月別アーカイブ: 2017年3月

2017/03/19 東日原駐車場~タワ尾根~酉谷山、七跳山、天目山~ヨコスズ尾根~東日原駐車場 その2

その1からの続きです。

 

休憩後、熊倉山方面に踏み跡があることに気付きます。

踏み跡があるなら熊倉山に行ってみる?という悪い自分が出てきます(汗)

北側は雪が多いだろうなぁ…と思ったので、無理をせずに天目山方面に行くことにします。

 

酉谷山から天目山方面の尾根上

酉谷山から天目山方面の尾根上

 

酉谷山から天目山方面の尾根上はかなりの積雪でした。

チェーンアイゼンが3回連続で外れたりして歩くのに苦労します。

尾根上を外して南斜面に下るとすぐに酉谷避難小屋があるので、少し寄り道をします。

 

酉谷避難小屋

酉谷避難小屋

 

酉谷避難小屋には水場がありますが、今日は水が出ていませんでした。

かなり前から水が出ていないようですが、水を出そうといたずらをする人もいるようで、悪化しているようです。

 

酉谷避難小屋の水場

酉谷避難小屋の水場

 

酉谷山で休憩したばかりですが、酉谷避難小屋でもノンビリすることにします。

酉谷避難小屋を利用した人が記載したノートを読みながらマッタリしました。

 

酉谷避難小屋からの景色

酉谷避難小屋からの景色

 

酉谷避難小屋からは天目山方面に向かいます。

長沢背稜は基本的に尾根上ではなく巻き道ですが、七跳山は登ることにします。

山と高原地図では七跳尾根からの登山道しかありませんが、長沢背稜の登山道から尾根筋で七跳山に登ることもできます。

踏み跡があるか心配していましたが、物好きな人が居たようで一人分の踏み跡がありました。

尾根筋で七跳山に登ることにしました。

 

七跳山に向かう途中にある橋

七跳山に向かう途中にある橋

七跳山手前の分岐点

七跳山手前の分岐点

七跳山山頂

七跳山山頂

 

久しぶりの七跳山には新しいお手製の小さな標識がありました。

七跳山山頂から踏み跡が3方向に分かれています。

いちばんハッキリしている踏み跡は埼玉県にある大平山方面で、踏み跡が多いからと思って歩いていくと大変なことになってしまいます。

初めて来た人だと迷子になってしまうかもしれませんね。

残りは七跳尾根の破線ルートと長沢背稜の尾根筋にうっすらと踏み跡があります。

もちろん長沢背稜の尾根筋を選択します。

 

次は奥多摩の山々を一望できるハナド岩に寄り道をします。

空気が澄んでる時なら富士山も見ることが出来ますが、今日は石尾根もやっと見えるくらい視界が悪くて残念でした。

景色を眺めた後は天目山に向かいます。

 

ハナド岩

ハナド岩

 

だいぶ積雪量は少なくなってきましたが、天目山までずっと雪がありました。

先月来た時よりも雪が多いですね。

天目山でも景色を見ながらゆっくりします。

長沢背稜でいちばん展望がいい山なので、眺めを楽しむことが出来ます。

 

天目山山頂

天目山山頂

 

天目山からは一杯水避難小屋を通って、ヨコスズ尾根で東日原に下山します。

一杯水避難小屋からヨコスズ尾根を10分くらい歩いたところでチェーンアイゼンを外します。

たまにアイスバーンになっていることもあるので、慎重に歩きます。

 

いつもは東日原バス停の近くにある登山口に出ますが、今日は中日原バス停の近くにある登山口に向かうことにします。

九十九折で歩きやすい登山道でしたが、よくわからない分岐がたくさんあってどっちに行っていいか判らず適当に歩きます。

民家が見えるようになってきたところで右側に林道っぽいのが見えたので、そちらから車道歩きで駐車場まで戻りましたが、これは正しい赤線ルートでは無かったようです。

駐車場に戻る途中に紅梅があったので、稲村岩をバックに写真を撮ることにしましたが、うまく撮ることが出来ません。

だいぶ時間を費やしてしまいました。

 

紅梅と稲村岩

紅梅と稲村岩

 

東日原バス停には15人くらいバス待ちをしている人がいます。

みなさんどこの山に行ったのでしょうか?

 

本日出会った人はソロの5人で、狙い通りに静かな山歩きを楽しむことが出来ました。

明日もあるので少し軽めになりましたが、奥多摩の山の良さを堪能できるいい一日になりました。

 

コースタイム

東日原駐車場(6:14)~(6:48)一石山神社(6:50)~(7:32)一石山(7:33)~(7:52)人形山(7:52)~(8:14)金袋山(8:15)~(8:33)篶坂ノ丸(8:34)~(9:13)ウトウの頭(9:20)~(10:10)長沢背稜タワ尾根分岐(10:12)~(10:39)行福ノタオ(10:40)~(11:03)酉谷山(11:23)~(11:41)酉谷避難小屋(11:53)~(12:49)七跳山(12:54)~(13:29)ハナド岩(13:34)~(13:58)天目山(14:10)~(14:27)一杯水避難小屋(14:31)~(16:09)東日原駐車場

 

2017/03/19 東日原駐車場~タワ尾根~酉谷山、七跳山、天目山~ヨコスズ尾根~東日原駐車場 その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

三連休でも静かな山に行きたいと思い、赤指尾根かタワ尾根のどちらかにしようと奥多摩に向かいました。

迷った末に、タワ尾根から酉谷山に行くことにしました。

 

東日原駐車場から登山口のある一石山神社までは車道歩きです。

日原鍾乳洞の向かい側にある一石山神社でお参りしてからスタートします。

 

一石山神社にある登山口

一石山神社にある登山口

 

一石山神社からはいきなりの急登でアキレス腱が伸びきります。

途中に2メートルくらいザレている場所があります。

撤退も考えましたが、少し上の方から行けば木に掴まることが出来そうなので、先に進むことにします。

 

一石山に向かう途中にあるザレ場

一石山に向かう途中にあるザレ場

 

急登を登り終えると、ベンチがある場所に出ます。

ここからは一旦傾斜が緩やかになりますが、一石山の手前はまた急登です。

急登を登り終えると、ようやくタワ尾根に出ます。

尾根に出てからすぐに一石山の山頂になります。

 

一石山からはしばらくなだらかな上り坂です。

しばらくすると足下に小さな「金袋山のミズナラ→」の標識があります。

 

足下に小さな「金袋山のミズナラ→」の標識

足下に小さな「金袋山のミズナラ→」の標識

 

ここを右に曲がるとミズナラ巨木に行く一般ルートですが、直進してもミズナラ巨木に行けます。

ミズナラ巨木に寄り道してから人形山に向かいましたが、ミズナラ巨木付近は登山道が不明瞭なんですよね。

 

ミズナラ巨木

ミズナラ巨木

 

人形山を通り過ぎると少し傾斜が急になり、長い上り坂になります。

傾斜が緩やかになると金袋山山頂です。

金袋山にはお手製の標識がありますが、ひとつは新しくなったような。

気のせいかな?

 

金袋山山頂

金袋山山頂

 

金袋山あたりから雪があったりなかったりになります。

少し下った後、また長い上り坂になります。

 

しばらくすると右側にロープがあって少し左に曲がる場所がありますが、ここで右側のロープを越えて下山している人がいました。

自分の鈴の音に気づいて正規のルートに戻ってきましたが、そのまま直進していたら大変なことになっていたでしょう。

 

すぐに篶坂ノ丸の山頂です。

ここもお手製の標識がありますが、あまり目立たないので気付かずに通り過ぎてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

篶坂ノ丸山頂の少し先からウトウの頭

篶坂ノ丸山頂の少し先からウトウの頭

 

篶坂ノ丸の山頂から少し下って、緩やかに登った後は急登になります。

急登を登り終えると積雪量が増えてきたので、ウトウの頭の手前にある小ピークでチェーンアイゼンを装着します。

 

ウトウの頭の手前にある小ピークからの下り坂

ウトウの頭の手前にある小ピークからの下り坂

 

小ピークの先をひと登りすると、ウトウの頭の山頂です。

山頂にはウトウの絵の標識が2つあります。

このウトウの絵を見る為に登ってこられる方も多いようです。

 

ウトウの頭山頂

ウトウの頭山頂

 

少し休憩してから長沢背稜に向かいます。

ウトウの頭の先は岩場が続きます。

岩場を通り過ぎると、しばらくモノレール沿いを歩きます。

モノレールの終点を通り過ぎて、なだらかに登ると、長沢背稜の分岐に出ます。

雲取山方面は踏み跡が1人分だけで、あまり歩かれてなさそうです。

酉谷山方面に向かいます。

 

モノレール沿いから酉谷山

モノレール沿いから酉谷山

 

尾根の南側を歩いている時は暖かく感じましたが、尾根を歩く時は北風が吹いてきて、真冬並みの寒さになります。

酉谷山の手前で本日4人目の山男とすれ違います。

登山道の情報交換などをしました。

 

11時過ぎにようやく酉谷山の山頂に着きました。

天気はいいのですが、春霞で景色はいまいちです。

ここで少し早いお昼ご飯にします。

 

酉谷山山頂

酉谷山山頂

 

その2へ続く

 

2017/03/11 梨ノ木平登山口~扇山~権現山~麻生山~三ツ森北峰(ピストン) その2

その1からの続きです。

 

さて、奈良倉山はどちらに向かえばいいのかな?

下調べ無し、地図も無しで来ているので、景色を眺めながら麻生山方面に行けばいいのかなと判断します。

 

権現山から麻生山に行くのは初めてです。

下って上り返すだけかなと思っていたら、ニセ麻生山がたくさんあると感じるくらいアップダウンがありました。

麻生山の山頂標識がある場所は2箇所ありましたが、どちらも登山道に標識があるだけの寂しい山頂でした。

 

麻生山山頂

麻生山山頂

麻生山山頂 (2)

麻生山山頂 (2)

 

麻生山から少し下ると分岐がありました。

分岐に書いてある「三ツ森北峰」以外は下山してしまいそうなので、三ツ森北峰に向かうことにします。

ここからは急峻なアップダウンになります。

手を使わないと下りれない岩場もありました。

 

 

ちょっとした岩場(上から)

ちょっとした岩場(上から)

ちょっとした岩場(下から)

ちょっとした岩場(下から)

 

落ち葉の下が滑る場所もあります。

落ち葉の下を見ると踏み固められたアイスバーンになっていました。

滑るはずですね。

 

3つ目の急登を登りきると、山頂が開けている三ツ森北峰に着きました。

山頂にはおじさんが1人居ました。

少しお話をした後に、おじさんはこれから扇山に向かいますと言って出発しました。

三ツ森北峰からは丹沢、富士山、大菩薩までを眺めることが出来ます。

眺望は今日いちばんですね。

風もなく暖かいので、景色を眺めながらノンビリすることにします。

 

三ツ森北峰山頂

三ツ森北峰山頂

三ツ森北峰山頂から麻生山、権現山

三ツ森北峰山頂から麻生山、権現山

三ツ森北峰山頂から大菩薩方面

三ツ森北峰山頂から大菩薩方面

三ツ森北峰山頂から丹沢方面

三ツ森北峰山頂から丹沢方面

 

山頂に鏡がある不思議な山です。

自撮り用の鏡でしょうか。

確かに富士山と一緒に自撮りすることが出来ました。

 

景色を堪能した後は先に進むことにします。

どこに行けばいいのかな?

標識が全くありません。

 

北側と南側に登山道があります。

奈良倉山は北西方向にあるので北側を選択します。

少し歩くと左側を向いている「鋸尾根」と書かれた標識がありました。

見るとかなり下りそう。。。

 

三ツ森北峰から少し先にある「鋸尾根」の標識

三ツ森北峰から少し先にある「鋸尾根」の標識

 

しかも「奈良倉山」ってどこにも書いてない。

地図も無いので確かめることも出来ない。

無理に進んで後で後悔するよりも撤退する勇気の方が大事と思い、今日は奈良倉山は諦めて三ツ森北峰でマッタリすることを選択しました。

今日はガッツリ歩くと決めていたのに、先週に続いて人並みになってしまいました。

 

三ツ森北峰に戻って、景色を眺めながらお昼ご飯にすることにします。

座る場所はありませんが、眺望は最高です。

また来てみたい山ですね。

 

三ツ森北峰山頂から富士山方面

三ツ森北峰山頂から富士山方面

 

お昼ご飯を食べ終えたら下山することにします。

下山といっても扇山まで戻らないと駐車場に帰れません。

麻生山を通って権現山方面に向かいます。

権現山に行かなくても扇山に行けますが、権現山からの富士山を再チャレンジしてみることにします。

 

権現山に着くとカップルが2組居ました。

ちょっと居心地が悪そう。。。

写真を撮って退散することにします。

 

権現山から扇山への下りは急で滑りやすいので慎重に歩きます。

曽倉山を通り過ぎて、扇山への最後の急登で足が止まり始めます。

疲れきっている訳ではありませんが、乳酸が出まくりなのでしょう。

 

扇山山頂に着くと4人のグループが2組居て賑やかでした。

後は駐車場まで下るだけなので休憩しなくても良かったのですが、ベンチもあるので少し休憩します。

富士山を眺めながらおやつを食べて温かいお茶を飲むなんて贅沢なひと時ですね。

 

扇山山頂から分岐までのなだらかな尾根は泥濘になって歩きにくくなっていました。

油断するとズルッと滑ってしまいますね。

分岐に向かう途中で3組ほど百蔵山から歩いてこられました。

みなさん遅い時間に登ってこられるんですね。

分岐からの下りは何組か追い抜いて、無事に駐車場に戻りました。

 

今日は3月11日で6年前に東日本大震災が発生した日です。

2時46分に車の中で黙祷をして帰路につきました。

 

コースタイム

梨ノ木平登山口(6:39)~(7:36)扇山(7:43)~(9:10)権現山(9:23)~(10:00)麻生山(10:01)~(10:29)三ツ森北峰(11:21)~(11:44)麻生山(11:44)~(12:23)権現山(12:27)~(13:53)扇山(14:00)~(14:36)梨ノ木平登山口

 

2017/03/11 梨ノ木平登山口~扇山~権現山~麻生山~三ツ森北峰(ピストン) その1

p-tingさん、お疲れ様です。

 

今日も出発までノープランでしたが、天気が良さそうなので、山梨県上野原市にある権現山から富士山を見ようと梨ノ木平登山口に向かいました。

梨ノ木平登山口への道が解りにくくて、到着が少し遅れてしまいました。

 

梨ノ木平登山口から扇山に向かいます。

最初はなだらかですが、すぐにつづら折りになって標高をあげていきます。

途中に水場がありましたが、飲んでも大丈夫か不安だったので今回はやめておきました。

 

尾根に出る手前につつじ群生地の分岐がありました。

つつじは4月末から5月が見頃のようなので、その頃に覚えていれば行ってみようと思います。

分岐がある場所は富士山のビュースポットのようですが、富士山の手前に雲があってあまり見えません。

扇山に着く頃に富士山が見えることを期待して先に進みます。

つづら折りが終わると百蔵山からの登山道と合流して、なだらかな尾根を少し歩くと扇山山頂です。

 

扇山山頂

扇山山頂

扇山山頂から富士山

扇山山頂から富士山

 

扇山は大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれている山で、山頂から富士山の眺めがいい山です。

先ほどは富士山が雲に隠れていましたが、山頂が少し見えるようになっていました。

富士山が見えると少し嬉しくなってしまいます。

貸し切り状態の扇山なのでゆっくりしたいのですが、今日は奈良倉山まで行ってみたいという野望もあるので写真を撮り終えたら次の権現山に向かいます。

 

扇山からの下りは急で滑りやすいので慎重に下ります。

正面に権現山を見ながら歩きますが、かなり遠く感じます。

下りきると小さなアップダウン繰り返しして曽倉山に到着します。

 

曽倉山山頂(左奥が扇山)

曽倉山山頂(左奥が扇山)

 

曽倉山からは眺望なしなので、写真を撮ったらすぐに先に進みます。

曽倉山の少し先に浅川峠があります。

浅川峠を通り過ぎると、権現山への上り坂が始まります。

約450M登るのでなかなかの急登です。

急登を登りきったところにある分岐を右に折れて、ひと登りすると権現山の山頂です。

 

権現山山頂

権現山山頂

 

権現山も誰もいませんでした。

富士山方面を見てみると、富士山の手前に雲がありました。

雲が移動してくれるまで少し待ってみることにします。

権現山からは奥多摩や奥秩父方面も望めますので、そちらを眺めることにします。

 

権現山山頂から富士山

権現山山頂から富士山

権現山山頂から奥多摩、奥秩父方面

権現山山頂から奥多摩、奥秩父方面

権現山山頂から奥多摩方面

権現山山頂から奥多摩方面

 

しばらくすると女性1名が反対側から登ってきました。

トレランみたいで、写真を撮ってすぐに先に進んでいかれました。

その後、しばらく待ってみましたが、雲は無くなりそうもないので先に進むことにします。

 

さて、奈良倉山はどちらに向かえばいいのかな?

 

その2へ続く

 

2017/03/05 奥多摩駅~鋸山~大岳山(ピストン)

p-tingさん、お疲れ様です。

 

先週末に風邪をひいて、「病み上がり」ならぬ「病み上がり前」でしたが、山に行きたくなり朝4時起きしました。

寝起きはまずまずだったので、支度をして車でどこかに行くことにします。

気付いたら奥多摩方面に向かっていたので、鳩ノ巣駅にある駐車場に車を停めて、青梅線の2番目の電車で奥多摩駅に向かいます。

奥多摩駅から東日原行きのバスに乗って川乗山にしようか悩みましたが、バスに乗る気分にならなかったので、大岳山に行くことにしました。

 

氷川駐車場の手前から登山道に入り、愛宕神社のある愛宕山に登ります。

途中にかなり急な階段があります。

今日は鼻づまり気味なので息があがります

この時点で今日は調子が良くないと感じます。(病み上がり前なので当たり前か)

ゆっくり登ることにしました。

 

愛宕神社手前の急な階段

愛宕神社手前の急な階段

根っこだらけの登山道

根っこだらけの登山道

 

鋸山までの中間点くらいに鎖場コースがありますが、まだチャレンジしたことが無かったので、今日はチャレンジしてみることにします。

 

鎖場コースの鎖場

鎖場コースの鎖場

 

下から見上げるとなかなかの迫力ですね。

15メートルくらいでしょうか。

鎖を頼りに三点支持で基本通りに登りました。

上りは楽ですね。

 

鎖場の上から六ツ石山

鎖場の上から六ツ石山

 

鋸山までは鋸尾根というだけあって、アップダウンが続くので標高がなかなか上がりません。

1046.7メートルの三角点がある場所と御前山への分岐を通り過ぎ、ひと登りすると鋸山の山頂に到着しました。

 

鋸山山頂

鋸山山頂

 

鋸山山頂は展望はありませんが、ベンチが4つあるので少し休憩することにします。

10分程休憩してから大岳山に向かいます。

鋸山山頂から1分程歩くと、右側に木と木の間から富士山が見えます。

少しガスっていますが、富士山の周りには雲がありません。

大岳山からも富士山が見えるかもしれないと、ちょっと期待値が高くなりました。

 

鋸山からの富士山

鋸山からの富士山

 

大岳山の巻き道の分岐までは小ピークをいくつか登り返します。

積雪が無いので歩きやすくて、いつものペースで歩きます。

大岳山の巻き道の分岐を通り過ぎると北側の登りになります。

踏み固められた登山道がアイスバーンになっていてツルツルです。

めちゃくちゃ滑って難儀しましたが、北側の部分だけなのでアイゼンは使用せずに、木に掴まりながら慎重に登りました。

 

大岳山手前のガチガチに凍った登山道

大岳山手前のガチガチに凍った登山道

 

その先もシャーベット状になった登山道がありましたが、アイゼンを装着する必要はない程度でした。

歩きにくい岩場を登り終えると大岳山の山頂に到着しました。

 

大岳山山頂からの富士山

大岳山山頂からの富士山

 

大岳山の山頂には先客が2名居て、大岳山からの富士山を眺めていました。

春の陽気なので少しガスっていますが、久しぶりに大岳山から富士山を眺めることが出来ました。

大菩薩嶺や奥秩父最高峰の北奥千丈岳まで見えました。

甲斐駒も見えると書いてありましたが、残念ながら見えませんでした。

 

大岳山山頂からの御前山、三頭山

大岳山山頂からの御前山、三頭山

 

写真を撮っていると、やさしいおじさんが「写真を撮りましょうか?」と声を掛けてくださったので、富士山をバックに写真を撮ってもらいました。

いい景色を眺めながら少しお話しをしました。

今年初の登山とのことで、毎年、白倉バス停から大岳山に登って御岳山に行き、武蔵御嶽神社で安全祈願しているそうです。

今日の大岳山は人が少ないねぇ…との話題になり、みんな雲取山に行っているんじゃないですかとお答えしました。

雲取山は2017年の山で、天気がいい日は奥多摩駅からのバスの増便も乗れないくらい人が来ているみたいですよと伝えると、雲取山が2017年の山ということを知らなかったみたいで、「いい話を聞いた」と喜んでいらっしゃいました。

毎回思いますが、山でのちょっとした会話って楽しいですよね。

山登りの醍醐味のひとつですね。

 

おじさんが先に下山したので、大岳山の山頂を独り占めするひとときがありましたが、しばらくすると外国人の方が登ってこられました。

大岳山からの景色を見て感動していました。

大岳山山頂がぬかるんできたので、下山することにします。

 

まずは鋸山まで向かいます。

その後はどうしようか考えながら歩きます。

 

案としては

「1.奥多摩駅から本仁田山に登って鳩ノ巣駅まで行く」

「2.鋸山から御前山に行く」

「3.奥多摩駅に下山したら帰る」

です。

 

今日はアイゼンを使用したくないという思いがあったので、御前山に行く案はやめることにします。

鋸山に向かう途中でお腹がグーグーなり始めたので、鋸山でおにぎりを食べることにしました。

鋸山でこの後どうしようかをおにぎりを食べながら考えて、友人のN.Kさんに電話することにします。

電話に出てくれたら帰る、出てくれなかったら本仁田山に行くことにしようと…

電話をすると友人のN.Kさんが出てくれたので、奥多摩駅に下山したら帰ることにしました。

奥多摩駅発の電車の時間を調べてから鋸山から下山します。

 

帰りも鎖場コースから下山してみます。

上りは楽チンでしたが、下りは足下が見えにくいので足場が見つけにくくて少し苦労しました。

ゆっくり歩いて今日も無事に奥多摩駅に到着しました。

 

コースタイムは、

奥多摩駅(6:25)~(8:17)鋸山(8:26)~(9:24)大岳山(9:59)~(10:48)鋸山(10:57)~(12:21)奥多摩駅

 

 

一旦、家に戻ってからは、友人のN.Kさんと谷保天満宮の梅を観賞しに行きました。

少し早すぎたようで一部の梅しか咲いていませんでしたが、楽しむことが出来ました。

谷保天満宮の木に軍鶏がいたので写真を撮ってしまいました。

谷保天満宮

谷保天満宮

谷保天満宮の梅

谷保天満宮の梅

谷保天満宮の軍鶏

谷保天満宮の軍鶏

 

2017/02/25 高尾山口駅~高尾山~(奥高尾)~陣馬山~醍醐丸~市道山~臼杵山~戸倉城山~武蔵五日市駅 その2

その1からの続きです。

 

和田峠からは少し林道を歩いてから、醍醐丸への登山道に入ります。

陣馬山で休んだ影響で体が冷えてしまい、足取りがいまいちです。

時間に余裕があるので、焦らずにゆっくり歩きます。

和田峠から醍醐丸までに出会った人は3人と、高尾山口駅から和田峠までとは違い静かな山歩きになりました。

 

和田峠から林道入口

和田峠から林道入口

 

長い坂を登り終えると八王子市最高峰の醍醐丸の山頂になります。

ベンチが3つ並んでいるだけのヒッソリとした山頂です。

ここでも腹ごしらえをすることにします。

 

醍醐丸山頂

醍醐丸山頂

 

休憩が終わり出発の準備をしていると、生藤山方面から2人歩いて来ました。

少しお話しをします。

上野原からは富士山がよく見えたので、陣馬山からの富士山を楽しみに歩いてきたそうです。

今日は陣馬山から富士山が見えませんでしたよ、とお伝えしました。

 

醍醐丸から市道山方面は長い下り坂になります。

泥濘で滑りやすいので、慎重に歩きます。

下り終えると小さなアップダウンをいくつか乗り越えます。

途中で左側に林道が見えたりして、あまり登山道っぽくありません。

冷たい風も吹いてきて寒気がMAXになってきました。

 

市道山手前は歩きにくい急登が続きます。

狩寄山からの登山道と合流してひと登りをすると、市道山の山頂になります。

 

市道山山頂

市道山山頂

市道山山頂からの景色

市道山山頂からの景色

 

市道山の山頂はあまり広くはありませんが、伐採されたおかげで東側の展望があります。

景色を眺めながらお昼ご飯にします。

 

食事中に臼杵山の方から1人の女性が登って来られました。

食事後に出発しようとしたところ話しかけてこられたので、お話しすることにします。

 

山登りの経験は1年程で、山仲間から北・南アルプスの話しを聞かされて、行きたくてうずうずしているようです。

北・南アルプスはあまり登ったことはないので、どんな感じかはお伝え出来ませんが…との前提で、早く行きたい気持ちも解りますが、行く前に他の山で山登りの経験を積んでから登った方がいいですよ、とお伝えしました。

近場では、奥多摩湖から雲取山とかを余力充分で歩けるようにならないと辛いと思いますよと。

 

先日、菩提峠から表尾根で塔ノ岳に登ってきたそうですが、鎖場で仲間に助けてもらいながら歩いたそうで、技術は初心者レベルのようなので、高い目標を持つのはいいことですが、無理をなされないことを願います。

今日は戸倉三山を歩く予定だそうで、ここから狩寄山まではアップダウンが多くて大変で、2時間くらいは掛かりますとお伝えしておきました。

 

市道山から臼杵山までは北高尾山稜並みのアップダウンです。

途中で1箇所だけ間違いやすい場所があり、初めて来た時は間違えて別の尾根を少し下ってしまいました。

今日はその場所を確認すると、足元には枝が置いてあり道標も貼り付けてありました。

これなら間違えないでしょう。

 

市道山と臼杵山の途中にある間違いやすい場所の足下

市道山と臼杵山の途中にある間違いやすい場所の足下

市道山と臼杵山の途中にある間違いやすい場所の道標

市道山と臼杵山の途中にある間違いやすい場所の道標

 

北向きに進路を変えると、臼杵山の南峰に着きます。

臼杵山は北峰と南峰があり、南峰からは東側が少しだけ開けています。

 

臼杵山南峰山頂

臼杵山南峰山頂

臼杵山南峰山頂からの景色

臼杵山南峰山頂からの景色

 

ザックからビールを外に出したりと荷物の入れ替えを行ってから、臼杵山の北峰に向かいます。

北峰には臼杵神社が祀られています。

 

臼杵山北峰にある臼杵神社

臼杵山北峰にある臼杵神社

 

展望はないので、グミ尾根を下っていきます。

登山道を少し外した場所に見晴らしのいい場所があるので、そこに寄り道します。

見晴らしのいい場所には先行者が1人居いたので、景色を見ながらお話ししました。

 

出張先で土日を利用して100名山を制覇したそうです。

羨ましい限りです。

国分寺在住ですが、奥多摩ではなく丹沢を中心に歩いているそうです。

山談義は長くなって30分程立ち話をしました。

 

長話しした見晴らしのいい場所からの景色

長話しした見晴らしのいい場所からの景色

 

同じ方向でしたが、歩くペースが遅いとのことでしたので、先に下山を開始します。

途中にテーブルとベンチが複数ある場所がありますが、ビールはトイレがあり戸倉城山で飲むことにして先に進みます。

小ピークの北側を巻く道からは奥多摩三山を見渡せる場所があります。

去年は奥多摩三山の日帰り縦走をしなかったことを思い出しました。

 

小ピークの北側を巻く道からの奥多摩三山

小ピークの北側を巻く道からの奥多摩三山

 

しばらく歩くと、荷田子バス停への分岐である荷田子峠に出ます。

荷田子峠は標識はありますが、あまり目立たないので気付かずに通り過ぎてしまう人もいるんじゃないかなと思ってしまいます。

荷田子峠からはまたまた小ピークの連続になります。

戸倉三山は体力がある人でないと厳しい登山道ですね。

アップダウンしか無いので、なかなか距離が減っていきません。

 

小ピークの中でも一番の急登を登り終えると、盆堀山に着きます。

盆堀山は単なる小ピークみたいな感じで、山頂は登山道しかありません。

展望もまったくありません。

 

盆堀山から下って少し開けたところに出ると、十里木バス停への分岐に出ます。

分岐の先にある鉄塔を2つ潜ってからは本日最後の登り坂です。

 

鉄塔1

鉄塔1

鉄塔2

鉄塔2

 

気持ちが切れてきたのか、足が止まり始めます。

意外と急登なのも影響しているのでしょう。

戸倉城山の山頂手前にあるトイレに立ち寄ってから、戸倉城山の山頂に行きました。

 

戸倉城山山頂

戸倉城山山頂

 

戸倉城山からは五日市の街並みが見れます。

昔は戸倉城があったようで、戸倉城の想像図と説明があります。

ここで待ちに待ったビールを飲みます。

至福のひとときですね。

電車で来ているから出来ることで、来月からは車で遠出しようと計画しているので、この冬は今回が最後になりそうです。

風邪気味なので、500mlを飲みきるとほろ酔いになりました。

 

戸倉城山からは地図に載っていない登山道で西戸倉の方に下ります。

以前歩いたイメージでは歩きやすい登山道だったのですが、意外と歩きにくくて少し焦りました。

慎重に歩いて、無事に西戸倉に出ました。

ここからは長い車道歩きです。

もう少し近いと思っていましたが、武蔵五日市駅までは遠く感じました。

3Kmくらいはあるので、遠いはずですね。

武蔵五日市駅16:48発のホリデー快速で帰路に着きました。

 

武蔵五日市駅までの車道歩きの途中にあった梅

武蔵五日市駅までの車道歩きの途中にあった梅