月別アーカイブ: 2019年6月

2019/05/31(金) 丹波山村営駐車場から三峯神社のピストン(七ッ石山、ヨモギノ頭、小雲取山、雲取山、白岩山、前白岩山、霧藻ヶ峰) その2

その1からの続きです。

 

【三峯神社~霧藻ヶ峰休憩所】

三峯神社から参道を歩いて雲取山登山口まで戻ります。

行きは気付きませんでしたが、駐車場との分岐に雲取山登山口の標柱がありました。

埼玉県の標柱は東京都と違ってセンスありますね。

個人的には雲取山山頂の標柱も元に戻して欲しいです。

 

駐車場との分岐から雲取山方面

駐車場との分岐にあった雲取山登山口の標柱

 

登山口から林道を歩いていくと、鳥居がある場所が林道と登山道の分岐になっています。

鳥居を潜って霧藻ヶ峰方面に向かいます。

 

登山口の鳥居

 

急坂の途中にある二股桧を通り過ぎ、炭焼平まで登ります。

尾根を巻きながら緩やかな傾斜の登山道を歩いた後、急坂を上っていくと地蔵峠に出ます。

地蔵峠からひと登りで霧藻ヶ峰の山頂です。

帰りもガスで何も見えませんでした。

少し下って登り返すと霧藻ヶ峰の休憩所です。

 

霧藻ヶ峰の山頂

 

 

【霧藻ヶ峰休憩所~白岩山】

霧藻ヶ峰休憩所からはちょっとした岩場からの下り坂になりますが、すぐに岩場は終わります。

無名ピークを巻いた後、お清平まで下るとザワザワと声が聞こえてきます。

お清平からの急傾斜の上り坂を団体さんが登ってますね。

自分もお清平で休憩せずに登っていくと、あっという間に団体さんの最後尾に追い付いてしまいました。

 

急傾斜の上り坂で団体さんに追いつく

 

さすがに一気な追い越すのは無理なので、最後尾の方とお話しをしながら団体さんの後ろをついていくことにしました。

団体さんの先頭が急坂を登り終えたところで道を譲っていただけたので、急ぎ足で登って団体さんを追い抜きました。

 

いったん傾斜が緩みますが、すぐに急坂になります。

白岩山の肩を通り過ぎ、さらにひと登りすると前白岩山の山頂です。

前白岩山からはほんの少しだけ西側が開けていますが、ガスで真っ白でした。

白岩小屋からの眺めに期待ですね。

 

前白岩山から少し下って登り返します。

だんだん登りがツラくなってきます。

シャリバテ気味のようですね。

白岩小屋まで登って、ベンチで休憩しながらお腹を満たすことにしました。

期待していた景色はガスで真っ白でした。

 

白岩小屋からも急坂を登っていきます。

すぐにシャリバテ解消しない為、足が止まり始めます。

山頂まであと少しですが、前に進まなくなってしまいました。

だらしないですね。

牛歩になりながら白岩山の山頂まで歩きました。

 

白岩山の山頂に着くと、ベンチで行きにお会いしたお姉さんが休憩されていました。

「体力ありますね」とお誉めの言葉を頂きましたが、先程まで牛歩だったので恥ずかしいですね。

 

【白岩山~雲取山】

白岩山山頂から緩やかな傾斜の登山道を歩いていくと、すぐに芋ノ木ドッケへの分岐に出ます。

芋ノ木ドッケへの分岐から巻き道に向かいます。

シャリバテ解消がいまいちだったのでザックからおにぎりを取り出し、食べながら歩きていきました。

雲取山側にある芋ノ木ドッケへの分岐まで歩くとソロの男性がザックを降ろして休憩しています。

道標に雲取山荘ではなく雲取山としか書いてなくて不安になっていたそうです。

「雲取山方面で大丈夫ですよ」と伝えるとホッとしていました。

ホッとしたところで「先程すれ違いませんでしたか?」と。

みなさんすれ違った登山者をよく覚えてますね。

「丹波山村営駐車場から三峯神社のピストンで三峯神社まで行って戻ってきました。」と伝えると「凄すぎる」と驚かれていました。

 

大ダワまで下って、大ダワでザックからオヤツを取り出します。

歩きながら食べられるように準備をして男坂から雲取山荘に向かいます。

ようやくシャリバテが解消したようで、いつものペースで雲取山荘まで歩いていきました。

 

雲取山荘のテン場

雲取山荘

 

雲取山荘でポカリ1リットルを作ります。

まだ飲み物は1.6リットル残ってましたが、ザックが軽くなり過ぎるのもどうかと。

でも、この考えは大失敗でポカリ1リットルをザックに入れて歩こうとしたらザックが重く感じます。

たった1キロの増量で重く感じるなんて情けない…

 

雲取山荘をあとにして、雲取山の山頂に向かいます。

そういえば雲取山の巻き道は歩いたことないですね。

急坂を登っていきます。

2回くらい緊急停止しましたが、まずまずのペースで雲取山山頂まで登りきりました。

雲取山山頂手前でポツポツと雨粒が落ちてきたような気がしましたが、気のせいということにしておきます。

朝と違って雲取山山頂から富士山や南アルプスは見えませんでした。

 

雲取山山頂

 

すぐに山梨県側の山頂に移動すると、避難小屋の脇に何かが見えます。

なんとシカさんがお出迎えしてくれました。

逃げられないうちにパシャリと。

 

雲取山山頂にいたシカさん

 

アップで撮そうとしたら気付かれて警戒されてしまいました。

忍び足で少しずつ山梨県側の山頂に移動するものの、本日のシカさんはあまり慣れていない様子で石尾根の方に逃げてしまいました。

 

雲取山山頂のトイレ工事

雲取山山頂から石尾根

 

 

【雲取山~丹波山村営駐車場】

雲取山山頂直下でシカさんが自分のことをジッと見ています。

ソロリソロリと忍び足で歩いていくと、シカさんが自分のことに気付いてビクッとなり、樹林の方に少し移動しました。

間近での撮影は失敗に終わりました。

 

さて、ノンビリしてる場合ではないですね。

雲取山から歩き始めて数分で雨がパラパラと降ってきます。

少し様子見していましたが、雨がやみそうにないので折り畳み傘を出すことにしました。

 

帰りも小雲取山に寄るか迷います。

クマザサが濡れていて膝下がビショビショになるのが嫌だなぁ・・・。

でも、ここで巻いたら行きに寄り道した意味が無くなるので小雲取山山頂に寄り道しました。

クマザサでビショ濡れになって後悔したのは言うまでもありませんね。

 

小雲取山からの下り坂

 

小雲取山からの急坂を下ったところで雨がやみます。

折り畳み傘をザックにしまいました。

ヨモギノ頭の山頂から七ッ石山方面を眺めると、西側に雨雲らしき黒い雲があります。

また降りそうですね。

 

ヨモギノ頭から七ッ石山方面

 

ヨモギノ頭山頂から下って、奥多摩小屋とヘリポートを通り過ぎてダンシングツリーまで来たところでまた雨が降りだします。

今回は本格的な小雨です。

またザックから折り畳み傘を取り出しました。

 

ダンシングツリーとシカさん

 

ブナ坂まで下り、七ッ石山に登り返します。

少し風が出て足下が濡れそうでしたが、大事には至らずで七ッ石山の山頂に。

振り返って雲取山を眺めてから下山します。

七ッ石小屋の上にある水場で水を飲んだ後、七ッ石小屋は寄らずに通過します。

七ッ石小屋から先は樹林に囲われていて雨に濡れないので折り畳み傘をザックしまいました。

破線ルートからマムシ岩に、堂所を通り過ぎた頃に雨はやみ、後はスリップしないように気をつけて歩くだけ。

たんたんと歩いて丹波山村営駐車場まで戻りました。

 

丹波山村営駐車場

 

休憩時間込みで13時間30分。

ほぼ見込み通りに歩きましたが、なかなかハードなルートでしたね。

念願だった三峯神社から雲取山に登ることが出来て最高でした。

鴨沢から、東日原から、飛龍山から、そして今回は三峯神社から。

これで雲取山完全制覇!?

そろそろバリルートに手を出さないといけない?

ヨモギ尾根、七ッ石尾根などありますが、くまさんに出会う可能性が高そうでビビリには無理かな。

 

コースタイム

丹波山村営駐車場(5:03)~(6:04)堂所(6:04)~(6:58)七ッ石山(7:00)~(7:39)ヨモギノ頭(7:39)~(7:56)小雲取山(7:56)~(8:08)雲取山(8:17)~(8:34)雲取山荘(8:41)~(8:53)大ダワ(8:56)~(9:32)白岩山(9:32)~(9:43)白岩小屋(9:46)~(9:59)前白岩山(9:59)~(10:27)お清平(10:27)~(10:39)霧藻ヶ峰休憩所(10:40)~(11:32)雲取山登山口(11:32)~(11:39)三峯神社(11:50)~(11:55)雲取山登山口(11:55)~(13:12)霧藻ヶ峰休憩所(13:14)~(13:22)お清平(13:23)~(14:05)前白岩山(14:06)~(14:20)白岩小屋(14:25)~(14:44)白岩山(14:46)~(15:19)大ダワ(15:20)~(15:35)雲取山荘(15:38)~(15:58)雲取山(16:05)~(16:17)小雲取山(16:17)~(16:31)ヨモギノ頭(16:31)~(17:06)七ッ石山(17:07)~(17:44)堂所(17:44)~(18:33)丹波山村営駐車場

 

本日のルート

 

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2019/05/31(金) 丹波山村営駐車場から三峯神社のピストン(七ッ石山、ヨモギノ頭、小雲取山、雲取山、白岩山、前白岩山、霧藻ヶ峰) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

ゴールデンウィーク出勤の振休で休暇が取れたので、平日にしか行けない山に行くことにしました。

でも、天気予報を見ると終日曇り予報。

先週のような暑さが無いならこのルートしかないと閃き、去年から温めていた三峰神社のピストンを決行することにしました。

 

【丹波山村営駐車場~七ッ石山】

丹波山村営駐車場に5時前に到着した時には10数台の車があり、平日でもそこそこ登山者がいるよう。

留浦駐車場から三峰神社までのピストンを計画していましたが、スタートが5時になったのでスタート地点を留浦駐車場から丹波山村営駐車場に変更しました。

丹波山村営駐車場から車道を数分歩いた後は登山道に入ります。

いつもより30分ほど楽しているので気持ち足早で歩きますが、堂所までの時間を見ると気持ちだけで足はいつも通りでした。

堂所までにソロ2人を追い越しましたが、皆さん何時に出発しているのでしょうか。

 

堂所を通り過ぎた後に右足脹ら脛に違和感を感じます。

足がつりそうなのか肉離れしかかってるのか解りません。

きっと足がつりそうなんだと思い、歩きながら傾斜のある場所があればストレッチしながら歩くことにしました。

堂所の先にある急坂を牛歩で歩き、富士山ビューポイントで見えないだろうと思いながら富士山を探すと、富士山の山頂付近が見えるじゃないですか。

まさかのご褒美に嬉しくなりました。

久しぶりに雲取山山頂から富士山が見えるかも…と期待してはいけない期待をしてみました。

 

堂所の少し先にある富士山ビューポイントから富士山をアップで

 

ストレッチしながら急坂を歩き、マムシ岩から破線ルートの急坂を登っていきます。

赤線ルートと合流してからひと登りで七ッ石小屋です。

寄り道して七ッ石小屋からの富士山を眺めてきました。

 

七ッ石小屋から富士山

 

その後はいつものように七ッ石山の水場で水をご馳走になって、七ッ石山の山頂に。

七ッ石山の山頂からは富士山と南アルプスが。

逆に雲取山方面はどんよりしていて暗い感じ。

南アルプスも雲が多めで、北側の山々しか見えませんでした。

 

七ッ石山山頂から雲取山

七ッ石山山頂と富士山

 

 

【七ッ石山~雲取山】

七ッ石山山頂からの富士山を楽しんだ後は雲取山に向かいます。

ブナ坂まで下って、奥多摩ヘリポートを通り過ぎて奥多摩小屋前までくると、以前のテン場にはロープが設置されて注意書きがたくさんぶら下げられてました。

奥多摩小屋閉鎖後にテン泊していた方がいたんですかね。

 

七ッ石山山頂からブナ坂に下る途中から南アルプスをアップで

ダンシングツリーの少し先から富士山をアップで

奥多摩小屋前のテン場

 

ヨモギノ頭を越えて小雲取山手前の急坂でスタート時に先に出発したトレランの方とすれ違います。

雲取山荘まで行って巻き道で戻ってきたそうです。

トレランの方は早いですね。

 

小雲取山の山頂に寄り道してから雲取山の山頂に。

雲取山避難小屋はトイレ工事の関係者が利用されているようで、小屋の入口に荷物が置かれていました。

 

雲取山避難小屋から富士山

 

山梨県側の山頂から景色を楽しんだ後は東京都と埼玉県の山頂に行きます。

山頂からは富士山も南アルプスも見えます。

久しぶりに雲取山から山並みを眺めることが出来ましたね。

今日は何も見えないと思っていたので嬉しさ倍増ですね。

山頂はトイレ工事の関係者はいますが、登山者はいませんでした。

 

雲取山山頂と富士山

 

 

【雲取山~白岩山】

今日は先が長いのでノンビリせずに先に進みます。

雲取山荘まで下り、雲取山荘の水場で10才若返るお水をご馳走になります。

若返ることはありませんでしたが、右足脹ら脛の違和感が無くなりました。

始めてトイレを利用させていただきましたが、土足禁止で登山靴を脱がないといけないのは面倒でしたね。

土足は百叩きの刑のようです。

 

10才若返るお水

トイレにある百たたき棒

 

雲取山荘からは雲取ヒュッテ経由で男坂から大ダワまで下ります。

大ダワでシャリバテ防止の為に少しお腹を満たしました。

大ダワからは少しずつ登って、長沢背稜への分岐を今日は直進します。

 

雲取ヒュッテと芋ノ木ドッケと白岩山

 

芋ノ木ドッケの巻き道ですが、芋ノ木ドッケと白岩山はあまり標高差が無いので巻き道も少しずつ登っていきます。

階段が出てきて大きな岩の脇を通ると芋ノ木ドッケへの分岐に出ます。

分岐には芋ノ木ドッケの山頂標識があります。

なんで山頂に設置しないのでしょうか?

分岐を左に曲がって緩やかに登っていくと、白岩山の山頂があります。

山頂は登山道から少し外れていて、西側に少し歩いていくと三角点と山頂標識があります。

山頂からの眺望はありません。

 

白岩山山頂

 

 

【白岩山~霧藻ヶ峰休憩所】

白岩山山頂からは緩やかな下りですが、登山道が西側に曲がってからは急坂を下っていくようになります。

下り坂の途中で正面に前白岩山が見えるようになります。

さらに下っていくと廃墟になっている白岩小屋に出ます。

白岩小屋の西側に展望台があるので行ってみます。

先週歩いてきた山々が望めましたが、和名倉山は雲の中でした。

 

白岩小屋

白岩小屋の西側にある展望台からの眺め

 

白岩小屋から少し歩いたところに岩場があり、岩場に登ると先ほどの展望台と同じような景色を望めます。

小ピークを越えた後、ひと登りすると前白岩山の山頂です。

前白岩山山頂の西側がちょこっとだけ望めますが、ほぼ眺望なしに近い感じですね。

 

白岩小屋から少し歩いたところに岩場からの眺め

前白岩山山頂

 

前白岩山山頂からはやせ尾根を歩き、小ピークを越えて少し下ったところに前白岩山の肩の標柱があります。

前白岩山の肩からは急坂を下っていきます

ガスの中に入ってしまい登山道の脇が真っ白になってしまいました。

 

前白岩山の肩

 

いったん傾斜がなくなり、細い尾根を歩くことになりますが、丸太が並んでいるところを通り過ぎると急坂を下っていくようになります。

最初は階段とクサリ場があります。

クサリ場を通り過ぎると急傾斜の急坂になります。

急坂が終わるとテーブルがあるお清平です。

お清平からは急坂の登り返しです。

無名ピークの東側を巻いて、さらにひと登りして岩場を越えると霧藻ヶ峰休憩所に出ます。

 

霧藻ヶ峰休憩所

 

霧藻ヶ峰の標柱は霧藻ヶ峰休憩所にあります。

前回はここが霧藻ヶ峰の山頂と思ってここで引き返してしまいましたが、霧藻ヶ峰の山頂はこの先にあるようですね。

霧藻ヶ峰休憩所からは両神山などの秩父の山々を望めますが、今日はガスで真っ白です。

 

【霧藻ヶ峰休憩所~三峯神社】

霧藻ヶ峰休憩所から先は初めて歩くので少し楽しみです。

霧藻ヶ峰休憩所から少し下って、すぐに下った分だけ登り返すと霧藻ヶ峰の山頂があります。

標柱が無いのでただの無名ピークに感じてしまいますね。

見晴らしの良い場所がありそうですが、立ち入り禁止になっていました。

霧藻ヶ峰山頂から少し下ったところが地蔵峠です。

地蔵峠を右に曲がると太陽寺、大日向に行けるようですが、どこだか知りません。

 

地蔵峠

 

地蔵峠を左に曲がって下っていきます。

最初はそこそこの傾斜も次第に傾斜が緩くなります。

尾根の西側にある平坦な登山道を歩いていくと炭窯跡がありました。

炭窯跡の少し先に炭焼平の標柱があります。

 

炭焼平

 

炭焼平を通り過ぎた後も平坦な登山道ですが、妙法ヶ岳への分岐を通り過ぎると再び急坂を下るようになります。

急坂の途中に「二股桧」の標柱とベンチがありました。

 

二股桧

 

さらに急坂をを下り、傾斜が緩やかになったところで正面から団体さんが登ってきます。

避けて待っていましたが、先頭の方が「大人数なので待たずに行ってください」と。

大行列の脇を挨拶しながら通り抜けました。

50人くらいはいそうですね。

 

すれ違った団体さんを振り返る

 

ホッとした後、少し歩いたところでソロのお姉さんとすれ違います。

「雲取山からですか?」と聞かれて「丹波山村営駐車場から雲取山を越えて三峯神社までのピストンです」と返事をすると驚かれていました。

「三峯神社まで行って戻ってくるので、後程またお会いすると思います」と伝えると「楽しみに待ってます」とおっしゃってくれました。

 

登山道が急坂になって下っていくと奥宮の鳥居がありました。

鳥居を潜っていくと妙法ヶ岳に行けるようですね。

さらに下っていくと正面に鳥居があります。

鳥居の脇には登山届投入箱が設置されていました。

 

奥宮の鳥居

 

鳥居を潜ると山道と合流し、アスファルトの道になります。

大輪への分岐を通り過ぎると三峯神社の駐車場からの道と合流します。

三峯神社本殿まで550メートルの道標がありました。

後ろを振り向くと白岩山や雲取山が見えました。

遠いなぁ・・・。

よく歩いてきましたね。

 

三峯神社の駐車場からの道と合流

 

お土産屋さんを通り過ぎると三峯神社の鳥居があり、ここからは三峯神社の参道になります。

なんか場違いな雰囲気も感じますが、三峯神社本殿に向かいます。

交番跡を左に曲がっていくと三峯神社本殿があります。

三峯神社に参拝している方々からすると自分はお邪魔のような感じがしたので、参拝はせずに本殿の下にあるベンチで少し休憩することにしました。

 

三峯神社の鳥居

三峯神社の山門

三峯神社

 

その2へ続きます。

 

本日のルート

 

ここまでのコースタイム

丹波山村営駐車場(5:03)~(6:04)堂所(6:04)~(6:58)七ッ石山(7:00)~(7:39)ヨモギノ頭(7:39)~(7:56)小雲取山(7:56)~(8:08)雲取山(8:17)~(8:34)雲取山荘(8:41)~(8:53)大ダワ(8:56)~(9:32)白岩山(9:32)~(9:43)白岩小屋(9:46)~(9:59)前白岩山(9:59)~(10:27)お清平(10:27)~(10:39)霧藻ヶ峰休憩所(10:40)~(11:32)雲取山登山口(11:32)~(11:39)三峯神社

 

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2019/05/26(日) 作場平から笠取山、唐松尾山、西御殿岩、西仙波(暑すぎて和名倉山は断念) その2

その1からの続きです。

 

【西御殿岩~東仙波手前のピーク】

西御殿岩から岩場を下ると登山道は尾根から外れていきます。

トラバースしている登山道は赤線とは思えない荒れた箇所が多く、スリップしないように気をつけました。

分岐まで下りたら折り返すように左に曲がります。

以前は少し歩いたところに御殿沢の崩壊地がありましたが、驚いてしまうほどキレイに整備されていました。

 

キレイに整備されていた御殿沢の崩壊地

 

クマザサに覆われた登山道を緩やかに下っていくと、山ノ神土という分岐に出ます。

山ノ神土で左に曲がって北側に向かっていきます。

すぐにクマザサの藪漕ぎが始まります。

前回歩いた時も同じでしたが、クマザサが伸び放題。

足元は見えないし、クマザサの根で滑るしでホントに赤線ルートなのと疑ってしまうような登山道です。

西御殿岩から尾根沿いをチャレンジした方が良かったかな?

西御殿岩からの尾根との合流地点の少し手前まで藪漕ぎが続きました。

 

藪漕ぎする登山道

 

西御殿岩からの尾根との合流地点で尾根沿いの登山道を探してみます。

クマザサに覆われていて歩いた形跡はありません。

尾根沿いのルートは藪漕ぎするしかないのでしょうか?

 

藪漕ぎ終了後の登山道

藪漕ぎ終了後の登山道からの眺め

 

西御殿岩からの尾根と合流すると明瞭な登山道になります。

無名ピークとリンノ峰を巻いていくと、じわじわと上り坂が始まります。

上り始めに登山道の脇で休憩されていた方がいました。

こんな場所で休憩?と思いましたが、この後の自分もあの場所で休めば良かったなぁ・・・と思うことになるとは思いもしませんでした。

 

無名ピークの巻き道の崩壊地

リンノ峰手前の登山道

 

なだらかな坂を上って最初のピークを越えた次のピークが西仙波です。

西仙波は登山道の通り道という感じで休憩するにはいまいちです。

しかも日当たり良好。

西仙波で休憩しようと思ったら、西仙波だけが日当たり良好。

仕方なく休憩せずに東仙波に向かうことにしました。

 

西仙波

 

緩やかな尾根沿いの下り坂を下りきると、視界が開けてちょっとした岩場を緩やかに登っていきます。

見晴らしはいいのですが、日差しが強くて暑い。

このピークを越えた次のピークが東仙波ですが、熱中症気味でもうフラフラ。

無理せず岩場で木陰を探して休憩することにしました。

 

東仙波手前のピーク

 

休憩する前に東仙波や和名倉山を眺めます。

あと1時間で和名倉山に着くんだけどなぁ・・・。

頑張って行くことも可能だったかもしれませんが、勇気ある撤退を決意しました。

木漏れ日を浴びながらお昼休憩しながら涼みました。

風も吹いてなかったのであまり涼しくなく、登山靴と靴下も脱いで少しでも体温が下がるようにしました。

 

休憩場所から東仙波

休憩場所から和名倉山

 

 

【東仙波手前のピーク~山ノ神土】

40分の休憩後、帰ることにします。

岩場から歩いてきた山々を眺めます。

だいぶ遠くまで歩いてきたんだなぁ・・・と感じます。

 

東仙波手前のピークから歩いてきた山々

 

岩場を下り、樹林の中の尾根道を緩やかに登り返します。

そしてシャクナゲトンネルの中に。

西仙波付近の登山道はシャクナゲだらけです。

西仙波のピークだけ登山道が広くなっていますが、西仙波を通り過ぎると再びシャクナゲトンネルになります。

残念なことにシャクナゲは咲いていませんでした。

1、2週間早かったようですね。

 

西仙波付近のシャクナゲトンネル

シャクナゲが咲くまであと少し

 

リンノ峰と次のピークを巻くと視界が開けます。

眺めが良くなるのは嬉しいのですが、日差しが強いので今日は樹林の中の方がいいですね。

帰りも西御殿岩への登山道を探してみましたが、クマザサに覆われていて歩けるような道は見つけられませんでした。

 

藪漕ぎ+倒木の登山道

 

西御殿岩の巻き道はクマザサの藪漕ぎ、1回だけ左足を下ろしたところに登山道がなくてよろけてしまいました。

足元が見えないので致し方なしですが、気をつけないとケガをしてしまいますね。

藪漕ぎが終わったところが山ノ神土の分岐です。

 

【山ノ神土~作場平】

当初の予定通りに民宿みはらしのある三ノ瀬に下山して、林道を歩いて駐車場に戻っても良かったのですが、中途半端な時間に駐車場に到着してしまいます。

和名倉山を諦めたんだから巻き道経由で笠取小屋まで戻ろうと欲張ってみることにします。

山ノ神土からは巻き道で笠取小屋に向かいます。

巻き道と聞くと歩きやすくて楽チンと思われてしまいますが、この巻き道は距離も長くて崩壊している沢を渡るのに大きく迂回したり、崩れかけたところを歩いたりとあまりいい登山道ではありません。

たまに日差しを浴びる場所があると暑い・・・。

たまに小さな沢があると水浴びしてクールダウンしながら歩いていきました。

 

御殿沢の崩壊地1

崩壊地2

崩壊地3

大きな岩だらけの沢

 

途中でトレランの方が走ってきましたが、こんな時間からどこまで走っていくのでしょうか。

クネクネしている登山道を長い間歩いて飽きてきた頃に黒エンジュの分岐に出ました。

黒エンジュの分岐で休憩します。

 

黒エンジュ

 

中島川橋に下山して林道で戻ることも出来ますが、未踏の「黒エンジュ~笠取小屋」を歩いてみることにします。

歩いたことがないので笠取小屋までのコースタイムが解りませんが「なんとかなるでしょう」とお気楽モードで歩いていきます。

水干への分岐を通り過ぎてからはクネクネしている登山道になりますが、黒エンジュまでのクネクネに比べればやさしいクネクネです。

登山道にタイヤの後が残っていてなんだかなぁ・・・と思いながら歩いていたら、煙がプカプカと出ている笠取小屋に出ました。

 

笠取小屋

 

笠取小屋前の広場は団体さんで賑やかでした。

水場で水をゴクゴクと飲んで生き返った後は、マイペースで歩いて作場平の駐車場まで戻りました。

笠取小屋から作場平までは誰にも会わずシカさんにしか会いませんでした。

 

コースタイム

作場平(6:45)~(7:45)笠取小屋(7:46)~(8:15)笠取山・西峰(8:17)~(8:22)笠取山・東峰(8:24)~(9:59)唐松尾山(10:08)~(10:36)西御殿岩(11:05)~(11:28)山ノ神土(やまのかんど)(11:28)~(12:19)西仙波(12:19)~(12:30)東仙波手前のピーク(13:11)~(13:20)西仙波(13:21)~(14:10)山ノ神土(やまのかんど)(14:10)~(15:52)黒エンジュ(16:08)~(16:47)笠取小屋(16:47)~(17:40)作場平

 

本日のルート

 

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2019/05/26(日) 作場平から笠取山、唐松尾山、西御殿岩、西仙波(暑すぎて和名倉山は断念) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

久しぶりに埼玉県と山梨県の県境にあって、多摩川の源流となっている笠取山に行ってきました。

笠取山は多摩川の源流で富士川、荒川、多摩川への分水嶺となっている場所や、水干と呼ばれる多摩川の水源があったりします。

笠取山と和名倉山を縦走する予定でしたが、5月とは思えない真夏日で暑さに負けて和名倉山は断念しました。

 

【作場平~笠取山】

6時30分頃に作場平橋駐車場に到着しましたが、あと4~5台くらいで満車になりそうな感じ。

支度している時にあとから3台来たので、もうすぐ満車でしたね。

危ない危ない。

 

作場平橋駐車場の隣にある作場平から登山道に入ります。

最初は沢沿いの平坦な広い登山道、支流の沢を渡ると少しずつ傾斜がある箇所がありますが、序盤は平坦な場所が多めですね。

傾斜のある坂が続くようになると一休坂分岐があります。

一休坂分岐からは道標に急登と書かれている一休坂方面に向かいます。

少しだけ傾斜がきつくなりますが、大したことはありません。

少し歩くと十字路になっている一休坂にでます。

 

一休坂を通り過ぎた後の登山道

 

一休坂を直進します。

ここからは長い上り坂が続きます。

一休坂と笠取小屋の中間点辺りから後ろを振り向くと富士山が見えます。

この感じだと笠取山山頂からは富士山が見えそうですね。

 

一休坂と笠取小屋の中間点辺りから見えた富士山

 

一休坂と笠取小屋の中間点を通り過ぎると、沢を渡る為にいったん下ります。

沢を渡って登山道が沢沿いになると、少しずつ急傾斜になってきます。

笠取小屋まで続く上り坂なので焦らずに歩いていきました。

笠取小屋の少し手前に水場があります。

ここはいつも水量が豊富で今日もゴクゴクと美味しい水をご馳走になりました。

 

笠取小屋

 

笠取小屋を通り過ぎると傾斜が緩くなります。

分水嶺の手前にあるピークを越えて、分水嶺に立ち寄ります。

分水嶺からは富士山と南アルプスを望めますが、富士山は見えにくくなってきましたね。

 

分水嶺から富士山

分水嶺の隣にある小ピークを越えたところから笠取山

 

分水嶺の隣にある小ピークを越えると笠取山・西峰まで急坂が始まります。

長い急傾斜の坂が続きます。

小雲取山手前の急坂を1.5倍にした感じでハードです。

今日は中腹辺りで後ろを振り向いて富士山を眺めたりして小休憩しました。

急坂を登り終えると山梨百名山の標柱がある笠取山・西峰です。

 

笠取山・西峰からは丹沢、大菩薩嶺、富士山、南アルプス、国師ヶ岳などの山々を望めます。

富士山も南アルプスも肉眼では見えますが、写真で見ると薄っすらって感じですね。

先に到着していたカップル1組が・・・というか女性の方がずっと記念撮影を望んでいて山梨百名山の標柱から離れてくれません。

男性の方が察してくれてようやく女性が山梨百名山の標柱から離れてくれました。

ささっと写真を映して笠取山・東峰に移動しました。

 

笠取山・西峰から南アルプス、黒金山、国師ヶ岳

笠取山・西峰から大菩薩嶺、富士山

 

笠取山・西峰から笠取山・東峰まではちょっとした岩場を越えていきます。

中間点辺りに富士山を望める岩場があります。

笠取山・西峰とほとんど変わらないのについ立ち寄ってしまいますね。

さらに岩場を越えていくと三角点のある狭い山頂の笠取山・東峰があります。

山頂が広い西峰と違って東峰は数人しか休憩出来ないような狭さです。

ここもカップル1組が休憩中で自分はお邪魔のよう・・・。

女性の冷たい視線が自分に刺さります。

ささっと写真を映して唐松尾山に向かうことにしました。

 

笠取山・東峰

笠取山・東峰から丹沢、大菩薩嶺、富士山

 

 

【笠取山~唐松尾山】

笠取山・東峰からは尾根沿いを歩いていきます。

少しアップダウンを繰り返します。

尾根沿いには展望地が2箇所あります。

そのうちの1箇所はなかなかの展望で足を止めて景色を眺めました。

 

尾根沿いある展望地から富士山を少しアップで

尾根沿いある展望地から南アルプスを少しアップで

 

尾根が終わると急傾斜の坂を下ります。

クマザサに覆われた登山道になると分岐に出ます。

分岐を折り返すように左に曲がります。

しばらくクマザサに覆われた登山道で、クマザサが成長しすぎて足元が見えにくい場所もあったり、倒木で塞がれていたりしていて歩きにくくなっています。

1909mピークの東側を巻くと黒槐山への上り坂が始まります。

ジグザグに登っていくので傾斜が少し緩くなっていますが、直登だったらキツイですね。

登山道は黒槐山の山頂直下を巻いていきます。

黒槐山の山頂を眺めながら歩いていると、黒槐山の山頂に登ったことがないので山頂に行ってみようかなと思い始めます。

でも、山頂までの登山道は無くてクマザサを掻き分けていかないと黒槐山の山頂に登れません。

2回くらい行こうと試みましたが、山頂から下るのが大変だと思い諦めました。

 

黒槐山山頂直下の巻き道から黒槐山山頂を眺める

 

黒槐山の東側を巻き、黒槐ノ頭の北側を巻いていくと、登山道は尾根沿いになります。

尾根沿いの登山道はアップダウンの繰り返しです。

時折り富士山のビューポイントがあるので、足を止めて富士山を眺めながらノンビリと歩いていきました。

唐松尾山の手前には岩場のピークが2箇所あります。

どちらもそこそこの標高差があるので体力が削られます。

そして唐松尾山山頂への上り坂です。

シャリバテ気味で牛歩になりましたが、唐松尾山山頂まで上りきりました。

唐松尾山山頂は登山道から少し外れた北側にあります。

シャリバテ解消の為に休憩しながらお腹を満たすことにしました。

 

唐松尾山山頂

 

 

【唐松尾山~西御殿岩】

唐松尾山山頂から分岐まで戻って尾根沿いに下っていきます。

しばらく歩くと登山道が尾根から外れて右側に下っていくようになります。

尾根から外れるところが破線ルートとの分岐点になっています。

道標はないので気付かなければ尾根を外れて下っていくでしょう。

今日は破線ルートを歩くつもりだったので、分岐を見落とさないように注意していました。

 

破線ルートへの分岐

 

破線ルートの尾根道は初めは明瞭な登山道ですが、進むにつれて荒れ放題になります。

歩きやすい場所を探さないといけない場所があったり、手を使って登らないといけない岩場があったり。

たまに富士山を望める場所があるのが救いですね。

 

破線ルートの登山道1

破線ルートの登山道2

西御殿岩手前の岩場

 

赤線の登山道と合流して岩場を登ると360度の展望がある西御殿岩です。

思い描いていた通りに西御殿岩からは絶景が・・・。

朝イチに来ればよかったのかもと少し後悔します。

でも、これだけの景色を眺めることが出来たのなら文句なしですね。

富士山や南アルプスは見えにくくなってきていますが、どこを眺めようか迷ってしまうくらい周りを見渡せました。

 

西御殿岩からの眺め1

西御殿岩からの眺め2

西御殿岩からの眺め3

西御殿岩からの眺め4

 

地図上にはありませんが、西御殿岩から尾根沿いに和名倉山方面に行けるか登山道を探してみます。

すると登山道っぽい道を発見します。

でも、かなりの急坂で降りるのに苦労しそう。

しかも登山道との合流地点では登山道を見たことがないので、かなりの藪漕ぎが予想されます。

バリルートで行くか行かないか悩みましたが、暑さが限界に近付いているので無理せずに遠回りしていくことにしました。

 

その2へ続きます。

 

ここまでのコースタイム

作場平(6:45)~(7:45)笠取小屋(7:46)~(8:15)笠取山・西峰(8:17)~(8:22)笠取山・東峰(8:24)~(9:59)唐松尾山(10:08)~(10:36)西御殿岩

 

本日のルート

 

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2019/05/18(土) 東日原から時計回りに周回(鷹ノ巣山から雲取山までの石尾根の山々、雲取山から酉谷山までの長沢背稜の山々) その2

その1からの続きです。

 

【芋ノ木ドッケ~長沢山】

芋ノ木ドッケからは長沢山・酉谷山方面に向かいます。

芋ノ木ドッケから水松山までは長沢背稜の中でももっとも登山者が少ない登山道になります。

急傾斜ではありませんがどんどん下っていきます。

いったん登山道がなだらかになると小ピークが2回あります。

どちらかがヤケトノ頭の山頂ですが、どっちなのでしょう?

次回はちゃんと確認しながら歩きますかね。

 

3つ目のピークは少し登ってからになります。

ここはコヤセドノ頭でしょう。ね

山名標識が欲しいですね。

 

コヤセドノ頭と思われるピークからは一気に下っていきます。

道標が設置されているところの小ピークを巻いて次のピークに登ると桂谷ノ頭の山頂です。

山頂から少し歩いたところから秩父方面の山々を望むことができました。

 

桂谷ノ頭山頂から秩父方面の山々

 

桂谷ノ頭の山頂から少し下って次のピークを越えると、しばらく平坦な登山道になります。

気持ちいい尾根歩きをしていると正面に長沢背稜のボスである長沢山が見えてきます。

登山道の脇にアセビが出てくると長沢山山頂までの上り坂が始まります。

傾斜は急ではありませんが、だらだらとした長い坂です。

ゆっくり歩いていき、長沢山の山頂が見えてくると墓石と人影が。

焦らずに牛歩で歩いて長沢山山頂に着きました。

 

長沢山山頂の手前

 

長沢山山頂でソロの男性の方が休憩されていました。

7時スタートで天祖山経由で長沢山まで来たそうです。

雲取山荘でテン泊するそうですが、到着が夕方になりそうですね。

「大勢の学生がテントを張り出していたのでテン場が空いているか微妙ですよ」と伝えると、「水さえ補給出来れば端っこでも大丈夫です」と。

「あと3時間頑張るか」とソロの方は出発されました。

3時間で着くかなぁ・・・。

着かないと思うなぁ・・・。

1人になったので墓石撮影に。

なぜ長沢山の山頂に墓石を設置したのだろう。

疑問しかありませんが、長沢背稜のボスだからということにしておきますか。

 

長沢山山頂

 

 

【長沢山~酉谷山】

墓石撮影を終えたら自分も出発します。

尾根沿いに下っていくと正面に道標が現れて、道標通りに左に曲がります。

登山道は板小屋ノ頭の北側を巻いていくんですよね。

この辺りが数年前なら初めての方は不安になる場所でしたが、いまは新しい道標がたくさん設置されているので安心して歩けるでしょう。

でも、巻き道は倒木が多くて歩きにくかったです。

 

板小屋ノ頭手前の尾根上にある道標

板小屋ノ頭の巻き道にあった倒木

 

板小屋ノ頭を巻き終えると登山道は水松山の南側を巻いていきます。

自分はバリルートに入って水松山の山頂に向かいます。

水松山の山頂は二重山稜になっている尾根の左側のピークにありますが、自分はいつも右側の尾根を歩いていきます。

 

水松山の入口

 

山頂の南側まで歩くと中尾根ルートと合流して左側に見えるピークに行けば水松山の山頂があります。

水松山の山頂は樹林の中にあって地味なピークです。

来る度に踏み跡が薄くなっていると感じるので山頂に来る登山者は少ないのかもしれませんね。

 

水松山山頂

 

水松山の山頂から隣の尾根に戻って尾根沿いに東側に向かいます。

少し歩くと一般登山道に合流します。

岩下谷ノ頭の南側を巻いていくと、滝谷ノ峰ヘリポートに出ます。

登山道はヘリポートの南側にありますが、ヘリポートの北側に歩いて秩父方面の景色を眺めにいきます。

雲が多めで浅間山は見えませんでしたが、両神山はよく見えました。

 

滝谷ノ峰ヘリポートから秩父方面

滝谷ノ峰ヘリポートから奥多摩方面

 

登山道に戻って滝谷ノ峰の南側を巻いていきます。

するとソロの方が歩いてきます。

「どこまで行くんですか?」と聞いてみると「雲取山荘でテン泊の予定です」と返事がきます。

もう14時30分で確実に明るい時間には着きません。

「いまからだと確実に暗くなりますよ」と伝えると「真っ暗になってもいいので頑張ります。」と力強い言葉が返ってきました。

あまり足止めをしても悪いので「頑張ってください。」と声を掛けてお別れをしました。

いつも思いますが、行動時間の遅い登山者が多いですよね。(自分も?)

 

滝谷ノ峰の南側まで歩くとタワ尾根への分岐があります。

「タワ尾根で下山する」か「ヨコスズ尾根で下山する」か考えます。

時間を確認すると酉谷山の山頂に15時は無理でも15時30分より前には着きそう。

天目山を巻けばヨコスズ尾根から下山しても明るいうちに東日原に戻れそうと判断して「ヨコスズ尾根で下山する」を選択しました。

 

上滝尾根を通り過ぎ、行福ノタオの分岐から尾根沿いを歩いて酉谷山の山頂に向かいます。

登山道は樹林の中ですが、たまにちょっとだけ視界が開けているところがあるので、キョロキョロしながら歩いていきます。

3箇所くらい秩父側の山々を望めるところがありました。

なだらかの上り坂を登っていき、山頂手前の小ピークを越えると酉谷山の山頂です。

どんよりとした曇り空ですが、酉谷山の山頂から奥多摩の山々を望むことができました。

 

酉谷山山頂

酉谷山山頂から奥多摩方面

 

 

【酉谷山~ハナド岩】

酉谷山山頂で景色をサッと眺めたらあまりノンビリせずに出発します。

尾根沿いに歩いていくと正面に道標が現れます。

道標を無視して尾根沿いを歩いていくと日向谷ノ頭の山頂に登れますが、今日は時間もないので道標に従い右に曲がるとすぐに酉谷峠に出ます。

酉谷峠の下には酉谷避難小屋がありますが、今日は覗かずに一杯水避難小屋方面に向かいます。

 

酉谷峠からはアップダウンの少ない歩きやすい登山道です。

もう誰にも会わないだろうと思っていたら、ソロのトレランの方とすれ違います。

こんな時間に酉谷山方面に向かうなんて。

どこまで行くのでしょうか。

その後は一人旅、一般登山道を歩いていくと坊主山、七跳山、大栗山を巻いていきます。

そして登山道から少し外れた場所にあるハナド岩に寄り道します。

 

ハナド岩に出ると視界が開けて奥多摩の山々を望むことができます。

今日歩いてきた山々を眺めながら休憩することにしました。

鷹ノ巣山、雲取山の山頂が見えなかったのが残念でした。

 

ハナド岩からの眺め1

ハナド岩からの眺め2

 

 

【ハナド岩~東日原バス停】

もう少しハナド岩から奥多摩の山々を眺めていたかったのですが、少し肌寒いのと明るいうちに下山したいので出発することにしました。

少し下って次の1553mピークを越えると天目山山頂への分岐があります。

「天目山の山頂に行っちゃう?」という悪い自分もいましたが、巻き道で一杯水避難小屋に向かいました。

 

一杯水避難小屋

 

一杯水避難小屋からはヨコスズ尾根で下山します。

何回も歩いている登山道ですが、最近は上りでしか歩いていないようで何か新鮮な感じがしました。

ヨコスズ尾根のボスのヨコスズ山にも寄り道します。

青葉が芽生えてくるとヨコスズ山の山頂からは眺望なしになりますね。

 

ヨコスズ山山頂

 

登山道に戻ってやせ尾根、トラバースした細い登山道を歩いていきます。

いつものようにくるっとなっている木で立ち止まりパシャリとしました。

 

くるっとなっている木

 

ヨコスズ尾根が終わる頃に後ろからシャンシャンと音を鳴らしながらトレランの方が走ってきます。

避けて待っていたら先程のソロのトレランの方でした。

酉谷避難小屋から小川谷林道を走って帰る予定が通行止めで引き返してきたそうです。

通行止めは数年前からなのであまり調べずに走っているんですかね。

 

破線コースとの分岐を通り過ぎ、小石でスリップしないように慎重に歩いて登山口まで歩いていきます。

なんと先行者2名に追いつきました。

みなさん遅い時間まで歩いているんですね。

あっ、でも今日は自分が最後か。

明るい時間に下山出来て何よりです。

天目山山頂に行っても明るい時間に下山出来たことが少し心残りでしたが、山頂でノンビリしてしまう可能性もあるので天目山山頂断念はいい選択だったと思うようにします。

 

天目山登山口

 

 

コースタイム

東日原バス停(5:40)~(5:45)稲村岩尾根登山口(5:45)~(6:25)稲村岩のコル(6:29)~(7:39)ヒルメシクイノタワ(7:41)~(8:00)鷹ノ巣山(8:10)~(8:23)鷹ノ巣山避難小屋(8:26)~(8:49)日蔭名栗峰(8:50)~(9:09)高丸山(9:10)~(9:27)千本ツツジ(9:28)~(9:50)七ッ石山(9:51)~(10:25)ヨモギノ頭(10:25)~(10:40)小雲取山(10:40)~(10:52)雲取山(10:56)~(11:10)雲取山荘(11:12)~(11:26)大ダワ(11:36)~(12:10)芋ノ木ドッケ(12:10)~(13:03)桂谷ノ頭(13:03)~(13:29)長沢山(13:35)~(13:59)水松山(14:01)~(15:14)酉谷山(15:17)~(16:34)ハナド岩(16:44)~(17:09)一杯水避難小屋(17:09)~(17:32)ヨコスズ山(17:32)~(18:23)東日原バス停

 

本日のルート

 

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2019/05/18(土) 東日原から時計回りに周回(鷹ノ巣山から雲取山までの石尾根の山々、雲取山から酉谷山までの長沢背稜の山々) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

甲武信ヶ岳を予定していましたが、甲武信ヶ岳に行ってみたいと言っていたHさんが体調不良で今週末は無理だったので、甲武信ヶ岳は延期して奥多摩で癒されてくることにしました。

候補は3つ。

1.留浦から雲取山、飛龍山を半時計周りに周回

2.御嶽駅から日向沢ノ峰経由で浦山口駅

3.東日原から鷹ノ巣山、雲取山を時計回りに周回

上記候補から3.を選択して奥多摩の山々を散歩してくることにしました。

 

【東日原バス停~鷹ノ巣山】

東日原バス停から日原鍾乳洞方面に歩きます。

左側にある萬寿の水を見送って、中日原バス停の少し先にある登山口から日原川まで下っていきます。

巳ノ戸橋を渡って対岸に渡ると急坂を登り始めます。

一昨日の疲労が残っているようで足が重く感じます。

「今日は鷹ノ巣山から七ッ石山までは巻き道でワープしようかな」と早くも弱気になりました。

 

鷹ノ巣山登山口

 

沢沿いを歩いて稲村岩のコルという鞍部までのジグザグの急坂を登ります。

個人的には稲村岩尾根よりも尾根までの急坂がいちばんキツイと感じます。

この急坂をいかに体力を温存して登りきるかがポイントですね。

大量の汗を流しながら歩幅を狭くして一歩ずつ歩いて稲村岩のコルまで登りきりました。

焦らずにここで小休憩。

 

上を見上げると新緑と青空

 

休憩後、稲村岩尾根を登ります。

出だしの登山道がかなり荒れてきていて、段差がキツクなっていたのが少し気になりました。

根っこが剥き出しになっているので、尾根にある木が倒れなければいいのですが。

ヒルメシクイノタワまでは1時間強の急坂の連続です。

今日は頑張る程の気力が無いので地道に一歩ずつ歩いていくだけ。

でも、頑張ってもゆっくり歩いても時間差があまり無いのが不思議ですよね。

 

稲村岩のコルとヒルメシクイノタワの中間点くらいで登山道に何かあるのに気付きます。

足元をよく見てみると1メートルくらいのヘビがいます。

思わず後ずさりします。

そして寒気が。

 

登山道にいたヘビ

 

ヘビは微動だにしません。

仕方なく迂回して行こうと1歩踏み出すとヘビが動き出します。

そして自分は固まります。

ヘビが自分の存在に気付いて反対側に移動してくれました。

心臓によくないですね。

 

スタートから2時間でヒルメシクイノタワに。

少しほぼ予定通りの痩せ尾根を歩いた後は再び山頂までの急坂です。

焦らずに歩いていくと傾斜が緩くなってきます。

山頂標識が見えてきて絶景がドーンとなるはずが真っ白。

南側からガスが流れてきているようですね。

奥多摩三山がギリギリ見えたのが救いでした。

 

鷹ノ巣山の山頂標識が見えてきたけど青空は何処へ

鷹ノ巣山山頂からの眺め

 

ガスが晴れるのを期待して休憩しましたが、晴れるどころかガスで奥多摩三山すら見えなくなってしまいました。

もう少し待ってもガスが晴れそうにないのと、5月中旬とは思えない程の肌寒さだったので移動することにしました。

 

【鷹ノ巣山~七ッ石山】

鷹ノ巣山避難小屋まで下り、ひと息つきます。

避難小屋の温度計を確認すると11度、寒いはずですね。

避難小屋から少し歩くと尾根道と巻き道の分岐があります。

体力温存で巻き道からワープするつもりでしたが、体も冷えたので尾根道を歩いていくことにしました。

まず日陰名栗峰の山頂まで登ります。

前回は日陰名栗峰の山頂標識が横たわっていましたが、山頂北側に見えるように立てられていました。

誰かが設置してくれたようですね。

 

日陰名栗峰山頂

 

次の高丸山の山頂を越えて下ったところで足の疲れがピークになります。

早くも足が終了したようです。

あとは惰性で歩くしかないですね。

千本ツツジを越えて七ッ石神社で安全祈願してから七ッ石山の山頂に。

七ッ石山の山頂からは雲取山はギリギリ見えましたが、どんよりした雰囲気。

自分が雲取山の山頂に着くころにはガスの中に入ってしまうんだろうなぁ・・・。

 

七ッ石山山頂から雲取山

 

 

【七ッ石山~雲取山】

ブナ坂まで下り、少しずつ登り返しながらダンシングツリーを通過します。

ヘリポートから雲取山を眺めますが、早くもガスの中に入ってました。

雲取山山頂からの眺めは期待出来そうにないですね。

 

ヘリポートを通り過ぎると奥多摩小屋前に見覚えのある方が見えます。

ザックを背負って出発の準備をしていたので横から覗き込むようにご挨拶をすると、思っていた通りKさんでした。

 

奥多摩小屋前でKさんを発見

 

Kさん今日はかなりの重装備。

三条の湯で1泊して、明日は雲取山から水根まで歩くそうです。

近場で1泊もいいですね。

羨ましいなぁ。

 

少しお話しながら歩いていましたが、Kさんから「先に行ってください」と。

自分の足が終わっていたので雲取山の山頂までノンビリお話ししながらで良かったのですが、ザックの重量差を考えるとKさんに無理をさせてしまいますよね。

奥多摩小屋を通り過ぎた辺りから先に行くことにしました。

でも、自分の足取りも重くてなかなか前に進みません。

なんとか登りきった後、振り向くとKさんからお別れの挨拶が。

ヨモギノ頭山頂でKさんとお別れしました。

 

ヨモギノ頭山頂でKさんとお別れの挨拶をする

 

足に余力が無くなってきましたが、恥ずかしい歩きっぷりは見せられないと小雲取山手前の急坂もサクっと登って小雲取山山頂に寄り道。

小雲取山山頂に行く時に「あの人はどこに行くんだろう」という視線を感じました。

 

小雲取山山頂

 

登山道に戻り、後は雲取山山頂までのヴィクトリーロード。

本来なら足取りが軽くなるはずが、脚力が無くなって立ち止まりたい気分に。

自分よりも足取りが重そうな登山者達を追い抜いて山梨県側の雲取山山頂まで登りきりました。

 

雲取山山頂手前

雲取山山頂から石尾根を眺める

 

後ろを振り向くと真っ白。

待っても景色は期待出来ないので、東京都と埼玉県の山頂に移動します。

トイレに寄ってからと思ったらトイレは工事中、仮設トイレが設置されていたのでそちらを利用させていただきました。

東京都と埼玉県の山頂からも眺めは真っ白でした。

 

工事中の雲取山山頂のトイレ

雲取山山頂

 

 

【雲取山~芋ノ木ドッケ】

雲取山の山頂でKさんを待ってようかと思いましたが、体が冷え切りそうだったので先に進むことにします。

三峰側は急傾斜の下り坂。

歩き始めてすぐにズルっと滑りました。

脚力も無くなっていたので堪え切れませんでしたね。

 

雲取山山頂からの下り坂

 

その後は慎重に歩いて雲取山荘に。

正面には芋ノ木ドッケが見えます。

埼玉県側は視界がいいですね。

雲取山荘で「気分が10才若返るお水」をご馳走になりました。

若返ったかな?

 

雲取山荘と芋ノ木ドッケ

雲取山荘の気分が10才若返るお水

 

崩壊した雲取ヒュッテの横を通り過ぎて女坂から大ダワまで下ります。

倒木の影響で登山道が崩落しかけている場所がありましたが、問題なく歩くことができました。

ベンチが3つ設置されている大ダワでお昼ご飯にしてシャリバテを解消しました。

 

大ダワ

 

大ダワからは少しずつ上り返します。

時折り西側にある山々を望めます。

今日は景色を楽しめていないので、少しでも山が見えると立ち止まって覗き込んでしまいます。

前に進まない病にかかってしまいました。

 

しばらく歩くと分岐があります。

分岐を直進すると三峰口方面、分岐を右に曲がると芋ノ木ドッケ方面です。

自分は右に曲がって急坂を登っていきます。

足が重くてなかなかペースが上がりませんでした。

 

芋ノ木ドッケの山頂が近付いてくるとバリルートの二軒小屋尾根からソロの男性が歩いてきます。

こんなところから登ってくるなんて・・・と思いましたが、帰宅後ヤマレコを見てみたら守屋地図を参考に歩いている方が多いようですね。

二軒小屋尾根との合流地点にある道標に「芋ノ木ドッケ」と書かれていますが、ピークはもう少し先のように感じました。

少し左に歩いていくと白岩山・三峰口への分岐があります。

 

「芋ノ木ドッケ」と書いてある二軒小屋尾根との合流地点にある道標

 

その2へ続きます。

 

ここまでのコースタイム

東日原バス停(5:40)~(5:45)稲村岩尾根登山口(5:45)~(6:25)稲村岩のコル(6:29)~(7:39)ヒルメシクイノタワ(7:41)~(8:00)鷹ノ巣山(8:10)~(8:23)鷹ノ巣山避難小屋(8:26)~(8:49)日蔭名栗峰(8:50)~(9:09)高丸山(9:10)~(9:27)千本ツツジ(9:28)~(9:50)七ッ石山(9:51)~(10:25)ヨモギノ頭(10:25)~(10:40)小雲取山(10:40)~(10:52)雲取山(10:56)~(11:10)雲取山荘(11:12)~(11:26)大ダワ(11:36)~(12:10)芋ノ木ドッケ

 

本日のルート

 

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2019/05/16(木) 上落合橋から両神山(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【東岳~両神山】

東岳からは緩いアップダウンがあるものの、気持ちいい尾根歩きが続きます。

「両神山まで0.2Km」の道標を通り過ぎると、正面に道標があります。

直進は行き止まりで両神山山頂は左に曲がって下っていきます。

正面の岩場を巻いていくようですね。

 

正面にある道標

 

巻き道を進んでいくと久しぶりに25箇所目のクサリ場を登っていきます。

クサリ場を登り終えた後は左に少し歩いて、26箇所目のクサリ場を登っていきます。

 

25箇所目のクサリ場

26箇所目のクサリ場

 

クサリ場の上にある岩場を越えると正面に見覚えのある山頂が見えます。

ひと登りしたら両神山の山頂に出ました。

 

両神山山頂

 

両神山の山頂で6人の登山者が休憩されていました。

6人なら空いているように感じますが、両神山の山頂は6人でも狭く感じてしまいます。

山頂標識の横で休憩している空気を読めない登山者がいて、みなさん記念撮影するのに困っていましたね。

自分は諦めて景色を眺めにいくことにしました。

ずっとガスで景色が見えなかったので八ヶ岳がギリギリ見えただけでも喜んでしまいました。

 

両神山山頂からの眺め

 

写真を撮ろうとしたら後ろからソロの方が写真を撮ってくださいときました。

まだ景色を撮っていないけど、快くOKして記念撮影をしました。

せっかくなので、ブログ用に後姿を記念撮影していただきました。

ありがとうございました。

記念撮影後はソロの方とお話しをしながら景色を眺めました。

楽しい一時をありがとうございました。

 

両神山山頂

 

 

【両神山~東岳】

ソロの方が肌寒くなってきたので先に下山した後、腹ごしらえしてから自分も下山します。

山頂から少し下ったら正面に岩場、あれっ、どこから行くんだっけとちょっと悩みましたが、岩場の上を越えてクサリ場があるんだっけと思い出しました。

2箇所のクサリ場を下りて、行き止まりのピークを巻いた後は気持ちいい尾根歩きです。

東岳で休憩していた2人の女性が来ないなぁと思いながら歩いていると、東岳に近付くにつれて声が聞こえてきます。

途中ですれ違うのかなと思っていたら、東岳山頂に着いた時にすれ違いました。

東岳山頂で1時間30分も休憩していたそうです。

長時間の休憩にちょっとビックリしましたが、両神山の山頂よりも東岳の山頂の方が静かでゆっくり出来ますね。

自分もゆっくり休憩することにしました。

ザックを降ろすのを忘れてザックを背負いながら東岳山頂からの眺めを楽しみます。

遠くまでは見えませんが、近場の山々は見えただけでも満足しました。

 

東岳山頂

東岳山頂からの眺め

東岳山頂からの眺め

 

 

【東岳~西岳】

東岳から西岳まではクサリ場の連続です。

上りは楽でも下りは少し危険、ケガをしないように慎重に下りました。

行きと違って視界が良くなって眺めがいい場所が増えます。

景色を眺める時間が増えて前に進まなくなってしまいました。

 

核心部のナイフリッジ以外のクサリ場は無難にこなして、いよいよ核心部のナイフリッジの前に。

まずは眺めを楽しんでからナイフリッジの上を歩いていきます。

行きと違って帰りは恐さも感じず普通に歩いて渡ることが出来ました。

ホッとしましたね。

 

ナイフリッジ手前からの眺め

ナイフリッジ

 

龍頭神社奥社を通り過ぎ、いったん下ってから登り返すと西岳の山頂です。

西岳山頂の手前からは今日歩いてきた尾根がよく見えました。

 

西岳山頂手前から八丁峠方面の尾根

西岳山頂手前から両神山方面の尾根

 

 

【西岳~上落合橋】

西岳山頂から一気に下って登り返すと行蔵峠です。

行蔵峠も眺望がいいのでゆっくり休憩します。

なんか休憩ばかりしていますね。

 

行蔵峠から八丁峠方面の尾根

行蔵峠から群馬県方面

 

休憩後、行蔵峠から下っていきます。

最初のクサリ場の下りで岩を膝蹴りします。

左足の膝が激痛に。

頑丈な足も岩には勝てませんでした。

1番最初に帰ろうと思ったクサリ場は苦戦しましたが、それ以外は無難にこなして八丁峠に。

八丁峠の展望台で少し休憩します。

また休憩か・・・と自分で自分にツッコミました。

 

八丁峠の展望台のベンチ

 

八丁峠からは普通の登山道。

やや急傾斜ですが、スリップしないように気をつけながらサクサク歩いて上落合橋にある登山口に下山しました。

駐車場に戻ると東岳から両神山に向かったお姉様方が駐車場にいます。

昔ヤマレコで見たことのあるバリルートから下山したそうです。

バリルートから下山すると駐車場の脇にでるらしいです。

登山道の確認はしませんでした。

お姉様方の1人は妙義山にも1人で行ってしまう程の岩場好きらしく、妙義山のことをいろいろ聞かせていただきました。

時間が経てば気分が変わるかもしれませんが、今日のだらしない山行では妙義山は行かない方がいいでしょうね。

 

【八丁峠~上落合橋】

下山後は奥秩父もみじ湖の滝沢ダムに寄り道します。

ただ眺めるだけのつもりでいましたが、ダムの上からダム下流広場まで下りる階段があります。

435段で下り15分、上り20分と書いてあります。

精神的にダメージがありますが、体力的にはダメージなしです。

せっかくなので435段の階段を下りて、下から滝沢ダムを見上げてみることにしました。

 

下から滝沢ダムを見上げる

 

段差が高くて途中で少し後悔しましたが、下から滝沢ダムを見上げました。

写真では高度感が感じられませんが、高さは132メートルあります。

下から眺めた後は435段の階段を上ってダム管理事務所でスタンプを押してダムカードをいただきました。

最後に駐車場入口から奥秩父もみじ湖の滝沢ダムを眺めて帰路につきました。

 

滝沢ダムのスタンプとダムカード

奥秩父もみじ湖の滝沢ダム

 

コースタイム

上落合橋(7:40)~(8:20)八丁峠(8:21)~(9:06)行蔵峠(9:07)~(9:14)西岳(9:15)~(10:20)東岳(10:21)~(10:50)両神山(11:12)~(11:42)東岳(11:57)~(13:15)西岳(13:17)~(13:26)行蔵峠(13:34)~(14:19)八丁峠(14:24)~(14:50)上落合橋

 

本日のルート

 

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山行INDEX

 

2019/05/16(木) 上落合橋から両神山(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

仕事が落ち着いてゴールデンウィーク出勤の振休を取得することになったので、週末に行きたくないけど平日なら行ってもいい山に行くことにしました。

いくつか候補がありましたが、妙義山の前哨戦として行っておかないと行けない八丁峠から両神山のコースにチャレンジしてみることにします。

前日に小鹿野町観光協会のHPを参照すると国道299号線からと秩父市中津川からの2箇所が全面通行止めと書いてました。

登山口の両側の道路が通行止めでは行く手段がないと諦めつつも更に調べてみると、5/10に秩父市中津川からの通行止めが解除されたと書いてます。

それなら通行止め解除が知れ渡らないうちに行っておかないとけませんね。

 

国道299号線からの通行止め

秩父市中津川からの通行止め

 

 

【上落合橋~八丁峠】

自宅から3時間運転して上落合橋前にある駐車場に到着します。

駐車場に先客は3台、遅い時間のスタートなので自分が本日の最終登山者なんだろうなぁ・・・。

 

上落合橋の両神山登山口

上落合橋の両神山登山口にある注意書き

 

上落合橋の両神山登山口にある階段を上っていくと、最初は八丁沢沿いの登山道。

トウゴクミツバツツジが咲いている箇所が何箇所かありましたが、

しばらく歩くと急傾斜の斜面をジグザグに登っていくようになります。

少し開けた場所から上空を見上げるとキレイな青空が。

この時はまさかの絶景が見えるかもと期待が高まっていました。

 

登山道の脇にバイケイソウが出てくると八丁峠まであと少し。

尾根に出る手前に分岐があり、さらに少し上ると八丁峠がありました。

八丁峠で先行者の声が聞こえました。

クサリ場の難易度が解らないので、追いつかないようにゆっくり歩くことにします。

 

【八丁峠~行蔵峠】

少し手前にあった分岐まで戻り、両神山方面に向かいます。

少し下ったところに鉄塔跡のような物がありました。

ここを通り過ぎると急傾斜の尾根道になります。

そして先程の青空が嘘のようにガスの中に入っていきました。

でも、登山道の上にはアカヤシオが咲いています。

景色は眺められなくてもアカヤシオに癒されました。

 

登山道の脇に咲いているアカヤシオ

 

八丁峠から0.5Km地点を通り過ぎ、アカヤシオを見上げながら登っていくと「クサリ場は一人ずつ安全を確認して登ろう」の看板が出てきます。

これがクサリ場開始の合図です。

すぐに1箇所目のクサリ場のクサリ場が出てきます。

 

「クサリ場は一人ずつ安全を確認して登ろう」の看板

1箇所目のクサリ場

 

少し歩いてから2箇所目のクサリ場、さらに少し歩いてから3箇所目のクサリ場です。

3箇所目のクサリ場が終わると最初のピークに出ます。

せっかくの眺望ポイントもガスが流れていて近場しか望めませんでした。

 

2箇所目のクサリ場

3箇所目のクサリ場

最初のピークからの眺め

 

いったん下ります。

下りの途中に根っこがたくさんある場所にロープが設置されていました。

 

下っていく途中にあるロープ

 

尾根を通り過ぎてひと登りすると2つ目のピークです。

今度はガスで何も見えませんでした。

少し下って上り返しは4箇所目のクサリ場でクサリ場が終わると3つ目のピークです。

少し下って次は急傾斜の急登です。

 

4箇所目のクサリ場

 

最初は根っこまみれ、そして5箇所目の垂直なクサリ場です。

途中まではサクサク登れましたが、中間点辺りでホールド箇所が少し離れています。

足だけを伸ばしてもも届きません。

どうしよう。

5つ目のクサリ場で早くも「帰ろうかなぁ」です。

情けないですね。

 

5箇所目のクサリ場

 

1分くらい悩んだ結果、勢いをつけてホールドポイントに足をかけることにしました。

ホールドポイントに足を乗せられたのでホッとしましたが、帰りも苦戦するんだろうなぁ・・・とブルーになりました。

5つ目のクサリ場を登りきると開けた場所に出ます。

行蔵峠でした。

ガスで真っ白な景色しか見えませんでした。

 

【行蔵峠~西岳】

行蔵峠からは結構下ります。

トラバースした細い登山道もあったりしてドキドキしました。

鞍部まで下るとすぐに登り返します。

6箇所目、7箇所目の連続したクサリ場を登り終えると西岳の山頂です。

ちょっとだけガスが晴れている箇所があるので見えるうちに写真を。

すぐに真っ白で何も見えなくなりました。

 

6箇所目のクサリ場

7箇所目のクサリ場

西岳山頂からの眺め

西岳山頂

 

まだクサリ場は半分どころか1/4です。

高所恐怖症を発症中の自分には、両神山の山頂まで行けるのか不安しかありませんでした。

 

【西岳~龍頭神社奥社】

少し尾根道を歩いた後は下りの連続になります。

8箇所目のクサリ場は本日初の下り坂。

微妙な傾斜でクサリ無しでも良さそうですが、滑るのが恐くてクサリを掴みながら慎重に進みました。

 

8箇所目のクサリ場

 

さらに下っていくと正面に道標が出てきて、右に曲がる箇所に9箇所目のクサリ場です。

ここはクサリは無くても恐くないです。

 

9箇所目のクサリ場

 

どこまで下るのかと思うくらい下った後、小さな岩場に上ります。

岩場を越えるとまた下り坂。

そして10箇所目、11箇所目のクサリ場です。

どちらも滑り落ちたら大変なことになるでしょう。

でも、恐さは感じませんでした。

 

10箇所目のクサリ場

11箇所目のクサリ場

 

鞍部まで下ると、急傾斜の急登になります。

少し登った後は12箇所目の長いクサリ場です。

長いだけで難易度は低めです。

 

12箇所目のクサリ場

 

クサリを登りきると龍頭神社奥社のあるピークに出ました。

このピークは分岐にもなっていて、龍頭神社奥社の奥には怪しい登山道ありました。

龍頭神社奥社で安全祈願、今日はまさしく神頼みですね。

 

龍頭神社奥社

 

 

【龍頭神社奥社~東岳】

龍頭神社奥社からはいきなりナイフリッジです。

13箇所目のクサリ場になっています。

クサリの位置を確認すると左側から行くのかな?

足場を確認すると途中から足場がありません。

昔はあったのでしょうか?

 

少し離れたところからナイフリッジ

13箇所目のクサリ場

 

高所恐怖症を発症中なので中央突破なんて無理です。

本日2度目の「帰ろうかなぁ」が始まりました。

何回か後ずさりした後、中央突破することにしました。

精神的に終わっている状態なので中々前に進みません。

でも、中間点辺りで一瞬ガスが晴れると手を離して写真を映します。

恐いんだか余裕なんだか解らない行動ですね。

 

ナイフリッジからの眺め

 

その後も毛虫のようなペースで進んでナイフリッジを渡りきりました。

かなり寿命が縮まりましたね。

渡ってしまいましたが、こんな状態で帰りは渡ることが出来るのかな?

「最悪は一般登山道から降りよう」と開き直りました。

 

ナイフリッジを振り返る

 

すぐに14箇所目のクサリ場を下ります。

30センチくらいの幅しかないトラバースしたところを通り過ぎると15箇所目のクサリ場を下っていきます。

その後は少しだけ傾斜のない登山道を歩きますが、16箇所目のクサリ場を登っていきます。

 

14箇所目のクサリ場

15箇所目のクサリ場

16箇所目のクサリ場

 

アカヤシオが咲き乱れている登山道を通り過ぎると、17~20箇所目のクサリ場が連続します。

 

17箇所目のクサリ場

18箇所目のクサリ場

19箇所目のクサリ場

20箇所目のクサリ場

 

少し下った後は21、22箇所目の上りのクサリ場が連続します。

根っこまみれの急傾斜を急登した後は24箇所目は長いクサリ場でした。

 

21箇所目のクサリ場

22箇所目のクサリ場

23箇所目のクサリ場

24箇所目のクサリ場

 

長いクサリ場を登りきると細い尾根に出ます。

尾根を歩いていくとテーブルが設置されている東岳山頂に出ました。

 

東岳山頂

 

東岳山頂では3人の登山者が休憩されていました。

八丁峠からずっと先行者の声が聞こえていましたが、本日初の登山者との出会いになりました。

自分が「噂通りにクサリ場はシンドイですね」と声を掛けると、女性の方が「西岳から東岳が大変で、東岳から両神山は簡単ですよ」と返ってきました。

簡単と言うことでしたら、テーブルも埋まっていたので、休憩せずに先に進むことにしました。

 

その2へ続きます。

 

ここまでのコースタイム

上落合橋(7:40)~(8:20)八丁峠(8:21)~(9:06)行蔵峠(9:07)~(9:14)西岳(9:15)~(10:20)東岳

 

本日のルート

 

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2019/05/05(日) 室根山

p-tingさん、お疲れ様です。

 

金ヶ崎駒ヶ岳の翌日は、岩手県一関市にある室根山に行ってきました。

きらら室根山天文台前にある駐車場から目の前に見える室根山の山頂に向かいます。

数分歩いてサクっと室根山の山頂に。

なんて楽チンなんだろう・・・。

 

きらら室根山天文台の展望台から室根山山頂

室根山山頂

 

室根山は独立峰で360度の展望です。

昨日に比べると気温が上がりすぎている為、視界がいまいちです。

でも、眼下には2年前に登った徳仙丈山、1ヶ月前に開通した気仙沼大島大橋も見えます。

薄っすらと栗駒山、焼石岳、早池峰山。

肉眼では岩手山も見えました。

五葉山はどれかわかりませんでした。

絶景でしたが、写真には虫が写っています。

悲しすぎますね。

目に焼き付けてきました。

 

室根山山頂から栗駒山、焼石岳

室根山山頂から早池峰山をアップで

きらら室根山天文台から2年前に登った徳仙丈山の山々と気仙沼大島方面

 

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2019/05/04(土) うがい清水登山口から金ヶ崎駒ヶ岳(お昼ご飯を忘れて山頂は断念)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

ゴールデンウィーク後半は登山初心者の兄弟での山登りです。

個人的には山登りはしないつもりでいましたが、天気がよさそうなので標高が低い山なら連れて行っても大丈夫かなと。

ノープランでしたが、岩手県金ヶ崎町にある焼石連峰の金ヶ崎駒ヶ岳(標高1,129.8m)に行くことになりました。

 

【うがい清水登山口まで】

東北自動車道で水沢ICから国道4号線を経由して和光展望台に向かいます。

東北自動車道からの眺めと和光展望台に向かう途中からの眺めで既にお腹いっぱいな感じでしたが、予定通りに山登り前に和光展望台に立ち寄りました。

立派な展望台を想像していましたが、質素な展望台でした。

 

東北自動車道の水沢IC手前から焼石連峰

和光展望台に向かう途中から焼石連峰

和光展望台

 

でも、展望台に上ると360度の展望が待っています。

牧場内にある展望台で雰囲気もいい感じですね。

金ヶ崎駒ヶ岳と思われる山は予想通りに積雪が多そう。

今日はすぐに引き返すことになりそうですね。

 

和光展望台からの眺め(東側)

和光展望台からの眺め(焼石連峰)

和光展望台からの眺め(栗駒山)

 

 

【うがい清水登山口~下賽の河原】

11時前にうがい清水登山口に到着します。

駐車場が満車になっている様子。

山登りは無理かな・・・と思っていたら車が1台出てきます。

タイミングよく下山された方が帰られました。

これはラッキーですね。

 

うがい清水登山口の駐車場

 

支度を済ましてから出発します。

まず駐車場入口にある駒ヶ岳登山道案内板を見ます。

フムフム、コースタイムは上り110分、下り90分なら初心者でも登れるかな。

あとは残雪がどの辺りから出てくるかですかね。

山頂は無理でも展望がよい場所までは連れて行ってあげたいですね。

 

駒ヶ岳登山道案内板

 

駐車場の奥の方に見える登山口まで移動します。

登山口の先には赤い鳥居が見えますが、登山道は登山口から折り返すように左に曲がります。

登山口に登山者名簿置場があったので、入山者名簿に記入します。

入山者名簿には岩手県内の4組しか記載されていませんでした。

ほとんどの方が記載していないようですね。

 

駒ヶ岳登山道入口

 

だいぶ遅くなりましたが、出発します。

最初はながだらかな傾斜の登山道、木漏れ日でポカポカ。

登山道にはピンク色の可愛らしいお花が咲いています。

去年の泉ヶ岳に咲いていたショウジョウバカマですね。

たくさん咲いていたので写真撮影が大変でした。

 

登山道に咲いていたショウジョウバカマ

 

登山口から10分ほど歩くとブナ林の中の登山道になります。

雰囲気は去年の泉ヶ岳とそっくりです。

東北の山はこんな感じなのかな。

 

登山口から20分ほど歩いたところで登山道に残雪が現れ始めます。

最初は残雪が有ったり無かったりを繰り返しますが、すぐに雪の上を歩かないといけないようになります。

まだ傾斜はそんなに無いので行けるところまで行ってみることにします。

 

登山口から30分ほど歩いたところでお昼ご飯を車に忘れてきたことに気付きます。

お昼ご飯だけでなくオヤツも車の中です。

飲み物はたくさんあるのに食料なしとは・・・。

早々に残雪が出てきたので山頂まで行かないと思いますが、シャリバテしたら大変なので眺めがいい場所に行ったら下山することにします。

 

うがい清水登山口から30分ほど歩いたところの登山道

 

四等三角点がある付近は夏道になっています。

そして足元にはカタクリが咲き乱れています。

大きく最長していてデカイ。

そういえば、1年前に赤城山で見たカタクリも大きかったですね。

 

登山道に咲いていたカタクリ

 

登山口から1時間ほど歩いたところで登山道は真っ白に。

さらに10分歩くとゲレンデのようなところに出ます。

スキーが出来そうな感じで傾斜も少し急傾斜になってきましたね。

自分は余裕ですが、連れの体力が限界に近付いてます。

でも、まだ登りたいと言うので下賽の河原までは登ることにしました。

 

登山道ではなくゲレンデ?

 

この辺りから4組ほどの登山者とすれ違いました。

アイゼンを装着していたのは1組だけでした。

自分達もアイゼンありませんけどね。

カチカチのアイスバーンではなくスキー場にあるような雪質なので、アイゼンなしでも問題なく歩けます。

雪が出てきたらすぐ引き返す予定でしたが、歩きやすい雪なのでまだまだ問題なく登れそうですね。

 

少しずつ傾斜が急になってきます。

すると次第に連れが遅れ始めます。

焦らず休憩を増やして少しずつ登っていきました。

 

登山口から1時間30分くらい歩いたところでようやくこんもりとしたピークらしき場所が見えてきます。

下賽の河原なんだろうなぁ・・・と感じました。

下賽の河原の少し手前からは栗駒山方面がキレイに見えました。

そして駒ヶ岳山頂も見えます。

駒ヶ岳山頂までは遠く感じますね。

 

下賽の河原の手前から栗駒山方面

下賽の河原の手前から金ヶ崎駒ヶ岳

下賽の河原の手前からの展望

 

そういえば下賽の河原の標識は見当たりませんね。

登山道じゃないから無いのかな。

景色を眺めながら少し休憩しました。

 

【下賽の河原~上賽の河原~五葉の松】

お昼ご飯も無いし、連れの体力も限界にきているので「今日はここまでにして帰ろう」というと「もう少し登りたい」と返ってきます。

仕方なく上賽の河原まで行ってみることにしました。

ほんの少し下った後は再びゲレンデのような斜面を歩いていきます。

先ほどよりも急傾斜に感じますね。

 

上賽の河原への登山道

 

急傾斜の坂を登っていくとゲレンデの幅が狭くなってきて傾斜が緩くなってきます。

ひとまず先端まで行ってみました。

右側が少し開けていますが、正面や左側は視界がありません。

上賽の河原の標識も見当たりませんでした。

樹林越しに見える駒ヶ岳は次回のお楽しみにすることにしました。

 

上賽の河原のピーク

上賽の河原のピークからの眺め

金ヶ崎駒ヶ岳山頂をアップで

 

ん、そういえば駒ヶ岳方面の登山道はどこにあるんだろう。

ピーク地点には登山道は見当たりません。

少しずつ下りながら探してみると樹林の中に登山道らしき道を発見します。

木々を掻き分けて登山道に入ってみると、駒ヶ岳方面に続く登山道がありました。

登山道を見つけてしまうと行きたくなってしまいますが、グッと堪えて残雪の上に戻りました。

 

駒ヶ岳方面に続く登山道への入口

 

 

【五葉の松~上賽の河原~下賽の河原~うがい清水登山口】

さぁ、下山します。

ゲレンデを下っていきます。

足にも負荷が掛からず、歩きやすい。

砂走りならぬ雪走りも出来ます。

あっという間に下賽の河原です。

 

下賽の河原に向かう登山道

 

下賽の河原で夏道を探索してみます。

すると下賽の河原の標識がありました。

もしかすると上賽の河原も探せばあったのかな?

そして「この先危険立入禁止」の看板があります。

もしかしたら見晴らしのいい場所があるかもと少し歩いてみましたが、見晴らしのいい場所はありませんでした。

 

下賽の河原の夏道への入口

下賽の河原

下賽の河原の立入禁止の看板

下賽の河原からの眺め

 

下賽の河原からも残雪の上を歩いていきます。

雪の上は歩きやすいのですが、雪解けが進んでいる場所はベチャベチャだったり、ドロドロだったりして滑りやすい。

転倒しないように気をつけながら歩きました。

 

ブナの森まで戻ると夏道になって歩きやすい。

途中で行きは気付かなかった分岐があります。

道標も何もありません。

右に曲がるのか、直進するのか少し悩みましたが、直進することにしました。

数分歩くとうがい清水登山口に出ました。

下山後、金ヶ崎温泉「駒子の湯」でサッパリして帰りました。

 

うがい清水登山口に向かう登山道

駒ヶ岳とうがい清水の説明

うがい清水

 

コースタイム

うがい清水登山口(11:10)~(12:46)下賽の河原(12:53)~(13:07)上賽の河原(13:19)~(13:26)下賽の河原(13:33)~(14:31)うがい清水登山口

 

本日のルート

 

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