2020/02/09(日) 大倉から三ノ塔、塔ノ岳、鍋割山(反時計回りに周回) その1


p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週の靴擦れによる両足のケガは完治していませんが、絆創膏を貼っていれば痛みを感じなくなったので、山に行くことにしました。

来週末は青梅マラソンに参加するので山に行けない為、今週末行っておかないと間隔が空いてしまいますしね。

 

前日の朝にHさんから山のお誘いがきます。

奥多摩、中央本線沿線、丹沢のどれでもいいと言われたので丹沢をチョイスしました。

問題は北側から攻めるか南側から攻めるか、以下の2択です。

・北側の場合、焼山登山口から蛭ヶ岳

・南側の場合、大倉から三ノ塔~塔ノ岳~鍋割山

当日の朝まで悩みました。

Hさんに北側はガッツリ、南側はソコソコと伝えたところ、来週末の青梅マラソンに影響しないようにと南側を選択してくれました。

ソコソコじゃ物足りないのでガッツリで全然OKだったんですけどね。

 

今回の目的は

・Hさんのリハビリ

・鍋割山で鍋焼うどんを食べる

・丹沢から富士山を楽しむ

です。

 

【大倉~三ノ塔】

始発の各駅停車に乗って渋沢駅まで向かい、Hさんと渋沢駅で待ち合わせします。

先に到着して渋沢駅前にあるコンビニで食料を調達して1本後の急行で来るHさんを待ちます。

大倉行きの臨時バスを見送って通常の1番手のバスに乗りました。

どちらのバスもあまり混雑していませんでしたね。

終点の大倉バス停で下車して支度をしてから出発します。

同じバスに乗車していた登山者は塔ノ岳か鍋割山に向かっていました。

自分達はみなさんと違う方向にある風の吊り橋を渡ります。

想定通り誰も来ませんでした。

 

風の吊り橋

 

風の吊り橋を渡った後は林道歩きから始まります。

低山あるあるで林道の脇にある登山口が分かりにくいのですが、3年振りでも通り過ぎずに登山道に入ることが出来ました。

登山道になっても何回も林道と交差します。

林道を横切るだけのところもあれば、少しずれているところもあるので林道を横切る時は注意が必要です。

 

三ノ塔尾根の登山道は山頂手前までビューポイントが無いので人気がないのも納得です。

バカ尾根で塔ノ岳の方がビューポイントがたくさんありますからね。

Hさんに「三ノ塔山頂まで富士山が見えない」と言ってたら、大倉から30分くらい歩いたところが伐採されていて視界が良くなってます。

西側を眺めてみるとちょこんと白い物があります。

冬だから富士山とすぐに解りますね。

まさかのビューポイントに二人で大喜びしました。

塔ノ岳山頂から富士山が見えない確率80%以上のHさんがいるので、いまのうちに富士山を楽しんでおかないと(笑)。

 

大倉から30分くらい歩いたところから富士山

 

すぐに樹林の中に入ります。

序盤は基本的に緩やかな傾斜の上り坂で、たまに無名ピークから少し下るを繰り返します。

牛首を通過し、牛首から10分くらい歩いた場所にもビューポイントがありました。

先ほどに比べれば富士山もだいぶ見えますね。

この感じだと三ノ塔山頂までは富士山は見えそうです。

 

大倉から1時間10分くらい歩いたところから富士山

 

三ノ塔山頂が近付いてくると傾斜が急になってきます。

急傾斜の坂を登り終えれば三ノ塔山頂はすぐと思っていたら、急傾斜の坂はもう1箇所ありました。

少し記憶が曖昧でしたね。

三ノ塔山頂手前にちょっとしたビューポイントがあります。

以前はもう少しいい眺めだったような気がするんですが。

周りの木が成長したんでしょうね。

 

三ノ塔山頂手前にあるビューポイントから富士山

 

ビューポイントから先は少し左右にクネクネしたところを通ると表尾根の登山道の分岐に出ます。

分岐を左に曲がると20秒で三ノ塔山頂です。

 

三ノ塔山頂

三ノ塔山頂から富士山と塔ノ岳

三ノ塔山頂から富士山をアップで

 

三ノ塔山頂からは素晴らしい富士山を望めます。

Hさんが丹沢に来たのにこの眺めは奇跡ですね(笑)。

自分は先週も見ているので東側の景色を眺めに行きます。

南東側は江ノ島や三浦半島や房総半島、北東側はスカイツリーや筑波山も望めました。

 

三ノ塔山頂からスカイツリーをアップで

三ノ塔山頂から表尾根の山々

 

 

【三ノ塔~塔ノ岳】

三ノ塔山頂に出来た新しい避難小屋を覗いてみます。

中はテーブルとイスが窓側と真ん中に設置されていて、30人くらいは休憩出来そうです。

窓ガラスが透明で避難小屋の中から絶景を楽しめそうなのは、早朝の寒い時間などは便利かもしれませんね。

 

北側にあるお地蔵さんのある場所まで平坦な道を歩いていきます。

お地蔵さんのある場所からは本日核心部と言っても過言ではない三ノ塔から鞍部までの下り坂です。

木段がある場所は問題ありませんが、木段がない場所はカッチンカッチンに凍っています。

軽アイゼンを装置すればいいのですが、めんどくさい。

へっぴり腰でゆっくり下っていきました。

1回だけツルンッと滑りましたが、何事もなく済みました。

下る途中でトレランのお姉さんに追い抜かれてしまいました(汗)。

 

鞍部からの登り返しはちょろっとですが、冬場は頭をゴツンとする場所があるので要注意です。

積雪や凍結があると足下ばかり見てしまい正面にある木に気付かないんですよね。

今回は足下を気にする必要が無かったので前を見ながら歩けました。

いつもヘッドロックされる木は伐採されていました。

登山者の為に伐採するなんて申し訳なさすぎます。

 

丹沢ブルーに映える烏尾山荘を通り過ぎると、烏尾山山頂です。

烏尾山山頂からも富士山がよく見えます。

Hさんに休憩するか問いかけますが、まだまだ大丈夫と力強い返事が返ってきました。

烏尾山山頂で休憩しないことにしました。

 

烏尾山荘

烏尾山から富士山

 

烏尾山山頂から木段を下るとドロドロの登山道になります。

丹沢名物が始まりましたね。

表尾根のドロドロの登山道は、標高の低い東側斜面だけで済んだのが救いです。

不要なクサリ場を通り過ぎ、ひと登りすると山頂が狭い行者岳です。

お腹がグーグー鳴っていたのでパンを食べる為に少し休憩させていただきました。

いつもは誰かが休憩していて通過するだけですが、誰もいなかったので行者岳からの景色を眺めてみました。

行者岳からも富士山がよく見えるんですね。

 

行者岳山頂

行者岳山頂から富士山

 

行者岳から塔ノ岳方面は小規模な岩場にクサリが設置されています。

最初のクサリ場で「こんなに小規模だっけ?」と2人で呆気に取られていたら、少し先に記憶に残っているクサリ場がもう1箇所ありました。

登山者が多いと渋滞する場所なんですよね。

岩場が凍結していたので珍しくクサリを使用しながら三点支持で下りました。

 

クサリ場が終わると崩壊地の上り坂です。

整備されているのでいつも安心して歩けますが、台風19号の影響で崩れたようで緊張感のある場所が1箇所ありました。

 

ガレ場

 

崩壊地を登りきると政次郎ノ頭です。

展望のいいピークでテーブルとベンチが設置されていて、休憩には最適です。

後ろからソロのおじさんがピタリと着いてきたので追い抜いてもらおうと休憩します。

するとソロのおじさんも休憩するではないですか。

おいおい(汗)。

仕方なく休憩せずに出発することにしました。

 

政次郎ノ頭山頂から少し下った後、すぐに登り返しが始まります。

この辺りから登山道に残雪が目立つようになります。

整備された木段を登りきると新大日山頂です。

今度はHさんのお食事タイムで少し休憩しました。

 

新大日山頂から少し下った後、少し登り返すと木ノ又小屋があります。

木ノ又小屋近辺がいちばん積雪量が多かったですね。

木ノ又小屋の先にある木ノ又大日を越えるとようやく塔ノ岳山頂が目の前に現れます。

見た目は大したことない標高差に見えますが、そこそこの標高差です。

 

木ノ又大日から富士山

 

ここでHさんから「先に山頂に行っててください」と言われてしまいます。

Hさんは久しぶりの山登りで上り坂の限界がきたようですね。

それならばと1人でサクサク歩き始めます。

 

塔ノ岳山頂手前から富士山

 

塔ノ岳山頂手前で先行者のソロの方に追い付きます。

ソロの方は追い抜かれたくないようで道を譲ってくれませんでした。

仕方なくソロの方の後ろを歩いて塔ノ岳山頂に。

11時と遅めの到着でしたが、目の前にはキレイな富士山があります。

Hさんがいるのに奇跡としか言いようがありませんね。

 

塔ノ岳山頂

 

先週も同じ景色を眺めているので感動はいまいちですが、いい景色を眺めることが出来て良かったです。

景色を満足したところでHさんのお出迎えをしに表尾根方面に移動します。

タイミングよくHさんが登ってきました。

疲労困憊のような足取りでしたが、本人曰く疲れていないそうです。

Hさんと合流してから再び塔ノ岳山頂からの富士山を眺めます。

「景色を楽しむ」という目的は果たせたかな?

あっ、鍋割山からの富士山もありましたね。

鍋割山山頂まで富士山が見えるといいのですが、到着予定が12時過ぎなので期待は出来ませんね。

 

塔ノ岳山頂から富士山と南アルプス

塔ノ岳山頂から富士山と箱根の山々

塔ノ岳山頂から蛭ヶ岳、檜洞丸などの丹沢の山々

塔ノ岳山頂から富士山をアップで

塔ノ岳山頂から表尾根の山々

 

その2へ続きます。

 

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