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2018/08/04(土) ~05(日) 上高地から涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳(上り:ザイテングラート、下り:重太郎新道) その2

その1からの続きです。

 

【穂高岳山荘~奥穂高岳】

2時頃から物音を立てて支度をしている方が多かったのであまり眠れず、予定していた4時起きよりも早く起きることになってしまいました。

支度を済まして予定通りの時間に出発しようとしますが、外はガッスガス。

しかも寒い。

奥穂からの景色は期待薄な状態でしたが、Hさんが12時までに上高地に着きたいとのことなので出発します。

 

最初はハシゴ、クサリで一気に標高を上げます。

ヘッデンを使用しながらなので慎重に登ります。

クサリ場が終わってからもどんどん登っていきます。

 

穂高岳山荘、奥穂高岳までの登山道

穂高岳山荘、奥穂高岳までの登山道

 

日の出の時間を迎える頃にはヘッデン無しでも足元が見えるようになりましたが、ガスで視界が悪くどこが山頂かわかりません。

ニセ山頂がいくつかあって、「穂高岳山荘→」の看板を左に曲がると山頂まで後少し。

山頂まで10メートルくらいまで来ると上空に青空が見えてきます。

おっ、少し待てばガスが無くなるのでは・・・という期待を抱かせくれそうになった時に奥穂高岳の山頂に着きました。

 

奥穂高岳の山頂は西から吹いてくる強風で寒すぎます。

ささっと記念撮影をして少し待ってみることにしますが、寒さに耐えられないので山頂より東側に行くことにしました。

山頂の東側は無風です。

少し移動するだけでこんなにも違うもんですね。

 

奥穂高岳山頂(ご来光)

奥穂高岳山頂(ご来光)

 

山頂で待つこと5分、ご来光です。

だいぶ日が昇ってますね。

山頂で待つこと15分、ご来槍です。

ガスがどんどん流れていきます。

 

奥穂高岳から(ご来槍)

奥穂高岳から(ご来槍)

 

山頂に戻ってみると、槍を眺める登山者がズラリと。

少し前まで何も見えなかったので感動しますよね。

ジャンダルムの方はまだガスが多めでした。

 

奥穂高岳から槍ヶ岳を眺める登山者達

奥穂高岳から槍ヶ岳を眺める登山者達

 

山頂の東側に戻り、槍・北穂・涸沢岳を眺めます。

奥穂に来て良かった・・・

穂高岳山荘を出発する時は諦めかけていた奥穂からの眺望を堪能し過ぎて、山頂でノンビリし過ぎてしまいました。

 

奥穂高岳からジャンダム

奥穂高岳からジャンダム

奥穂高岳から槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳

奥穂高岳から槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳

 

 

【奥穂高岳~前穂高岳】

名残惜しかったのですが、前穂に向かうことにします。

緩やかに下っていきます。

ちょろっと登り返すと南稜ノ頭がありました。

 

南稜ノ頭

南稜ノ頭

 

南稜ノ頭からはトラバースしながらどんどん下っていきます。

途中に長いクサリ場がありますが、気をつければ問題ない程度です。

登山道に危険箇所はありませんが、高度感は感じられて楽しい登山道ですね。

 

吊尾根の登山道1

吊尾根の登山道1

吊尾根の登山道2

吊尾根の登山道2

吊尾根の登山道3

吊尾根の登山道3

 

前穂高岳への分岐は意外と遠くてなかなか着きません。

そろそろ分岐があるんじゃないか?と思っていたら岩に「最低コル」「分岐点」と書かれた場所がありました。

「ここから登るの?」という疑問しかありません。

バリルートなんですかね。

明確な登山道を歩いていくことにしました。

前穂を巻くように歩いていきます。

これが意外と長い。

 

登山道の両脇にハイマツが出てくると紀美子平という分岐に出ました。

紀美子平にはザックがたくさん放置されています。

みなさんザックをデポして前穂に登っているのでしょう。

自分達もザックをデポして穂高岳山荘のお弁当を持って前穂に向かいます。

 

紀美子平から前穂高岳に向かう登山道

紀美子平から前穂高岳に向かう登山道

 

いきなり急登。

ところどころ手を使いながら登っていきます。

地図に30分と書かれていたので楽勝と思っていたら、登っても登っても山頂が見えません。

「30分は絶対ウソだ~」と2人でブツブツと文句を言いながらサクサク登っていきます。

ずっと急登が続いて傾斜が緩やかになったところに前穂高岳の山頂がありました。

 

前穂高岳山頂

前穂高岳山頂

 

前穂高岳の山頂ではたくさんの登山者が休憩されていました。

眺望も最高で穂高岳の全貌を見渡すことができます。

槍は槍でも鹿島槍など遠くの方まで見渡せました。

 

風も穏やかなので槍を見ながら穂高岳山荘のお弁当を食べることにしました。

絶景を眺めながらのお弁当は美味し過ぎました。

食事後は奥穂高岳側に行って、壮大な奥穂高岳と槍ヶ岳へと続く稜線を眺めていました。

 

前穂高岳から奥穂高岳

前穂高岳から奥穂高岳

 

 

【前穂高岳~岳沢小屋】

奥穂高岳に続いて前穂高岳でもノンビリし過ぎた為、下山目標を「上高地13時」に下方修正することにしました。

紀美子平まで一気に下ります。

登ってくる登山者が多く避けてる時間が長くなって、紀美子平まで時間が掛かってしまいました。

紀美子平で少し休憩してから出発します。

ザックを背負うと重い。重すぎる。。。

ザックの重さに慣れるまで少し時間が掛かりました。

 

紀美子平からの重太郎新道への下り

紀美子平からの重太郎新道への下り

 

紀美子平からは急傾斜を一気に下ります。

ここもデジカメをザックにしまって歩くことにします。

長いクサリ場もありますが、ホールド箇所がたくさんあるので難しくはありません。

森林限界が終わると何箇所かハシゴがあります。

あっという間に高度を下げるルートですね。

お花畑が出てくると傾斜が緩やかになります。

ここまでくると岳沢小屋まで10分くらいでしょうか。

お花畑からは正面に焼岳、後ろに奥穂といい眺めですね。

 

お花畑と焼岳

お花畑と焼岳

お花畑と奥穂高岳

お花畑と奥穂高岳

 

お花畑を眺めながら下って、涸れた岳沢を渡ると岳沢小屋に出ます。

想定よりも早く到着したのと、暑すぎるので岳沢小屋で10時頃までゆっくり休憩することにしました。

 

岳沢小屋

岳沢小屋

 

 

【岳沢小屋~上高地】

岳沢小屋に上高地まで1時間30分と書いてあります。

Hさんは「上高地まで11時までに行けるんじゃないですか?」ととんでもないことを言い出します。

岳沢小屋から河童橋が見えますが、どう見ても1時間で着きそうな距離ではありません。

実際に歩いてみて上高地まで1時間30分は自分達のようにそこそこ早く歩く人でないと無理でしょう。

 

岳沢を渡ります。

渡りきればいいのに対岸の手前で樹林の中の沢沿いを下ってしまいます。

すぐに怪しいと感じましたが、Hさんも「大丈夫じゃない?」と適当発言するので明るい場所まで下ってみることにします。

明るい場所まで下っても登山道らしき場所が見当たりません。

間違ったようですね。

でも、ここから西穂、奥穂、前穂の景色が素晴らしい。

ルートミスして良かったとちょっとだけ思ってしまいました。

 

ルートミスした場所から奥穂高岳

ルートミスした場所から奥穂高岳

 

岳沢を渡った場所まで戻ってみると渡りきったところに登山道がありました。

ここで10分のロスをしました。

少し岳沢から離れますが、10分程歩くと岳沢の横に出ます。

奥穂が見えるかな?と振り返ってしまいましたが、ここが西穂展望所でした。

 

西穂展望所からの景色

西穂展望所からの景色

 

西穂展望所から20分程歩きます。

するとヒンヤリした場所を通過します。

上ってくる登山者もいたので、避けて待っているとHさんが天然クーラーの場所であることに気付きます。

天然クーラーに戻ってクールダウンすることにしました。

先週の富岳風穴に続いて2週連続で風穴でヒンヤリすることになるとは。

 

天然クーラー(風穴)

天然クーラー(風穴)

 

後は樹林の中を歩いていきます。

意外と長く感じますが、横尾から上高地までの退屈な道に比べれば大したことがありません。

目の前に見慣れた砂利道が現れると、岳沢登山口がありました。

岳沢登山口の手前にある沢で顔を洗ってサッパリしました。

 

岳沢登山口からは岳沢湿原の遊歩道を歩いていきます。

水がキレイ、景色もキレイ。

岳沢湿原からの明神岳と霞沢岳もいい感じですね。

カメラに収まりきらないので上手に写せませんでしたが、いい景色でしたよ。

 

岳沢湿原から明神岳

岳沢湿原から明神岳

岳沢湿原から霞沢岳

岳沢湿原から霞沢岳

 

河童橋を渡ったところにあるお土産屋さんでHさんが実家へのお土産を買うので長い休憩をします。

自分は待っている間に上高地の水をガブガブと飲んでしまいました。

お腹がタップタップになりながら、上高地バスターミナルまで戻りました。

 

上高地バスターミナルで3台目のバスに乗ります。

最後の2席しか空いていないのでバラバラに座ります。

すると穂高岳山荘で隣りになった方の隣に座ることになりました。

バスの中では山談義で盛り上がったことはいうまでもありませんね。

 

コースタイム

【2日目】

穂高岳山荘(4:31)~(5:04)奥穂高岳(5:43)~(5:50)南稜ノ頭(5:50)~(6:47)紀美子平(6:51)~(7:13)前穂高岳(7:52)~(8:14)紀美子平(8:19)~(9:44)岳沢小屋(10:01)~(10:33)西穂展望所(10:33)~(10:53)天然クーラー(10:55)~(11:17)岳沢登山口(11:19)~(11:32)河童橋(11:49)~(11:54)上高地バスターミナル

 

2日間のルート

 

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山行INDEX

 

2018/08/04(土) ~05(日) 上高地から涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳(上り:ザイテングラート、下り:重太郎新道) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週は乗鞍岳に観光登山の予定をしていましたが、台風12号の影響で中止にしました。

中止が決まった直後に食あたりのような酷い下痢になります。

ハチ刺されのあとはこれか・・・。

体調いまいちのまま週末を迎えることになってしまいました。

 

今回は久しぶりの山小屋泊で、去年も3回程一緒に山に登った「Hさん」と2人での山行です。

候補は「北アルプスの奥穂高岳」と「南アルプスの白峰三山」で、同じ方角なので向かいながら決めましょうということにしました。

お互いにどちらも魅力的で決め兼ねていましたが、体調いまいち(自分は下痢、Hさんは風邪)ということもあって2日目の工程が楽な奥穂高岳に行くことにしました。

前回はホタカはホタカでも武尊山、今回はホタカはホタカでも穂高岳となりました。

 

【上高地までのアクセス】

松本ICから国道158号で沢渡バスターミナルに。

2時頃に着きましたが、沢渡バスターミナルは国道158号沿いではないので1回通り過ぎてしまいました。

沢渡バスターミナルの下にある第3駐車場に停めて、4時頃に着替えて沢渡バスターミナルへ移動します。

すると既に長い行列が。。

みなさん早過ぎる。。

 

始発のバスで行く予定でしたが、タクシーで上高地まで行きました。

タクシー代は上高地まで4200円、4人で乗れば1人1050円になります。

帰りはバスにしましたが、バスは1250円でした。

 

【上高地~横尾】

 

上高地バスターミナルと焼岳

上高地バスターミナルと焼岳

 

上高地バスターミナルで後ろを振り向いて焼岳を見てからスタートします。

上高地から横尾までは奥上高地自然探勝路を歩きます。

歩き始めて5分程で有名な河童橋です。

 

河童橋と奥穂高岳、明神岳

河童橋と奥穂高岳、明神岳

 

河童橋からは上流側に奥穂高岳と明神岳、下流側に焼岳を望むことが出来ます。

河童橋は渡らずにそのまま直進します。

奥上高地自然探勝路は樹林の中を歩くので眺望なしですが、明神分岐の少し手前と明神分岐から明神岳を望むことが出来ます。

後は横尾の少し手前に視界が開ける場所があります。

長い長い平坦な道を歩き続けて、飽きてきた頃に横尾に到着します。

横尾で横尾大橋と明神岳、屏風ノ頭を眺めながら朝食にしました。

 

明神分岐の少し手前から明神岳

明神分岐の少し手前から明神岳

横尾から横尾大橋と明神岳、屏風ノ頭

横尾から横尾大橋と明神岳、屏風ノ頭

 

 

【横尾~涸沢ヒュッテ】

横尾大橋を渡ると登山道っぽくなってきます。

最初は平坦ですが、徐々に傾斜のある坂になってきます。

左側には時折り屏風岩が見えてきます。

しばらく歩くと右側に大きな岩がある横尾岩小屋跡があります。

昔は小屋があって横尾岩が小屋を潰したとか・・・

 

横尾岩小屋跡

横尾岩小屋跡

 

また樹林の中をしばらく歩きます。

本谷橋はまだ?と思いながら歩いていると、正面に北穂がちょろっと見えてきます。

左側を見ると迫力のある屏風岩がドーンと見えます。

こんな岩は登れませんね。

 

本谷橋の少し手前から屏風岩

本谷橋の少し手前から屏風岩

 

沢の音が聞こえてくると本谷橋がありました。

本谷橋は立派な橋と沢を渡る小さな橋の2つの橋がありました。

橋を渡った木陰でたくさんの登山者が休憩されていました。

自分達も小さな橋を渡って少し休憩します。

キンキンに冷えた沢の水で顔を洗って目が少し覚めました。

 

本谷橋

本谷橋

 

本谷橋からは急な登り坂が続きます。

気温も上昇してきて暑くなってきます。

ここからは暑さに負けて小休止が増えてきます。

 

屏風岩を巻くように歩いていくと次第に傾斜が緩くなり、正面に涸沢が見えてきます。

すると突然視界が開けて大きなガレ場があります。

ここが「Sガレ」でしょうか?

このガレ場は停止禁止のようですが、Hさんに歩いている姿を写してもらいました。

 

Sガレ(後ろ姿です)

Sガレ(後ろ姿です)

 

Sガレを通り過ぎると樹林の中に戻りますが、しばらく歩くと沢沿いになって奥穂高岳から涸沢岳までの稜線が正面に見えてきます。

いい景色ですね。

立ち止まって写真撮影が増えてきて前に進まなくなってしまいました。

 

沢沿いは地味に傾斜もあり、前を歩く登山者のペースが遅くなります。

大勢いるので抜くことも出来ず牛歩に。

涸沢小屋と涸沢ビュッテの分岐を左に曲がり、パノラマコースと合流すると登山者で賑わっている涸沢ヒュッテに到着です。

 

涸沢ヒュッテの少し手前から奥穂高岳と涸沢岳

涸沢ヒュッテの少し手前から奥穂高岳と涸沢岳

涸沢ヒュッテから奥穂高岳と涸沢岳

涸沢ヒュッテから奥穂高岳と涸沢岳

 

涸沢ヒュッテからの絶景を眺めながら休憩します。

写真をたくさん写してから、涸沢ヒュッテのお水をいただきます。

あまり冷えてはいませんでしたが、美味しかったです。

2日前までお腹の調子が悪かったので、水を飲んでいいのか半信半疑でしたが、大丈夫であることを願います。

正露丸とストッパを持参しているので、危なく感じたらすぐに薬を飲めばなんとかなるでしょう。

 

涸沢ヒュッテからの360度のパノラマは最高ですね。

この景色を見ただけで満足してしまいそう。

いやいや満足しちゃダメですね。

 

【涸沢ヒュッテ~穂高岳山荘】

涸沢ヒュッテでゆっくりし過ぎてしまいましたが、重い腰をあげて出発することにします。

ここからは涸沢小屋を抜けていくコースとパノラマコースの2つのコースがあります。

最短は涸沢小屋を抜けていくコースのようですが、Hさんお勧めのパノラマコースを歩いていきます。

パノラマコースは涸沢カールを横切るように歩いていきます。

前穂から奥穂の間にある涸沢カールは圧巻ですね。

 

石に書いてある地図

石に書いてある地図

涸沢カールの雪渓、左上は前穂高岳、右上は奥穂高岳

涸沢カールの雪渓、左上は前穂高岳、右上は奥穂高岳

 

前穂から北穂までのパノラマを見ながら標高を上げていくと、見晴岩という大きな岩があります。

見晴岩から涸沢ヒュッテ方面を眺めると、遠くの方に去年登ってきた常念岳が見えました。

見晴岩から少し登ると、登山道は北穂を正面に見ながらカールを横切っていきます。

途中に数メートル程残雪のある箇所がありました。

シャーベット上になっていて、油断すると滑ってしまうような状態でした。

残雪はあと数日で消えてしまいそうですね。

 

登山道に唯一あった残雪、左上は涸沢槍、右上は北穂高岳

登山道に唯一あった残雪、左上は涸沢槍、右上は北穂高岳

 

涸沢小屋を抜けていくコースと合流すると登山道は折り返すように左に曲がります。

岩がゴロゴロしていて歩きにくい登山道です。

頑張れば頑張る程すべるので自分は苦手かも。

しばらく歩くと岩尾根になっているザイテングラートに取り付きます。

 

ザイテングラート

ザイテングラート

 

ザイテングラートはクサリとハシゴがあり、少し危険とのことなのでデジカメをザックにしまって歩くことにしました。

見た目はそうでもないですが、歩いてみると意外と急です。

手を使わないと歩きにくい場所もあります。

でも、急であればあるほど楽しくなります。

 

岩にステップが設置されている箇所を通り過ぎると穂高岳山荘が見えてきます。

ここからは少し傾斜が緩くなっています。

最後のビクトリーロードを歩いていき、穂高岳山荘まで100メートル程の場所で不安定な石の上に置いた右足がよろけます。

なんとかこらえましたが、脹脛が攣りそうになります。

ちょっと動くと足が攣りそうなので、Hさんに先に行ってもらい落ち着くまでじっとしていることにしました。

 

足が落ち着いてからは穂高岳山荘までサクっと登りました。

ゴール手前でまさかの出来事には笑えましたね。

 

穂高岳山荘

穂高岳山荘

 

先に到着したHさんが穂高岳山荘の宿泊手続きをしてくれたので、部屋にザックを置きに行きます。

少し休憩していると穂高岳山荘の西側からガスが上がってきます。

涸沢側はキレイに見えるので涸沢の景色を眺めながらお昼ご飯にしました。

 

穂高岳山荘から涸沢ヒュッテ方面の景色

穂高岳山荘から涸沢ヒュッテ方面の景色

 

お昼ご飯を食べた後は涸沢岳に登る予定でしたが、ガスの中では意味がないので穂高岳山荘の中でノンビリすることにしました。

自分達の部屋は2階で寝る場所も窓際だったので、部屋の中からも常念岳から蝶ヶ岳までの稜線がキレイに見えました。

 

【穂高岳山荘~涸沢岳~穂高岳山荘】

14時過ぎからガスが無くなってきたので、Hさんと涸沢岳に登ることにします。

ザックは穂高岳山荘に置いていくので、軽~いサブザックで楽チン登山です。

左手に笠ヶ岳、後ろに奥穂高岳。

振り向いてばかりで前に進みませんでしたが、空身に近いのでサクっと涸沢岳の山頂まで登ることが出来ました。

涸沢岳の山頂には20人くらいの登山者がいて、涸沢岳標識の周りは少し混雑気味。

記念撮影は後にしておいて、涸沢岳からの景色を堪能することにしました。

 

涸沢岳から笠ヶ岳

涸沢岳から笠ヶ岳

涸沢岳から槍ヶ岳と北穂高岳

涸沢岳から槍ヶ岳と北穂高岳

涸沢岳から奥穂高岳とジャンダルム

涸沢岳から奥穂高岳とジャンダルム

涸沢岳から常念岳と蝶ヶ岳

涸沢岳から常念岳と蝶ヶ岳

 

涸沢岳は360度の展望で絶景ですね。

眺望は北側には槍と北穂、南側には奥穂、西側には笠ヶ岳、東側には常念って感じですかね。

少し雲が多くなりましたが、これだけの景色を眺めることが出来れば文句はいえませんよね。

 

30分くらい涸沢岳からの景色を楽しんだ後は穂高岳山荘に戻りました。

穂高岳山荘に戻ると夕食前のビールタイム。

Hさんが「車を運転してくれたのでビールご馳走します」と言ってくれて、ありがたくご馳走してもらいました。

一睡もしていないのでビールは1本で我慢することにしました。

 

16時30分からは穂高岳山荘の夕食です。

山小屋とは思えないほどおかずがたくさんあり、美味しかった~。

向かい側に座ったソロのおじさんがご飯5杯、味噌汁4杯とみなさんが帰ってからも食べ続けていました。

食べ放題ですが、どれだけ食べるんだって感じでした。

 

穂高岳山荘の夕食

穂高岳山荘の夕食

 

夕食後は景色を眺めながらコーヒータイムを楽しみました。

夕方はHさんが赤く焼けた奥穂を見たいと言ってましたが、西側からは相変わらずガスが上がってきます。

ガスが落ち着いた頃を見計らって涸沢岳に少し登ります。

最初のうちは太陽も見えてきて焼けるの燃えるかもと期待が高まってきましたが、濃いガスがあがってきてジエンドになりました。

 

夕食後、涸沢岳方面に5分程登ったところから穂高岳山荘と奥穂高岳

夕食後、涸沢岳方面に5分程登ったところから穂高岳山荘と奥穂高岳

 

コースタイム

【1日目】

上高地バスターミナル(5:16)~(5:58)明神分岐(5:58)~(6:38)徳沢(6:38)~(7:24)横尾(7:41)~(7:58)横尾岩小屋跡(7:58)~(8:27)本谷橋(8:34)~(9:07)Sガレ(9:07)~(9:57)涸沢ヒュッテ(10:22)~(11:40)取付点(11:40)~(12:36)穂高岳山荘(14:11)~(14:25)涸沢岳(14:58)~(15:11)穂高岳山荘

 

2日間のルート

 

その2へ続く

 

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2018/07/21(土) 武尊高原川場キャンプ場の下にある駐車場~高手山、西峰、剣ヶ峰山、武尊山(ピストン)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

土日フリーになったので、車中泊して2日間登ることになりました。

でも、金曜日は飲み会です。

土曜日の朝は少し遅めの出発にして、群馬県方面に向かうことにしました。

候補はいくつかありましたが、ノープランです。

群馬県渋川市辺りで武尊山に登ることに決めます。

一般的なコースは武尊神社からの周回コース。

でも駐車場まで遠いし、駐車場は狭いしで遅い時間では駐車する場所も無さそう。

150台駐車が可能でいちばんアクセスがいい川場スキー場近くの登山口から登ることにしました。

 

県道263号線で北に向かいます。

途中に登山口らしき場所も無く、気付いたら県道終点にある川場スキー場の駐車場に到着します。

関係者以外立入禁止と書かれているので、日帰り温泉があるふじやまビレジまで戻ることにします。

戻る途中に登山届を提出するポストがある場所が目に入りますが、何も書いていないので通り過ぎます。

 

ふじやまビレジまで戻り、地図を確認します。

地図には「登山口わかりにくい」と「届」と書いてあります。

この時に登山口はさっき目に入った場所なのかと気付きました。

再び北上して登山口らしき場所まで戻りました。

2度スルーした時は車が1台も止まっていなかったので、ここが登山口とは思いませんでした。

地図に登山口がわかりにくいと書いてある通りでしたね。

 

武尊高原川場キャンプ場の下にある駐車場と登山口

武尊高原川場キャンプ場の下にある駐車場と登山口

 

気を取り直して支度をしていると今度はベルトがありません。

今日は時間も遅くなったのでやめようか悩みましたが、ベルトが無くてもなんとかなるだろう・・・とベルト無しで行くことにしました。

 

【登山口~剣ヶ峰山】

スタートが遅くなってしまったので、今日は行けるところまで行ってみようのお気楽モードで歩き始めます。

武尊高原川場キャンプ場を通り過ぎると登山道になります。

尾根までは九十九折りも傾斜はゆるゆる。

尾根上になってからも傾斜はゆるゆるで通り道のような場所に高手山の山頂がありました。

 

高手山山頂

高手山山頂

 

高手山山頂から2段階くらいに下ってから登り返します。

ここからは少し傾斜が急になりますが、九十九折りになっているので比較的楽です。

でも、長い上り坂が続きます。

最初は樹林の中で涼しいと感じていましたが、次第に暑さに負けてきます。

長い坂を登り終えて少し下った後、少し登り返します。

するとテーブルのある中峰の山頂がありました。

中峰からは武尊山の全貌を見渡すことが出来るほど眺望が抜群です。

少し休憩してから出発します。

 

中峰山頂から剣ヶ峰山と武尊山方面の景色

中峰山頂から剣ヶ峰山と武尊山方面の景色

中峰山頂から西側の景色

中峰山頂から西側の景色

中峰山頂から南側の景色

中峰山頂から南側の景色

 

中峰からは少し下って登り返すと、視界を遮るものがない開放的な登山道になります。

右下にはリフトの建物があります。

冬場はリフトを乗り継いでここまで来れるのでしょう。

 

剣ヶ峰山手前にある小高い台地(剣ヶ峰山は中央左にある小さな突起)

剣ヶ峰山手前にある小高い台地(剣ヶ峰山は中央左にある小さな突起)

 

暑さでヘロヘロになりながら、目の前に見えた小高い台地まで登ります。

小高い台地が剣ヶ峰山と思っていたら、剣ヶ峰山は少し先にあるピークのようです。

そこそこ急坂ですが、少しずつ歩けばあっという間に剣ヶ峰山の山頂です。

 

剣ヶ峰山山頂

剣ヶ峰山山頂

 

剣ヶ峰山の山頂では2人のソロの方が武尊山方面の景色を楽しんでいました。

ここでソロの方達の楽しく山談義です。

お2人共に武尊神社から登ってきたそうです。

9時過ぎに駐車場は満車になったようなので、川場スキー場の方から来たのは正解だったようですね。

登山道の両脇はハイマツがあって景色が見えるのは武尊山方面だけですが、山頂の少し手前はハイマツが低かったので谷川岳方面も眺めることが出来ました。

 

剣ヶ峰山山頂の少し手前から谷川方面

剣ヶ峰山山頂の少し手前から谷川方面

 

 

【剣ヶ峰山~武尊山】

ゆっくりしていたいのですが、もう12時30分過ぎなので武尊山の山頂に向かわないと。。。

ソロの1人が出発した後に自分も出発します。

分岐まで急降下して、少し登り返すと稜線に出ます。

稜線に出ると、武尊山の山頂直下までは気持ちいい稜線歩きです。

 

最初はアップダウンを繰り返しながら標高を下げていきます。

その後アップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。

登山道には日陰が2箇所しか無く、暑さで心が折れそう。。。

 

アップダウンを繰り返しながら標高を下げていく登山道から武尊山

アップダウンを繰り返しながら標高を下げていく登山道から武尊山

 

剣ヶ峰山から武尊山は近くに見えたのになかなか辿り着きません。

失速しながらもなんとか武尊山の山頂直下まできます。

武尊山の山頂直下からは急坂で、滑りやすい岩がゴロゴロしています。

 

武尊山の山頂直下の滑りやすい岩がゴロゴロしている登山道

武尊山の山頂直下の滑りやすい岩がゴロゴロしている登山道

 

1歩進むと半歩戻るの繰り返しで前に進みません。

試行錯誤を繰り返して途中からようやく普通に歩くことが出来るようになりました。

急坂を登り終えると山頂手前に分岐があります。

分岐を左に曲がると30秒ほどで武尊山の山頂がありました。

 

武尊山の山頂手前にある分岐から中ノ岳、前武尊方面

武尊山の山頂手前にある分岐から中ノ岳、前武尊方面

武尊山山頂

武尊山山頂

 

2人組の方が休憩されていました。

僅かにある日陰は2人が独占していて、他には日陰はありません。

仕方なく剣ヶ峰山の眺めがいい場所で休憩することにしました。

座りやすい石の上に座るとアッチッチ。

強い日差しを浴びて焼き石になっていたようですね。

立ちながら休憩はしたくなかったので、暑さに耐えながらお昼休憩をすることにしました。

武尊山の山頂からの眺めは素晴らしかったのですが、暑さだけが印象に残ってしまいました。

 

武尊山山頂から剣ヶ峰山方面

武尊山山頂から剣ヶ峰山方面

 

 

【武尊山~剣ヶ峰山~登山口】

ノンビリ休憩した後、ザックを背負って帰ろうとしたところにソロの登山者が来ます。

すると剣ヶ峰山でお会いしたソロの方でした。

もう、剣ヶ峰山から下山すると思っていただけに、まさかの再会に驚きました。

少しお話しをしてから下山することにしました。

 

武尊山から剣ヶ峰山方面への下りは滑りやすいので手袋を装着して慎重に歩きました。

アップダウンの繰り返し途中にある最初の木陰で10分くらい休憩します。

2時間くらい日差しを浴びっぱなしなのでクールダウンします。

前日のビールと本日の暑さで、この時点までで飲み物を2リットル消費しました。

これだけ飲んでもまだ飲みたくなるほど喉が渇いていましたね。

 

休憩後、暑さに耐えながらアップダウンを通り過ぎて、剣ヶ峰山直下にある分岐から山頂までは急坂です。

山頂手前にはちょっとした岩場がありますが、歩きやすい場所を探して歩けばサクッと登れて剣ヶ峰山の山頂につきます。

 

剣ヶ峰山山頂手前の岩場

剣ヶ峰山山頂手前の岩場

剣ヶ峰山山頂から武尊山

剣ヶ峰山山頂から武尊山

剣ヶ峰山からの西峰方面

剣ヶ峰山からの西峰方面

 

剣ヶ峰山の山頂で少し景色を眺めてから西峰に向かいます。

急坂を下って小高い台地の途中にあるテーブル付きのベンチで5分くらい休憩します。

当初は西峰で休憩するつもりでしたが、無理せずにマメに休みます。

ここも見晴らしもいいですね。

 

小高い台地の途中にあるテーブル付きのベンチ

小高い台地の途中にあるテーブル付きのベンチ

 

休憩後、小高い台地から急坂を下ってリフトの建物の少し先を少し下った後に登り返すと西峰の山頂です。

さっき休憩したばかりですが、ここでもノンビリ休憩します。

剣ヶ峰山からの景色もいいですが、なんとなく西峰からの景色が好きですね。

武尊山全体を見渡せるからかな。(剣ヶ峰山から武尊山の間は見えません。)

 

ノンビリしていたら16時を過ぎたので下山します。

ここからは樹林の中になるので快適になります。

武尊高原川場キャンプ場まで3.3Kmの道標からデジカメをザックのポケットに入れて、両手でズボンを持ちながら歩くことにします。

今日はベルト忘れの影響でズボンが落ちてきて歩きにくかったので、これで快適に歩けますね。

あまりにも軽快に歩けるようになったので、もっと早くこうすれば良かったと少し後悔しました。

 

長い下り坂を下った後、少し登り返すと高手山の山頂です。

休憩せずに通過します。

緩やかな坂を下って武尊高原川場キャンプ場まで0.8Kmの道標の写真を撮る時に左手首に痛みを感じます。

蚊に刺されたかな?と思ったらハチに刺されています。

慌てて追い払いましたが、シッカリ刺されていて血が止まりません。

刺された箇所をケアしていたら左足がチクリと。

さっきのハチがまた刺してきました。

これはヤバイとタオルを振り回しながら早足で歩きました。

しばらく追いかけられましたが、武尊高原川場キャンプ場まで戻ってきた頃にようやく諦めてもらえました。

武尊高原川場キャンプ場からはタラタラと歩いて駐車場まで戻りました。

 

【下山後】

ふじやまビレジで温泉に入ります。

小学生の団体客の入浴と時間が重なってゆっくり出来ませんでしたが、汗を流すことが出来たのでサッパリしました。

その後はダイソーでベルトを購入し、軽く夕食を済ましてから道の駅「白沢」で車中泊することにします。

コンタクトも外して寝るだけになりましたが、暑すぎて眠れません。

30分ほどチャレンジしましたが、エンジンを掛けてエアコンを点けないと無理そうだったので明日の山は諦めて帰ることにしました。

 

翌日は友人と涼を求めて富士五湖にある富岳風穴と鳴沢氷穴でヒンヤリと。

夕方は精進湖から富士山を眺めてノンビリ過ごしました。

ハチに刺されたことを忘れかけていましたが、時折り左腕のカユミが気になります。

気付いたら左手から左腕の肘までがパンパンに腫れていて大変な状態に。

1週間後、ようやく左腕の腫れがひいて見た目が元に戻りました。

まだ刺された箇所の周りにカユミがあるので完治はもう少し掛かりそうですね。

 

富岳風穴の氷

富岳風穴の氷

鳴沢氷穴の氷の池

鳴沢氷穴の氷の池

精進湖から富士山

精進湖から富士山

 

コースタイム

登山口(9:42)~(9:50)武尊高原川場キャンプ場(9:50)~(10:13)高手山(10:15)~(11:42)西峰(11:48)~(12:27)剣ヶ峰山(12:35)~(13:37)武尊山(14:06)~(15:10)剣ヶ峰山(15:14)~(15:46)西峰(16:02)~(17:08)高手山(17:09)~(17:27)武尊高原川場キャンプ場(17:28)~(17:35)登山口

 

本日のルート

 

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2018/07/15(日) 霧降高原登山口~女峰山、帝釈山(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

【女峰山~帝釈山~女峰山】

今日は女峰山までにしようか悩みましたが、まだ11時なので最低限と決めていた帝釈山まで行くことにします。

女峰山からガレは急坂を下ります。

急坂を下った場所から女峰山を振り返ると、雰囲気が小さな赤岳みたいに感じました。

 

女峰山山頂から少し下ったところから女峰山を振り返る

女峰山山頂から少し下ったところから女峰山を振り返る

登山道から帝釈山方面

登山道から帝釈山方面

 

さらに下った後は小刻みなアップダウンを繰り返します。

クサリが設置されている岩場を登ると、専女山という山がありました。

 

専女山山頂

専女山山頂

 

専女山から少し下って帝釈山の山頂直下まで来ると、山頂まで急坂になります。

ここはサクっと登って平坦な場所をさらに進むと、帝釈山の山頂がありました。

 

帝釈山山頂で記念撮影

帝釈山山頂で記念撮影

 

帝釈山の山頂には誰もおらず貸切です。

西側の景色がキレイに見えました。

南側は相変わらずガスってて見えません。

ここでノンビリ景色を眺めながらお昼ご飯にすることにします。

 

帝釈山山頂からの景色1(日光白根山、太郎山)

帝釈山山頂からの景色1(日光白根山、太郎山)

帝釈山山頂からの景色2

帝釈山山頂からの景色2

 

目の前に見える太郎山と日光白根山くらいしか知らず、山座同定が出来ませんでしたが、きっと有名な山が見えていたのでしょうね。

数分後、専女山で追い抜いた女性2人組が来て、残念なことに貸切が終わってしまいました。

いい眺めなのでゆっくりしていたいのですが、日差しが強くて暑いので女峰山に戻ることにします。

 

帝釈山山頂から女峰山方面

帝釈山山頂から女峰山方面

 

帰り道は暑さとの戦い。

稜線より南側はガスに覆われてきているので、ガスで日差しを隠して欲しいと期待して歩きます。

しかし、「自分の上だけ晴れ男」としては期待とは裏腹にガスが無くなっていきます。

専女山に着いた頃にはだいぶガスがなくなっていました。

 

専女山山頂 (2)

専女山山頂 (2)

 

本来は嬉しいのですが、今日はガスってても良かったのかも。

汗だくになりながら最後の急坂を登って女峰山の山頂に戻りました。

 

山頂についてザックを下ろした瞬間に先客のソロの方が「写真を撮っていただけませんか?」ときます。

急坂を登っている頃から自分に頼もうと決めていたようですね。

「3つのポーズをやるので」というリクエストに答えてパシャパシャと撮りました。

写真を撮り終えた後、ソロの方が自分に「写真を撮りましょうか?」と。

さっきも撮ってもらっていますが、せっかくなのでブログ用に後姿を撮っていただきました。

写真を撮っていただき、ありがとうございました。

 

女峰山山頂で記念撮影

女峰山山頂で記念撮影

 

その後はソロの方と山談義。

楽しい一時を過ごした後は軽くお腹を満たしました。(さっき食べたのに?)

 

シャクナゲ

シャクナゲ

 

【女峰山~霧降高原登山口】

休憩してても日差しを浴びて暑いので、下山することにします。

山頂から1分歩くと女峰神社があります。

開放感のある登山道を歩いていますが、右側がガスガス。

個人的には登山道もガスって欲しいけどなぁ。

 

女峰神社

女峰神社

登山道

登山道

 

軽快に歩いていき、水場でゆっくり休憩します。

休憩している間に女峰山で山談義したソロの方に追い抜かれました。

おいしい水をゴクゴク飲んで、空になったペットボトルも満タンにしてから出発します。

 

一里ヶ曽根 (2)

一里ヶ曽根 (2)

 

少し下って軽く登り返すと一里ヶ曽根です。

さっきも水場で休憩していますが、一里ヶ曽根でまたまたゆっくり休憩しました。

ヤハズのピークは通過しましたが、暑さに耐え切れず奥社跡でザックを下ろして涼みます。

夏は小さなザックの方がいいかもですね。

 

奥社跡から長い下り坂、途中に偽ピークがあり赤薙山までは遠く感じました。

赤薙山でソロの方に追いつきました。

赤薙山は混雑していたので休憩せずに下山します。

ソロの方は早い、でも段差がある場所では遅い。

段差がある場所で「先に行ってください」と言われ先に行きますが、緩やかな下り坂になるとソロの方は小走りになるのですぐに追い越されました。

自分はお花の写真を撮りながらいつものようにゆっくり歩きます。

 

小丸山の少し手前に咲いていたお花

小丸山の少し手前に咲いていたお花

 

赤薙山からはずっとガスの中でしたが、急に視界が開けると小丸山の山頂でした。

小丸山の山頂で休憩されていたソロの方とゆっくりお話しをします。

ソロの方は、女峰山までどんな感じなのかをリサーチする為に下山してきた方に話しかけているそうです。

「アップダウンが多くて遠く感じますが、大変ではないですよ。ただ、暑すぎるので秋に登った方がいいかもしれません。」とお伝えしました。

 

小丸山山頂

小丸山山頂

 

小丸山から回転扉を通り抜けて展望台を見てみると何人かの観光客がいます。

ガスってて何も見えないのに何をしているのだろう・・・。

 

展望台

展望台

 

1445段の階段を下っていきます。

遠くの方にニッコウキスゲが咲いていそうだったので、途中から散策路を歩きます。

最初はノハナショウブ。

トンボが止まっていました。

 

ノハナショウブ

ノハナショウブ

 

次はクルマユリ。

散策路から離れた場所に咲いていましたが、光学40倍でギリギリ写すことが出来ました。

 

クルマユリ

クルマユリ

 

そして本日のメインでもあるニッコウキスゲ。

赤薙山をバックに・・・。

 

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

 

最後はチョウチョとお花。

山登りをしてきたことを忘れてしまうくらいお花に夢中でした。

霧降高原レストハウスの手前にある柵を空けて・・・っと思ったら開きっぱなしになっていました。

 

チョウチョ

チョウチョ

開きっぱなしになっていた入り口の柵と霧降高原レストハウス

開きっぱなしになっていた入り口の柵と霧降高原レストハウス

 

【霧降の滝入口~霧降の滝観瀑台】

茶屋の前にある駐車場から霧降滝観瀑台まで340M歩きます。

ムシムシしてて暑い。

水の音が近付いてくると観瀑台がありました。

滝はどこ?と感じてしまうほど遠くに霧降の滝がありました。

霧降の滝を見下ろしますが、滝の上段は木に隠れててあまり見えません。

滝の下段も下の方が木に隠れててあまり見えません。

写真は手を伸ばして頑張って撮りました。

 

霧降滝(下段)

霧降滝(下段)

 

コースタイム

霧降高原登山口(6:43)~(7:11)小丸山(7:12)~(8:08)赤薙山(8:09)~(8:59)奥社跡(8:59)~(9:44)一里ヶ曽根(9:55)~(10:03)水場(10:08)~(10:59)女峰山(11:02)~(11:30)帝釈山(11:50)~(12:17)女峰山(12:37)~(13:17)水場(13:24)~(13:33)一里ヶ曽根(13:46)~(14:21)奥社跡(14:24)~(14:56)赤薙山(14:56)~(15:30)小丸山(15:34)~(16:01)霧降高原登山口

 

本日のルート

 

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2018/07/15(日) 霧降高原登山口~女峰山、帝釈山(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

三連休の中日で少し遠征してみようと、温泉が充実している日光に行ってみることにしました。

日光にある山といえば日本百名山の男体山、日光白根山が思い浮かびますが、いちばん気になっていたのは女峰山。

女峰山は霧降高原、行者道、梵字飯場跡の3箇所から登ることが出来ます。

今回は駐車場が広くて遅い時間のスタートでも安心な霧降高原からのコースから登ることにしました。

 

自宅を朝2時に出発して日光市手前にある日足トンネルを抜けると濃いガスの中になり天候が心配になります。

霧降高原駐車場のP3に6時20分頃に到着すると、晴れ男パワーで霧降高原は快晴になっていました。

 

【霧降高原登山口~赤薙山】

霧降高原駐車場のP3から霧降高原登山口に向かう途中にある大山トレッキングコースの看板を見ていた方と少しお話しします。

自分が女峰山まで行くことを伝えると、その方は

「以前、赤薙山まで往復5時間を掛けて行った時は辛かった。帰りで女峰山なんて凄い!」

と仰られていました。

気軽に来ましたが、大丈夫なのか?

 

霧降高原登山口

霧降高原登山口

 

霧降高原レストハウス前にある階段からスタートです。

日光仮面に見送られて?お花畑の中にある1445段ある階段を登ります。

階段の脇に咲いているお花を楽しみながらノンビリ歩きます。

 

お花畑に咲いていたお花

お花畑に咲いていたお花

 

階段の上部には展望デッキが3箇所あり、霧降高原を眺めることが出来ます。

自分は2番目にある展望デッキから景色を眺めてみました。

1445段の階段を登り終えた場所にも展望台があります。

展望デッキよりも少し高い位置からの眺めですが、景色はあまり変わらないですね。

 

2番目にある展望デッキからの景色

2番目にある展望デッキからの景色

 

展望台の少し先にある回転扉を通り抜けると小丸山の山頂です。

小丸山の山頂はただの広場で、ピークっぽい場所もなく山頂なのかな?って感じがしますね。

小丸山の山頂から見えるいちばん奥にあるピークは赤薙山なので、意外と女峰山は遠いのかもしれませんね。

 

小丸山山頂(奥に見えるのは赤薙山)

小丸山山頂(奥に見えるのは赤薙山)

 

小丸山からは登山道になります。

序盤はガレ場もありますが、視界が開けた気持ちいい登山道です。

後ろの景色が気になって振り返ったり、登山道に咲いているお花を見たりしてハイキング気分でノンビリ歩きます。

 

小丸山から少し登ったところから丸山

小丸山から少し登ったところから丸山

 

赤薙山の山頂手前は樹林の中に入ります。

ここで異変に気付きます。

強い日差しを浴びすぎたせいで汗が止まりません。

暑さに負けてフラフラですが、樹林の中は涼しいので回復を待ちながらゆっくり歩くことにします。

 

赤薙山の山頂を巻くことも可能ですが、山頂を目指します。

樹林の中の急坂を登り切ると、赤薙山神社がある赤薙山の山頂に出ます。

赤薙山の山頂では2人の方が休憩されていました。

山頂からの眺望はありませんでした。

 

赤薙山山頂

赤薙山山頂

 

 

【赤薙山~女峰山】

赤薙山の山頂で休憩せずに先に進みます。

山頂から少し下ったところと、登り返した後の最初の小ピークで女峰山方面を眺めるられる場所があります。

2箇所目の方が見晴らしがいいですね。

 

登り返した後の最初の小ピークからの景色

登り返した後の最初の小ピークからの景色

 

小ピークから少し下った後の急坂を登り終えると赤薙山神社の奥社跡のピークがあります。

このピークを右に折れます。

この付近からシャクナゲが咲いていました。

少し終わりかけなのでキレイに咲いているのはあまり無かったのが残念でした。

 

赤薙山神社の奥社跡

赤薙山神社の奥社跡

 

奥社跡から下って登り返したところがヤハズというピークです。

ここも展望なしです。

ヤハズから少し歩くと左奥の方に女峰山らしき山が見えます。

まだまだ遠いなぁ・・・という印象ですね。

 

ヤハズ

ヤハズ

ヤハズの少し先から登山道と女峰山

ヤハズの少し先から登山道と女峰山

 

平坦に近い尾根をしばらく歩きます。

すると奥の方に鳥さんがいます。

気付かれないようにパシャリ。

すぐに気付かれてしまった為、1枚だけしか撮ることが出来ませんでした。

 

登山道にいた鳥さん

登山道にいた鳥さん

 

登山道が緩やかに上っていき、視界が開けてくると一里ヶ曽根というピークがあります。

360度の展望があり、いい感じの岩がゴロゴロしてて休憩するには最適の場所なので、ゆっくり休憩することにします。

一里ヶ曽根から女峰山方面を眺めると、まだまだ遠く感じますね。

 

一里ヶ曽根

一里ヶ曽根

一里ヶ曽根から女峰山へ続く尾根

一里ヶ曽根から女峰山へ続く尾根

 

一里ヶ曽根から右に折れてガレ場を下っていきます。

樹林の中になり、次のピークに向けて登り始めると「水場20M」の道標がありました。

暑さに負けてフラフラなので水場に涼みに行きます。

 

水場

水場

 

沢から採取している水場ですが、気にせずにゴクゴクと飲みます。

キンキンに冷えてて美味しい。

顔も洗って少し生き返りました。

帰りも寄らないとですね。

 

ピークまで登るとようやく女峰山まで続く尾根になった感じがします。

ガレ場から女峰山方面をを眺めると、まだまだアップダウンがあるようですね。

 

ガレ場から女峰山へ続く尾根

ガレ場から女峰山へ続く尾根

 

山頂手前にある尖がったピークまでは樹林の中を歩くので涼しく感じます。

尖がったピークからは日差しを浴びながらの登山道になります。

日差しを浴びていますが、心地よい風が吹いていたので助かりました。

女峰山の山頂手前でようやく復活です。

最後は軽快に歩いて女峰山の山頂に着きました。

 

女峰山山頂と帝釈山方面

女峰山山頂と帝釈山方面

 

女峰山の山頂では5名の登山者が休憩されていました。

適当自撮りをしていたら、「写真を撮りましょうか?」と声を掛けていただき、遠慮せずに撮っていただきました。

写真を撮ってくださった方ありがとうございました。

女峰山から南側はガスが上がってきているので何も見えませんが、稜線よりも北側はキレイに見えます。

初めて眺める景色なので感動しますね。

 

女峰山山頂から北側の景色

女峰山山頂から北側の景色

 

その2へ続く

 

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