2018/12/01(土) 東日原から鷹ノ巣山、七ッ石山、雲取山(ピストン)


p-tingさん、お疲れ様です。

 

一昨日は六甲全山縦走大会に向けての縦走を断念したので、今回は代替コースで「東日原~鷹ノ巣山、雲取山、天祖山~東日原の周回」を歩いてみることにします。

どんなに順調に歩いても最後は確実にヘッデンを使用することになるロングコースです。

「最後の林道歩きは真っ暗になっても構わないが、明るい時間に天祖山から下山を開始出来ること」

これを大前提として、

「雲取山を11時30分までに通過出来なければ周回は中止する」

というルールにしました。

結果は・・・。

 

【東日原バス停~鷹ノ巣山】

夜明け前の薄暗い中、東日原バス停からスタートします。

登山口に着く頃には少し明るくなってきましたが、巳の戸橋までの下り坂は薄暗かったので、念のためにヘッデンで足下を照らしながら慎重に歩きました。

巳の戸橋から対岸に渡ったところからはヘッデンが必要無い明るさになったので、ヘッデンをザックにしまいました。

今日は夏道ですが、一昨日三ツ峠山に登ったばかりなので、オーバーペースにならないようにゆっくり歩きます。

いつも帰り道に顔を洗う場所を通り過ぎた辺りで後ろを振り返ると、川苔山か本仁田山かわかりませんが、山が焼けています。

谷間から見えてキレイでしたね。

 

谷間から見えた山

 

沢沿いが終わると稲村岩コルへの急坂です。

2月にラッセルしてここで腰を痛めたなぁ…なんて感慨深げになりながら登りきりました。

稲村岩コルまで52分なので少し遅すぎですが、長丁場の入りとしては少し遅いペースの方がいいのかなと思います。

 

稲村岩コルからはヒルメシクイノタワまで急登です。

急登といっても急坂になっている箇所は一部しかありません。

ただ1時間くらいひたすら上り坂が続くのでノンストップでは歩けませんね。

 

右手にある八丁山からの尾根と合流する場所がヒルメシクイノタワです。

ヒルメシクイノタワはちょっとした小ピークになってます。

ここから鷹ノ巣山までは急坂を登っていきます。

余力が無い場合はここで失速するかもしれませんね。

 

鷹ノ巣山の山頂手前

 

予定よりも遅くなっていましたが、先は長いので焦らずにマイペースで歩いて鷹ノ巣山の山頂手前まで登りました。

上空は快晴です。

山頂に出た時に目の前に富士山がキレイに見えるシーンを想像しながら鷹ノ巣山の山頂に出ると、あれっ、富士山はどこに?と探さないといけないほど富士山が霞んでいました゜゜(´O`)°゜

でも、久しぶりに鷹ノ巣山からの絶景が見れたので満足はしました。

南アルプスは残念ながら雲隠れです。

 

鷹ノ巣山

鷹ノ巣山からの眺め

 

 

【鷹ノ巣山~七ッ石山】

鷹ノ巣山の眺望を楽しんだ後は鷹ノ巣山避難小屋まで下ります。

鷹ノ巣山避難小屋でシャリバテしないようにパンを食べてから日陰名栗峰に向かいます。

淡々と歩いて日陰名栗峰の山頂手前まで登ったところで雲取山から歩いてきたソロのおじさんとすれ違います。

おじさんの第一声は「全然疲れてないね!」でした。

確かに疲れてはいませんが、疲れてそうな登山者が多いんでしょうかね。

 

おじさんから

「どこまで行くんですか?」

と聞かれたので、

「真っ暗になってもいいから雲取山、天祖山経由で東日原まで周回する予定です。」

と伝えると

「雲取山から天祖山は遠いよ。」

と返ってきました。

確かに雲取山から天祖山経由で下山は7時間くらい掛かりますね。

 

おじさんは

「雲取山荘の水場は水が出てないよ。」

と教えてくれますが、自分は

「4リットル飲み物があるので大丈夫です。日帰りですし。」

と伝えたら

「日帰り!?」

と驚かれていました。

でも、時間と体力と相談して「最悪は雲取山のピストンにするつもりです。」と伝えるとおじさんは安心していました。

ソロのおじさんとお別れしてひと登りしたら日陰名栗峰の山頂です。

写真を写して通り過ぎます。

 

日陰名栗峰から七ッ石山、雲取山方面

 

一旦下ってから高丸山への急坂を登ります。

今日はノンストップで登りきりました。

アキレス腱が切れそうになる程の急傾斜なので楽しいですね。

 

高丸山手前の急坂

 

高丸山も休憩せずに通過します。

急坂を下って千本ツツジまで登り返します。

前回と違って冬の景色になってましたね。

 

千本ツツジ手前のなだらかな坂

千本ツツジから富士山

 

千本ツツジも通過します。

正面にある雲取山を見ながら冬枯れの登山道を歩いていきます。

気持ちよく歩いていると七ッ石小屋への分岐辺りから物凄い突風が吹くようになります。

「この風では周回は無理」と判断して、雲取山までのピストンに変更することにしました。

 

冬枯れの登山道

 

七ッ石山の山頂手前は樹林の中に入るので風の影響を受けずに済みました。

新しくなった七ッ石神社を見てから七ッ石山の山頂に行きました。

 

七ッ石神社

七ッ石山から雲取山

 

七ッ石山の山頂からは雲取山まで続く石尾根がキレイに見えますが、富士山は薄っすらのままですね。

シャリバテにならないように七ッ石山で何かを食べようと思っていましたが、先客のソロの方が休憩するようなので通過することにしました。

 

【七ッ石山~雲取山】

時折り前に進めない程の強風が吹いて立ち止まりますが、雲取山から飛龍山まで続く山並みを見ながらブナ坂まで一気に下りました。

ブナ坂からは防火帯になった広い登山道を歩いていきます。

最近、天気が悪い時に歩いていたので、青空の下歩くのは久しぶりのような気がします。

ダンシングツリーも青空に映えていましたね。

 

ダンシングツリー

奥多摩ヘリポートからヨモギノ頭、小雲取山、雲取山

 

気持ちよく歩いていましたが、ヘリポート手前辺りからシャリバテで失速しました。

奥多摩小屋前にあるベンチで少し休憩してパンを1つ食べました。

ヨモギノ頭までの登り坂はサクっと登れましたが、小雲取山手前の急坂は苦戦します。

シャリバテは解消されていなかったようですね。

今回も小雲取山の山頂に寄り道してから雲取山の山頂に行きました。

 

雲取山山頂手前

雲取山山頂

雲取山山頂から石尾根

 

お昼前なので雲取山の山頂はそこそこの賑わいです。

雲取山の山頂で長々と記念撮影をしている団体さんがいたので、東京都と埼玉県の山頂では適当に写真を写すだけにして、山梨県側の山頂で奥多摩の山々を眺めながらお昼ご飯にしました。

久しぶりに奥多摩の山々がキレイに見えたような気がします。

この冬も歩かなきゃなぁ・・・なんて考えながら眺めていました。

 

【雲取山~鷹ノ巣山】

最近にしては雲取山の山頂でノンビリしていましたが、日が短い季節なので程々にして下山することにしました。

ヘッデンを使用しないで下山するには巻き道を利用すれば確実ですが、多少のリスクがあってもピークを踏んでいくことにします。

小雲取山、ヨモギノ頭、奥多摩小屋とブナ坂の途中にある2つの小ピークも踏み踏みしてからブナ坂まで下ります。

まだ昼過ぎなのに奥多摩小屋のテン場は既にテントがたくさんありました。

 

奥多摩小屋のテン場

 

ブナ坂から七ッ石山まではいつも通りのペースで登りきりました。

まだまだ歩けそうな感じがしたのと、あまり時間も無いので七ッ石山では休憩せずに通過します。

石尾根縦走路の尾根沿いの登山道と巻き道の分岐までは

「ヘッデン使用を覚悟で尾根沿いに行く」か、

「確実に明るいうちに下山出来るように巻き道で行く」かを考えながら歩きます。

そして分岐まで来たところでファイナルアンサー。

「尾根沿い」を選択しました。

 

雲取山に向かう時のシャリバテは解消されているので、明るい尾根道をサクサクと歩いていきます。

千本ツツジはサクっと越えて、次は急坂を登らないといけない高丸山です。

行きと違って少し苦戦しましたが、そこそこのペースで登りきりました。

 

千本ツツジから高丸山、日蔭名栗峰

高丸山への急坂

 

高丸山からは急坂を一気に急降下します。

次はなだらかに登っていく日蔭名栗峰です。

偽ピークは2回あるので、3回目の坂を登り終えたところが日蔭名栗峰の山頂です。

時間を確認すると14時20分、この時点で鷹ノ巣山を遅くても15時には出発するデッドラインには間に合わなさそうなので、ヘッデン使用の覚悟を決めました。

 

日蔭名栗峰から奥多摩三山

日蔭名栗峰から富士山

日蔭名栗峰から鷹ノ巣山

 

日蔭名栗峰からは奥多摩三山や石尾根の山々を眺めながら下っていきます。

富士山も薄っすらと見えます。

何度も見ていますが、奥多摩の山々の眺めはいいですね。

 

誰にも会わずに鷹ノ巣山避難小屋まで行くと、鷹ノ巣山避難小屋前の広場にはテントがあるし、鷹ノ巣山避難小屋で宿泊すると思われる登山者が休憩しているしで、みなさんノンビリされていました。

鷹ノ巣山避難小屋から鷹ノ巣山までは標高差が約170メートルで、ヒルメシクイノタワから鷹ノ巣山までの標高差とほぼ同じです。

さすがに一気には登れず2回ほど小休止しましたが、まずまずのペースで登りきりました。

もう誰にも会わないと思っていましたが、山頂手前で若いカップルが下ってきて「避難小屋はあとどれくらいですか?」と聞いてきます。

「この坂を下ったところに避難小屋がありますよ」と伝えると安心されていましたが、こんな遅い時間に地図を持たずに来ているのかなとちょっと心配になりましたね。

 

鷹ノ巣山の山頂にはギリギリ15時前に着きました。

全ピークを踏んできてもヘッデンを使用せずに下山することが出来る可能性が出てきましたね。

休憩せずに下山することも可能でしたが、焦って歩いてもいいことはないので、鷹ノ巣山からの眺めを楽しみながら少し休憩しました。

 

【鷹ノ巣山~東日原バス停】

鷹ノ巣山からはヒルメシクイノタワまで一気に下ります。

登る時は大変ですが、下りはあっという間です。

ヒルメシクイノタワから稲村岩への分岐までは標高差約600メートルを下ります。

ジグザグに下っていきますが、夏道だと長く感じますね。

雪道の方が下りは楽かもしれません。

鷹ノ巣山から稲村岩への分岐まで約1時間で下りました。

 

稲村岩への分岐からの急坂を下り、沢沿いを歩いていきます。

沢から離れて巳の戸橋まで登山道は植林された樹林の中となるので薄暗くなりますが、問題なく歩けました。

 

巳の戸橋から日原川

 

巳の戸橋を渡って対岸にある登山道をひと登りすれば日原街道の車道に出ます。

ギリギリになってしまいましたが、ヘッデン使用せずに下山することが出来ました。

ここからは街灯があるのでノンビリ歩いて東日原バス停の少し先にある駐車場まで戻りました。

 

コースタイム

東日原バス停(6:11)~(8:35)鷹ノ巣山(8:40)~(8:55)鷹ノ巣山避難小屋(9:02)~(9:27)日蔭名栗峰(9:27)~(9:46)高丸山(9:47)~(10:05)千本ツツジ(10:07)~(10:29)七ッ石山(10:30)~(11:01)奥多摩小屋(11:06)~(11:13)ヨモギノ頭(11:13)~(11:35)小雲取山(11:35)~(11:50)雲取山(12:17)~(12:28)小雲取山(12:28)~(12:41)ヨモギノ頭(12:41)~(13:16)七ッ石山(13:17)~(13:38)千本ツツジ(13:40)~(14:00)高丸山(14:00)~(14:20)日蔭名栗峰(14:20)~(14:38)鷹ノ巣山避難小屋(14:41)~(14:59)鷹ノ巣山(15:06)~(16:48)東日原バス停

 

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