月別アーカイブ: 2018年2月

2018/02/12(月) 初狩駅~滝子山(ピストン)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

腰痛は木曜日からV字回復しました。

先週の鷹ノ巣山の時よりも腰の調子がよさそうなので、予定通りに三連休の最終日に山に行くことにします。

 

いつも通りに早起きする予定でいましたが、朝起きたら外が明るく時計を見ると7時30分です。

目覚ましの設定を確認してみると、曜日が土日のままになっていて月曜日を設定していませんでした。

外が真っ暗な時間に1回目覚めた時に時間を確認すればよかったと、少し後悔しました。

 

起きてから電車の時間を調べて登る山を決めることにします。

立川駅8:47発のホリデー快速おくたま5号奥多摩行きで奥多摩、高尾駅発9:20発の甲府行きで中央本線沿線の山々にするのどちらかにすることにします。

立川駅までの電車の中でどこに行くかを決めることにします。

奥多摩にすると登山口に11時過ぎに到着し、中央本線沿線なら大月近辺の最寄り駅に10時前後に到着します。

少しでも早くスタートした方がいいと判断し、中央本線沿線の猿橋駅から百蔵山~扇山~権現山~上野原駅にすることにしました。

電車の中から山並みを眺めていると大月駅より手前の山には雪がなく、大月駅より先の山には雪があることに気付きます。

新しいアイゼンを試してみたいのに雪がない山に行っても・・・と思い、2週間前と同じく初狩駅で下車しました。

 

【初狩駅~滝子山】

 

初狩駅から滝子山

初狩駅から滝子山

 

初狩駅の改札に向かう途中に滝子山を眺めると、雪がない。。。

この時点で日当たりのよい尾根は雪がないことを覚悟しました。

 

改札前にあるベンチで支度をします。

登山者は自分以外に女性2人、ソロ2人が支度をしています。

女性2人は高川山に向かい、ソロ2人はまだ支度中だったのでどこに向かったか解かりませんが、滝子山ではないと思います。

 

初狩駅を出発し、いつものように藤沢子神社の手前から後ろを振り向きます。

少しだけ富士山が見えました。

東京からは雲に隠れていて富士山が見えなかったので、少しだけでも見えると嬉しくなります。

 

登山口までは雪がありませんでしたが、登山口からは雪があります。

見込み通りと思ったら、その先は雪というよりは凍結している登山道と夏道の繰り返しです。

林道終点からも凍結している登山道と夏道の繰り返しです。

アイゼンを装着するタイミングが難しいですね。

 

沢沿いの登山道

沢沿いの登山道

 

沢沿いにある整備された橋の手前でアイゼンを装着することにします。

チェーンアイゼンと違って、装着に時間が掛かりますね。

初めてだったので5分も掛かってしまいました。

 

沢沿いを歩いていると、アイゼンが引っ掛かったりします。

足元を見てみると、前歯がずれています。

ネジの閉め方が緩かったようですね。

ベンチのある最後の水場の場所でアイゼンを直すことにします。

六角レンチを入れようとしたら、凍ってて入りません。

日向に置いて解けるのを待ってみることにします。

暇なので水場でも見てみることにしました。

水場はちょろちょろですが、水は出ていました。

少し待ってみたものの解けそうに無かったので、我慢して歩くことにします。

 

最後の水場

最後の水場

 

前回と違って登山道が凍っているのでアイゼンの効果があって歩きやすいですね。

つづら折りに上って尾根に出ます。

尾根に出ると予想通り雪が少なくなっています。

アイゼンを外すことにしました。

泥濘のある場所が多いので下りは滑らないように注意が必要かもしれませんが、上りはあまり影響はありませんね。

尾根沿いで檜平までソロの方4人とすれ違いました。

 

尾根沿いの登山道1

尾根沿いの登山道1

尾根沿いの登山道2

尾根沿いの登山道2

尾根沿いの登山道3

尾根沿いの登山道3

檜平から三ツ峠山

檜平から三ツ峠山

 

檜平から富士山を眺めますが、今日は雲に隠れています。

遅い時間なので今日はもう見えないかもしれませんね。

檜平から男坂と女坂どちらにするか悩みましたが、今日も男坂にします。

 

岩場が始まる辺りでアイゼンを再装着することにします。

凍結箇所はあったり、なかったりですが、足元を気にしながら歩くよりはアイゼンを装着した方がいいでしょう。

女坂から合流して三角点のあるピークまで上ります。

少し足が止まり始めます。

焦らずゆっくり上ることにします。

 

三角点と滝子山

三角点と滝子山

 

三角点のあるピークの手前でソロの方とすれ違います。

本日出会った登山者はここまでお会いした5人だけでした。

三角点のあるピークから分岐まで少し下り、急坂をひと登りすると滝子山の山頂に到着しました。

 

三角点の先にある分岐

三角点の先にある分岐

滝子山山頂までの最後の急坂

滝子山山頂までの最後の急坂

 

遅い時間なので滝子山の山頂には誰もいません。

富士山に雲は掛かっていますが、たまに山頂まで見えたりします。

13時過ぎでここまで見えれば文句は言えないですね。

 

滝子山山頂から富士山方面

滝子山山頂から富士山方面

 

丹沢、奥多摩、大菩薩方面はキレイに見えますが、南アルプスと八ヶ岳は雲隠れしていました。

北側に見える山々は2週間前と比べるとほとんど雪がないですね。

2月とは思えないほど雪が少ないですね。

 

滝子山山頂から丹沢方面

滝子山山頂から丹沢方面

滝子山山頂から大菩薩、金峰山方面

滝子山山頂から大菩薩、金峰山方面

 

【滝子山~初狩駅】

景色を楽しんだ後は下山することにします。

甲斐大和駅に下山しようと考えていましたが、風が冷たいのでピストンで初狩駅に向かうことにします。

鶴ヶ鳥屋山から下山した時に初狩駅から東京方面の電車が15:50、16:27だったので、16:27に乗れればいいくらいのペースで歩くことにします。

 

下りは女坂を歩いてみます。

女坂はつづら折りになっていて、傾斜は緩やかです。

距離は長く感じるかもしれませんね。

 

檜平の少し手前で倒木を潜った後に左足がズルっと滑ります。

左足だけでイナバウアー。。。

なんとか尻餅せずに堪えきりました。

帰りも檜平から富士山を眺めますが、富士山に雲が掛かっていて眺めはいまいちでした。

 

檜平から三ツ峠山 (2)

帰りの檜平から三ツ峠山 

 

檜平からアイゼンを外すか悩みましたが、尾根沿いはぬかるんでいる場所があることを考えるとアイゼンを装着したままの方が無難と感じたのでそのままとします。

尾根沿いをたんたんと歩きます。

尾根を外してつづら折りを下り、あっという間に水場のあるベンチに到着します。

休憩しようか悩みましたが疲れていないので先に進むことにします。

 

ここで時間を確認すると初狩駅15:50発の電車に乗れそうなので少しペースアップすることにします。

少し下ったところで、最後に出会ったソロの方を追い越します。

沢沿いもたんたんと歩きます。

行きに装着した場所でアイゼンを外します。

登山道入口まで凍結した箇所がいっぱいあって歩きにくかったので、アイゼンを外すタイミングは早すぎたかもしれませんね。

今日は腰の痛みもなく疲れもまったくないので、車道歩きも苦痛にならずに初狩駅まで軽快に歩きました。

滝子山から2時間以内で初狩駅まで到着したので、電車が来るまでゆっくり片付けをすることが出来ました。

予定よりも早い初狩駅15:41発の高尾行きに乗って、帰りました。

 

コースタイム

初狩駅(10:13)~(10:33)藤沢(10:33)~(11:33)ベンチのある最後の水場(11:41)~(12:38)檜平(12:39)~(13:22)滝子山(13:36)~(14:00)檜平(14:00)~(14:33)ベンチのある最後の水場(14:33)~(15:13)藤沢(15:13)~(15:32)初狩駅

 

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2018/02/04(日) 川乗橋バス停~川乗山~鳩ノ巣駅

p-tingさん、お疲れ様です。

 

鷹ノ巣山に登った後、自宅で軽くストレッチしてみるも激痛が走ります。

いま出来ることはしたつもりなので、翌朝になって痛みが和らぐことを願いながら眠りました。

 

翌朝、目覚めると腰の痛みはあるものの登れなくは無さそうな感じがしたので、昨日と同じ電車とバスに乗って奥多摩に向かいます。

2日連続で奥多摩駅7時27分発「東日原行き」のバスに乗りました。

昨日と違って数人が座れない程の込み具合いです。

 

奥多摩駅バス停

奥多摩駅バス停

 

バスに乗りながら行き先を考えます。

候補は、

「東日原バス停から酉谷山の周回」

「東日原バス停から天目山、蕎麦粒山に登って鳩ノ巣駅」

「川乗橋バス停から川乗山」

です。

悩みましたが、腰の具合を考えると「川乗橋バス停から川乗山」が無難と判断しました。

今日は川乗橋バス停で下車します。

ほとんどの登山者は川乗橋バス停で下車して、下車しなかったのは前日と同様の5名でした。

 

川乗橋バス停

川乗橋バス停

 

【川乗橋バス停~百尋の滝】

川乗橋バス停で準備をしてから出発します。

狙い通り2、3番手のスタートとなりました。

川乗橋バス停から細倉橋までは林道歩きです。

今日は先行してスタートした登山者に追いつかないようにと心掛けながら歩きます。

林道はところどころで薄っすら凍結しているので油断するとツルっと滑ります。

ゆっくり歩いていたはずが、竜王橋を渡ったところで先行者を追い抜きます。

追い抜いた後はペースを上げないように後ろを気にせずに牛歩で歩くようにしました。

 

細倉橋

細倉橋

 

細倉橋から登山道になります。

少し歩くと積雪が増えてきます。

アイゼンをどのタイミングで装着するか考えるのが嫌なので、すぐに装着することにしました。

アイゼンを取り出すと、両足共に壊れています。

片足が壊れていたのは知っていましたが、両方とは。。。

川乗山ならなんとかなるだろう・・・という甘い考えで壊れたアイゼンで歩くことにしました。

(この甘い考えが、後で痛い目にあいます。)

 

両足が壊れているので足を前に出すたびに足元に違和感を感じます。

歩きにく過ぎる。

しばらく歩くと川苔谷沿いに小規模ですが、氷柱があります。

昨日、もしツアで放送していた秩父の氷柱を思い出しました。

人工の氷柱を見に行かなくても、山登りをすれば自然の氷柱が見れるなんて素晴らしいですね。

 

氷柱1

氷柱1

氷柱2

氷柱2

 

川苔谷沿いの岩場を登るようになると百尋の滝まであと少しです。

百尋の滝への分岐からロープがぶら下がっている階段を2つ下りると、奥の方にドーンと百尋の滝が見えます。

久しぶりに来ましたが、凄い迫力ですね。

 

百尋の滝1

百尋の滝1

百尋の滝2

百尋の滝2

 

少しだけ凍っているのもいい感じです。

先に到着していた登山者と百尋の滝を見上げながら感動しました。

 

【百尋の滝~川乗山】

百尋の滝を見たら本日のメインが終了という感じですが、川乗山に向かいます。

急坂を登りきった後、横ヶ谷の支流を渡る為にいったん下ります。

その後、足毛岩分岐まで登り返します。

足毛岩分岐からどっちに行くか迷います。

p-tingさんと行った時は足毛岩方面でしたが、今回は横ヶ谷沿いの登山道から登ります。

 

登山道は分岐から急坂になります。

少し登ったところで先行者2名が道を譲ってくれましたが、ここで少しお話しします。

「1番目のバスに乗ってきたのに、2番目のバスに乗ってきた方に追いつかれちゃった」

と言われて笑ってしまいました。

自分は昨日も鷹ノ巣山に登ってきたことを伝えると、1番目のバスで東日原に行く登山者がたくさんいたそうです。

こういうちょっとした会話は和みますね。

 

横ヶ谷沿いの登山道

横ヶ谷沿いの登山道

 

急坂を登り終えると沢沿いになり雪が深くなります。

といっても、登山道が踏まれているので、昨日の沢沿いに比べると大したことがありません。

沢を渡って進行方向を右に90度曲がると更に雪が深くなります。

昨日と同じでチェーンアイゼンでは滑りまくります。

歩幅を狭くしたり、踏み込みを強くしたりして凌ぎます。

沢沿いを離れてつづら折りになっている急坂を登り終えると、ベンチが2つある十字路となっている分岐に出ます。

この分岐を右に曲がると防火帯となっている広い登山道になります。

 

十字路の分岐から川乗山方面

十字路の分岐から川乗山方面

 

山頂手前は少し急坂なのでジグザクの登山道となっていますが、トレースは夏道と違って直登になっています。

めちゃめちゃ滑るので、勢いをつけて一気に登り切りました。

 

川乗山山頂

川乗山山頂

 

川乗山の山頂では2人の登山者の方がベンチで休憩されていました。

残り1つのベンチにザックを下ろして景色を眺めに行きます。

まずは富士山を探しますが、今日は雲隠れしていました。

その後、奥多摩の山々を眺めに行きます。

こちらは奥多摩の山々全体がキレイに見えます。

何度見てもいい眺めですね。

 

川乗山山頂から奥多摩方面

川乗山山頂から奥多摩方面

 

景色を眺めた後は温かい飲み物を飲みながらパンを食べます。

パンを食べている時に、百尋の滝の2人と足毛岩分岐の先で道を譲ってくれた方が登ってきます。

山頂に辿り着いた時の笑顔と喜びを見るとなんか羨ましいですね。

自分もそういう登山にしないとダメかも。

 

【川乗山~鳩ノ巣駅】

山頂に登山者が増えてきたのでパンを1つ食べ終えたら出発します。

下山は赤杭尾根から古里駅または川合駅にするか、そのまま鳩ノ巣駅にするかのどちらかです。

腰の痛みが無ければ確実に鋸尾根から本仁田山経由で奥多摩駅ですが、今日はその選択肢はありません。

少し下にある分岐からトレースがあったら赤杭尾根、無ければ鳩ノ巣駅にすることにしようと決めて下っていきます。

 

十字路になっている分岐を右に曲がって、水場の分岐を通り過ぎた後にアクシデントが発生します。

右足を前に出そうとした時に右足が何かに引っかかって前に出ません。

右足のアキレス腱がぶっ飛びそうになり、体はオットセイのようにのけぞってダイブします。

一瞬何があったか解りませんでしたが、チェーンアイゼンが左足の何かに引っかかったようです。

右足のアキレス腱が少し落ち着いた頃に、倒れたまま足で引っかかっているのを外そうとしますが、外れません。

仕方なく左足のアイゼンを外して何とか立ち上がることが出来ました。

 

何が引っかかっていたのかを確認すると、チェーンアイゼン同士でチェーンが絡み合っていました。

壊れたまま使用しても何とかなるだろうという、甘い考えがこのような結果を招いたのでしょう。

大ケガをしなかったのが幸いです。

気を取り直して1分ほど歩いたところが赤杭尾根への分岐です。

トレースは1人分ありましたが、右足がいますぐにでもつりそうな状態なので鳩ノ巣駅に下山することにしました。

 

舟井戸

舟井戸

 

ガンガン下った後は山腹を巻きながらの登山道になります。

いったん林道に出て大根の山ノ神からまた登山道に戻ります。

大根の山ノ神で鳩ノ巣駅の時刻表を調べます。

次は23分後でその次は53分後です。

いつものペースで行くと23分後に乗れるかもしれませんが、乗れない場合は電車が行ったばかりの30分待ちになってしまいます。

あまり待つのは嫌なのでいつもよりゆっくり歩くようにしました。

すると登山口に出たところで電車が到着した音がします。

計算通りにいった~と喜びましたが、鳩ノ巣駅で23分待ちだったのでそんなに喜ぶほどではありませんでしたね。

 

林道に下りる階段(ここがいちばん怖かった)

林道に下りる階段(ここがいちばん怖かった)

鳩ノ巣駅

鳩ノ巣駅

 

2日連続の山登りとなりましたが、2日合わせていつもの1日分なので足の疲れはまったくありませんでした。

その代わり腰は悲鳴を上げていますけどね。。。

 

【翌日】

朝起きると昨日の朝と同じくらいの痛みではと喜びします。

でも、現実は違っていました。

ノートパソコンを持って歩くだけで激痛が走り、おじいちゃん並みのヨチヨチ歩きしか出来ませんでした。

週末までになんとかしないとですね。

 

本日のルート

本日のルート

 

コースタイム

川乗橋バス停(7:44)~(8:20)細倉橋(8:21)~(9:07)百尋の滝(9:17)~(9:52)足毛岩分岐(9:52)~(10:39)川乗山(10:54)~(11:12)舟井戸(11:12)~(12:17)大根の山ノ神(12:17)~(12:47)鳩ノ巣駅

 

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2018/02/03(土) 東日原バス停~鷹ノ巣山(ピストン)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先日は久しぶりにお会い出来て楽しかったです。

頂いたクラフトビールは家ではなく山で飲みたいので、しばらくはザックに入れていろんな山に連れて行きます(笑)

ということで今回からはビール瓶分ザックの重量を増やしての山行となります。

 

木曜日の夜から金曜日の朝にかけて東京は今年2回目の雪になりました。

2週連続で雪山歩きが出来そうと期待が高まります。

2日連続奥多摩の1番手は雪が降った直後の方が楽しそうな「稲村岩尾根から鷹ノ巣山」で、

p-tingさんと一緒に歩いた「東日原から鷹ノ巣山、六ッ石山に登って、奥多摩駅に下山」のコースにすることにしました。

 

電車で行く時の定番となっている奥多摩駅7時27分発の「東日原行き」バスに乗ります。

珍しくまだ座席が少し空いています。

ほとんどの登山者は川乗橋バス停で下車して、東日原まで乗っていた登山者は自分を含めて5名でした。

 

【東日原バス停~稲村岩のコル】

簡単に支度を済まして東日原バス停を出発します。

何回も撮っている風景を撮りながらブラブラと歩きながら登山口に向かいます。

真っ白になっている稲村岩を見るとガッツリ雪が積もってそうですね。

 

稲村岩尾根への登山口

稲村岩尾根への登山口

 

登山口から階段を下りて登山道になるところから雪道になります。

登山道を確認すると1人分トレースはあるようです。

日原川への下りは少々危険なので早速アイゼン装着します。

アイゼン装着中に同じバスに乗っていた登山者に追い抜かれます。

後を追いかけるように自分も出発して、下りの危険箇所の手前で道を譲っていただきました。

巳ノ戸橋を渡る時に登山者とすれ違います。

ん、ということは1番手の方は撤退してきた…ということですね。

どこかでトレースが無くなる事を覚悟します。

 

沢沿いの登山道1

沢沿いの登山道1

 

ジグザグに上った後、堰提の辺りから雪が深くなります。

そして腰も痛くなります。

今年に入ってから軽い腰痛が続いているんですよね。

辛いので雪がない場所にザックを下ろして数分休憩します。

撤退も考えましたが、何回も上っている稲村岩尾根なのでゆっくり歩けばなんとかなるだろうという甘い考えで前に進むことにしました。

 

沢沿いの登山道2

沢沿いの登山道2

 

沢沿いの登山道は、ところどころで股下まで埋もれたりします。

吹き溜まりになる場所なので、雪深いですよね。

1番手の方のおかげで沢沿いをクリアして、稲村岩のコルへの上りになります。

少し歩くとトレースが無くなります。

どうやら1番手の方はここで断念したようですね。

 

沢から離れてつづら折りの登山道1(トレースがなくなった場所)

沢から離れてつづら折りの登山道1(トレースがなくなった場所)

 

稲村岩のコルへの上りは雪に埋もれていると登山道が解りにくいから、撤退はいい判断かもしれませんね。

腰は痛いのですが、トレースなしの登山道を楽しみに来たので急坂をガツガツ登っていきます。

滑りやすいので踏み固めながら進んでいきます。

途中で倒木で登山道が塞がれています。

腰が痛い時に倒木を潜るのはキツイ。

案の定、痛みが悪化してペースダウン。

最後は牛歩になって稲村岩のコルに辿り着きました。

 

 

沢から離れてつづら折りの登山道2

沢から離れてつづら折りの登山道2

沢から離れてつづら折りの登山道3

沢から離れてつづら折りの登山道3

 

 

腰の痛みが酷くなってきたので、稲村岩のコルで休憩します。

休憩中に自分の後ろを歩いてきた登山者が登ってきたので、少しお話しをしました。

本来なら自分が先に出発するべきなのですが、腰の痛みでゆっくりしか歩けそうにないので、先に出発していただいてトレース作りをしていただきました。(ありがとうございます。)

 

【稲村岩のコル~鷹ノ巣山】

少し時間をあけてから自分も出発します。

稲村岩のコルから先はひたすら登っていきます。

傾斜は急ではありませんが、とにかく長い上り坂です。

腰の痛みに耐えながら歩くので相当時間が掛かりそう・・・

焦ったところで早く歩けないので無事に山頂まで行けるように騙し騙し歩くことにしました。

 

稲村岩尾根で空を見上げる

稲村岩尾根で空を見上げる

 

数十メートル進んでは一息つく、これの繰り返しですね。

途中で雪の結晶があったりするので、痛みを忘れて写真を撮ります。

足元の結晶もキレイでしたが、屈むことが出来なかったのであまりいい写真になりませんでしたね。

 

稲村岩尾根で雪の結晶1

稲村岩尾根で雪の結晶1

稲村岩尾根で雪の結晶2

稲村岩尾根で雪の結晶2

稲村岩尾根で雪の結晶3

稲村岩尾根で雪の結晶3

 

稲村岩尾根はずっと同じような風景なので、どの辺りまで上ってきたのかが解りません。

自分は背後にある長沢背稜や右側にある八丁山と鷹ノ巣尾根の高さでヒルメシクイノタワまであとどれくらいか判断します。

右側にある鷹ノ巣尾根が近付いてくるとヒルメシクイノタワに出ます。

時間を確認すると11時過ぎ、腰の痛みがあるから仕方ありませんが、遅すぎですね。

 

稲村岩尾根の登山道1

稲村岩尾根の登山道1

稲村岩尾根の登山道2

稲村岩尾根の登山道2

ヒルメシクイノタワ

ヒルメシクイノタワ

 

ヒルメシクイノタワからも急坂です。

何度も小休憩しながら登っていきます。

チェーンアイゼンでは滑りまくる急坂を登りきると墓石っぽい鷹ノ巣山の標識が見えてきます。

このコースいちばんの感動する瞬間ですが、標識の先には奥多摩三山が辛うじて見える程度でした。

 

稲村岩尾根から鷹ノ巣山山頂

稲村岩尾根から鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山山頂から奥多摩三山

鷹ノ巣山山頂から奥多摩三山

 

すぐに先に到着されていた登山者の方とお話しします。

今日はピストンにするそうです。

自分は奥多摩駅まで行くか、ピストンにするか心が揺れています。

どこまで続いているのか解りませんが、奥多摩駅方面に1人分のトレースがあります。

何度も歩いているのでトレースが無くなっても問題ありませんが、六ッ石山と狩倉山辺りの吹き溜まりがどれくらいなのかだけが気になります。

 

後から同じバスに乗っていた若者も登ってきました。

登山歴は浅く、鷹ノ巣山も初めて登ってきたそうです。

水根まで行く予定のようですが、歩いたことも無くトレースがあるかないか解らない状態で行くのはかなり危険なので、2人で止めた方がいいと伝えしました。

少し考えた後に「ピストンにします!」と言ってくれたので安心しました。

先に2人が東日原方面に下山します。

自分はもう少し悩んでから下山するということでここでお別れしました。

 

鷹ノ巣山山頂1(2人を見送る)

鷹ノ巣山山頂1(2人を見送る)

 

1人になったのでザックからp-tingさんから貰ったビールを出します。

確信犯で栓抜きを忘れてきたので今日は飲みません。

鷹ノ巣山の山頂標識と記念撮影だけしておきました。

すぐに飲みたい気持ちもありますが、雪がある中でビールはもう少し日差しがないと厳しいですね。

もう少しポカポカした日に頂きます。

 

鷹ノ巣山山頂2(p-tingさんに頂いたビール)

鷹ノ巣山山頂2(p-tingさんに頂いたビール)

 

奥多摩湖方面はガスがどんどん流れてきて景色が全然見えません。

「ガスの中で奥多摩駅まで歩くのは嫌だな・・・」と、

「明日もあるので今日は体力温存しておくか」

という理由で、今日は自分もピストンにすることを決断します。

 

【鷹ノ巣山~東日原バス停】

後ろ髪に引かれてなかなか出発しようとしませんでしたが、「明日があるさ」という気持ちで下山を開始します。

「この腰の状態でホントに明日があるのか?」とモヤモヤしながら歩き始めます。

そろそろ自分達の次のバスで登ってくる人がいるはずですが、なかなか出会いません。

 

ヒルメシクイノタワが近付いてきた頃にようやく登山者と出会います。

少しお話しすると水根まで行く予定とのことです。

サクサク歩いていたので大丈夫だろうなぁ…と思い、「石尾根に1人分のトレースはありましたよ」とお伝えしました。

その後、ヒルメシクイノタワまで何人かすれ違いました。

降雪後なので登山者は少ないですね。

 

ヒルメシクイノタワから少し下ると、先行して下山していた2人に追いつきます。

ここからは3人で山談義しながらノンビリ歩きました。

 

稲村岩尾根から(左が天祖山、右奥が酉谷山)

稲村岩尾根から(左が天祖山、右奥が酉谷山)

稲村岩のコルからの下り

稲村岩のコルからの下り

 

稲村岩尾根は雪が解け始めていましたが、稲村岩のコルから沢沿いに下りると相変わらずガッツリ雪が積もっています。

「こんな雪の中よく歩いてきたなぁ・・・」なんて思いながら歩きました。

 

巳ノ戸橋の手前まで来ると、登山道に雪が無い場所がありました。

若者が「アイゼンを外した方がいいですか?」と質問がありましたが、

「巳ノ戸橋を渡った先も積雪があるので外さない方がいいのでは?」

という理由で、アイゼンを装着したまま歩くことにしました。

 

巳ノ戸橋を渡ってからの登り返しは積雪がたくさんあったので、アイゼンを装着したままで正解でした。

登山口の下の民家がある場所でアイゼンを外して、東日原バス停までノンビリ歩いていきました。

奥多摩駅で若者とお別れし、もう1人の登山者の方とは立川駅まで山談義をして楽しい時間を過ごしながら帰りました。

 

立川駅でザックを持ち上げた時と、階段を登るときに腰に激痛が走ります。

家に帰ってからも横になったら起き上がれない程の痛みが。。。

こんな状態で明日行けるのかな?

 

本日のルート

本日のルート

 

コースタイム
東日原バス停(7:55)~(9:03)稲村岩のコル(9:11)~(11:06)ヒルメシクイノタワ(11:06)~(11:43)鷹ノ巣山(12:24)~(12:43)ヒルメシクイノタワ(12:43)~(13:53)稲村岩のコル(13:53)~(14:40)東日原バス停

 

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2018/01/27(土) 初狩駅~滝子山~笹子駅

p-tingさん、お疲れ様です。

 

月曜日に東京は4年振りの大雪になり、山もようやく冬仕様になりました。

今年は低山のロングコースを中心としていましたが、雪が積もったのなら・・・

ということで、久しぶりに標高差のある山に行くことにしました。

 

候補は、

「稲村岩尾根から鷹ノ巣山」

「三ツ峠山」

「滝子山から笹子雁ヶ腹摺山」

の3つです。

 

滝子山だけ山頂からキレイな富士山を見たことがないので、今回は「滝子山から笹子雁ヶ腹摺山」にしました。

去年の2月に滝子山に行った時と同じコースを歩く予定でしたが、トレースなしで笹子雁ヶ腹摺山まで行くのはツライと思い、トレースありの登山道からの下山を選択しました。

でも、そのトレースが途中で・・・山あるあるですね。

 

初狩駅から滝子山

初狩駅から滝子山

 

【初狩駅~滝子山】

初狩駅のホームから改札に行く途中で滝子山が見えます。

雪化粧しているので、久しぶりにプチ雪山歩きが出来そうとワクワクしてきます。

初狩駅から嫌いな車道歩きですが、藤沢子神社の手前から後ろを振り向くと富士山が見えるので、少しだけ楽しみがあります。

何度も立ち止まって後ろを振り向いて富士山を見ます。

キレイですね。

 

藤沢子神社手前から富士山

藤沢子神社手前から富士山

 

富士見沢いこいの村への道から分かれて林道に入ると、雪道になります。

トレースはありましたが、ところどころで消えかかっているのが少し気になります。

林道終点からは沢沿いの登山道になります。

積雪は5~10センチくらいなので、アイゼン無しで歩くことにしました。

何回か沢を渡ります。

いつも沢の水しぶきで出来る氷のアートを楽しみに歩きますが、今日はいい感じに凍っているところが見当たりませんでした。

沢沿いを離れてジグザクに登っていくようになると傾斜も急になり、積雪も増えてきます。

足元を気にしながら歩くのも嫌なので、ベンチのある最後の水場の場所に着いたところでアイゼンを装着することにします。

アイゼンを装着しましたが、雪の下は落ち葉なので滑りやすくて歩きにくい。

焦らずにノンビリ歩くことにしました。

 

尾根に出たところにある分岐

 

登山道が尾根沿いになると、何回かトレースが無くなります。

サラサラした雪なので、トレースが消えてしまったようですね。

トレースがないところはツボ足で歩きます。

積雪は深いところで15センチくらいですかね。

登山道で唯一の展望のある檜平まで長く感じました。

 

檜平から富士山と三ツ峠山

檜平から富士山と三ツ峠山

 

檜平から視界が開けている方を見てみると、富士山と三ツ峠山のコラボがいい感じですね。

滝子山山頂に着くまで富士山がキレイに見えるといいなぁ…と願うばかりです。

檜平からは男坂と女坂に登山道が分かれます。

迷わずいつも通りに男坂から上ります。

男坂は岩場があったり、ロープが設置されている急坂があったりします。

20分ほど歩くと女坂からの登山道と合流します。

女坂からのトレースはありませんでしたね。

 

男坂と女坂の合流した先の登山道から正面に滝子山

男坂と女坂の合流した先の登山道から正面に滝子山

 

三角点のあるピークまで登り、いったん分岐のある鞍部まで下ります。

分岐から大谷ヶ丸方面へのトレースはありました。

分岐から急坂をひと登りすると、滝子山の山頂です。

 

滝子山山頂

滝子山山頂

 

滝子山の山頂には誰もおらず、貸切状態でした。

滝子山からは南アルプス方面以外を見渡すことが出来ます。

少し逆光気味ですが、富士山もキレイに見えました。

あと、1時間早く山頂に着かないと100点満点の富士山を見ることは出来ないですね。

 

滝子山山頂から富士山方面

滝子山山頂から富士山方面

 

富士山と真逆の大菩薩、雁ヶ腹摺山方面はキレイに見えます。

八ヶ岳だけ少し雲が掛かっていました。

奥多摩や丹沢方面もよく見えました。

 

滝子山山頂から大菩薩、雁ヶ腹摺山方面

滝子山山頂から大菩薩、雁ヶ腹摺山方面

滝子山山頂から八ヶ岳

滝子山山頂から八ヶ岳

滝子山山頂から奥多摩方面

滝子山山頂から奥多摩方面

 

冷たい風が吹いてましたが、ゆっくり景色を堪能します。

ふと、尾根まで登った頃にお腹がグーグー鳴っていたことを思い出します。

パンを1つ食べてシャリバテしないようにしました。

滝子山からの素晴らしい眺望で満足してしまいます。

今日はもう下山しようという気分になってしまいました。

 

【滝子山~笹子駅】

景色を楽しんだ後は下山します。

山頂直下にある分岐でピストンにするか、笹子駅に向かうか少し悩みました。

「笹子駅に向かった方が予定通りに縦走する気持ちになるかもしれない」

と、プラス思考に考えて笹子駅に向かうことにしました。

 

分岐から北側にトラバースしながら下っていきます。

吹き溜まりになってトレースが無くなっている箇所もありましたが、鎮西ヶ池を通り過ぎます。

しかし、その先でトレースが無くなります。

大谷ヶ丸の分岐は上にあるような気がするんだけどなぁ・・・

ということで少し上にあるピークに登りました。

すると予想通りに大谷ヶ丸の分岐がありました。

 

鎮西ヶ池

鎮西ヶ池

 

ここからはゲレンデのような気持ちいい防火帯の登山道となります。

トレースがないのでツボ足で歩きます。

適当に場所を選んで歩いたので時折り膝上までズボズボと沈みます。

 

防火帯の登山道

防火帯の登山道

 

防火帯が終わる少し手前で2人の登山者が登ってきました。

本日初の登山者です。

情報交換をします。

ここまでトレースが無い場所もあって大変だったそうで、トラバースしている箇所が滑りやすくて少し危険とのこと。

自分も次の分岐からのトレースが本来の登山道と違っていることをお伝えしました。

 

沢沿いまで下りるとソロの登山者とすれ違います。

何回かトラバースしていて滑りやすい箇所があります。

油断したのか最後の場所でズルっと滑りましたが、右腕でなんとかこらえて落ちずに済みました。

右腕に着いた雪を掃っていると4人の登山者が来ます。

ダサいとこを見られなくて良かった。

 

本日初の登山者

本日初の登山者

 

本日お会いした登山者は下山時にすれ違った7人で、この後は一人旅になりました。

沢沿いの破線コースへの分岐で、破線コースのトレースがあるので行ってみようと歩き始めると、トレースが無くなります。

どうやら途中で諦めたようでトレースは強引に上にある登山道に向かっていました。

自分は無理せず分岐まで戻りました。

少し歩くと曲り沢峠への分岐があります。

曲り沢峠方面はトレースがありません。

ここから笹子雁ヶ腹摺山までトレースなしはツライなぁ・・・。

笹子雁ヶ腹摺山は諦めて、ここからエスケープすることにしました。

 

曲り沢峠への分岐

曲り沢峠への分岐

 

破線コースと合流するまではジグザクに急降下していきます。

登山道が細くなっている箇所は慎重に歩きました。

その後、破線コースと合流して沢沿いを下っていきます。

樹林の中に入ると登山道が細くなっている箇所が多くなるので、ここも慎重に歩きました。

三丈の滝まで下り、両脇は凍っている三丈の滝の写真を撮りますが、いい感じに撮れません。

諦めて先に進むことにしました。

 

三丈の滝

三丈の滝

三丈の滝の少しにある道標

三丈の滝の少しにある道標

 

三丈の滝の少しにある道標を通り過ぎるとトレースが無くなります。

自分の記憶ではトラバースしながら登っていくような気がしたので斜面に取り付きますが、雪が深すぎて登れません。

仕方なく沢沿いに下りてみようとチャレンジしますが、腰まで雪に埋もれてしまいます。

2回ほど先を見渡せる高い場所まで戻ったり、沢沿いに降りてみたりしました。

ここで15分のロスをします。

どうにもならなくなってきたので、本気の体を張ったラッセルで最初の斜面をトラバースすることにします。

 

最初に斜面に取り付いた場所

最初に斜面に取り付いた場所

 

滑落しないように一歩ずつ踏み固めて、体重を少しずつ移動します。

途中で「あっ、ラッセルした場所を写真撮らなきゃ」とデジカメの電源を入れますが、雪に埋もれたのでデジカメが動かなくなっていました。

足下が安定してきた頃にガラケーがあることに気付いて、ガラケーで写真を撮ってみました。

足下が安定してきた頃なので、写真を見ると傾斜が大したことないですね。

15分ほどトレース無き道を歩くとトラロープとお手製の標識がありました。

これでひと安心ですね。

 

腰まで埋もれる自分

腰まで埋もれる自分

ラッセル中の登山道

ラッセル中の登山道

 

お手製の標識があった場所から数分歩いたところからツボ足のトレースとなり、その後はトレースが明確になりました。

2回ほど鉄塔の側を通り、沢を渡ると道証地蔵のある林道に出ます。

ここからは長い林道歩きです。

 

道証地蔵

 

大鹿林道との交差点の手前でいったん雪が無くなったのでアイゼンを外します。

その後、凍結している箇所はありましたが、気をつければなんとかなりそうだったのでアイゼンを装着することはありませんでした。

 

中央自動車道を渡った後、笹子駅の時刻表を調べてみます。

電車は18分後の14:35で、その次は15:35です。

少し走らないと間に合いません。

走ろうか悩みましたが、登山靴で走るのは嫌なので18分後の電車は諦めて普通に歩くことにしました。

笹子駅手前にある笹子橋で14:35発の電車が走っていきます。

ん、頑張れば乗れたんじゃないか?と思いつつも、いろいろ片付けをしてから電車に乗りたかったのでまいっかと。

でも、何もない笹子駅で約1時間待ちは寒いし、退屈でしたね。

 

本日のルート

本日のルート

 

コースタイム

初狩駅(6:36)~(7:03)藤沢(7:03)~(8:16)ベンチのある最後の水場(8:22)~(9:43)檜平(9:45)~(10:34)滝子山(11:03)~(11:24)大谷ヶ丸への分岐(11:25)~(13:43)道証地蔵(13:43)~(14:38)笹子駅

 

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2018/01/21(日) 芦ヶ久保駅~丸山、カバ岳、ツツジ山、関八州見晴台、越上山、スカリ山、物見山、高指山、日和田山、日和田山、高麗峠~飯能駅 その2

その1からの続きです。

 

【スカリ山~高指山】

お昼ご飯を食べ終えたらスカリ山から北向地蔵方面に向かいます。

急傾斜を下った後、すぐに青空がキレイに見えるピークがあります。

キレイな青空だったのでいい景色が見れそうと登ってみましたが、何も見えませんでした。

ピークから一気に下ると車道に出ます。

また車道歩きか、と思いつつ車道を少し歩くと左側に北向地蔵がありました。

北向地蔵の由来は「天明6年に流行した悪疫を防ごうと野州岩舟地蔵尊より分身として譲り受け北の方にある岩舟地蔵尊に向い合せ北を向いている」そうです。

ふむふむ。

 

北向地蔵

北向地蔵

 

北向地蔵から道標に「物見山」と書かれた方向に進んでいきます。

車道を横切ったりしながらたんたんと歩いていくと手書きで書かれたヤセオネ峠の分岐があります。

ヤセオネ峠から少し登ると、ベンチがある物見山の山頂に着きました。

ご家族の方3人が休憩されていました。

 

物見山山頂

物見山山頂

 

物見山の三角点は山頂の少し先にあるようですが、今回は三角点がある場所には行きませんでした。

物見山から高指山方面に下っていくと駒高集落に出て、また車道歩きになります。

東屋やトイレ、茶屋や自販機もあります。

食料や飲み物の補給をするにはいい場所かもしれませんが、自分には不要ですね。

車道の脇にロウバイがキレイに咲いていました。

 

駒高集落のロウバイ

駒高集落のロウバイ

 

駒高集落から少し歩くと「高指山」、「日和田山」の分岐があります。

もちろん「高指山」に向かいます。

他の登山者は皆「日和田山」に向かいました。

電波塔のある入口まで行きましたが、山頂標識はありません。

山頂標識を諦めて分岐に戻りかけましたが、ふと電波塔の裏に行けばあるかもと思い始めます。

よく見ると自分みたいな物好きが裏に回るような踏み後があります。

吸い込まれるように入っていきます。

電波塔の裏に行くとお手製の小さな山頂標識がありました。

探索してよかった。

 

高指山(左上:電波塔の手前、右上:電波塔入口、左下:電波塔の裏への入口、右下:山頂標識)

高指山(左上:電波塔の手前、右上:電波塔入口、左下:電波塔の裏への入口、右下:山頂標識)

 

【高指山、日和田山】

先ほどの分岐には戻らず、日和田山に行けると信じて電波塔の裏にあった登山道を歩いてみることにします。

出だしは明確な登山道も少し歩くとどこが登山道かわからなくなります。

どうやらバリルートのようですね。

道なりに歩いていると直進ではなく右に折れそうな感じがしたので、右に折れます。

どんどん下っていきます。

日和田山は右奥の方に見えるのでこのまま進むと下界に下りてしまいそう。

セオリーでは電波塔に戻るですが、日和田山に続いている尾根方面に向かえば登山道に出るのではないかと、道なき道をトラバースしていくことにします。

なるだけ歩きやすそうな場所を探します。

ここなら行けると判断した場所からトラバースしました。

滑り落ちないように気をつけながら歩き尾根の近くまで行きましたが、尾根まで登りやすそうな道がなくなってきたので、仕方なく谷に下りることにしました。

少し下ると登山道らしき道に出ました。

地図を確認すると尾根の下にある破線ルートのようです。

破線ルートから尾根上の登山道に戻り、日和田山の山頂に登りました。

だいぶ時間をロスしてしまいましたが、楽しい時間を過ごすことが出来たので満足しました。

日和田山の山頂は東側が開けていましたが、今日はあまり見晴らしはよくありませんでした。

温かいお茶を飲みながら少し休憩することにしました。

 

日和田山山頂

日和田山山頂

 

【日和田山~巾着田~飯能駅】

休憩後、巾着田に向かいます。

少し下ると金刀比羅神社があります。

山頂よりも金刀比羅神社からの方が眺めがいいですね。

奥多摩側は大岳山まで見えました。

 

金刀比羅神社から奥多摩方面

金刀比羅神社から奥多摩方面

金刀比羅神社から男坂と巾着田方面

金刀比羅神社から男坂と巾着田方面

 

男坂の岩場を下って水が流れる滝不動尊をいったん通り過ぎましたが、男岩・女岩と書かれていたのが気になったので男岩・女岩方面に向かいます。

沢沿いに下っていく登山道を歩いていくとだんだん踏み跡がなくなってきて、倒木だらけでまっすぐ進むことが出来なくなります。

またバリルートのようですね。

今回の方が悪路、歩きやすい場所を探しながら歩きます。

 

しばらく歩くと視界がよくなってきて、日向区自治会館の脇に出ることが出来ました。

地図を確認すると、日向川沿いに地図に載っていない道を歩いてきたようです。

バリルートを楽しむことが出来たので、もう高麗駅から電車に乗って帰ろうか迷いました。

巾着田から高麗峠の道は歩いたことがあるので、多少暗くなっても迷うことはないと判断し、予定通りに飯能駅まで歩くことにしました。

念のために巾着田でヘッデンの準備をします。

 

巾着田から日和田山

巾着田から日和田山

 

巾着田を横断しながら後ろを振り向くと、日和田山がよく見えます。

秋に来るとコスモスが一面に咲いていて、日和田山とコスモスの写真を撮ることが出来るようなので、今度は秋に観光で来てみようかなと思いました。

ドレミファ橋を渡って、高麗峠に向かいます。

だんだん薄暗くなってきたので、足早に歩きます。

高麗峠を越えて奥武蔵自然歩道入口まで行くころにはだいぶ暗くなっていました。

ヘッデンは使用せずに車道に出ることが出来ました。

ここから飯能駅までは長ーい車道歩き、意外と遠くて足の裏が痛くなってしまいました。

 

コースタイム

芦ヶ久保駅(6:42)~(7:10)登山口(7:10)~(8:09)丸山(8:15)~(8:36)大野峠(8:37)~(8:50)カバ岳(8:51)~(9:04)七曲り峠(9:04)~(9:13)牛立久保(9:13)~(9:20)刈場坂峠(9:22)~(9:28)ツツジ山(9:29)~(9:51)丸山(9:52)~(9:57)ぶな峠(9:58)~(10:14)飯盛山(10:15)~(10:17)飯盛峠(10:18)~793m~(10:46)関八州見晴台(10:52)~(11:07)花立松ノ峠(11:07)~(11:27)傘杉峠(11:27)~(11:47)バラ塚(11:47)~(12:05)顔振峠(12:06)~(12:21)諏訪神社(12:23)~(12:36)越上山(12:37)~(13:35)エビガ坂(13:36)~ユガテに向かう~(13:45)エビガ坂(13:46)~(14:00)スカリ山(14:19)~(14:33)北向地蔵(14:35)~(15:04)物見山(15:05)~(15:24)高指山(15:26)~(15:52)日和田山(15:59)~(16:36)巾着田(16:36)~(16:59)高麗峠(16:59)~(17:16)奥武蔵自然歩道入口(17:16)~(17:42)飯能駅

 

今日のルート1

今日のルート2

 

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2018/01/21(日) 芦ヶ久保駅~丸山、カバ岳、ツツジ山、関八州見晴台、越上山、スカリ山、物見山、高指山、日和田山、日和田山、高麗峠~飯能駅 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

今週も低山のロングコースにしました。

奥武蔵第2弾で、西武秩父線の北側を芦ヶ久保駅から飯能駅まで歩くコースです。

西武秩父線の南側に比べるとアップダウンが穏やか言われているので、お気楽モードで挑みました。

 

【芦ヶ久保駅~丸山】

前々回と同じ電車で芦ヶ久保駅まで行きます。

芦ヶ久保駅前から坂道を下って国道140号線を渡り、なかなかの急傾斜の車道を歩いていきます。

いきなり息が切れますね。

 

車道を30分ほど歩くとようやく登山道入口です。

登山道に入ってすぐのところに番犬?がいる無人販売所があります。

お茶や大豆などを販売していました。

無人販売所の先に右側が開けたところがあります。

蝋梅が咲いていたので武甲山とツーショットを撮ってみましたが、腕が悪いせいか写真はいまいちですね。

 

無人販売所近くから蝋梅と武甲山

無人販売所近くから蝋梅と武甲山

 

鳥獣防止の金網を開閉して通り過ぎると、緩やかに上っていきます。

何回か急坂がありますが、最初の車道歩きに比べれば大したことありません。

車道と遊歩道を横切った先にあるピークに東屋のある県民の森分岐がありました。

分岐から丸山山頂まではすぐ着くと思っていたら、次の小ピークを越えた後は駐車場から続いている道まで下ります。

50mほど登り返して展望台のある丸山山頂に着きました。

丸山山頂は眺望なしなので、展望台に上ってみます。

展望台からは奥武蔵、奥多摩の山々や秩父市内と両神山、八ヶ岳と浅間山などを眺めることが出来ました。

日光連山や上信越の山々も眺められるようですが、少し霞んでいたので眺めはいまいちでした。

 

丸山山頂から奥武蔵、奥多摩の山々

丸山山頂から奥武蔵、奥多摩の山々

丸山山頂から秩父市内と両神山

丸山山頂から秩父市内と両神山

丸山山頂から八ヶ岳

丸山山頂から八ヶ岳

 

【丸山~刈場坂峠】

展望台で景色を楽しんだ後は、大野峠方面に向かいます。

電波塔の分岐を右に曲がり、霜柱が解けかかっている登山道を一気に下ります。

ここは霜柱が解けてしまったら厄介な下り坂ですね。

少し登り返して白石峠への分岐を右に曲がると、パラグライダー発着所がありました。

ここも見晴らしがいいですね。

 

パラグライダー発着所から急坂を下ると大野峠です。

大野峠は奥武蔵グリーンラインという車道と交差しています。

奥武蔵グリーンラインは比企、入間、秩父の3郡を結ぶ交通路としての役割を担って誕生したそうです。

これから歩く登山道は奥武蔵グリーンラインと平行していて、ところどころで車道歩きとなる悪夢がここから始まることはこの時は知りませんでした。

 

大野峠からは車道と平行した登山道を歩き、いったん車道歩きをした後に再び登山道に戻ります。

ここから急坂を登りきるとカバ岳山頂がありました。

カバ岳山頂は眺望なしです。

 

カバ岳山頂

カバ岳山頂

 

カバ岳山頂の先はちょっとした岩場ややせ尾根があったりして山歩き気分を楽しむことが出来ました。

急傾斜を下るといったん車道に出ます。

そこが七曲り峠でした。

すぐに登山道に戻ります。

小ピークを越えて少し下ったところに牛立久保という分岐がありました。

さらに次の小ピークを越えてゆるやかに下ると、駐車場がある刈場坂峠に出ます。

刈場坂峠には駐車場があり、車やバイクで来ていた方で賑やかでした。

 

【刈場坂峠~ぶな峠】

刈場坂峠から車道を少し歩くと右側に登山道があります。

ここからひと登りするとツツジ山の山頂です。

ここも眺望なしです。

 

ツツジ山山頂

ツツジ山山頂

 

ツツジ山を左に折れて下っていくと、少しだけ熊笹で登山道が隠れている場所があります。

さらに下っていくと車道に出ます。

しばらく車道を歩くと左側に登山道があります。

ピークまで登りきると本日2つ目の丸山です。

こちらの丸山は樹林の中で眺望なしです。

丸山から一気に下ると、また車道に出ます。

そこがぶな峠でした。

 

ツツジ山からの下りにある熊笹に隠された登山道

ツツジ山からの下りにある熊笹に隠された登山道

丸山山頂

丸山山頂

 

【ぶな峠~関八州見晴台】

ぶな峠からは車道を歩きます。

時折、登山道っぽいところがあれば車道に平行している登山道を歩いてみたりします。

その後、「飯盛峠」と書かれた道標に従い登山道に戻ります。

車道を横切り、ピークまで登りきると電波塔のある飯盛山の山頂です。

ここも眺望なしです。

 

飯盛山山頂

飯盛山山頂

 

飯盛山の山頂から一気に下り、車道に出たところが飯盛峠です。

飯盛峠の脇に「大築山、羽賀山」とお手製で書かれた標識がちょっと気になりましたが、今日がスルーします。

車道と登山道を何回か繰り返して、「高山不動」への分岐を左に折れて登りきると東屋や高山不動尊の奥の院がある関八州見晴台に着きました。

関八州見晴台では30人程の登山者が休憩されていて賑やかです。

奥武蔵の山々の眺めもいいですね。

ここでお昼にする予定でしたが、団体さんが多くて落ち着かないのと少し時間が早かったので、景色を楽しんだら「花立松ノ峠、傘杉峠」方面に向かうことにしました。

 

関八州見晴台にある高山不動尊の奥の院

関八州見晴台にある高山不動尊の奥の院

関八州見晴台から奥武蔵の山々

関八州見晴台から奥武蔵の山々

 

【関八州見晴台~越上山】

関八州見晴台からは長い急坂を一気に下り、車道に出ます。

少し車道を歩くと、花立松ノ峠があります。

花立松ノ峠からは車道と登山道を繰り返し、長い下り坂を下って車道に出たところが傘杉峠でした。

傘杉峠からも車道と登山道を繰り返します。

登山道っぽい道があればピークに登ります。

 

明らかにバリルートっぽい登山道を登ってみるとバラ塚(587m)というピークがありました。

バラ塚からの下りは踏み跡が薄いので、ルーファイしながら下りました。

なんとなくの方角を目指して下りきるとヘリポートを通り過ぎて車道に出ました。

車道はどちらに向かっていいのか解らず、左に曲がってみることにします。

すると数人の登山者とすれ違います。

ん、何か怪しい。

地図を確認して見ると、逆方向に向かっていました。

ここで3分ほど時間をロスします。

ここから長い車道歩きになります。

あまりにも長く不安になってきた頃に茶屋のある顔振峠に着きました。

 

顔振峠からも車道を歩きで、しばらく歩くと左側に登山道がありました。

「ユガテ」と書かれている道標が不安だったので、地図を確認します。

ユガテは通りませんが、方角はあっていました。

緩やかに登っていくと、諏訪神社に出ます。

安全祈願してから先に進みます。

諏訪神社の少し先に

 

「標高500m

ここから東京スカイツリーが…

今日は見えるかな?」

 

の標識があります。

残念なことに今日は見えませんでした。

 

標識から少し歩くと越上山への分岐があります。

先は長いですが、越上山に登ります。

分岐からは山頂まではなかなかの傾斜です。

やっと山登りに来たって感じがしました。

ピークまで登ったと思ったら、山頂ではありませんでした。

山頂は大きな岩場の先のようです。

岩場は右側が切れ落ちているので、左側から三点支持で慎重に歩きました。

岩場を乗り越えると越上山の山頂がありました。

 

越上山山頂手前にある岩場

越上山山頂手前にある岩場

越上山山頂

越上山山頂

 

【越上山~スカリ山】

越上山の山頂で写真を撮ったら分岐まで戻り、「ユガテ」方面に向かいます。

林道を横切り、無名ピークと蟹穴山、茶嶽山を越えるとエビガ坂まで一気に下ります。

エビガ坂の分岐を見ると、「鎌北湖」と「ユガテ」と書かれています。

雰囲気は鎌北湖方面が正しそうに感じますが、鎌北湖には行かないのでユガテに向かいます。

 

エビガ坂の分岐

エビガ坂の分岐

 

登山道はシダに覆われてなかなかいい雰囲気です。

気持ちよく歩いていると登山道はどんどん下っていきます。

なんか怪しいと感じて地図を確認すると、エビガ坂からユガテに向かうのは間違いであることに気付きます。

急いでエビガ坂まで戻りました。

ここで約10分ほどロスをしました。

 

エビガ坂から鎌北湖に向かいます。

1、2分で「鎌北湖」と「スカリ山」の分岐があります。

分岐からは巻き道もありましたが、スカリ山に登って山頂でお昼休憩をすることにします。

分岐から山頂まではかなりの急傾斜です。

ヘロヘロになりながらピークまで登ると、山頂標識がありません。

山頂はもう少し先のようで、いったん少し下ってから登り返します。

もう一度急傾斜を登りきると、丸太のベンチがあるスカリ山の山頂に着きました。

山頂からは奥武蔵の山々を眺めることが出来ました。

スカリ山の山頂で遅いお昼ご飯にしますが、ご飯より先にビールを飲み始めました。

まだ先は長いですが、山でビールは最高ですね。

 

スカリ山山頂

スカリ山山頂

スカリ山山頂からの景色とビール

スカリ山山頂からの景色とビール

 

その2へ続く

 

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