐がある場所が明星ヶ岳の山頂と思ったら、山頂ではなく宮城野方面への分岐でした。

 

明星ヶ岳山頂手前で明神ヶ岳を振り返る

明星ヶ岳山頂手前にある分岐

 

道標をよく見てみると「右へ明星ヶ岳約3分」と刻まれてます。

「塔ノ峰 95分」と書かれている方向に広い平坦な道を歩いていくと左側に御岳大神がありました。

すぐに気付きませんでしたが、御岳大神の前に明星ヶ岳の山頂の説明がありました。

毎年8月16日に大文字焼きが行われるので大文字とも呼ばれているそうです。

明星ヶ岳の山頂は樹林に囲われていて眺望なしでした。。

 

明星ヶ岳山頂にある御岳大神

 

 

【明星ヶ岳~塔ノ峰】

明星ヶ岳の山頂のにある説明を読んだら塔ノ峰に向かいます。

少し先に768mピークが見えてきます。

あの山が塔ノ峰かなと思いながら歩いていきます。

基本的にはどんどん下っていきますが、何回か小ピークを越えていきます。

そして塔ノ峰と思われる山の直下にきます。

登山道はピークの南側を巻きながらになります。

塔ノ峰ではないようでピークを巻き終えると再び下り坂になりました。

登山道はかなり抉られて狭くなっています。

両足を置くスペースがないくらいの狭さなので歩きにくかったですね。

 

768mピークを巻いた後の抉られて狭くなっている登山道

 

下りきると歩きやすい登山道になり、植林の中を上り返します。

ピークを越えた少し先で登山道が右に90度曲がって急傾斜の長い下り坂になります。

歩きにくい登山道でしたが、元気な2人は軽快に歩いていきました。

鉄塔の脇を通り過ぎるとすぐに明星ヶ岳の登山口に出ました。

 

狭くなっている登山道を楽しそうに歩くHさん

明星ヶ岳登山口

 

明星ヶ岳の登山口には「塔ノ峰コース この先900m右折」と書かれています。

地図上の180度の折り返しは登山道ではなく車道の折り返しとは思いませんでしたね。

ここからはまさかの車道歩きになります。

抜け道なのか交通量が多くて油断すると轢かれそうになります。

運転している方もこんな道を登山者が歩いているなんて思っていないようで、車道の真ん中を走ってきます。

エンジン音が聞こえたら端っこに避けるようにしました。

 

車道を12分くらい歩くと、右側に塔ノ峰への登山道入口がありました。

道標には「塔ノ峰15分」と掛かれています。

Hさんが「また厳しいコースタイムなんじゃないですか」とネガティブになっています。

自分は「コースタイムが厳しかったのは金時山から明神ヶ岳までだけですよ」とポジティブです。

 

塔ノ峰登山口

 

登山道に入ると傾斜は急すぎず緩すぎずの程よい傾斜です。

小ピークを2回越えてほど平坦に近い道を歩いていくと分岐があり、塔ノ峰(標高566m)の山頂でした。

塔ノ峰の山頂でコーヒーブレイクにします。

Hさんにお湯を沸かしていただき、甘いコーヒーで一息つきました。

 

塔ノ峰山頂

 

 

【塔ノ峰~箱根湯本駅】

Hさんから「水之尾と塔之沢どちらに行くんですか?」と聞かれ、「箱根湯本駅は塔之沢駅のひと駅先だから水之尾じゃないですか」と適当発言をします。

Hさんが念のために地図を確認してみると、塔之沢方面に行くのが正解でした。

危なかった~。

 

塔ノ峰山頂からもどんどん下っていきます。

途中に道標のない怪しい分岐が2箇所ありましたが、正解と思われる登山道を選択しました。

登山道がトラバースしながらになると「阿弥陀寺 5分」と書かれた道標があります。

直進は「岩屋」と書かれた怪しい道標もありました。

「岩屋」の方が登山道は明瞭ですが、「阿弥陀寺 5分」の方も明瞭です。

迷わず「阿弥陀寺 5分」の方に歩いていきます。

竹やぶの中の登山道になると、登山道が荒れてきます。

倒木を跨いだりしながら歩いていくと、民家のような建物の裏に出ました。

民家のような建物が阿弥陀寺でした。

阿弥陀寺には怖い顔をした木彫りがありました。

後で知りましたが、阿弥陀寺は箱根あじさい寺としても親しまれているそうです。

 

阿弥陀寺の怖い顔の木彫り

阿弥陀寺

 

阿弥陀寺からHさんと「男坂と女坂の分岐はどこだろう?」と話しながら階段を下っていくと車道に出ました。

道標には「塔之沢駅 5分」「湯本駅 x2分」と書かれています。

湯本駅の大事なところが消えていて見えません。

自分が「たぶん12分ですよ」と言うとHさんは「ホントですか?信じられません」と返事しますが、一緒に箱根湯本駅まで歩いていくことにしました。

道標の方向に歩いていくと箱根湯本駅(標高96m)に出ました。

箱根湯本駅で炭酸飲料を購入して、18時10分発のはこね60号で家路に着いたとさ。

 

箱根湯本駅

 

コースタイム

足柄駅(7:26)~(8:48)足柄峠(9:08)~(9:51)丸鉢山(猪鼻砦跡)(9:57)~(10:26)金時山(12:07)~(13:23)火打石岳(13:23)~(14:03)明神ヶ岳(14:53)~(15:44)明星ヶ岳(15:45)~(16:46)塔ノ峰(17:13)~(17:54)箱根湯本駅

 

本日のルート1

本日のルート2

 

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2019/04/13(土) 足柄駅から箱根湯本駅(丸鉢山(猪鼻砦跡)、金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔ノ峰) その2

その1からの続きです。

 

【金時山~火打石岳】

気付いたら12時過ぎになってます。

支度をして出発しますが、登山道がドロドロのベチャベチャです。

すぐに山頂に戻ってスパッツを装着してから再出発しました。

最初の分岐の公時神社分岐まで下っていきます。

続々と登ってくる登山者と苦戦しながら下っている登山者で、なかなか前に進みませんでした。

 

公時神社分岐を通り過ぎて少し下ったところからは、これから歩くと思われる登山道が見えます。

Hさんが「左奥にある標高が高そうな山に登るんですか?」と、自分はあとは標高900メートルくらいの山しか登ると思っていなかったので「登らないんじゃないですか」と返事します。

何も知らないって恐ろしいですね。

 

公時神社分岐より少し下ったところから明神ヶ岳へ続く稜線

 

背丈よりも高いクマザサの間を歩いていくと、渋滞が発生します。

1回目の渋滞は少し歩いた後に先に行かせてくれましたが、2回目の若者渋滞は後ろも気にせずにおしゃべりしながら牛歩で歩いていて矢倉沢峠まで渋滞のままでした。

 

2つ目の分岐の手前で渋滞中

 

矢倉沢峠を通り過ぎると登山者が激減します。

ようやく静かな登山道になりました。

矢倉沢峠の少し先にある怪しい分岐があります。

直進はどこに行くのでしょうか?

明神ヶ岳方面は分岐を右に曲がるようです。

 

矢倉沢峠うぐいす茶屋分岐の少し先から金時山を振り返る

背丈よりも高い熊笹に覆われる登山道

 

分岐から標高差100メートルほど登ります。

最初のピークは何の標識もない963mピークでした。

 

963mピーク手前で金時山と道志山塊を振り返る

 

緩やかに下っていくと左右にピークが見えます。

左側に見えたピークは巻きながら上っていき、右側に見えた946mピークまで上っていきました。

この辺りで火打石岳山頂はまだなのかと不安になってきます。

 

946mピークから大涌谷をアップ

 

次のピークも無名ピークでした。

登山道の脇がクマザサから自然林に変わります。

すぐに道標があって道標の後ろに怪しい登山道があります。

この時は気付きませんでしたが、この登山道が破線ルートの入口のようですね。

右側にある尾根を巻きながら歩いていくと、正面に道標らしきものが見えます。

ただの道標と思っていたら火打石岳の説明が記載されていました。

火打石岳のピークには登らないとは残念でした。

 

火打石岳山頂の下

 

自宅に戻ってから地図をよく見てみると、破線ルートに行かないと山頂に行けないんですね。

道標に「火打石岳から明神ヶ岳まで40分」と書かれています。

金時山の山頂の道標には「明神ヶ岳まで2時間5分」と書いていたはず。

いつも通りのペースで歩いてきたはずなのにコースタイム通りです。

しかも遠くに見える標高の高い明神ヶ岳まで40分で行けるはずもない感じです。

道標に書かれている時間はかなり厳しい時間のようですね。

 

【火打石岳~明神ヶ岳】

火打石岳から明神ヶ岳に向かいます。

すぐに明るい登山道になります。

そして横長の明神ヶ岳が見えます。

どうみても山頂は右奥にありそう。

絶対に40分では着かないと思うんですけど。

 

火打石岳山頂の下の少し先から明神ヶ岳(登山道は左端から登って右端にある山頂まで続いています)

 

この先もコースタイム通りに時間が掛かると、箱根湯本に下山する頃には真っ暗になります。

自分が「ヘッデンを使用しないとダメかな」と言うと、Hさんは「今日はヘッデンを持ってきていない」と返事します。

あらら、雲行きが怪しくなってきましたね。

明神ヶ岳の山頂までコースタイムの40分以内で行けるようにペースアップすることにしました。

 

取り付きまではほぼ平坦な登山道ですが、次の道標がある場所からは急坂になっていきます。

上に行けば行くほど急傾斜です。

そんな登山道を早歩きで登っていきました。

傾斜が緩くなってきた頃に後ろを振り向くと金時山の後ろに富士山が見えます。

山頂がわずかに見えましたが、雲と同化していて雲に隠れてしまったように見えました。

 

標高が上がるにつれて登山道はドロドロになってきて歩きにくくなります。

滑らないように気をつけながらペースを落とさずに歩いていきました。

開けたところに出て左側を眺めると丹沢の山々が望めます。

なかなかの眺望ですね。

 

明神ヶ岳山頂へと続く稜線のいちばん手前から丹沢方面を眺める

 

明神ヶ岳山頂へと続く稜線は右側に大涌谷、後ろに金時山と富士山が見えます。

ここは富士山を見ながら歩ける逆向きのコースの方がいいのかもしれませんね。

 

明神ヶ岳山頂へと続く稜線

 

明神ヶ岳の山頂と思われる場所はまだまだ先にあります。

稜線上にある分岐を通り過ぎ、右側が崩壊している箇所を2箇所通り過ぎると正面が開けてきて、テーブルとベンチが設置されている明神ヶ岳の山頂(標高1,169m)がありました。

あんなに早いペースで歩いたのに火打石岳から明神ヶ岳までコースタイム通りの40分も掛かるとは。

金時山から明神ヶ岳までのコースタイムはかなり厳しい設定のようですね。

 

明神ヶ岳山頂

 

明神ヶ岳の山頂で休憩します。

まずはビールを冷やすことから始まります。

Hさんが「冷たいっ」と言いながら楽しそうにビールを冷やしてくれました。

 

明神ヶ岳山頂でビールを冷やすHさん

 

その後は明神ヶ岳山頂からの眺めを楽しみますが、山頂にいた外国人の方から写真撮影を依頼されます。

富士山を背景にスマホでパシャリと写しました。

スマホをお返しすると「自分達の写真も写しますよ」とおっしゃってくれます。

自分達も同じく富士山を背景に記念撮影していただきました。

写真撮影ありがとうございました。

 

明神ヶ岳山頂で外人さんに写していただく

 

テーブル付のベンチで休憩していると、急傾斜の登山道で追い抜いたソロのおじさんが山頂に到着して自分達と同じテーブルで休憩することになりました。

そこからはソロのおじさんと山談義で盛り上がりました。

ビールが冷え切ったタイミングで本日2回目のビールをグビグビと飲みます。

運動後の冷えたビールは美味しいですね。

時間がないのに山頂でノンビリしてしまいました。

地図でこの後のコースタイムを確認し、次も道標に書かれている時間が厳しかったら「明星ヶ岳から強羅に下山」、いつものようなコースタイムなら「予定通りに箱根湯本まで行く」ことに決めました。

 

その3へ続く

 

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2019/04/13(土) 足柄駅から箱根湯本駅(丸鉢山(猪鼻砦跡)、金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、塔ノ峰) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

今回は久しぶりにHさんと山登りすることになりました。

山梨方面か丹沢か箱根のいずれかにすることに。

自分が1人では行かない箱根を推していたら、Hさんも「天気もいいのでOK」と快諾していただき箱根の山々を歩くことにしました。

コースはJR御殿場線の足柄駅から日本二百名山でもある金時山を通って箱根登山鉄道の箱根湯本駅まで歩く駅から駅までコースです。

コースタイム10時間20分で距離が24Km、普通に考えたら楽勝!

でも結果は?

 

【足柄駅~足柄峠】

最寄り駅の始発電車に乗って電車を乗り継ぎ、JR御殿場線の足柄駅に7時15分に到着します。

改札を出たところで支度を済まして出発する前に駅前にある地図を見ると、しばらく登山道では無さそうです。

それならと2人共に登山靴に履き替えずにクロックスで歩いていくことにします。

 

足柄駅にいた金太郎

 

歩き始めて数分後、本日のコースは足柄峠までタクシーで行くのが一般的と言うことに気付きます。

するとHさんは「タクシーで行きましょう!」となります。

でも、タクシー会社に電話してみるもののタクシーの空きは無いと言われてしまい、足柄峠まで歩いていくことにしました。

足柄駅から足柄峠までは車道か足柄古道のどちらかで行くことが出来ます。

車道ではつまらないので足柄古道から歩いていくことにしました。

 

足柄古道は沢沿いにある遊歩道です。

途中に何箇所か説明が書かれていましたが、2人でおしゃべりしながら歩いていたので説明は写真に写して後で読むことにしました。

個人的にいちばん気になったのは銚子ヶ淵、肉眼ではキレイに見えたのですが、写真ではいまいちだったので写真はカットしました。

 

いったん車道と合流して車道歩きになります。

数分歩いた後に赤坂古道の入口がありましたが、Hさんは「クロックスのまま歩きたいので車道で行きます」と。

道標にはどちらからも足柄峠まで30分と書かれているので、自分もどちらでもよかったので車道で歩いていくことにしました。

この判断が歩いても歩いても足柄峠に着かないことになるとはこの時点では知るよしもありませんでした。

 

少し歩くと右側に古道らしき道がありますが、ここまで来たら2人は足柄峠まではクロックスで歩くと強い決意があります。

当初予定していたルートはここを右に曲がるのが正解でしたが、車道歩きにしました。

少し歩くと小山市街と足柄峠を結ぶ県道の交差点に出ます。

ここを右に曲がり、足柄峠方面へ。

少し歩くとヘアピンカーブのところから富士山がドーンと見えます。

あれっ、早くも富士山に雲が・・・。

救いは雲が富士山の裏側にあること。

金時山までこれ以上雲が増えないことを願いました。

 

ヘアピンカーブの手前から富士山

ヘアピンカーブから富士山

 

左側にあるお地蔵さんを見ながら歩いていきますが、足柄峠になかなか着きません。

しばらく歩くと左側に階段があり、階段を上ったところが足柄峠(標高746m)にある足柄城跡の公園でした。

富士山と愛鷹山がドーンと、これから登る金時山も遠くの方に見えました。

ベンチも設置されていて、小腹が空いていたのでパンを食べながら富士山を眺めました。

日差しもあって、背中はポカポカ。

2人共に登山気分ではなくもう帰ってもいいかな状態。

ノンビリ休憩しました。

 

足柄峠から富士山

足柄峠から富士山をアップで

足柄峠から丸鉢山、金時山

 

 

【足柄峠~金時山】

重い腰を上げて金時山方面に向かいます。

地図を確認すると丸鉢山の少し手前までは車道になっているようなので、丸鉢山の山頂で登山靴に履き替えることに決めて、丸鉢山の山頂まではクロックスで歩くことにしました。

足柄峠からは砂利道になります。

車もそこそこ行き来します。

どちらかと言えば帰る車の方が多いですかね。

緩やかな傾斜の道をしばらく歩くと車道の終点があり、車が30台くらいありました。

車で来ている方々はここから金時山に登るようですね。

 

車道の終点からも林道は続いていて、登山道ではなく林道を歩いていきます。

時折り傾斜が急になりますが、クロックスで問題なし。

3つ目のピークが猪鼻砦跡でした。

あれっ、丸鉢山は?

丸鉢山=猪鼻砦跡のようで、丸鉢山よりも猪鼻砦跡の方が知れ渡っているようです。

丸鉢山の山名標識は無く、猪鼻砦跡の説明がありました。

 

丸鉢山に着くと休憩されていた登山者達が「クロックスだよ!」とザワザワします。

聞くところによると、ビーチサンダルで登っている人や裸足で登っている人もいたとか。

ここで「登山靴に替えます」と伝えると安心されていました。

 

足柄駅(標高328m)から丸鉢山(標高962m)まで8.4kmをクロックスで歩きました。

標高差がなんとムサシ、スカイツリーの高さと同じ標高差634mを歩いたことになりますね。

猪鼻砦跡からは富士山の展望地にもなっていて、素晴らしい富士山を眺めることが出来ました。

 

丸鉢山(猪鼻砦跡)から富士山

 

猪鼻砦跡から緩やかに下った後、少し傾斜のある坂を歩いていくと林道の終点があります。

ここから本格的な登山道になるようです。

歩き始めてすぐに鳥居があります。

金時山は金時神社の山なのでしょうか。

 

登山道にある鳥居と金時山

 

金時山山頂までの登山道は急傾斜で数センチの積雪もあります。

ロープや階段が設置されていて、積雪があるもののアイゼンなしでも山頂まで積雪の影響を受けずに上ることができました。

ただ、道幅が狭いのですれ違いが大変でした。

途中で何箇所か展望地があり、南アルプスの山もちょろっと。

北岳、甲斐駒、鳳凰山を望めました。

登山道開始から25分で金時山(標高1,212m)の山頂に着きました。

 

登山道の途中から見えた北岳、甲斐駒、鳳凰山をアップで

 

金時山の山頂山頂はたくさんの登山者で賑わってました。

まずは休憩する場所を探します。

テーブルがある場所はガスコンロ禁止と書かれていたので、ガスコンロが置きやすい場所を探します。

あまり平坦な岩場が見当たりませんでしたが、大きな岩の上で休憩することにしました。

 

休憩する場所が決まったら記念撮影しにいきます。

マサカリを背負っての記念撮影をしようとしますが、先に記念撮影している方々が自分達のことに気付かずに延々と記念撮影をしています。

記念撮影が終わるのを待てなかったので、他の人が入ってもいいからと適当に記念撮影を済ましました。

 

金時山山頂で富士山を眺めながらマサカリを担いでみる

金時山山頂から富士山

金時山山頂から大涌谷と芦ノ湖

 

担いできたビールを雪の中で冷やして、まずはカップラーメンを食べることにしました。

お互いに足柄峠でパンを1つ食べたのでお腹が空いていませんでしたが、ラーメンが出来上がると意外とペロっと食べてしまいました。

最初のビールの貯蔵庫は後から来た登山者が休憩所として使用し始めたので、誰もいないところに貯蔵庫を変更することにします。

でも、登山者が続々と来るので、第二の貯蔵庫にも登山者が休憩されてしまいました。

 

ビールを冷やしています

 

ラーメンを食べ終わると、金時山にいる猫ちゃんがご飯をおねだりにきます。

すると周りにいた登山者達がゾロゾロと寄ってきて猫ちゃんの撮影会を始めます。

猫ちゃんは大人気でしたね。

 

金時山山頂から富士山と猫ちゃん

 

日差しがあってポカポカで富士山を眺めながらおしゃべりをしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。

そんな時にビールのことを思い出します。

雪の中からビールを取り出して、キンキンに冷えたビールを飲みました。

美味しかった~。

 

その2へ続きます。

 

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2019/04/07(日) 留浦駐車場から七ッ石山、雲取山、赤指山、千本ツツジ、高丸山(ピストン)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

今年20回目の山登り、歩いた距離も500Km超え。

例年以上に登り過ぎな感じがしますね。

今回は4ヶ月連続で雲取山に登ることにしました。

いちばんの目的は3月末で閉鎖された奥多摩小屋がどんな感じになっているかです。

 

【留浦駐車場~雲取山】

前回と同様に留浦駐車場からスタートです。

国道411号線沿いに歩いていくと、鴨沢橋を渡っている時に鴨沢西行きのバスに追い抜かれました。

今日はバス組より先に登ることができましたね。

鴨沢の集落から急な車道を登っていき、権現山の西側を巻きながら丹波山村営駐車場まで歩いていきます。

丹波山村営駐車場には15台くらい。

 

少し車道を歩いた後、「小袖緑道あがり」と書かれた登山口から登山道に入ります。

マイペースで歩いて前回とほぼ同じ時間で堂所を通過します。

堂所の先にある富士山ビュースポットで少しだけ期待をして富士山方面を眺めます。

でも、富士山は見えませんでした。

 

急坂を登っていき、マムシ岩から破線ルートで七ッ石小屋まで登ります。

七ッ石小屋の上にある水場まで歩いて、水場でお水をご馳走になりました。

水場でお水をご馳走になっていると、七ッ石小屋で休憩されていた男女2人が上ってきました。

2人は迷った結果、巻き道を歩いていきました。

自分は七ッ石山の山頂に登ります。

前回とほぼ同じ時間で七ッ石山の山頂に着きました。

 

七ッ石山山頂から雲取山

 

いつものように雲取山を眺めてからブナ坂まで下っていきます。

登山道には積雪はなくなりましたが、泥濘でドロドロです。

滑りやすいので歩幅を狭くして歩いていきました。

ブナ坂が見えてくると、巻き道から登山者が歩いてきます。

鴨沢からのバス組かなと思ったら、七ッ石小屋の上にある水場から巻き道に歩いていった方達でした。

巻き道から歩いていった方と同じタイミングでブナ坂に着くとはビックリですね。

 

ヘリポートから雲取山

 

ダンシングツリーを通り過ぎ、ドロ沼になっているヘリポートの脇を歩いていきます。

そして、本日の目的でもある3月末に閉鎖した奥多摩小屋を覗いてみます。

奥多摩小屋の入口にロープが張られていて中には入れないようになっていました。

 

閉鎖された奥多摩小屋

 

ヨモギの頭、小雲取山のピークに登ります。

小雲取山の山頂は足元が凍ってて少しヒヤヒヤしました。

小雲取山からは雲取山避難小屋を正面に見ながら歩いていきます。

積雪のある場所とドロドロになっている場所が交互にあります。

歩きにくくてペースが上がらず、ゆっくり歩いて雲取山の山頂まで登りました。

 

雲取山山頂手前

雲取山山頂

 

東京都と埼玉県の山頂に行ってから、山梨県の山頂で石尾根を眺めながら少し早いお昼ご飯にします。

今日は日差しが心地よくてポカポカです。

久しぶりに雲取山の山頂でノンビリ過ごせました。

 

【雲取山~七ッ石山】

雲取山の山頂直下だけ滑らないように注意して、石尾根を歩いていきます。

小雲取山手前で飛龍山、和名倉山方面を眺めます。

もう少し暖かくなったら和名倉山に行きたいなぁ・・・。

 

小雲取山手前から飛龍山方面

 

小雲取山からの急坂を下って、ヨモギノ頭の山頂に登ります。

ヨモギノ頭から下ると、巻き道から来た小走り5人衆(男性ソロ1名、男女2名が2組)に追い抜かれます。

なんか追い越し方が感じ悪いですね。

 

奥多摩小屋、ヘリポートを通り過ぎます。

小走り5人衆は小ピークを巻いていきます。

自分は小ピークを越えていきます。

いつも通りのペースで歩きましたが、小走り5人衆にブナ坂で追いつきました。

小走り5人衆のうち3人は休憩し、2人は巻き道に向かいました。

自分は七ッ石山に登ります。

登山道はぬかるんでいて滑りやすくなっていますが、下りに比べれば上りは歩きやすくていつも通りのペースで七ッ石山の山頂まで登ることができました。

 

七ッ石山の山頂

 

 

【七ッ石山~赤指山】

七ッ石山の山頂で休憩せずに鷹ノ巣山方面に向かいます。

最近は尾根沿いばかり歩いているので、今日は巻き道を歩いていくことにしました。

千本ツツジ手前の視界が開ける場所は巻き道も視界が開けています。

眺めは尾根からとほとんど変わりませんね。

 

千本ツツジ手前の視界が開ける場所からの眺め

 

峰谷分岐の少し手前でふと「久しぶりに赤指尾根にある赤指山に行ってみるか」と閃きます。

今日は撮れ高が足りません。

鷹ノ巣山に行くよりも赤指山に行った方が撮れ高が期待出来ますよね。

奥多摩に数え切れないくらい山に登っていますが、赤指山は1回しか登ったことのないレアな山です。

何年振りに登るんでしょうか。

でも、今日は登るというよりは下っていくんですけどね。

 

峰谷分岐

 

峰谷分岐で右に曲がり、赤指尾根を下っていきます。

赤指尾根を歩く人なんていないだろうと思っていたら、下り始めてすぐに2人とすれ違いました。

急坂と緩い坂を繰り返して下っていきます。

途中で息を切らしながら登ってきたソロの方とすれ違います。

赤指尾根でまさかの3人目です。

その後、赤指山山頂までは誰にも会いませんでした。

 

登山道はこれでもかとどんどん下っていきます。

尾根の東側をジグザクに下っていくと、下の方にモノレールが見えました。

記憶が曖昧ですが、以前は無かったような気がします。

1364ピークの東側を巻いていくと、峰谷バス停と赤指山の分岐に出ます。

峰谷バス停方面は尾根から外れていき、赤指山方面は尾根沿いに歩いていきます。

 

峰谷バス停と赤指山の分岐

 

分岐から緩やかに登っていき、小ピークを越えていきます。

おぼろげな記憶では2つ目のピークが赤指山の山頂だったような気がします。

以前歩いた時は登山道が荒れていましたが、今日はスッキリしていますね。

分岐から赤指山の山頂まではバリルート扱いになっていますが、最近は整備されているんですかね。

 

2つ目のピークまで登り、山名標識を探します。

あれっ、どこにあるんだろう。

キョロキョロしていたら、見たことのない「赤指山最高所 1340m」のお手製標識を見つけました。

でも、以前登った時に見たお手製の山名標識がありません。

ウロウロして探してみましたが、どこにも見当たりませんでした。

諦めて少し休憩することにしました。

 

赤指山山頂

 

 

【赤指山~千本ツツジ】

赤指山の山頂から石尾根に戻ります。

少し下った後、小ピークを越えると、峰谷バス停への分岐に出ます。

1364ピークの東側を巻いていくと、急傾斜の尾根の脇をジグザグに登っていきます。

いったん尾根沿いを歩きますが、再び急傾斜の尾根の脇をジグザグに登っていきます。

 

急傾斜の尾根の脇の登山道1箇所目

急傾斜の尾根の脇の登山道2箇所目

 

道標があるところまで登ると傾斜が緩くなります。

ひと息つけるかなと思ってもすぐに急坂になります。

巻き道の分岐の少し手前までくると、正面から2人登山者が下ってきます。

意外と歩いているんだなと思ったら、先程すれ違った2人でした。

 

巻き道の分岐手前の急坂

 

ひと登りして巻き道の分岐に出ます。

せっかく尾根沿いを登ってきたのでピークまで登ることにします。

分岐を直進して千本ツツジまで登りました。

 

千本ツツジ手前の急坂

千本ツツジから高丸山、日陰名栗峰

 

気のせいかどんよりとした曇り空になっていますね。

天気予報通りににわか雨が降るのかな?

千本ツツジから雲取山方面、富士山方面、高丸山方面を眺めますが、どこを見ても今日は眺めがいまいち。

ガッカリですね。

さぁ、帰ることにしますか。

 

【千本ツツジ~高丸山】

帰ろうとしたら不思議なことに足は高丸山の方向に向かいます。

まだ物足りなかったようですね。

千本ツツジから少し下ったところからいつものように高丸山、日陰名栗峰を眺めます。

どんよりとした曇り空だと眺めもいまいちですね。

 

ユルユルで油断するとズルっとなる登山道を下っていきます。

巻き道と平行するところまで下った後は、高丸山に登り返します。

中腹くらいで富士山見えないかなと思い大菩薩嶺から連なる尾根の方を眺めますが、残念ながら見えませんでした。

少しガッカリしながら高丸山の山頂まで登りました。

 

高丸山に登る途中で大菩薩嶺から連なる尾根の方を眺める

 

 

【高丸山~留浦駐車場】

高丸山の山頂で特にすることもないので、すぐに引き返します。

山頂から少し下ったところから正面に見える大菩薩嶺を眺めると、大菩薩嶺の上空がオレンジ色になって明るくなっています。

肉眼で見るとキレイに見えましたが、写真で見るとそうでもないですね。

残念でした。

 

高丸山山頂より少し下ったところからの眺め

 

高丸山から下って巻き道との合流地点でポツポツと雨粒が落ちてきます。

欲張り過ぎたから雨に降られるのかと思ったら、雨粒が落ちてきたのは一瞬だけでした。

千本ツツジには登らずに巻き道を歩きます。

巻き道にはヤマツツジの蕾が見かけられます。

2週間後くらいには咲き始めるんですかね。

いつも終わりかけのヤマツツジしか見てないので、今年はキレイに咲いている時期に来てみようかな。

 

尾根道と合流して、最初の分岐を七ッ石小屋への巻き道に行きます。

巻き道を歩いていると下のほうに鳥さんを発見します。

前回七ッ石山で見た鳥さんとは違いますね。

エサを探しているようで動きが早くてピンボケになります。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるでシャッターを押しまくっていたら、カメラ目線の写真が1枚ありました。

 

カメラ目線の鳥さん

 

鳥さんの撮影に満足したら、七ッ石小屋まで下ります。

七ッ石小屋に書かれているお知らせを見てみると、テン場は予約制に変わったようですね。

奥多摩小屋のテン場が使用できなくなった影響でしょうか。

 

七ッ石小屋のお知らせ

 

帰りも破線ルートから最短距離を歩いて、鴨沢集落まで下りました。

車道に出たのでスパッツを外そうとすると、スパッツが泥だらけです。

スパッツを洗いたいので鴨沢バス停に寄りました。

鴨沢バス停のトイレ前には水道はありますが、残念なことにブラシがありませんでした。

次回はブラシを持参するしかないですね。

鴨沢バス停からは国道411号線を歩いて留浦駐車場まで戻りました。

 

鴨沢バス停の注意書き

 

コースタイム

留浦駐車場(6:33)~(7:04)小袖緑道あがり(7:05)~(8:03)堂所(8:03)~(8:38)七ッ石小屋(8:38)~(8:58)七ッ石山(8:59)~(10:09)雲取山(10:39)~(11:37)七ッ石山(11:38)~(11:58)峰谷分岐(11:58)~(12:42)赤指山(12:49)~(13:54)千本ツツジ(13:57)~(14:21)高丸山(14:22)~(15:10)七ッ石小屋(15:11)~(15:37)堂所(15:37)~(16:27)小袖緑道あがり(16:27)~(16:47)鴨沢バス停(16:51)~(16:58)留浦駐車場

 

本日のルート

 

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2019/03/31(日) 東日原バス停から周回(天目山、七跳山、酉谷山、タワ尾根の山々) その2

その1からの続きです。

 

【七跳山~酉谷山】

七跳山から破線ルートの七跳尾根で下るか、バリルートで下るか。

悩みに悩んだ末、バリルートで下ることにします。

バリルートは山頂の隣の尾根から下ります。

隣の尾根との谷になっているところは積雪があって真っ白になっています。

まずはそこに下りるのにひと苦労しました。

 

七跳山山頂の隣の尾根との谷間

 

雪の上は平坦なので普通に歩けましたが、問題はその後の尾根の下り坂です。

尾根は北側にあるので薄っすらと積雪があるのは想定通りですが、たまに凍結している箇所があります。

凍結している箇所を通らないように足元をよく見ながら下っていきました。

 

登山道と合流すると、尾根を巻いていきます。

北側にある登山道は凍結が酷くて牛歩になりながら通過し、夏道になっている登山道は軽快に歩いていきます。

倒木が連続しているところはハードルを飛び越えるように歩いていきます。

崖になっているところには木橋が設置されています。

 

倒木が連続している登山道

崖に設置されている木橋

 

木橋を通り過ぎて10分ほど歩くと、左下に酉谷避難小屋が見えてきて酉谷峠に出ます。

酉谷峠を左に曲がって少し下ると酉谷避難小屋があります。

酉谷避難小屋前にある水場は復活していて、水が出ていました。

せっかくなのでお水をご馳走になりました。

お水は美味しかった~。

 

酉谷避難小屋

酉谷避難小屋の水場

 

眠気が酷いので酉谷避難小屋でひと眠りしようと中に入ります。

室内の温度は4度で寒すぎる。

眠るのを諦めました。

 

酉谷避難小屋からの景色を眺めたり、お昼ご飯を食べたり、外で日向ぼっこしたりノンビリ過ごします。

酉谷避難小屋の中にあるノートも読んでみました。

すると本日宿泊された方がいたようです。

本日宿泊された方は「天祖山経由で下山します」と書いてありました。

 

酉谷避難小屋から景色を眺める

 

ノンビリし過ぎて「もう帰るか」という気分になりかけましたが、酉谷山山頂に向かいます。

酉谷峠に戻り、酉谷峠から尾根に出て尾根沿いに歩いていきます。

尾根沿いは積雪の多い場所もあって、20センチくらい踏み抜くところも。

 

酉谷山山頂への登山道

 

ふと今朝歩かれているはずのトレースがないことに気付きます。

翌日ヤマレコで見ましたが、宿泊された方は酉谷山の山頂には登らなかったようですね。

酉谷山山頂手前は日当たりがいいせいか、積雪もなく夏道になっていました。

ピークまで登っていくと酉谷山の山頂です。

 

酉谷山山頂

 

酉谷山の山頂は樹林に囲われていて眺望がいまいちですが、富士山方面は少しだけ望めます。

ただ、見やすい場所をよく探さないと、気付かないかもしれませんね。

さっき酉谷避難小屋で休憩したばかりですが、酉谷山山頂で休憩します。

天目山山頂では見えなかった富士山が少しだけ見え始めています。

ゆっくり休憩していれば山頂まで見えるのではないかと期待しながらノンビリすることにしました。

 

酉谷山山頂から富士山方面

酉谷山山頂から富士山をアップ

 

山頂から南側は日向でポカポカ、でも山頂に行くと冷たい北風が吹いて寒い。

ほんの僅かな距離で体感温度の差が激しいですね。

30分程ノンビリ休憩していましたが、富士山が見えてきそうな気配が感じられなかったので諦めて移動することにしました。

 

【酉谷山~ウトウの頭】

酉谷山の山頂から尾根沿いに下っていきます。

山頂から数分歩いたところから右側を見ると、少しだけ秩父側の山を望めるところがあります。

ここもよく見ないと気付かなくて通り過ぎてしまう場所ですね。

ノコギリのようにギザギザになっている両神山がよく見えました。

 

酉谷山から少し下ったところから両神山

 

酉谷山の山頂から20分程歩くと、巻き道との分岐の行福ノタオに出ます。

行福ノタオから登山道は滝谷ノ峰の南側を巻いていきます。

 

倒れかけている木

崩落箇所

滑りそうでヒヤヒヤした場所

 

左側に支尾根が派生していて、2つ目の尾根がタワ尾根です。

タワ尾根は破線ルートになっているので分岐には道標がありません。

 

タワ尾根分岐

 

分岐を左に曲がって少し下っていくとモノレールの終点に出ます。

ここからはしばらくモノレールの脇を歩いていきます。

小ピークを越えて2つ目のピークが標高1602メートルの大京谷ノ峰です。

初めて気付きましたが、お手製の山名標識がありました。

樹林の中で眺望なしです。

 

大京谷ノ峰山頂

 

大京谷ノ峰山頂から少し下るとモノレールの左に曲がっていき、すぐに右下の急降下していきます。

ここからウトウの頭の山頂までは登山道が不明瞭になっているので、初めての方は下調べしておかないと迷ってしまうかもしれませんね。

岩場の南側を巻いていき、根っこまみれの急坂を急登していきます。

 

ウトウの頭山頂手前の根っこまみれの急坂

 

やせ尾根を越えていき、ウトウの頭手前の再び根っこまみれの急坂を急登していきます。

傾斜が緩くなるとウトウの頭の山頂です。

ウトウの頭の山頂は樹林の中で眺望がありません。

でも、山頂にはウトウの絵とウトウの頭の絵があります。

この絵を見る為に登ってこられる方がいるんですよね。

 

ウトウの頭山頂1

ウトウの頭山頂2

 

 

【ウトウの頭~東日原バス停】

ウトウの頭の山頂から根っこまみれ急傾斜の坂を下っていきます。

やせ尾根を通り過ぎて、次のピークに登ると傾斜の緩やかな広い尾根になります。

尾根沿いに歩いていくと正面にロープが張られています。

ここを右に曲がり、どこが登山道がよくわからない急坂を適当に下っていきます。

傾斜が緩くなってくると広い尾根になり、樹林越しに右側は石尾根の山々、左側は長沢背稜の山々を望みながら歩いていきます。

緩やかに上り返してピークまで上っていくと、篶坂ノ丸の山頂です。

篶坂ノ丸の山頂にはお手製の山名標識がありますが、逆方向を向いているので知らないと気付かずに通り過ぎてしまうかもしれませんね。

 

篶坂ノ丸山頂

 

篶坂ノ丸の山頂からも広い尾根を緩やかに下っていきます。

少し歩くと正面にロープが張られています。

ここも右に曲がります。

しばらく広い尾根を緩やかに下っていきます。

傾斜がなくなり、上り返したかもわからないようなところに金袋山の山頂があります。

金袋山の山頂もウトウの頭のようなお手製の山名標識があります。

お金が入ってそうな袋ですね。

 

金袋山山頂

 

金袋山の山頂からは尾根が細くなり傾斜も少しだけ急になります。

しばらく歩くと傾斜ガ緩くなり、登山道が緩やかに左に曲がっていきます。

この辺りがミズナラのウッドサークル経由の登山道とウッドサークルを通らない登山道の分岐です。

分岐といっても道標は何もないし、踏み跡も不明瞭です。

知る人ぞ知る分岐ですかね。

自分が最近はウッドサークルを通らない登山道を歩いていたので、久しぶりにウッドサークル経由の登山道を歩いてみることにします。

数メートルほどの小ピークを上ると、人形山の山頂です。

最近、人形山の山頂に気付かないと思ったら、ウッドサークル経由じゃないと通らなかったんですね。

 

人形山山頂

 

人形山の山頂もウトウの頭と金袋山ようなお手製の山名標識がありました。

前はシンプルな手書きしか無かったような気がしますが、誰かが設置したのでしょうか。

あっ、シンプルな手書きのがありました。

 

人形山山頂

 

人形山の山頂から緩やかに下っていくと、右下にミズナラのウッドサークルがあります。

落ち葉フカフカで登山道は無いに等しいので、遠くに見えるテープを目指して歩いていくしかありませんね。

ミズナラは何年か前に折れてしまったそうで、折れる前に見てみたかったですね。

現存している木も斜めに伸びているので、支えを設置しないと倒れてしまうんじゃないのかな?

 

ミズナラのウッドサークル

 

ミズナラのウッドサークルからの登山道は不明瞭で、方向感覚を失うと要注意の場所です。

右に曲がり、自然林と植林の境目の手前辺りから左に曲がって急坂を下っていきます。

傾斜が緩くなってくると左に曲がって自然林の方の尾根を下っていきます。

緩やかに上り返して馬酔木(アセビ)がある場所を通り過ぎると一石山の山頂です。

一石山の山頂はシンプルな手書きの山名標識です。

 

馬酔木(アセビ)

一石山

 

一石山の山頂からも緩やかに下っていきます。

少し歩くと正面にロープが張られていて、「日原→」の道標が足元に置いてあります。

ここと右に曲がると急傾斜の下り坂をジグザクに下っていきます。

登山道は滑りやすいし、とにかく急傾斜。

スリップなんかしたら大変なことになるでしょう。

 

少し傾斜が緩くなるとベンチが設置されている場所に出ます。

ここを左に折り返して下っていきます。

林道が見えてくるまで急傾斜で滑りやすいので慎重に歩かないといけません。

落石防止用の壁の裏側から回っていくと一石山神社に出ます。

一石山神社からは車道を歩いて東日原バス停の少し先にある駐車場まで歩いていきました。

 

コースタイム

東日原バス停(6:50)~(8:45)一杯水避難小屋(8:45)~(9:05)天目山(9:14)~(9:37)ハナド岩(9:40)~(10:18)七跳山(10:22)~(11:14)酉谷避難小屋(11:47)~(12:04)酉谷山(12:33)~(12:52)行福ノタオ(12:52)~(13:25)タワ尾根分岐(13:25)~(13:44)大京谷ノ峰(13:45)~(14:09)ウトウの頭(14:14)~(14:42)篶坂ノ丸(14:43)~(14:57)金袋山(14:59)~(15:11)人形山(15:13)~(15:16)ウッドサークル(15:21)~(15:36)一石山(15:37)~(16:10)一石神社(16:10)~(16:41)東日原バス停

 

本日のルート

 

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2019/03/31(日) 東日原バス停から周回(天目山、七跳山、酉谷山、タワ尾根の山々) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

金曜日の夜に飲んだくれて土曜日の朝は朝帰り、僅かな睡眠時間で土曜日を過ごします。

眠気が酷くて土曜日のジムはいつもの半分、ランニングは先週の1/4と散々な結果に。

日曜日の朝も眠気が酷く、自宅を出発したのが5時というやる気のなさ。

朝から晴れ予報だったのに天候の回復が遅れていて、自宅を出発する時は曇り空。

いろんな意味で気分が乗らないまま東日原に向かい、長沢背稜を歩くことにしました。

 

【東日原バス停~天目山】

東日原駐車場で500円玉をポストに投函してから東日原バス停にあるトイレに寄ります。

東日原バス停から出発しようとしたら、1番手のバスが到着してちょっと待て状態に。

バスが通り過ぎてから出発します。

 

オブジェのような道標

 

天目山の山頂まではp-tingさんと一緒に登った時と同じコース。

オブジェのような道標がある登山口からスタートです。

歩き始めて数分で悪い汗、喉の渇きも早くて何回も水分補給で立ち止まります。

今日は天目山山頂まで2時間30分くらい掛かるかなと、目標を低くすることにしました。

 

中日原バス停からの登山道と合流する分岐からガスの中に入ります。

今日は天候の回復が遅いようですね。

ヨコスズ尾根の有名な木で一息、ついつい立ち止まります。

今日はアップで写真を写してみました。

 

珍しい木をアップで

 

有名な木から少し歩いたところで日差しが出てきます。

ようやくガスの上に出たようですね。

滝入ノ峰の東側をトラバースところは右側が切れ落ちているので要注意ですが、マウンテンバイクで通った人がいるようで登山道にタイヤの後がありました。

登山道が荒らされていて少し歩きにくくなっていました。

 

マウンテンバイクで荒らされていた登山道

 

やせ尾根を2回通り抜けると登山道はヨコスズ山の西側を巻いていきます。

今日は巻いて行こうと思いましたが、p-tingさんの「ヨコスズ尾根のメインの山なので行きましょう!」という力強い言葉を思い出し、ヨコスズ山の山頂に登ることにしました。

ヨコスズ山の山頂は樹林の中で眺望なしでしが、冬枯れの木のおかげで木々の隙間から長沢背稜を望むことが出来ました。

 

ヨコスズ山山頂

 

ヨコスズ山の山頂から登山道に戻り、尾根沿いを歩いていきます。

歩き始めてすぐに物凄い眠気に襲われます。

寝不足が深刻なようですね。

眠すぎますが、天目山の山頂までは頑張ることにしました。

 

登山道は倒木で通りにくくなっているところがあります。

1箇所目は下を潜り、2箇所目は体を斜めにして腰を痛めないようにゆっくり通り抜けました。

ペースが上がらないものの、1時間55分で一杯水避難小屋に到着しました。

 

倒木1箇所目

倒木2箇所目

 

一杯水避難小屋の裏側から天目山に向かいます。

山と高原地図では実線なのに破線のような登山道を登っていきます。

最初のピークを左に曲がった後はいったん下りますが、木の根っこの隙間が凍結していて足場が少し危険な状態になっています。

木の根っこをしっかりと掴んで無事に下ることが出来ました。

あとはひと登りして天目山の山頂です。

 

天目山山頂

 

天目山の山頂にある小さな岩に登って奥多摩の景色を眺めます。

雲が多めで富士山は見えませんでしたが、奥多摩の山々は一望出来ました。

もう少しいい眺めを期待していましたが、天候が遅れていたので仕方ないですね。

 

天目山山頂から石尾根方面

天目山山頂から蕎麦粒山方面

 

天目山の山頂で奥多摩の景色を眺めていたら、ハァーハァーと息を切らしながらソロのトレランの方が登ってきました。

1番手のバスに乗ってきたそうで、自分とほぼ同じ時間で登ってこられたようですね。

自分と同じだとトレランの方にしては遅すぎですかね。

トレランの方は蕎麦粒山、川苔山経由で鳩ノ巣駅に下山するそうです。

自分が1ヶ月前に歩いたコースですね。

 

【天目山~七跳山】

眠気が酷いので天目山のピストンにするべきでしょうが、酉谷山避難小屋で昼寝すればいいと酉谷山に向かうことにします。

小ピークを越えて少し下ったところにある倒木に、片足分のチェーンアイゼンが引っ掛けられていました。

チェーンアイゼンが外れたことに気付かなかったのでしょうか?

持ち主が取りにきてくれればいいですね。

 

巻き道と合流し、少し歩いたところで足元がズルっとなります。

登山道は泥濘が酷くてヌルヌルになっていますね。

気をつけないといけないと思った数分後には薄っすらと積雪のある登山道になりました。

凍結している箇所も増えて歩きにくいですね。

 

天目山と七跳山の中間点くらいの位置にあるハナド岩に寄ります。

ハナド岩は登山道から少し外れていて、知らないと気付かずに通り過ぎてしまうような場所にあります。

手書きで「ハナド岩」と書いてある道標を左に曲がっていくと、15秒程で天目山山頂に負けないような展望があります。

長沢背稜の酉谷山から雲取山の山々、石尾根の雲取山から鷹ノ巣山の山々を望むことが出来ました。

ハナド岩はいつも1人静かに景色を眺めることが出来るので、個人的にはお気に入りのスポットです。

 

ハナド岩から長沢背稜の山々(雲取山から酉谷山)

ハナド岩から石尾根の山々(雲取山から鷹ノ巣山)

 

大栗山を巻いて、木橋を渡った後に本日1番の酷い倒木があります。

上も下も無理で悩んだ末に真ん中を通ることにしました。

途中までは順調でしたが、手袋が挟まってしまい、手袋が取れません。

手袋を取るために挟まっていた枝を外しました。

すると顔面にその枝がバチンと。

枝で顔パッチンしてしまいました。

当たりどころが良かったのか悪かったのか枝は前歯に直撃です。

物凄い衝撃、その後は口の中に激しい痛みが。

前歯は折れてなさそうですが、口の中は切れてそう(汗)。

その後、上唇と前歯の間にずっと痛みがありました。(翌日も痛かった~)

 

本日1番の酷い倒木

本日1番の酷い倒木を振り返る

 

痛みを堪えながら歩いていると、七跳山の山頂へのバリルートの入口があります。

以前より登山道がクッキリしている感じがするので、歩かれる方が増えているのかな?

七跳山のバリルートを登りはじめたところで上空から白いものが落ちてきます。

晴れているのに雪が降ってくるとは。

ぬかるんでいて滑りやすいので、小刻みなステップで急坂を登っていきました。

 

七跳山山頂へのバリルート入口

 

最初のピークは山頂ではありせん。

七跳山の山頂は解りにくくて、お手製の山名標識がある山頂は3つ目のピークです。

ちなみに破線ルートから登ってきた場合は左側のピークが山頂になります。

 

七跳山山頂(大平山方面)

七跳山山頂(雲取山方面)

 

七跳山の山頂にはお手製の山名標識が2つありました。

以前は1つしか無かったので、誰かが設置したのでしょう。

せっかく山頂に来たので7回跳ねなくっちゃ。

跳ねませんでしたけどね。

山頂は樹林の中で眺望なしです。

 

その2へ続きます。

 

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2019/03/24(日) 黍殻山登山口駐車場から姫次、袖平山、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、檜洞丸(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【蛭ヶ岳~臼ヶ岳】

登山道に積雪があるので檜洞丸に行くのか行かないのか少し迷いましたが、まだ時間もあるし、まだ富士山も見えそうだし、蛭ヶ岳ピストンじゃ物足りないしで檜洞丸に向かうことにしました。

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところに霧氷があります。

霧氷と富士山、蛭ヶ岳の組み合わせで写真を写しまくります。

全然前に進まなくなりましたね。

ここでトレランの方に追い抜かれました。

 

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところから霧氷と富士山1

蛭ヶ岳山頂から少し下ったところから霧氷と富士山2

霧氷

霧氷と蛭ヶ岳

 

蛭ヶ岳から0.5Km地点からは樹林の中になるので、ようやく前に進むようになります。

でも、ここからはクサリ場の連続です。

スリップしないように気をつけて歩きました。

やせ尾根まで下ると、ミカゲ沢ノ頭や臼ヶ岳は正面に見えるようになります。

ミカゲ沢ノ頭へ登り返しは南側が崩壊していて、北側を迂回するようになっていました。

昨年の通行止めはここの登山道の崩壊の影響でしょうか。

 

ミカゲ沢ノ頭手前の崩壊地

 

標高1,421mのミカゲ沢ノ頭の山頂は柵沿いに歩いていきます。

山頂は樹林の中にあって、眺望なしです。

ミカゲ沢ノ頭から少し臼ヶ岳方面に歩くと、蛭ヶ岳を望める場所がありました。

以前は無かったと思いますが、気付かなかっただけなのかな?

ここも崩壊が始まっているような場所で、何年後かに崩れそうですね。

 

ミカゲ沢ノ頭から少し臼ヶ岳方面に歩いたところから蛭ヶ岳

 

少し下った後は少しずつ登っていきます。

臼ヶ岳の山頂手前は少し開けています。

階段の途中で後ろを振り向くと蛭ヶ岳が望めます。

蛭ヶ岳を眺めた後はひと登りして標高1,460mの臼ヶ岳山頂です。

 

臼ヶ岳山頂手前から蛭ヶ岳

 

臼ヶ岳山頂はベンチが2つ設置されていますが、眺望がありません。

山頂から南側に1、2分歩くと展望地があるので、ビールを持って移動します。

先程の山頂手前からとあまり変わらないかもしれませんが、個人的にはここからの眺めの方が好きですね。

誰も来なくて静かに眺められるからかもしれませんけどね。

 

臼ヶ岳山頂からビールと蛭ヶ岳

 

蛭ヶ岳を眺めながらビールをグビグビ。

ひと汗を流した後のビールは美味しいですね。

心の中に「臼ヶ岳で引き返そうかな」というサボりの気持ちもありましたが、ビールを飲んだので車は運転できません。

檜洞丸まで行くしかないですね。

 

【臼ヶ岳~檜洞丸】

臼ヶ岳から出発しようとしたら、檜洞丸側から息を切らしながらソロの若者が登ってきました。

どこまで行くのか聞いてみると、「大倉まで行きます!」と返事がきました。

「もうお昼なのに大丈夫ですか?」と聞いてみると、「下山が19時過ぎになると思いますが、歩いたことがあるので大丈夫です」と返事がきました。

何回か歩いたことがあるようだし、最後の塔ノ岳から大倉までのバカ尾根は日が暮れても登山者はいると思うので大丈夫でしょう。

でも、ここで息を切らしているようでは、想定通りの時間で歩けるのかな?

 

ソロの方とお別れして、臼ヶ岳の山頂から下っていきます。

長い下り坂です。

「いつも帰りがキツイんだよなぁ・・・」と心の中でぼやきました。

 

臼ヶ岳から下る途中で檜洞丸と富士山

 

下りきって、北側が崩壊しているやせ尾根を通り過ぎると神ノ川乗越です。

急坂を登って1,344mピークを越えた後、次の急坂を登る途中で登山道の脇で休憩されている方がおられました。

今日は泥濘が多くて体力が消耗してしまい、体力回復を目的に休憩していたそうです。

千葉県から来られていたソロの方で、山と高原地図「丹沢」に記載されている線を繋げる為の線繋ぎで歩いているとのこと。

線繋ぎは稜線上だけではなく、登山口からの登山道も全て繋ぐことがゴールになるそうです。

登山道全てって凄いですね。

電車で行けるコースは年を取ってから少しずつ潰していくそうです。

この後は臼ヶ岳からユーシンの方に歩いていかれるそうです。

ソロの方とは10分くらいお話しをしました。

 

クサリとハシゴが設置されている金山谷乗越を通り過ぎると、すぐ地蔵尾根分岐があります。

地蔵尾根は破線ルートなので道標がありません。

足元に手書きで「地蔵おね」と書かれた白い板に気付かないと通り過ぎてしまうかもしれませんね。

 

地蔵尾根分岐

 

地蔵尾根分岐を通り過ぎると気持ちいい尾根歩きが続きますが、左側に見える同角ノ頭の展望地を通り過ぎると檜洞丸山頂までの急坂が始まります。

標高差300メートルくらい登るので、やる気が出てきますね。

何箇所か滑りやすい場所があり、帰りは滑らないように気をつけないといけないなと感じました。

青ヶ岳山荘を通り過ぎ、ひと登りしたら檜洞丸の山頂です。

 

左側に見える同角ノ頭

青ヶ岳山荘

檜洞丸山頂

 

檜洞丸の山頂からは富士山が見えにくいので、すぐに富士山の展望地に移動します。

熊笹ノ峰方面に100メートルほど歩いていくと、一気に視界が開けます。

 

檜洞丸山頂から100メートルほど歩いたところから熊笹ノ峰、大室山方面

 

正面に見える熊笹ノ峰、大室山方面はキレイに見えます。

左側にある富士山を見てみると、雲が掛かってて残念な感じに。

山頂は見えますが、積雪しているところに雲があります。

 

檜洞丸山頂から100メートルほど歩いたところから富士山方面

檜洞丸山頂から100メートルほど歩いたところから富士山をアップで

 

写真で見ると山頂が見えないですね。

少しガッカリしながら檜洞丸山頂まで戻って少し休憩しました。

 

【檜洞丸~蛭ヶ岳】

檜洞丸の山頂から僅かに見える塔ノ岳を眺めてから、蛭ヶ岳に戻ることにします。

青ヶ岳山荘の手前で蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳までの山並みが望めます。

つい足が止まっちゃいますね。

 

檜洞丸山頂から塔ノ岳

青ヶ岳山荘の手前から蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳

 

青ヶ岳山荘を通りすると、階段と泥んこゾーンが交互にあります。

泥んこゾーンで1回ズルっとなりましたが、なんとか堪えました。

檜洞丸山頂からの下り坂が終わり、やせ尾根を通り過ぎると登山者の声が聞こえます。

地蔵尾根から下るかをお話ししていたようですが、歩いたことは無さそうでした。

歩いたことのない破線ルートから下山するのは無謀だと思いますが、2人いるなら何かあってもなんとかなるかな。

 

地蔵尾根分岐を通り過ぎ、金山谷乗越で蛭ヶ岳から姫次までの稜線を眺めます。

心の中で「遠いなぁ」とつぶやきました。

 

金山谷乗越で蛭ヶ岳から姫次の稜線を眺める

 

小ピークと1,344mピークを越えて神ノ川乗越を通り過ぎると、臼ヶ岳山頂までの上り坂が始まります。

標高差150メートルくらい登るので、余力がないと結構キツイかもしれません。

今日は休憩時間が多すぎて疲労はほとんど無かったので、サクサク歩いて臼ヶ岳山頂に到着しました。

 

臼ヶ岳山頂で少し休憩してから蛭ヶ岳に向かいます。

ミカゲ沢ノ頭の山頂を通り過ぎ、蛭ヶ岳山頂までの急坂を登り始めます。

最初はクサリ場の連続です。

先程は薄っすらとあった積雪が気になりましたが、もう雪は解けてなくなっていたので楽に登れました。

 

蛭ヶ岳山頂手前のクサリ場1

蛭ヶ岳山頂手前のクサリ場2

蛭ヶ岳山頂手前のクサリ場3

 

「蛭ヶ岳0.5Km」の道標まで登ると、上の方から先行者の声が聞こえます。

上の方いる登山者は「蛭ヶ岳0.2Km」の道標辺りにいるようですね。

山頂手前で追いつくかなと予想しました。

足取りが軽いので急坂もどんどん登っていきます。

蛭ヶ岳まで0.1Kmくらいの場所で女性を追い抜き、蛭ヶ岳山頂手前で女性を待っていた男性に追いつきました。

男性から「さっきすれ違いましたよね?」と聞かれて「はい。すれ違いました。檜洞丸まで行って戻ってきました。」と答えると驚かれていました。

今日は蛭ヶ岳山荘で泊まるそうで、羨ましく感じましたね。

ゆっくりお話ししたかったのですが、自分の下山時間も予定よりも遅れているのでお先に行くことにしました。

ちょろっと登って、すぐに蛭ヶ岳の山頂に着きました。

 

蛭ヶ岳山頂

 

蛭ヶ岳の山頂ではソロの方2人がベンチで休憩されていました。

自分も休憩するか悩みましたが、予定よりも遅くなっているので休憩せずに下山することにしました。

 

【蛭ヶ岳~黍殻山登山口駐車場】

蛭ヶ岳山頂から姫次方面は北側にある為、階段に雪が残っている場所もありました。

ズルっと滑らないように気をつけて歩きます。

 

蛭ヶ岳山頂からの階段

 

階段が終わると丹沢名物の泥んこ祭りです。

登山道の真ん中は水溜り、なるだけ水溜りの端っこを歩くようにしましたが、泥だらけになってしまいました。

アップダウンを繰り返して約1時間で姫次まで戻りました。

 

姫次から富士山

姫次から蛭ヶ岳、檜洞丸

 

姫次で蛭ヶ岳と富士山を眺めながら少し休憩します。

富士山は薄っすらとしか見えないけど、これはこれでいいですね。

 

ヘッデンは使用したくないので長居せずに下山します。

帰り道も行きと同じルートにしました。

945mピークの巻き道を通り過ぎて少し下ったところでちょっとだけ奥多摩方面の山々が見えます。

写真では見えにくいですが、大岳山が見えていました。

 

945mピークの少し下から奥多摩方面

 

少しずつ薄暗くなってきましたが、真っ暗になる前に登山口まで戻りました。

最後の10分間の林道歩きは樹林の中なのでどんどん暗くなってきます。

ギリギリでしたが、ヘッデンの出番なく黍殻山登山口駐車場まで戻れました。

 

【翌日は】

土曜日のランニングが影響したのか、月曜日は朝から両太ももが筋肉痛。

ロボットのような歩き方しか出来ませんでした。

情けないですね。

 

コースタイム

黍殻山登山口駐車場(6:09)~(8:05)姫次(8:07)~(8:19)袖平山(8:29)~(8:43)姫次(8:49)~(10:07)蛭ヶ岳(10:38)~(11:33)臼ヶ岳(11:51)~(13:17)檜洞丸(13:33)~(14:44)臼ヶ岳(14:48)~(15:47)蛭ヶ岳(15:48)~(16:52)姫次(16:56)~(18:13)黍殻山登山口駐車場

 

本日のルート

 

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2019/03/24(日) 黍殻山登山口駐車場から姫次、袖平山、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、檜洞丸(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

前日にジムで筋トレをした後、1年後の東京マラソンに向けての初走りをしてみました。

何年振りに走ったんだろう・・・と思い出せないくらいのブランクです。

まずは軽めに1時間連続で走りきることを目標にしてみました。

1周625mのコースをクルクルと回りながら走って20周12.5Kmを1時間9分で走破しました。

初回にしてはまずまずですかね。

 

久しぶりに走った翌日の山登りを軽めのコースにしたらダサイので、いつものようにロングコースにします。

2回連続で奥多摩に行ってるし、天気も良さそうなので丹沢から富士山を眺めに行くことにしました。

 

【黍殻山登山口駐車場~姫次~袖平山】

6時頃に黍殻山登山口駐車場に到着します。

既に車が1台あり、自分は2台目でした。

支度を済まして出発します。

駐車場の近くにあるゲートの前にある道標に「蛭ヶ岳 8.0Km」と書いてあります。

蛭ヶ岳までの楽チンコースではありますが、遠いですね。

 

最初は林道歩きです。

駐車場から12分程歩くと右側に八丁坂ノ頭への分岐があり、ここから登山道に入ります。

尾根までジグザグに登っていきます。

すぐに1番手の登山者2人を追い抜きました。

尾根に出ると登山道が真っ白になっています。

前日に降った雪が積もったようですね。

 

945mピークの手前まではそこそこの急坂です。

前日の夕方に12.5Kmを走ったばかりなので、少し疲れを感じますね。

情けない。

 

945mピークの巻き道は緩やかな下り坂と緩やかな上り坂です。

正面に黍殻山が見えます。

黍殻山はまだ登ったことがありませんね。

そのうち登ってみますか。

 

945mピークの巻き道(正面に見えるのは黍殻山)

 

945mピークを巻き終えると冷たい風がビュービューと吹いてきます。

寒い、寒すぎる。

でも、暑いよりはいいか。

 

再び急坂になります。

モノレールを潜るとさらに急傾斜になっていきます。

体が馴染んできたので疲れは感じなくなりましたが、積雪量が増えてきて滑りやすくなってきました。

ペースを上げることは出来ず、ゆっくり登っていきました。

八丁坂ノ頭の少し手前で傾斜が緩やかになります。

登山道は八丁坂ノ頭の山頂は通らずにピークの西側を巻いていき、少し下ったところに八丁坂ノ頭分岐があります。

 

八丁坂ノ頭分岐からは木道などで整備された登山道を緩やかに登っていきます。

ここからはトレースがあります。

黍殻山から歩いてきた登山者のようですね。

モノレール終点を通り過ぎ、少し歩くと東海自然歩道の最高標高地点の標識があります。

眺望なしですが、樹林越しに富士山が見えていたので、今日はキレイな富士山が見えることを確信しました。

 

東海自然歩道 最高標高地点

 

最高標高地点から緩やかに下っていくと、ちょっとした広場になっている姫次に出ます。

姫次から富士山を眺めます。

先月よりも雪が積もっててキレイに見えますね。

 

姫次からの富士山

 

いつもなら「蛭ヶ岳の山頂から富士山を眺めたい」となりますが、今日は「未踏の袖平山に寄ってみるか」になりました。

なんとトレースも蛭ヶ岳方面にはなく、袖平山方面の方にトレースが続いていました。

姫次から1分ほど袖平山方面に歩くと正面に富士山、左に檜洞丸が見えます。

個人的にここからの眺めも好きですね。

 

姫次から1分ほど袖平山方面にに歩いたところから富士山

 

姫次から少し下って上り返すと袖平山の山頂ではなくただのピーク(萩ノ丸)でした。

蛭ヶ岳方面を眺めることが出来ましたが、富士山は見えませんでした。

もう一度下って、少し上ったところからは南側の展望があります。

蛭ヶ岳から檜洞丸までの山々が見えました。

いい眺めですね~。

でも、遠いなぁ・・・と感じました。

 

袖平山の少し手前から蛭ヶ岳(左)と檜洞丸(右)

 

緩やかな傾斜の坂を登っていき、ベンチが2つ設置されている場所に出ました。

ピークではありませんが、道標に「袖平山」と書いてありました。

登山道は袖平山のピークを巻いているんですね。

 

袖平山山頂手前にあるベンチ

 

ん、富士山が見えませんけど。

トレースはありませんでしたが、よく見るとベンチの裏からピークと思われる場所に登れそうです。

なんとなく登山道だろうなぁと思うところを歩いていき、袖平山の山頂まで登りました。

左手に見える富士山を我慢して、最初に山名標識がある場所に行きます。

そして富士山を眺めにいきます。

 

袖平山山頂

袖平山山頂から富士山と南アルプス

 

真ん中に大室山がありますが、富士山から南アルプスまでがキレイに見えます。

意外なことに袖平山からの展望は最高じゃないですか。

「今日は蛭ヶ岳に行かずに帰ってもいいのでは?」というサボろうとする悪い自分が出てきましたね。

いつものように同じような写真を何枚も写してしまいました。

 

【袖平山~姫次~蛭ヶ岳】

袖平山から姫次まで戻ります。

帰り道も蛭ヶ岳、檜洞丸、富士山の眺めを楽しみながら歩きました。

姫次にもちょっとしたピークがあります。

ピークに登ったことはないので登ってみることにしました。

こんもりとしたピークに登ると、素晴らしい展望がありました。

南アルプスはあまり見えませんが、蛭ヶ岳、檜洞丸、富士山と奥秩父の山々も望むことが出来ました。

袖平山も姫次もいい眺めですね。

 

姫次のこんもりとしたピークから富士山と大室山と袖平山

姫次のこんもりとしたピークから蛭ヶ岳と檜洞丸

姫次のこんもりとしたピークから富士山をアップで

 

姫次の広場まで戻り、蛭ヶ岳に向かいます。

姫次から蛭ヶ岳までは標高を下げながらのアップダウンの繰り返しです。

なかなか標高を上げていかないもどかしさがあります。

姫次から少し下ると、右側にちょっとした富士山の展望地があります。

「もういっぱい見ただろ」と言われてしまいそうですが、富士山を眺めてしまいます。

 

姫次から少し下ったところにある展望地から富士山と大室山

 

下りきったところは広場になっている原小屋平です。

昔は小屋があったそうですね。

西側を50メートルほど下ると水場があるそうです。

ここでお腹がグーグーと鳴ります。

パンを食べることにしました。

 

原小屋平

 

姫次と蛭ヶ岳の中間点を通り過ぎると、丹沢名物の階段地獄が始まります。

少し登ると、西側の視界が開けます。

檜洞丸から大室山までの眺めがいいですね。

富士山は檜洞丸に隠れてて山頂部分が少しだけ見えました。

 

姫次と蛭ヶ岳の中間点を通り過ぎた後の檜洞丸と大室山と富士山

 

アップダウンを繰り返した後、再び階段地獄が始まります。

また視界が開けています。

階段の上部まで上ると素晴らしい展望があります。

西側には富士山から南アルプス、北側には奥秩父と奥多摩の山々が望めます。

檜洞丸の上に富士山がキレイに重なるのもいい感じです。

いい眺めですね。

 

檜洞丸の上に富士山がキレイに重なる

 

いったん階段は樹林の中に入ります。

蛭ヶ岳まで0.4Km地点を通り過ぎると、再び視界が開けます。

富士山の周りに雲が増え始めてきていますねぇ。

蛭ヶ岳の山頂まで富士山が見えていて欲しいなぁ・・・と願いながら樹林の中の階段を登っていきました。

 

蛭ヶ岳まで0.2Km地点を通り過ぎると、再び視界が開けます。

山頂まであと少しなので我慢すればいいのに、我慢出来ずに立ち止まってしまう自分がいました。

こういう僅かな時間の積み重ねで山頂から富士山が見えなくなったりするんですよね。

この先は山頂まで視界が開けることがありません。

サクサク歩いて蛭ヶ岳の山頂まで登りました。

 

奥秩父と奥多摩の山々

蛭ヶ岳山頂手前の階段

 

蛭ヶ岳の山頂では4人の登山者が絶景を眺めながら休憩されていました。

自分も広場になっている山頂をウロウロしながら景色を眺めます。

富士山も少し雲が掛かっていますが、まだまだキレイに見えますね。

 

蛭ヶ岳山頂から富士山方面

蛭ヶ岳山頂から丹沢山、塔ノ岳方面

蛭ヶ岳山頂から富士山をアップで

 

南アルプスも丹沢山、塔ノ岳方面、箱根方面もキレイに見えます。

そして霧氷もありました。

霧氷と富士山を何枚も写したことは言うまでもありませんね。

蛭ヶ岳の山頂でゆっくり休憩しました。

 

その2へ続きます。

 

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2019/03/21(木) 水根から鷹ノ巣山、日陰名栗峰、高丸山、千本ツツジ、七ッ石山(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【七ッ石山~鷹ノ巣山】

期待とは裏腹にガスは濃くなる一方です。

諦めて帰ることにしました。

七ッ石神社の手前で鳥さんを発見します。

少し距離が離れているのでなかなかピントが合いません。

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で数枚写してピントが合った写真がありました。

なんて鳥さんなんでしょう。

 

七ッ石山山頂から少し下ったところにいた鳥さん

 

七ッ石神社で安全祈願して、千本ツツジまで戻ります。

千本ツツジのピークの手前は相変わらず踏み抜きばかりでした。

千本ツツジを通り過ぎると高丸山が見えますが、高丸山の山頂はガスの中です。

ガスはどんどん下がってきているようですね。

 

千本ツツジからの下りは勢いよく下って、高丸山へ登り返します。

登っている途中でお腹がグーグーとなります。

山頂まで我慢せずにベイクドチョコを食べることにしました。

雪解けが進んで滑りやすくなった急坂を上っていきます。

2回くらいズルっと滑りましたが、何事もなく高丸山の山頂まで登りきりました。

 

高丸山山頂への上り坂

 

高丸山から下ろうとすると、人の気配を感じます。

なんと本日2人目の登山者が高丸山に登ってきます。

こんなコンディションで登ってくるなんて。

すれ違う時に少しお話しをしましたが、「道がどこにも無いし」と嘆いていました。

急坂の上部は崩れているので登山道が不明瞭なんですよね。

 

高丸山山頂からの下り坂

 

急坂を下って、日陰名栗峰の山頂まで登り返します。

急傾斜になっている場所では滑って登りにくかったですね。

2回程、ズルっと滑りました。

日陰名栗峰の山頂手前からた踏み抜きも相変わらずでした。

 

日陰名栗峰への上り坂で踏み抜いたところ(膝下まで沈みました)

 

日陰名栗峰の山頂を通り過ぎ、奥多摩三山を眺めながら下っていきます。

東京都心方面は晴れていますが、奥多摩の上空は曇り空。

富士山も今日はご機嫌斜めのままで姿を現しませんでした。

 

日陰名栗峰の少し先から奥多摩三山

 

正面に鷹ノ巣山を見ながらになると、登山道は滑りまくりになります。

何回かツーっと滑りました。

巻き道との合流地点まで下ると、前方から本日3人目の登山者が現れます。

とちらに行くか悩んでいましたが、自分が歩いてきたのを見て、尾根道に歩いていかれました。

巻き道と合流すると数分で鷹ノ巣山避難小屋です。

 

鷹ノ巣山避難小屋の外で休憩しようとすると、避難小屋の中から本日4人目の登山者が現れます。

おにぎりを食べながらノンビリとお話ししました。

にわか雨が降ってきたので鷹ノ巣山避難小屋で宿泊することにしたそうです。

避難小屋の少し先にある水場に行ったら水が出ていなかったそうです。

水は雪を解かして作ったそうです。

大きいザックなら水2リットルを担いでいますが、今日は小さなザックでお茶やキュートレモンやスポーツドリンクなどの味が付いた飲み物しか持っていませんでした。

水を持っていればお譲り出来たんですけどね。

「今日はこれから酒を飲んで寝るだけ」だそうで、羨ましいですね。

 

ノンビリお話しをしていたら体も冷えてきたので、お別れして鷹ノ巣山の山頂に向かうことにしました。

最初は雪がない場所が目立ちましたが、すぐにベチャベチャの雪道になります。

鷹ノ巣山の山頂手前まで登ったところで雲取山方面を眺めると、ガスが無くなっていて雲取山の山頂までキレイに見えました。

天気は回復傾向のようですね。

 

鷹ノ巣山山頂手前から雲取山方面

鷹ノ巣山山頂手前から長沢背稜の山々

 

長沢背稜の山々を眺めながらひと登りして鷹ノ巣山の山頂です。

鷹ノ巣山の山頂は行きも帰りも貸切です。

さっき鷹ノ巣山避難小屋で休憩したばかりなのに、鷹ノ巣山の山頂で景色を眺めながら休憩することにしました。

 

鷹ノ巣山山頂手前

鷹ノ巣山山頂

 

 

【鷹ノ巣山~水根】

鷹ノ巣山の山頂から下山します。

榧ノ木尾根の下りで2回連続でツーっと滑ります。

なかなか止まらなかったのでヒヤリとしましたね。

その後は滑らないように慎重に歩きました。

いつもは気持ち足早に下っていきますが、今日は登山口までノンビリと歩いて水根の駐車場まで戻りました。

 

鷹ノ巣山山頂から奥多摩三山を眺めながら下る

行きに帰りは厄介と感じた箇所1

行きに帰りは厄介と感じた箇所2

崩れかけている橋(帰り道の方が見た目がヤバイ)

 

コースタイム

水根(6:36)~(9:15)鷹ノ巣山(9:28)~(9:46)鷹ノ巣山避難小屋(9:57)~(10:27)日陰名栗峰(10:28)~(10:56)高丸山(10:57)~(11:23)千本ツツジ(11:24)~(11:57)七ッ石山(12:14)~(12:43)千本ツツジ(12:44)~(13:15)高丸山(13:17)~(13:45)日陰名栗峰(13:45)~(14:13)鷹ノ巣山避難小屋(14:29)~(14:54)鷹ノ巣山(15:06)~(17:12)水根

 

本日のルート

 

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2019/03/21(木) 水根から鷹ノ巣山、日陰名栗峰、高丸山、千本ツツジ、七ッ石山(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

春分の日は出勤日と言われていたので仕事モードになっていましたが、前日の夕方帰るときに政治的な理由で急遽お休みになりました。

休みになったのなら天気予報で「春の嵐になるとか、にわか雨が降る」と言ってても山に行きます。

ノープランだったので日曜日に雲取山に行ったばかりですが、奥多摩に出没することにしました。

早起きして長沢背稜をグルっと歩くつもりが、前日の飲み会の影響で朝起きたら眠すぎて動きが鈍くて出遅れてしまったので、久しぶりに水根から鷹ノ巣山に登ることにしました。

 

【水根~鷹ノ巣山】

鴨沢西行きのバスと同時に水根に到着します。

バスは水根バス停に停車したので、水根から鷹ノ巣山に登る登山者がいるようですね。

水根駐車場に車を止めて駐車場にあるトイレを使用しようとしたら冬季使用不可の張り紙が。

去年まで使用出来たのに。

仕方なく小河内ダムの脇にあるトイレに行って、いきなり15分のロスをしました。

 

車に戻って支度を済ましてから出発します。

水根沢林道を歩いていきます。

今年初ということもあり、なんか新鮮な感じですね。

 

スタートから40分後、バスから下車したソロのおじさんを追い抜きました。

ここから七ッ石山の山頂までは誰にも会わないという静かな山歩きになるとは、この時は想像出来ませんでした

 

ソロのおじさんを追い抜いてから10分ほど歩くと、「この先崩れています」と書いてあります。

ドキドキしながら歩いていくと、木橋が設置されている箇所が崩れていました。

以前は木橋の上に崩落した石がありましたが、キレイになっていましたね。

でも橋が傾いているので、ロープに手を掛けながら恐る恐る渡りました。

橋は意外とシッカリしていました。

 

崩れかけている橋

 

水根沢の対岸に渡り、急坂を登っていきます。

途中にある作業小屋でいつも休憩しますが、今日はゆっくり歩いてきたので休憩せずに通過します。

ジグザグに登っていた登山道は尾根を直登に変わります。

傾斜が緩くなってくると分岐まであと少しですが、登山道が凍結し始めます。

上りはなんとかなりますが、下りは嫌らしいですね。

解けてくれることを願いましょう。

 

滑らないように慎重に歩いて分岐に出ました。

分岐には「水根沢林道崩れあり通行困難」と書いてあります。

歩いてきた後に見ると「いまさら」って感じですね。

 

「水根沢林道崩れあり通行困難」と書いてある分岐

 

分岐から榧ノ木尾根の分岐まで歩いていきます。

途中に積雪がある箇所があって、ここも帰りは注意しないといけない場所ですね。

榧ノ木尾根の分岐を折り返すように右に曲がるとビュービューと風が吹いてきます。

天気予報で言っていた春の嵐ってやつですか。

稜線はもっと風が強そうですね。

最悪は鷹ノ巣山のピストンになるかもしれませんね。

 

ノボリ尾根の分岐を通り過ぎて、少し登ったところから登山道が真っ白になります。

数センチですが、積雪がありました。

水根山の手前にある分岐を左に曲がって、少し石尾根の巻き道を歩いた後、尾根上の登山道に出ます。

あまり積雪はありませんが、雪解けが進んでいてシャーベット状になっている箇所が目立ちます。

登山靴がビショビショになってしまいました。

 

鷹ノ巣山手前の石尾根

 

鷹ノ巣山の山頂手前は雪のないところが多くて歩きやすい。

途中まではサクサク歩けましたが、山頂手前は積雪があって少しペースダウンして山頂まで登りました。

 

鷹ノ巣山山頂から富士山方面の眺め

 

まずは景色を眺めます。

富士山と南アルプスは見えませんでしたが、大菩薩の手前の山々は見えます。

天気予報で天気が悪いと言ってましたから、これだけ見えれば100点満点でしょう。

景色を眺めた後はスパッツを装着します。

積雪はあるものの凍結はないと見込んでアイゼンは装着しませんでした。

 

【鷹ノ巣山~日陰名栗峰】

鷹ノ巣山の山頂から鷹ノ巣山避難小屋方面に下っていきます。

そこそこの積雪があるものの、予想通り足場を踏み固めて歩けばアイゼンなしでも安心して歩けますね。

 

鷹ノ巣山山頂から鷹ノ巣山避難小屋方面の登山道

 

上空に雨雲らしき雲があって暗くなってきます。

雨が降りそうですね。

鷹ノ巣山避難小屋まであと5分くらいのところで雨粒が落ちてきます。

とうとう降ってきたかって感じですね。

雨がパラパラ程度のまま鷹ノ巣山避難小屋に到着しました。

鷹ノ巣山避難小屋で少し雨宿りすることにしました。

鷹ノ巣山避難小屋の中の気温は4度、ちょっと寒かったですね。

 

10分ほど休憩した後、外に出ると雨がやんでいたので出発することにします。

巻き道との分岐までは積雪がありましたが、分岐を通り過ぎると雪がなくなります。

その代わりにヌルヌルの登山道になります。

これはこれで歩きにくいですね。

急坂を登りきると雪道に変わります。

ここも最初はシャーベット状になっています。

次第に積雪量が増えてきて踏み抜くようになります。

1歩ずつ15センチくらい踏み抜くので前に進まなくなりました。

精神的に堪えますね。

ズボズボとプチツボ足状態になりながら日陰名栗峰の山頂まで歩きました。

 

日陰名栗峰山頂手前

日陰名栗峰山頂

 

最近見かけなくなった山名標識を探してみます。

キョロキョロを見渡してみると、北側に山名標識が横たわっていました。

あって良かったっとホッとしました。

 

発見した日陰名栗峰の山名標識

 

 

【日陰名栗峰~高丸山】

日陰名栗峰からの下りも踏み抜きが続きます。

20センチ以上踏み抜くこともあって「なんだかな~」って感じでしたね。

頑張れば頑張るほど前に進まない。

しかも風に煽られてよろけてしまう。

ゆっくり歩くしかないですね。

 

日陰名栗峰山頂から高丸山方面

 

巻き道と併走するところまで下った後、高丸山への急坂を登っていきます。

登り始めて数分後、「疲れたなぁ」と感じて立ち止まります。

久しぶりの感覚ですね。

ツボ足の疲れが出てきているようです。

牛歩になりながら高丸山の山頂まで歩きました。

 

高丸山

帰りに道が無いと言われた高丸山山頂手前の登山道

 

 

【高丸山~七ッ石山】

高丸山の山頂で休憩はせずに先に進みます。

高丸山からの下りは夏道の登山道ではなく、北側の樹林帯との境目を歩いていきます。

夏道の登山道から下っていくと確実に滑り落ちるので、少しでも足場がシッカリしているところを選んで下っていきました。

 

高丸山山頂からの下り坂

 

巻き道と併走するところまで下った後、千本ツツジまで登り返します。

途中からツボ足状態になります。

またかって感じだったので、南側の雪があるところとないところの境目を歩いていくことにしました。

ピークの手前は歩く場所が無かったので、通常の夏道まで戻って千本ツツジまで登りきりました。

 

千本ツツジ手前の上り坂

千本ツツジ手前から高丸山、日陰名栗峰を振り返る

 

千本ツツジから七ッ石山までは4日前に歩いたばかり。

アイゼンを装着している、していない差もあるのかもしれませんが、雪質は悪化していて4日前より歩きにくくなっていましたね。

視界が開けている場所から富士山の裾野が見えます。

帰り道に富士山が見えるかもしれないという期待が高まってきましたね。

 

視界が開けた場所から富士山の裾野が見える

 

登山道は尾根上なので風がビュービュー吹いています。

「雲取山まで行ってしまう」という悪い欲望も少しありましたが、七ッ石山から先はもっと風が強くなるので無理せずに七ッ石山までで引き返すことを決断しました。

七ッ石小屋からの登山道と合流して、七ッ石神社の脇を通り過ぎると七ッ石山の山頂です。

 

七ッ石山山頂

七ッ石山山頂から雲取山方面の眺め

 

七ッ石山の山頂からの雲取山の眺めを楽しみにしていましたが、ガスで雲取山が見えません。

お昼ご飯を食べながら視界が良くなることを期待しました。

七ッ石山の山頂も風がビュービュー吹いています。

普段は「汗を乾かすか」と風を浴びますが、今日は寒すぎる。

珍しくすぐにウインドブレーカーを羽織りました。

体感温度は氷点下ですね。

 

その2へ続きます。

 

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